選挙 日本人ファーストに警戒心 「オール沖縄」漁夫の利も 参政党躍進③ ▽「排外主義的」 「今のように多くの人が生活に不満を抱えているような状況だと、弱い立場の人に対する冷たい視線が生まれやすい状況ではないか。それを背景に躍進したのだと思っている」 当選から一夜明けた21日、「オール沖縄」勢力が推した高良沙哉(46)は、沖縄でも大きく得票を伸ばした参政党に対し、警戒感をあらわにした。 選挙戦で高良は、主に消費減税など県民の暮らし支援、米軍基地問題などを訴えてき… 2025/07/25
選挙 保守層つなぎとめに躍起 自公に逆風、政策論争できず 参政党躍進② 「私は沖縄ファーストだ。沖縄の自民党は本土の自民党と違う」 4日、来県した石破茂首相を迎えた演説会で声を張り上げた自民公認の奥間亮(39)。選挙戦では参政党が掲げる「日本人ファースト」を意識し、保守層つなぎとめに躍起だった。 ▽離島振興 奥間が最優先に訴えた政策は「本土の自民党」が主張する給付金などではなく、離島振興。周囲の反対を押し切って離島政策を「一丁目一番地」と位置づけ、離島住民の交… 2025/07/24
選挙 12万票超、台風の目に 「第三極」の存在感、当落に影響 参政党躍進① 20日投開票された参院選沖縄選挙区では、参政党が躍進し「台風の目」になった。参政党公認の和田知久(65)は落選したものの12万6743票を獲得。得票率は19・5%に達した。自公以外の候補者の得票が10万票を超えるのは初めてで「第三極」としての存在感を発揮。「オール沖縄」勢力の高良沙哉(46)、自公の奥間亮(38)の当落にも重大な影響を及ぼした。 2025/07/23
選挙 高良氏が初当選 「オール沖縄」議席死守 来年の知事選へ追い風 参院選 第27回参院選沖縄選挙区が20日投開票され、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の無所属新人で沖縄大教授の高良沙哉氏(46)=立憲、共産、社民、社大推薦=が約26万票を獲得、自民公認、公明推薦の新人で前那覇市議の奥間亮氏(38)ら4人を破り、初当選を果たした。「オール沖縄」勢力は現職、高良鉄美氏の議席を死守。来年の知事選へ向け、県政維持の追い風となった。 2025/07/21
選挙 「オール沖縄」議席死守か奪還か きょう投開票、知事選占う 参院選 参院選は20日投開票される。沖縄選挙区にはいずれも新人で前那覇市議の奥間亮氏(38)=自民公認、公明推薦=、琉球大学名誉教授の和田知久氏(65)=参政党公認=沖縄大教授の高良沙哉氏(46)=立憲、共産、社民、社大推薦=ら5人が立候補し、激しい選挙戦を展開した。各候補は19日、打ち上げ式で有権者に最後の訴えを行った。退潮傾向が指摘される「オール沖縄」勢力が高良氏を擁し、議席を死守できるかが焦点。選… 2025/07/20
選挙 中山前市長「事業前に進める」 再出馬明言、出直し選へ 石垣市長選 石垣市の中山義隆前市長(58)は17日、市内の事務所で記者会見し、自身の失職に伴う8月17日の市長選に立候補する意向を示した。市長時代に推進した台湾基隆―石垣航路開設やゴルフ場建設、牛肉の海外輸出に向けた食肉センター整備を挙げ「さまざまな事業を確実に前に進めるために、市政を再び担わせていただきたい」と述べた。 20日の参院選後に正式な出馬表明の記者会見を開く。中山氏の再出馬で、市長選は市政史上… 2025/07/18
選挙 立・共・社、沖縄でそろい踏み 高良氏支援「自民倒す」 参院選 立憲民主党の野田佳彦代表、共産党の志位和夫中央委員会議長、社民党の福島瑞穂党首が14日、参院選沖縄選挙区で立候補した「オール沖縄」勢力の無所属候補を応援するため沖縄入りし、那覇市の新都心公園水の道で開かれた合同演説会でそろい踏みした。 野田代表は物価高対策について「沖縄でも大きな問題。野党は、消費税は減税で一緒だがやり方が違う。みんな一致しているのはガソリン税の暫定税率廃止。参院で廃案にしたの… 2025/07/15
選挙 砥板氏擁立を正式決定 明日プロ、箕底氏に合流要請へ 石垣市長選 中山義隆前市長の失職に伴い8月17日に投開票される石垣市長選を巡り、野党勢力の市民団体「明日の石垣プロジェクト」(明日プロ)は10日夜、市内で総会を開き、市議の砥板芳行氏(55)の擁立を正式に決定した。11日に砥板氏に要請書を渡す予定。 総会には野党市議や市民ら約40人が参加し、砥板氏の擁立について約3時間論議した。 明日プロはこれまで、下部組織である市長選の候補者選考委員会を計15回開催。… 2025/07/11
選挙 暮らし、基地、振興で論戦 5氏出馬 選挙戦スタート 20日投開票、知事選の前哨戦 参院選 参院選が3日公示され、沖縄選挙区は自民公認の新人で前市議の奥間亮氏(38)=公明推薦=、NHK党沖縄支部長の新人、真喜志雄一氏(34)、参政党公認の新人で琉球大名誉教授の和田知久氏(65)、無所属新人で沖縄大教授の高良沙哉氏(46)=立民、共産、社民、社大推薦=、無所属新人で会社社長の比嘉隆氏(47)の5人が立候補し、17日間の選挙戦がスタートした。県民の暮らし支援を最大争点に、米軍基地問題、沖… 2025/07/04
選挙 きょう公示、争点に暮らし支援 「オール沖縄」対自公が軸 参院選 参院選は3日公示、20日投開票される。沖縄選挙区では玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の無所属新人で沖縄大教授の高良沙哉氏(46)、自民公認、公明推薦で前那覇市議の新人、奥間亮氏(38)の争いを軸に、参政党公認で琉球大名誉教授の新人、和田知久氏(65)が支持拡大をうかがう構図。物価高騰に苦しむ県民の暮らし支援を最大争点に、基地問題、沖縄振興などで論戦が繰り広げられる。 2025/07/03
選挙 8月10日告示、17日投開票 選管「有権者に政策浸透」 石垣市長選 石垣市選挙管理委員会(前盛善治委員長)は6月30日、市長選の日程を8月10日告示、8月17日投開票と決めた。20日の参院選との同日選も有力視されたが、記者会見で前盛委員長は「限られた期間の中で立候補者の政策や公約を有権者に十分浸透させるには、投開票日を最も遅く設定できる8月17日が望ましい」と理由を説明した。 2025/07/01
選挙 野党候補に次呂久氏 回答保留、自民も対応協議 石垣市長選 石垣市議会で不信任決議された中山義隆市長(57)が失職し、出直し市長選が実施される見通しとなったことを受け、野党勢力は21日までに、県議の次呂久成崇氏(51)を次期市長選の候補とすることを決めた。次呂久氏は回答を保留している。自民党県連は中山氏を支持するかどうかを含め、23日までの方針決定を目指し党内協議を進める。市長選には市議会中立会派の市議、箕底用一氏(44)も出馬の意向を示している。 2025/06/22
選挙 4区 西銘氏が7選 自公連携で金城氏ら下す 野党、乱立で追い上げ及ばず 衆院選 衆院選は27日投開票され、沖縄4区では自民前職、西銘恒三郎氏(70)が約6万票を獲得、立憲民主新人、金城徹氏(71)らを破り7選を果たした。西銘氏は物価高対策などの経済政策を中心に掲げ、自公連立政権の継続を訴えた。野党は玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の枠組みが初めて崩れ、共闘体制を構築できなかった。 2024/10/28
選挙 与党が過半数獲得 中山市政の追い風に 石垣市議選 石垣市議選(定数22)は11日投開票され、中山義隆市長を支持する与党が多数を維持した。与党勢力は現状と同じ13議席程度となる見通しで、2月に4選を果たした中山市政には安定的な市政運営に向けた追い風になりそうだ。 トップ当選は新人の高良宗矩氏(25)で1893票を獲得。仲間均氏(72)は最年長で、当選回数も8期で最多となった。新人ではほかに登野城このみ氏(61)、田盛英伸氏(50)が初当選を決め… 2022/09/12
選挙 玉城氏33万票超で再選 辺野古移設反対訴え自公破る 知事選 任期満了に伴う知事選は11日に投開票され、現職の玉城デニー氏(62)=立民、共産、れいわ、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=が約34万票を獲得、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦、前衆院議員の下地幹郎氏(61)を破って再選を決めた。米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止、新型コロナウイルスからの県経済再建を訴えた。辺野古移設を推進する岸田政権と県が対立する構図が今後も続く。 2022/09/12
選挙 告示日に続き投票日も… 台風接近、選挙戦かく乱 各陣営、期日前投票に注力 石垣市議選 石垣市議選(定数22)はあす11日投開票される。台風12号が八重山に接近しており、選挙戦初日の告示日に続き、投開票日も台風に選挙戦をかく乱される異例の事態になった。11日が荒れ模様の天候となることを踏まえ、9日、市選挙管理委員会は改めて期日前投票の活用を呼び掛けた。各陣営も可能な限り10日に投票を済ませるよう、有権者への働き掛けを強めた。10日の期日前投票者数は増加する可能性がある。 2022/09/10
選挙 3日戦争へ3候補加速 街頭などで支持訴え 県知事選 11日投開票の知事選は8日から最終盤の「3日戦争」に突入する。前日の7日、新人で前衆院議員の下地幹郎氏(61)、新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦=、現職の玉城デニー氏(62)=立民、共産、れいわ、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=はそれぞれ県内各地でマイクを握り、支持を訴えた。 2022/09/08
選挙 経済・基地問題で持論展開 県知事選 八重山、宮古の報道各社は6日までに、県知事選に立候補した新人で前衆院議員の下地幹郎氏(61)、新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦=、現職の玉城デニー氏(62)=立民、共産、社民、れいわ、社大、にぬふぁぶし推薦=に政策などをインタビューした。質問事項は➀選挙の争点➁県経済の回復とコロナ対策➂農業、福祉、教育含む離島振興➃国と県の関係➄先島地区への陸自配備、米軍普天間飛行場の辺野… 2022/09/07
選挙 主要政策に産業、福祉、教育 29候補、多岐にわたる訴え 政策アンケート 石垣市議選 石垣市議選(定数22)は29人が激戦を展開している。八重山日報社は、候補者に今選挙で最も訴えたい政策のアンケートを行い、全員から回答を得た。主要政策に産業振興、福祉・教育の充実を掲げる候補が多い。台湾有事の懸念を受け、平和のまちづくりを求める声もあり、各候補の政策は多岐にわたった。 2022/09/06
選挙 29人 立候補届け出 台風の中、異例の選挙戦開始 与党の過半数維持焦点 石垣市議選 石垣市議選(定数22)が4日告示され、29人が立候補を届け出た。この日は台風11号の接近で石垣島地方に暴風警報が発表される荒れ模様の天候。午前中、選挙戦恒例の風景となっている選挙カーや候補者の遊説はほとんど見られず、7日間の戦いは閑散とした雰囲気の中で異例のスタートを切った。中山義隆市長を支える与党が過半数を維持するか、野党か主導権を奪取するかが最大の焦点になる。投開票は9月11日。 2022/09/05