社会 知事「今後2週間が正念場」 制限なしの大型連休目指す 新型コロナ 感染拡大すれば重点措置 玉城デニー知事は14日、新型コロナウイルスの感染状況について記者会見を開き、4月下旬からスタートする大型連休を制限なく過ごせるために「今後2週間が正念場となる」と述べた。感染が拡大すれば、「まん延防止等重点措置」を指定するよう要請を検討するが、知事は「やみくもに重点措置で対処しても(感染拡大を)抑えられない」と指摘。15日から28日までを対策期間とした。 県は各圏域で①新規陽性者数の7日間合計が前… 2022/04/15
社会 前泊、那根氏が立候補 5日間の超短期決戦に 竹富町長選 竹富町の海底送水管事業に絡む汚職で前町長が辞職したことに伴う町長選が12日告示された。元町職員の前泊正人氏(44)、前町議の那根操氏(70)が立候補を届け出た。一騎打ちで5日間の超短期決戦がスタート。不祥事の再発防止策、西表島大原で町が建設する新庁舎のあり方などが争点になる。17日に投票、18日に石垣市で開票が行われる。 町長選は2020年が無投票だったため、選挙戦に突入するのは16年以来、6… 2022/04/13
社会 「ひたちなかと石垣のかけはしに」 茨城から八重高入学 西野心愛さん 茨城県ひたちなか市立佐野中学校から西野心愛(ここあ)さん(15)がこの春、八重山高校に入学した。心愛さんは、ひたちなか市石垣市友好都市市民の会(松本光栄会長、会員50人)で事務局長を務める祖父の西野滋夫さん(73)と一緒に2歳から石垣島にほぼ毎年訪れており、進学を機に八重山高校への受験を決意。見事合格し、8日午後、滋夫さん、母・真澄さんと中山義隆市長に合格報告した。 2022/04/10
社会 観光客数、回復基調に 「第7波」影響懸念も 石垣市 新型コロナウイルスの影響で低迷していた石垣市の入域観光客数が今年に入り、回復基調になっている。コロナ前の水準には及ばないものの、1、2月とも前年同月比で1万人余り増加した。市はワクチン接種率を高め、観光客受け入れを進める方針だが、4月に入り感染拡大の「第7波」が到来し、懸念も高まる。市の思惑通りコロナ禍からの脱却を果たせるかどうか、不透明な状況が続く。 2022/04/10
社会 市長「積極的な接種を」 第7波突入で呼び掛け 新型コロナ 県内で新型コロナウイルス感染が急拡大していることを受け、石垣市の中山義隆市長は8日の記者会見で「接種しない人が多いと、感染後に重症化率も高くなる。医療機関も逼迫(ひっぱく)しかねない」と述べ、12歳以上の市民に対し、改めて積極的なワクチン接種を呼び掛けた。 県は感染「第7波」に突入したとの認識を示し、石垣市でも連日50人超の感染が確認されている。 中山市長は、住民が旅行や出張で感染したり、人事異動… 2022/04/09
社会 知事、重点措置適用も検討 「第7波に突入」 県内コロナ 県内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、玉城デニー知事は7日、県庁で記者会見し「もはや第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と表明した。オミクロン株の派生型「BA・2」への置き換わりが急速に進んでおり、全ての年代で感染者が増加傾向にある。このまま感染拡大が続く場合、県はまん延防止等重点措置の要請を含め、さらに強い措置を検討する。 記者会見に先立って開かれた対策本部会議では来週以降、時短要請や酒… 2022/04/08
社会 離島の命守り続け 緊急患者空輸1万件 陸自15旅団 陸上自衛隊第15旅団は6日、沖縄復帰の1972年以来実施している離島からの緊急患者空輸任務が1万件に到達したと発表した。緊急患者空輸は沖縄、鹿児島の離島住民の命綱。5月に1万件到達行事の開催を予定している。 緊急患者空輸の範囲は沖縄県全域と鹿児島県奄美大島以南。東西約1000㌔、南北約500㌔に及ぶ。任務は第15ヘリコプター隊(隊長・後村幸治一等陸佐)が担当している。前身の第101飛行隊が19… 2022/04/07
社会 「循環型」ミーバイ養殖進む 再生可能エネなど活用 中城村 琉球大学の竹村明洋教授らが、農水一体型の循環システムを用いたミーバイ(ヤイトハタ)の陸上養殖に取り組んでいる。再生可能エネルギーによる発電、残渣(ざんさ)を使用した餌の開発、LEDライトの活用、DXによる人件費削減により、日本の水産業が抱える課題解決を沖縄から目指すという。 2022/04/07
社会 最終処分場15年延命へ かさ上げ、掘り起こし同時並行 石垣市 石垣市は2022年度、一般廃棄物最終処分場の延命化に向け、処分場のかさ上げと廃プラスチックごみの掘り起こしを同時並行で進める。処分場は現状のままだと22年度内にも満杯になる計算だが、かさ上げなどで約15年の延命化を見込む。市は22年度、クリーンセンター(ごみ焼却施設)の基幹的設備改修も予定しており、ごみ処理のインフラ整備が大きく進むことになる。 2022/04/03
社会 年度始め式、職員に奮闘促す 竹富町、トップ不在でスタート 新年度がスタートした1日、官公庁や企業で一斉に年度始め式が開かれた。八重山の3市町では、石垣市の中山義隆市長、与那国町の糸数健一町長が職員に訓示し、住民福祉の向上へ奮闘を促した。前町長の逮捕で町長不在となっている竹富町では、大浜知司副町長が町民や職員に改めて陳謝した。 「末永く親しまれる役所に」 市長、観光回復に意欲 石垣市の年度始め式は市役所会議室で職員を集めて開かれた。新庁舎で初めて迎える新年… 2022/04/02
社会 漂流の男性、漁船が救助 漁港近くを航行中に 30日午後6時ごろ、石垣市の登野城漁港周辺の航路で男性が漂流しているのを、近くを通りがかった漁船「みわ丸」の漁業者、宮島克典さん(50)=白保=が発見し、救助した。 宮島さんによると、漁船で登野城漁港に向かう途中、防波堤の上で3人ほどの人たちが手を振り、救いを求めているのに気付いた。周辺を探すと、若い男性が海中を流されていた。 宮島さんが男性を海から引き上げ、漁船に乗せて登野城漁港に運んだ。… 2022/03/31
社会 新博物館「準備室」見送り 新年度は基本計画策定へ 石垣市 新八重山博物館建設を巡り、石垣市は2022年度当初に「準備室」などの専門部署を設置することを見送った。専任職員を配置するかどうかも「調整中」としている。一般会計予算には博物館建設に向けた基本計画策定事業費2486万円を計上。事務局の八重山博物館は25年の着工を目指しているものの、現時点では、最大の課題である財源確保のめどが立っていない。早期建設を求める関係者からは、進ちょくを危ぶむ声も出ている。 2022/03/31
社会 波照間―石垣線4月末復活 週3往復、15年ぶり運航 第一航空 県は28日、第一航空株式会社(大阪府)が4月30日から石垣―多良間(週2往復程度)、石垣―波照間(同3往復程度)の運航を開始すると発表した。運航する曜日は多良間村や竹富町と調整中。 行事に応じて臨時便も設定する。60日ごとに点検整備が必要であるため、2週間程度の運休期間がある。今後、ネット予約も実施する予定。 使用機材は「バイキング式DHC6―400型(通称ツインオッター)」。プロペラ機で乗… 2022/03/29
社会 CIQ施設「予算措置を」 交付金減で窮地、市議会意見書 最終本会議 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会の最終本会議が28日開かれ、CIQ(税関、出入国管理、検疫)施設整備に国の予算措置を求める意見書など議員提案の意見書4件を可決、閉会した。市は国の一括交付金を活用し、今年度予算でCIQ施設の整備を予定しているが、一括交付金が大幅減額されたあおりで、事業実施が困難になっている。 CIQ施設整備の関連予算は財源の裏付けがないまま計上されており、野党の一部から疑問… 2022/03/29
社会 沖縄戦特攻から77年 顕彰碑前で献花や献鶴 伊舎堂用久慰霊祭 石垣島出身の伊舎堂用久中佐(当時24)=戦死時大尉、2階級特進=ら特攻隊員が沖縄戦の陸軍特攻第一号として石垣島白保から出撃して77年となる26日、南ぬ浜町の顕彰碑前で77回忌慰霊祭が開かれた。島内外の関係者らが出席し、献花や折り鶴を供える献鶴(けんかく)で犠牲になった英霊に感謝し、哀悼の誠を捧げた。 2022/03/27
社会 ケーブルTVが北部撤退意向 市、補助金計上で継続要請 情報格差に懸念の声 石垣ケーブルテレビが12月28日で北部地区から撤退する意向を示していることが分かった。住民からは、市街地との情報格差を懸念する声が上がっている。22日の市議会一般質問で小切間元樹企画部長は「北部振興の観点からテレビ事業の継続はぜひお願いしたい」と要望。北部地区での事業継続に向け、新年度予算で補助金を計上するなど、同社と粘り強く交渉する考えを示した。 2022/03/23
社会 ゴルフ場計画、県が承認 未来投資促進法の手続き完了 株式会社ユニマットプレシャスが石垣島で進めているゴルフ場付きリゾート施設建設計画を巡り、県は22日、同社が提出していた地域経済牽(けん)引事業計画を承認した。地域未来投資促進法の手続きは完了し、今後は予定地の農振除外、農地転用の手続きに入る。ゴルフ場建設計画は着工に向け大きな山を越えた。 同計画の承認通知書が22日付で県商工労働部産業政策課から同社に届いた。 予定地は前勢岳周辺にあり、通常の… 2022/03/23
社会 一足早い夏の訪れ宣言 日本最南端の海びらき 石垣市川平 「日本最南端!八重山の海びらき2022in石垣島」(主催・一般社団法人八重山ビジターズビューロー、YVB)が日午前、石垣市川平の底地ビーチで開かれた。ことし一年の海の安全を祈願し、一足早い夏の訪れを日本全国に宣言した。約800人(主催者発表)が来場した。 開会に先立ち、午前7時分から神司による安全祈願が始まった。気温は25度、水温は23度と過ごしやすく、水に入ると若干肌寒い気候となった。 オー… 2022/03/20
社会 新田氏、出馬近く判断 前泊氏、町議4人が支持 竹富町長選 4月12日告示、同17日投票の竹富町長選で、自民党町議団から出馬要請を受けている町議会議長の新田長男氏(62)は近く出馬の是非を判断する意向だ。地元竹富島でも賛否両論があり、慎重に検討していると見られる。出馬する場合は保守系町議5人が支持に回る見通し。出馬の意向を固めている元町職員の前泊正人氏(44)は選挙態勢の構築を進めており、現時点で町議4人の支持を取りつけた。両氏の対決になった場合、町議を… 2022/03/19
社会 4年ぶり果実への寄生確認 ミカンコミバエ防除展開 県八重山農林水産振興センターは15日、石垣市の市街地で、果実などに寄生する害虫ミカンコミバエの防除活動を展開した。今年度は4年ぶりに果実への寄生が確認され、県など関係機関が周辺でテックス板(誘殺板)の設置などを進めている。同センターは「食用にしない果実は密閉し、燃えるごみとして処分してほしい」などと呼び掛けている。 2022/03/16