文化 躍動感あふれる演舞 沖縄全島エイサー閉幕 第63回沖縄全島エイサーまつり(主催・同実行委員会)が2日、最終日を迎え、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場で行われた本祭に市内外の16団体が出演した。 特徴的な琉球音階やリズムを奏でる歌、三線の音色にのせ力強く響き渡る太鼓の音や優美かつダイナミックな大演舞や囃子が観客を魅了した。まつり期間中の3日間で、延べ34万人(主催者発表)が訪れた。 2018/09/03
文化 夜を徹してニンブチャー 小浜島の旧盆行事 旧盆期間中、小浜島では夜を徹して家々を回り、先祖供養や現世の健康を祈願する独特の旧盆行事が行われた。26日早朝には、それまで別々に行動してきた南組、北組が一堂に会する仲道の儀式があり、全員そろっての盛大な踊りで旧盆を終えた。 小浜島の盆行事は結願祭、種子取祭とともに国の重要無形民俗文化財に指定されている。 送り日25日は夕方から先祖供養のための念仏踊りが始まり、南、北の2組に分かれて家々を回… 2018/08/27
文化 島民総出 豊作を祈願 波照間でムシャーマ 【波照間】旧盆中日の24日、波照間島でムシャーマが行われ、島民総出で祖先供養し島の発展と豊作豊漁を祈願した。波照間島のムシャーマは豊年祭と盆行事を合わせた内容で、同島最大の伝統行事。 3集落のミルクを先頭に仮装行列を組むミチサネは午前9時15分にスタート。今年は西村(イリムラ)、東村(アリムラ)、前村(ナームラ)の順に登場し、公民館までの道のりをパレードした。公民館到着後には村ごとに棒と太鼓が… 2018/08/25
文化 地域の輪 心ひとつに 明石でエイサーまつり 明石エイサーまつりが24日夜、同公民館前広場で開かれ、勇壮なエイサーやライブステージを多くの人たちが楽しんだ。明石は沖縄本島各地からの移住者により開拓された集落で、今年で入植63年目。エイサーは読谷村楚辺の流れをくみ、入植30年を機に現在のスタイルに統一された。 イベントは例年よりも2時間早い午後4時にスタート。明石出身の歌手、宜保和也さんのライブや明石小の子どもたちによる合唱などを楽しんだ。… 2018/08/25
文化 家族そろって精霊迎え にぎやかにアンガマ問答 旧盆初日 旧盆初日(ンカイ)の23日、仏壇のある家々では玄関で稲わらを燃やし、色とりどりのお供え物で先祖の霊を迎え入れた。石垣市内では伝統行事のアンガマも行われ、あの世から来たウシュマイ(爺)とンミー(婆)がファーマー(子孫)を引き連れ、歌や踊りを繰り広げた。アンガマの巡回先には親族や地域住民、観光客らが集まり、ユーモアある珍問答に聞き入った。 このうち字新川の箕底用栄さん宅では、午後4時ころに先祖の霊… 2018/08/24
文化 賑やかに大原まつり 豊穣と集落繁栄を祈願 西表大原で11日夕、第40回大原まつり(主催・同公民館)が開かれ、新城島に伝わる伝統芸能や打ち上げ花火、ゲストライブなどを多くの住民や観光客らが楽しんだ。 同集落は新城島を中心とした移民により開拓されたことから、まつりは親村である新城島の伝統芸能継承と、地域住民の融和を目的に毎年8月上旬に実施されている。 第一部は午後5時、集落内の道踊りでスタート。ミルクや旗頭が集落内を練り歩き、大原神社で… 2018/08/12
文化 長野の舞台ではつらつ演舞 八重高郷芸が全国3位 国立は一歩届かず 全国高校総合文化祭郷土芸能部門の3日目が10日、長野県伊那市文化会館で開かれ、沖縄県代表として出場した八重山高校郷土芸能部(花城美海部長)が伝承の部で全国3位に相当する優良賞を受賞した。東京国立劇場進出は優秀賞(2位)までのため、部員らはあと一歩の結果に悔し涙を流したものの、花城部長は「この場に立ち、賞をとれたのは島のみなさんのおかげ」と感謝の言葉を述べた。 ▼過去記事の 全文は「新聞オンライン… 2018/08/12
文化 勇壮に棒術披露 与那国祖納で豊年祭 豊年祭シーズンの最後を飾る、与那国島祖納豊年祭(主催・祖納自治公民館連絡協議会)が5日、十山御嶽で開かれ、東・西・嶋仲の各公民館による棒術や太鼓、与那国島独特のドゥンタなどを住民たちが楽しんだ。今年は西暦偶数年のため、大綱引きは行われなかった。 行事は早朝の祈願でスタート。午前9時からは恒例のみこしパレードが行われ、集落内を練り歩いた。 祝賀会は午後2時からは十山御嶽で始まり、外間守吉与那国… 2018/08/06
文化 勇壮にツナヌミン 住民ら五穀豊穣を祈願 綱が切れる大珍事も 四カ字豊年祭ムラプール 八重山の夏を彩る風物詩、四カ字豊年祭のムラプールが7月31日午後、真乙姥嶽周辺で開かれ、住民らが来夏世の五穀豊穣を祈願した。会場には11団体15本の旗頭が舞い、太鼓や巻き踊りなどの芸能が次々と奉納された。クライマックスの大綱引きでは、一度結び合わされた綱が競技中に途切れる珍事があり、そのまま引き分けとなった。 真乙姥嶽には午後2時ごろから各団体の旗頭が集まり始め、午後3時半、新川の長老らがヤー… 2018/08/01
文化 厳かにオンプール 各字で多彩な芸能披露 四カ字豊年祭 八重山に伝わる最大の伝統行事、四カ字豊年祭のオンプールが30日、市内各所で執り行われ、地域住民らが今年の豊作を感謝し来夏世の五穀豊穣を祈願した。多量生産など優良農家の表彰も行われた。 このうち登野城字会(玉城学会長)は、午前10時からフバナアギの儀式を米為御嶽で挙行。稲作伝来の地とされる同御嶽に、雉牡丹、オオゴチョウの旗頭が奉納され、神酒を酌み交わすミシャグパーシィの儀式などが行われた。 ミ… 2018/07/31
文化 市街地は祭り一色 豊年祭 石垣字会(大浜慶功会長)は30日午後3時半から宮鳥御嶽で式典を行い、勇壮な獅子舞や棒術を披露した。 式典では同字独特の「キヤリィヌザイ」や巻き踊りなどを奉納。石垣小学校鼓笛隊は、同小が授業で育てたお米を奉納した。神司の小川喜美江さんは、同校の米作り指導を行っている縁があり、小川さんは満面の笑みでお米を受け取った。 字会の祭事運営に永年貢献した、森永用朗さん、宮良長明さん、仲本廣子さんには感謝… 2018/07/31
文化 盛大に巻き踊り 伊原間で豊年祭 伊原間豊年祭が29日、同公民館で開かれ、旗頭を中心とした巻き踊りや子ども御輿、神酒を授けるウフミシャグの儀式など、独特の奉納で今年一年の豊作を祝い来夏世の豊穣を祈願した。 伊原間御嶽での祈願に続き、ムラプールの行事は午後6時半にスタート。同公民館の前上里徹館長は「豊年祭には時代と共に変わるものと変わらないものがあるが、どちらも必要があってのこと。先輩たちの声を聞きながら、行事を次世代に受け継い… 2018/07/30
文化 豊穣祈願 あふれる熱気 平得・真栄里豊年祭 平得公民館(田盛芳明館長)主催の平得・真栄里豊年祭のムラプールが28日午後、大阿母御嶽で開かれ、今年の豊作に感謝し来夏世の豊穣を祈願した。ムラプールの最後には勇壮なツナヌミンと大綱引きが行われ、日の暮れた会場は熱気に包まれた。 ムラプール行事は午後5時にスタート。東村の旭頭、西村の新調した花菖蒲を先頭に大小9基の旗頭が会場を舞い、若者たちの威勢のいい掛け声が響いた。 ▼過去記事の 全文は「新聞… 2018/07/29
文化 1200人がパレード参加 大浜豊年祭 大浜公民館(大濵俊士館長)主催の豊年祭ムラプールが28日、崎原道路で開かれ、総勢26団体、1千200人もの人たちが参加し今年の豊作を祝った。全長130㍍、郡内最大規模とされる大綱引きでは熱戦が繰り広げられ、5分10秒で下の村が勝利した。 行事は午後2時、カースンヤー浜での願いでスタート。集落内5つの御嶽に見たてた石の前で神司らが祈願し、海の彼方から神々を招き入れた。 午後4時からはオーセでの… 2018/07/29
文化 郷土の織物に親しんで 八特支でミンサー織り学習 郷土の伝統工芸に親しみを持つことを目的に、八重山特別支援学校(大田幸司校長)で17日、ミンサー織りの学習会が開かれ、高等部で「家庭」を学ぶ生徒が織り機の操作や糸をまく作業を体験した。 同学習は約30年前から毎年行われており、みんさー工芸館の大浜公江さんが毎年講師を務めている。 17日は大浜さんによる計4回の授業の最終回にあたり、生徒らは前回までの授業で織り機に通した縦糸に横糸を織り込む作業や… 2018/07/18
文化 「マーぺーの里」に美声 野底でつぃんだら祭り 北部三大祭りの一つ、第15回野底つぃんだら祭りが15日夜、野底小学校グラウンドで開かれ、黒島から野底に強制移住させられ、恋人と生き別れになったという「マーぺー」に関する物語の朗読や、その悲しさを唄った民謡「つぃんだら節」の大会など、住民手作りのイベントを多くの来場者が楽しんだ。 同まつりは地域活性化を目的に年1回実施されており、今年で15回目。2016年からは星野夏祭り、明石エイサーまつりの実… 2018/07/16
文化 黄金言葉 次世代に 小学生3人出場に喜ぶ すまむにを話す大会開催 第8回すまむにを話す大会(主催・市文化協会すまむに部会)が14日、市民会館中ホールで開かれ、8組9人の出場者が八重山の物語や伝統行事に関する発表を方言で行った。近年、同大会には子どもの参加が無かったものの、今大会には小学生3人が参加し、すまむにの継承活動を行う会員らを喜ばせた。 前年度大会の最優秀賞受賞者が県大会に出場するため、今大会は審査や順位付けを行わない大会として実施された。 大会の冒… 2018/07/15
文化 白保の民話を集大成 市史資料発刊、創世神話も 石垣市教育委員会(石垣安志教育長)は12日、白保地区の古老から聞き取った民話を集大成した市史研究資料「白保の民話1、2」の2冊を発刊した、と発表した。創世神話などを含む35編が収録されており、石垣教育長は「貴重な文化遺産である民話を、今後も市史発刊事業として後世に残したい」と話した。 民話は、白保地区出身の米盛一雄さん(1911~95年)が現・市史編集委員会委員長の石垣繁さんの取材に応じ、80… 2018/07/13
文化 歌碑建立から5周年祝う 白保で「安里屋ユンタ歌まつり」 白保出身の星克氏が作詞した「安里屋ユンタ」の歌碑建立5周年を祝う「安里屋ユンタ歌まつり」(主催・同実行委員会)が2日、白保公民館で開かれ、地域住民や建立に関わった人たちが節目の年を祝った。まつりに合わせ、白保出身の郷土史家、石垣繁氏(80)の「白保村歌謡集」出版祝いも行われた。 標準語バージョンの「安里屋ユンタ」は、星克氏の作詞、宮良長包氏の作曲で1934年に全国発売。歌碑は創作80周年を記念… 2018/06/03