文化 370人の生年を祝う 市が旧正月恒例の行事 石垣市は旧正月の5日午後、市民会館大ホールで生年祝式典を開き、数え97歳のカジマヤー(マンダラー)のお年寄りと85歳のお年寄り合わせて370人の生年を祝った。 市内には今年、97歳が53人、85歳が317人おり、このうちの18人と140人が式典に参加。中山義隆市長は同日午前、式典に参加できない97歳のお年寄り宅2軒と施設を訪ね、計4人に頌状と記念品を手渡した。 式典ではカジマヤーの18人が中… 2019/02/06
文化 島の伝統豆復活へ 食文化継承で地域貢献 星のや竹富島 生産農家がゼロとなった竹富島の伝統豆「クモーマミ(小浜大豆)」を復活させようと、星のや竹富島(本多薫総支配人)が復興プロジェクトを展開している。28日、八重山農林高校(山城聡校長)から種を譲り受け、31日に同施設の畑で播種し、収穫後は豆腐作りを行う計画。竹富島の伝統的な食文化を伝承する地域貢献の一環となっている。 クモーマミは数年前まで生産者がいたものの、種子が死んでしまったことで生産が途絶え… 2019/01/29
文化 「いろは文六曲屏風」寄贈 桃原氏「博物館で常設を」 石垣市出身の元産経新聞社顧問、桃原用昇氏が23日、染色工芸家で重要無形文化財「型絵染」の保持者、人間国宝の芹沢銈介氏(1895~1984)の作品「いろは文六曲屏風(萌黄いろは)」を市教育委員会(石垣安志教育長)に寄贈した。 芹沢は沖縄の紅型や江戸小紋などの要素を取り入れ、オリジナリティあふれる作品を生み出した。「型絵染」は芹沢が初めて用いた製作工程で、通常は絵師、彫師、染師などの分業で行われる… 2019/01/24
文化 首里城公園、新エリア公開 御内原エリアなど、2月から開園 今月28日から31日まで無料開放 首里城公園は21日、整備を進めていた首里城正殿より奥にあった「御内原(おうちばら)エリア」など複数の区画について、報道陣に公開した。公開されたのは、国王夫人らの住居だった世添殿(よせえでん)跡などがある「御内原(おうちばら)エリア」や、城郭東側の物見台だった「東(あがり)のアザナエリア」。同2地区を含む複数の区画が2月1日から有料エリアとして追加され、入場可能となる。28日から31日までは、今回… 2019/01/22
文化 弾き初めで新年の決意 民謡保存会、ことし40周年 那覇八重山古典民謡保存会(大泊克会長)は13日、市内のホテルで新年弾き初め会を開催した。会員らはそれぞれの研究所ごとにテーブルに着き、司会者の合図で調弦を開始。その後、舞踊研究所の会員が登壇し舞う中、全員で三線や横笛を奏で、「鷲ぬ鳥節」などを斉唱した。 全員が参加した斉唱では、「鶴亀節」「目出度節」なども披露された。今年11月に設立40周年を迎える那覇保存会の会員らの歌声と音色は、会場内に響き… 2019/01/15
文化 改築で「伝統とモダン融合」 崇敬の場、装い一新祝う 崇敬の場、装い一新祝う 石垣市新川の真乙姥嶽拝殿の改築工事が完成し、23日、真乙姥嶽拝殿新築事業期成会(入嵩西正治会長)主催の記念式典と祝賀会が開かれた。新川、登野城、大川、石垣の字会長や多数の地域住民が参加し、地域住民に崇敬される御嶽拝殿の装いが一新された日を祝った。 旧拝殿は1965年に建立され、築50年以上が経過して老朽化が進行。雨漏りなどもあり、早急な改築が求められていた。新川字会(入嵩西純会長)は2017年… 2018/12/24
文化 オヤケアカハチを知る 市教委がゆかりの地巡り 2018年度文化財めぐり「オヤケアカハチゆかりの地めぐり」が1日、開催された。市教育委員会文化財課が主催するもので、定員30人に24人が応募。市役所ピロティーで出発式が開かれた後、バスに乗り込んで、オヤケアカハチゆかりの地を、講師の松島昭司(石垣市文化財審議会委員)さんとともに巡った=写真。 2018/12/02
文化 長包メロディに酔う 協会創立で初のコンサート 石垣島出身の作曲家、宮良長包を顕彰しようと、3月に創立された宮良長包協会(泉恵得会長)が22日夜、那覇市の琉球新報ホールで創立記念の「第1回宮良長包コンサート~オリジナルの響き~」を開催した。約240人の出演者が「長包メロディ」の数々を披露し、集まった約600人の観客を魅了した。 2018/11/23
文化 楽しく地域の「しまくとぅば」話そう 興味持てるもの探して 普及イベントでPR 県が取り組んでいる、しまくとぅば普及イベント「しまくとぅばPRステージ」が18日、イオンタウンやいま駐車場で開催された。訪れた150人以上の人が、「クイズ大会」や「お笑い&歌ステージ」を通して、しまくとぅばに親しんだ。 MCを務めた、お笑いコンビ「泉&やよい」のやよいさん(49)は自分のお笑いの原点が沖縄の言葉を伝えることにあると言い、「少しでも沖縄の言葉を使っていこう」と話した。 2018/11/19
文化 「思いやり」「意志」のある子に 七五三祝い 桃林寺 15日は、人生の通過儀礼の一つで、子供の健やかな成長を祝って氏神まいりを行う「七五三」。 石垣市石垣の桃林寺(小林正道住職)には午前中から、晴れ着姿の子どもたちが父母や祖父母とともに参拝に訪れた。「七五三詣り」の受け付けは17、18日。 長堂勝吉さん(45)とひとみさん夫妻は、「華やかで、女の子らしく」という想いを名前に込めた娘の華子(かのこ)ちゃん(3)と3人で参拝。「(娘は)とってもおて… 2018/11/16
文化 1団体、個人14人の功績たたえる 2018年度県文化功労者表彰 県は13日、芸術文化の振興や文化財保護に尽力した個人や団体の功績をたたえ、県文化功労者として、1団体と14人の個人を表彰した。伝統芸能の分野で、団体は川崎沖縄芸能研究会。式辞を述べた富川盛武副知事は受賞者らについて「各分野で自己研さんを重ね、継承や発展、後進の指導育成に努め、偉大な足跡を残してこられた」とたたえた。その上で「沖縄の文化の更なる発展のため、引き続き、お力添えを賜るようお願い申し上げ… 2018/11/14
文化 住民総出で舞踊奉納 小浜島で結願祭 国の重要無形文化財 国の重要無形民俗文化財の小浜島の結願祭が4日午前9時から、竹富町小浜島の嘉保根御嶽で行われた。結願祭は祈願の総まとめにあたる儀礼とされるもので、住民が総出でにぎやかに奉納舞踊を楽しんでいた。 まずミルクを先頭に入場したのは、北集落の面々。舞台衣装に身を包み、ゆっくりと子どもらを引き連れたミルクとともに、嘉保根御嶽の神前の庭を一周。この後、棒を披露する武将らが登場し、威勢良い掛け声で「太鼓」を鳴… 2018/11/05
文化 夜を徹してユークイ 種子取祭 最高潮の盛り上がりに 竹富島 25日午後5時30分ごろ、竹富島の種子取祭奉納芸能初日の最後の演目「曽我兄弟」が終了すると、神前ではイバン(九年母の葉)の儀式が行われ、いよいよ種子取祭のクライマックスともいえるユークイ(世乞い)が始まった。 「豊穣の世を乞い願う」というユークイは、種子取祭を統一した根原金殿をまつるネーレ(根原屋)から始まる。その後、西、東、仲筋の三集落に別れ、ドラや太鼓を打ち鳴らしながらユークイの唄を歌い、… 2018/10/29
文化 華やかに芸能を奉納 伝統の種子取祭に沸く 竹富島 竹富島を代表する伝統行事、種子取祭の奉納芸能が25日、世持御嶽で始まり、庭の芸能や舞台芸能、夜を徹して家々を回る「ユークイ」などを多くの島民や郷友、観光客らが楽しんだ。 国の重要無形民俗文化財に指定されている種子取祭は約600年の歴史があり、農作物の豊穣を願う行事とされている。 2018/10/26
文化 シマムニの普及継承を要望 文化財保護審が西大桝町長に 竹富町文化財保護審議会(石垣金星会長)は19日午後、竹富町役場町長室を訪れ、8月の同会の審議会で竹富町の各島でシマムニ(島言葉=方言)が使える人が少なくなっていることを提起し、危機感を持ち、町あげ伝統文化であるシマムニの普及、継承への早急な取り組みを要請した。 2018/10/20
文化 玉代勢秀尚さん(字石垣)が最優秀 優秀賞は東さん、平良さん とぅばらーま大会 2018年度(第72回)とぅばらーま大会が22日夜、市民会館大ホールで開かれ、歌唱の部最優秀賞に字石垣の玉代勢秀尚さん(35)が輝いた。優秀賞は宮良の東政太朗さん(26)と西表上原の平良昌裕さん(68)だった。同夜は晴天に恵まれ十三夜の月も顔を出したものの、時おり強いスコールがあることから市民会館での開催となった。 歌唱の部には、予備審査で選ばれた22人に関西郷友会代表を加えた23人が参加。10… 2018/09/23
文化 「芋掘り狂言」に大笑い 竹富島の結願祭で芸能奉納 竹富島結願祭の奉納芸能が18日、清明御嶽で奉納され、4人の長老が御嶽に参拝するようすを演じた「始番」や、収穫の喜びをコミカルに演じた「芋堀狂言」などの演目を多くの島民や観光客らが楽しんだ。 同祭奉納芸能は旧暦8月の癸がつく日に行われており、竹富島では種子取祭に次ぐ大きな行事となっている。会場の清明御嶽には島造りの神が祀られており、この御嶽の神様が竹富島を造りあげたとされている。 2018/09/19
文化 勇壮に棒、獅子舞 川平で結願祭、公民館発足90周年 川平村結願祭(主催・川平公民館)が17日、群星御嶽で開かれ、獅子舞や棒術、太鼓、舞台狂言などを多くの地域住民らが楽しんだ。同結願祭は川平村最大の神事とされており、今年は同公民館が川平部落会として発足してから90周年となるのを記念し、舞台用の幕が新調された。 プログラム前半は神前拝礼、出演者全員による総踊りでスタート。太鼓、獅子舞の一座が座見舞いを行った。川平小学校の全男子児童30人は、かわいらし… 2018/09/18
文化 友好の絆 深める機会に やいま村で「アロハフェスティバル」 市とハワイ・カウアイ郡姉妹都市議決55周年 石垣市とハワイ・カウアイ郡の姉妹都市議決周年記念事業として15日、「KINIアロハフェスティバル」(主催・同実行委)が石垣やいま村で開かれ、主催者発表で約1500人が各団体によるフラダンスや郷土芸能のステージを楽しんだ。スペシャルゲストにはカウアイ島のクムフラ(フラの最高師範)、マカ・ヘロッドさんが登場し、ワークショップでは多数の愛好家らがマカさんの動きを熱心に見つめた。 石垣市とカウアイ郡… 2018/09/16
文化 例年2倍の花火400発も 節目の満慶まつり盛況 第10回満慶まつり(同実行委員会主催)が1日、川平小中学校グラウンドで盛大に開かれ、児童生徒の余興やアーティストのライブなどで盛り上がった。日が暮れると第10回特別企画として例年の2倍となる400発の花火が夜空を彩った。 イベントは午後6時頃、川平小中学校児童生徒の開会宣言で幕開け。宮良あゆみさんの民謡独唱や、八重山高校郷土芸能部は踊りを披露した。 2018/09/03