文化 知事「県民の誇り」 13人に叙勲伝達 玉城デニー知事は22日、春の叙勲と第32回危険業務従事者叙勲の伝達式を知事公舎で行った。「県の発展は、各分野の第一線で常に精励され、優れた業績を上げてこられた皆様の尽力の賜物」とたたえた。 受賞者を代表し、元南風原町長の城間俊安氏は「基地と共に生きる中で、県発展のためにどうするか、皆さんが尽力された蓄積が、今日の沖縄の発展につながっている」と述べた。 知事公舎で叙勲伝達を受けたのは、県や市町… 2019/05/24
文化 日本遺産に「料理、泡盛、芸能」 沖縄から初、もてなしの文化 文化庁は20日、地域の有形・無形の文化財をテーマでまとめ、魅力を発信する「日本遺産」に21道府県の16件を新たに認定した。沖縄からは、県などが申請した「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして『芸能』」が初めて選ばれた。認定理由について文化庁は「琉球王国時代からの歴史を生かしたもてなしの文化は沖縄の大きな武器」と強調した。 2019/05/21
文化 組踊の魅力、内外に発信 記念事業開幕、知事「県民の宝」 1972年の沖縄の本土復帰から47年を迎えた15日、沖縄伝統の音楽劇「組踊」の上演300周年記念事業の開幕式典が浦添市の国立劇場おきなわで開かれた。組踊は本土復帰と同時に国の重要無形文化財に指定された。記念事業実行委員会会長の玉城デニー知事は式典で「長きにわたり受け継がれてきた県民の宝だ。400年に向けて県内外に組踊やウチナー文化の魅力を発信していく」と述べた。年度内に「琉球歴史文化の日」を制定… 2019/05/16
文化 大浜の方言を後世に ホーマムニ伝承会が発足 大浜地域に住む10人が石垣島の方言「スィマ(島)ムニ(言葉)」の一つ、大浜地域の方言「ホーマ(大浜)ムニ」を後世に伝え残していこうと、「ホーマムニ伝承会」(前津栄昭会長)を4月5日に発足させた。同月23日には第1回定例会が前津会長宅で開催され、すでに解散した「大浜方言伝承会」によって編集された『大浜のことば 基本編』の見直し作業が行われた。 大浜老人クラブ長寿会の前会長でもある前津会長は「これ… 2019/05/04
文化 「発祥の地」認知度100%へ 県、空手振興へロードマップ 県は昨年3月に策定した「沖縄空手振興ビジョン」で示した将来像の実現を目的に、具体的な工程などを定めたロードマップを24日、公表した。 振興ビジョンでは、空手の「保存・継承」「普及・啓発」「振興・発展」の3つの将来像を設定し、約20年後の2037年度までに道場数を400以上、門下生数を1道場につき平均50人とする目標値を決めた。ロードマップは第一期として22年度までに実施すべき13の主要施策と4… 2019/04/29
文化 「竹富島の民具」を制作 富本衛さん手作りの小冊子 石垣市真栄里在住で竹富島郷友の富本衛さん(76)がこのほど、手作りの小冊子「竹富島の民具」を制作し、こぼし子ども育成会(根原哲也会長)に寄贈した。島の民具の魅力を伝え、後継者を育成していくことが目的。昨年度は竹富公民館にも寄贈している。 竹富島の民具といえばクバ笠のイメージだろうか。しかし実際にはゆりかごや卵入れなど、ユニークな民具がたくさんある。かつての竹富島では、日常生活の中に民具が当たり… 2019/04/29
文化 次世代へ継承推進 琉球紅型、あす社団法人化 一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム(屋冨祖幸子理事長)の発足に伴う記者発表が23日午後、県庁で行われ、事業内容などが紹介された。 2019/04/24
文化 エンタメ産業の島に 沖縄国際映画祭始まる 第11回沖縄国際映画祭 島ぜんぶでおーきな祭(主催・同実行委員会)が、18日からスタートした。初日は、那覇市内のホテルでオープニングセレモニーが開かれ、市町村や芸能界の関係者らなど多くの来場者が詰めかけた。 実行委員長の吉本興業・大崎洋会長は11年目を迎えた映画祭について「これまで蓄積した経験を基に、沖縄に日本、アジア、世界中に動画配信をするためのプラットフォームを設立する」と宣言。「沖縄から… 2019/04/19
文化 大浜でアカハチ祭り 地域で英雄の遺徳しのぶ 石垣市大浜に伝わる英雄、オヤケアカハチの遺徳をしのび地域住民の結束を高めることを目的とした「第17回アカハチ祭り」(大浜公民館主催)が13日、午後6時から大浜の崎原公園で開かれ、多くの来場者が訪れた。 オープニングは大浜小学校児童21人による子ども棒術。子どもたちは棒術で勇壮な舞を披露した。 主催者あいさつで大浜公民館の福島英和館長は、八重山病院の移転、大型店舗のオープン、新市役所庁舎の移転… 2019/04/14
文化 八重山上布を海晒し 18年度の講習修了生3人 川平 石垣市織物事業協同組合の八重山上布講習会による最終工程の海晒(さら)しが11日午前10時ごろから、川平の海岸で行われた。3人の受講生と2人の講師、平良佳子組合理事長らが海岸で受講生の製作した3反の布を海に晒した。 同組合では毎年織物講習会を開いているが、同組合では八重山上布の捺染(なっせん)の織物の講習があったときだけ海晒しが行われる。昔ながらに大自然の海水に4時間、浸し続けることが必須だ。 … 2019/04/12
文化 先祖に手合わせる 清明で家族連れ「戦後ずっと続く」 那覇 二十四節気の第五節気である清明(シーミー)の時期がやってきた。今年のシーミー入りは5日で金曜日だったため、翌日の土曜日である6日から、県内では一族の墓参りをする家庭も多い。 この日、那覇市の識名霊園には午後から県民らが集まり、先祖の墓に手を合わせる家族連れの姿があった。 那覇市の嘉手納家も他の家族と同様に6日午後に集まり、先祖の墓に手を合わせた。会社員の豪さん(38)は、親族と一緒にシーミー… 2019/04/07
文化 研究紀要を初発行 知覧特攻平和会館長ら来社 特攻隊員、戦没者1036人の遺品を展示・収蔵している知覧特攻平和会館=鹿児島県南九州市=の朝隈克博館長(57)と桑代照明参事(62)、慰霊祭実行委員会の上地和浩副会長(60)が、伊舎堂用久中佐と隊員の慰霊祭が行われた26日、八重山日報社を表敬訪問し、同館研究紀要の初の発行と来年の慰霊祭の方針などを話した。 朝隈館長は、同紀要が3月末に初めて発行されたと報告。特攻に関する証言者の多くが亡くなり、… 2019/03/27
文化 郷土の魅力を再発見 こども博物館 受講生45人が修了 石垣市内の小学校5年生を対象に、市立八重山博物館が郷土の文化・歴史・自然などを指導する「こども博物館教室」の修了式が23日午前、同博物館で開かれた。第36期生の児童45人に、石垣安志教育長から修了証書が授与された。 講座は開講式と修了式を含む全11回。児童らは自然観察や文化財・史跡巡り、八重山の年中行事の学習などを通じ、郷土の魅力を再発見した。 2019/03/24
文化 文化の継承と創造を 展示の部盛況、きょう舞台発表 市民総合文化祭 石垣市文化協会(江川義久会長)主催の第24回石垣市民総合文化祭が23日から、市民会館で始まった。展示の部では2日間にわたり、各部会のメンバーによる美術や工芸など多彩な作品が、会場に所狭しと並ぶ。24日には舞台の部で、伝統芸能や創作舞踊などが繰り広げられる。初日は開会式が市民会館前ピロティで行われた。 同文化祭は文化の継承や創造などを目的に毎年開催されている。1994年の市文化協会設立当初、12… 2019/03/24
文化 10月に石垣で島サミット 開催へ提案や課題話し合う 東京でセミナー 「アイランドMICEの可能性 石垣島の挑戦から学ぶ未来志向」(主催・株式会社ホットスケープ)と題したセミナーが18日、東京・虎ノ門ヒルズフォーラムで開かれ、10月上旬、石垣市で「アイランダーサミット石垣」が開催されることが発表された。セミナーでは開催に向けてのさまざまな提案や課題などを討論した。 2019/03/21
文化 重文に蔵元絵師画稿類 文化審議会、文科相に答申 石垣市初の美術工芸品指定 国の文化審議会は18日、美術工芸品分野で石垣市所有の八重山蔵元絵師画稿類(宮良安宣旧蔵)90点、古文書の部で琉球国時代石碑25基、歴史資料の部で伊江御殿家関係資料146点を重要文化財に指定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。石垣市では重要文化財指定は4件目。美術工芸品が指定されるのは初めて。 八重山蔵元絵師画稿類は19世紀の琉球国八重山蔵元の絵師が描いた画稿類の一括資料。蔵元は琉球国の離島統… 2019/03/19
文化 多文化共生の道探る 外国人含め市民が意見交換 県多文化共生モデル等推進事業のイベント「ことコト石垣ラウンジ」(主催・県、共催・石垣市、実施団体・沖縄NGOセンター)が17日、石垣市商工会館ホールで行われた。会場には国際交流や多文化共生に関心がある人や市内在住の外国人ら約20人が参加した。石垣における同事業の最終回で4回目となるイベントで、これからの多文化共生の取り組みを探るもので、出席者から意見やアイディアが出された。 2019/03/19
文化 島の精神文化を形に 「八重山の御嶽 自然と文化」刊行 5日に発行された李春子編著『八重山の御嶽 自然と文化』(榕樹書林)の刊行記念交流会が7日午後、石垣市民会館展示ホールで開かれ、同書への論文寄稿者らが御嶽への思いを語り、来場者との質疑応答を行った。李氏は「御嶽は奥深い八重山の精神文化の表れ。社会を変え、問題を解決するためには、形にしないと人は動かない。だから記録に残し、本にしようと決意した」と述べた。 同書前半は八重山の島々の60カ所の御嶽が約… 2019/03/08
文化 家族の健康祈願も 十六日祭、祖先の霊を供養 後生の正月といわれるジュールクニチー(十六日祭)の20日、郡内各地の墓地ではご馳走などを供え、祖先の霊を供養する人たちの姿がみられた。 旧暦1月16日の年中行事で、宮古・八重山や久米島では旧盆と並んで盛大に行われる。 この日は曇り時々雨の予報だったが、それとは逆に終日晴天。竹富町波照間では平年より6・3度高い28・5度、与那国空港(所野)で平年を5・5度上回る27・9度と2月の観測史上最高気… 2019/02/22
文化 島民総出で大綱引き 五穀豊穣、無病息災祈る 黒島旧正月 旧正月の5日、黒島東筋部落会(運道武則会長)が恒例の旧正月行事を伝統芸能館前で開催し、多くの島民や郷友会メンバーらが五穀豊穣と無病息災を祈った。大綱引きでは北と南に分かれ、約100人が力いっぱいに綱を引き合った。 2019/02/06