芸能・文化 重文に蔵元絵師画稿類 文化審議会、文科相に答申 石垣市初の美術工芸品指定 国の文化審議会は18日、美術工芸品分野で石垣市所有の八重山蔵元絵師画稿類(宮良安宣旧蔵)90点、古文書の部で琉球国時代石碑25基、歴史資料の部で伊江御殿家関係資料146点を重要文化財に指定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。石垣市では重要文化財指定は4件目。美術工芸品が指定されるのは初めて。 八重山蔵元絵師画稿類は19世紀の琉球国八重山蔵元の絵師が描いた画稿類の一括資料。蔵元は琉球国の離島統… 2019/03/19
芸能・文化 多文化共生の道探る 外国人含め市民が意見交換 県多文化共生モデル等推進事業のイベント「ことコト石垣ラウンジ」(主催・県、共催・石垣市、実施団体・沖縄NGOセンター)が17日、石垣市商工会館ホールで行われた。会場には国際交流や多文化共生に関心がある人や市内在住の外国人ら約20人が参加した。石垣における同事業の最終回で4回目となるイベントで、これからの多文化共生の取り組みを探るもので、出席者から意見やアイディアが出された。 2019/03/19
芸能・文化 「やなわらばー」来年末解散 今月ニューアルバム発売 石垣市出身の女性デュオ「やなわらばー」が16日までに、公式サイトで2020年末をもって解散すると発表した。解散後、石垣優さんはソロとして活動を継続、3年前に出産した東里梨生さんは、育児を中心に「自分のペースで表現できる道を探す」としている。 「やなわらば―」三線を石垣さん、ギターを東里さんが担当。石垣島から上京後、03年にデビューし、ドラマ主題歌に抜擢された「拝啓◯◯さん」や「いちごいちえ」な… 2019/03/17
芸能・文化 島の精神文化を形に 「八重山の御嶽 自然と文化」刊行 5日に発行された李春子編著『八重山の御嶽 自然と文化』(榕樹書林)の刊行記念交流会が7日午後、石垣市民会館展示ホールで開かれ、同書への論文寄稿者らが御嶽への思いを語り、来場者との質疑応答を行った。李氏は「御嶽は奥深い八重山の精神文化の表れ。社会を変え、問題を解決するためには、形にしないと人は動かない。だから記録に残し、本にしようと決意した」と述べた。 同書前半は八重山の島々の60カ所の御嶽が約… 2019/03/08
芸能・文化 世代超えて大合奏 「さんしんの日」に270人 「さんしんの日」の3月4日、石垣市総合体育館で第19回さんしんの日サンシン大合奏会(主催・同実行委員会、石垣市文化協会)が開かれた。大人や子どもなど老若男女約270人が参加し、世代を超えて大合奏した。 市文化協会の高嶺幸子副会長は「メインアリーナから沖縄の宝、三線の響きを世界に発信しよう」とあいさつ。 実行委員会の糸洲長章委員長は、「八重山古典民謡愛好者は地元八重山のみならず、沖縄、本土へと… 2019/03/05
芸能・文化 八重山芸能の議論集約 連続講座、冊子が完成 白保企画 2017年9月から八重山芸能に関する連続講座を展開してきた合同会社白保企画(横目博二代表)がこのほど同講座の報告書を刊行し26日、大濱信泉記念館で会見を開いた。関係者は同冊子について、「八重山の芸能を考える上で重要な資料」と位置付けており、八重山芸能を巡る議論が集約されている。 この取り組みの前身は14年度からスタート。17年度からは「次世代を担う八重山芸能後継者育成支援事業」(支援・沖縄県、… 2019/02/27
芸能・文化 70周年控え、5人に免許状 安室流協和会が定期総会 今年で70周年を迎える八重山古典音楽安室流協和会(宮里彦一会長)は23日夜、2019年度定期総会を大川公民館で開いた。第42回コンクール審査は10月5~6日、11日~13日に市民会館中ホールで、同授賞式と発表会は11月30日に市民会館大ホールで行なわれる。 総会では、18年度活動報告や19年度活動計画(案)が提示された。今年度は安室流協和会周年式典・祝賀会が予定されているが、日程を含めた詳細… 2019/02/24
芸能・文化 家族の健康祈願も 十六日祭、祖先の霊を供養 後生の正月といわれるジュールクニチー(十六日祭)の20日、郡内各地の墓地ではご馳走などを供え、祖先の霊を供養する人たちの姿がみられた。 旧暦1月16日の年中行事で、宮古・八重山や久米島では旧盆と並んで盛大に行われる。 この日は曇り時々雨の予報だったが、それとは逆に終日晴天。竹富町波照間では平年より6・3度高い28・5度、与那国空港(所野)で平年を5・5度上回る27・9度と2月の観測史上最高気… 2019/02/22
芸能・文化 島民総出で大綱引き 五穀豊穣、無病息災祈る 黒島旧正月 旧正月の5日、黒島東筋部落会(運道武則会長)が恒例の旧正月行事を伝統芸能館前で開催し、多くの島民や郷友会メンバーらが五穀豊穣と無病息災を祈った。大綱引きでは北と南に分かれ、約100人が力いっぱいに綱を引き合った。 2019/02/06
芸能・文化 370人の生年を祝う 市が旧正月恒例の行事 石垣市は旧正月の5日午後、市民会館大ホールで生年祝式典を開き、数え97歳のカジマヤー(マンダラー)のお年寄りと85歳のお年寄り合わせて370人の生年を祝った。 市内には今年、97歳が53人、85歳が317人おり、このうちの18人と140人が式典に参加。中山義隆市長は同日午前、式典に参加できない97歳のお年寄り宅2軒と施設を訪ね、計4人に頌状と記念品を手渡した。 式典ではカジマヤーの18人が中… 2019/02/06
芸能・文化 「島の芸能を未来へ」 与那国で民俗芸能交換会 島の伝統芸能発展に寄与しようと「民俗芸能の未来のために今できること」をテーマとした第2回民俗芸能交換会(与那国フォーラム主催)が2日、与那国中学校体育館で開かれた。竹富島の芸能関係者42人を招き、竹富と与那国の芸能を披露しあい、交流を深めた。 与那国島からは地元5公民館を含む、62人の芸能関係者が参加。与那国町自治公民館連絡協議会、東、西、嶋仲、比川、久部良の6団体が芸能を披露。道唄、豊年歌劇… 2019/02/03
芸能・文化 教師5人に免許状授与 安室流保存会が定期総会 八重山古典音楽 八重山古典音楽安室流保存会(岡山稔会長)の定期総会と新春演奏会が26日夜、石垣公民館で行われ、岡山会長が三線教師となった5人に免許状を授与した。三線教師となった村瀬知暁さんは「終わりのない芸をずっと磨いていく」と生涯にわたり学び続けていく決意を述べた。 三線・横笛教師試験は先月7日に行われ、三線の村瀬さん、豊川雅明さん、廣田律子さん、鈴木誠子さん、玉津哲郎さんの5人と、横笛の和田健二さん、計6… 2019/01/30
芸能・文化 島の伝統豆復活へ 食文化継承で地域貢献 星のや竹富島 生産農家がゼロとなった竹富島の伝統豆「クモーマミ(小浜大豆)」を復活させようと、星のや竹富島(本多薫総支配人)が復興プロジェクトを展開している。28日、八重山農林高校(山城聡校長)から種を譲り受け、31日に同施設の畑で播種し、収穫後は豆腐作りを行う計画。竹富島の伝統的な食文化を伝承する地域貢献の一環となっている。 クモーマミは数年前まで生産者がいたものの、種子が死んでしまったことで生産が途絶え… 2019/01/29
芸能・文化 「いろは文六曲屏風」寄贈 桃原氏「博物館で常設を」 石垣市出身の元産経新聞社顧問、桃原用昇氏が23日、染色工芸家で重要無形文化財「型絵染」の保持者、人間国宝の芹沢銈介氏(1895~1984)の作品「いろは文六曲屏風(萌黄いろは)」を市教育委員会(石垣安志教育長)に寄贈した。 芹沢は沖縄の紅型や江戸小紋などの要素を取り入れ、オリジナリティあふれる作品を生み出した。「型絵染」は芹沢が初めて用いた製作工程で、通常は絵師、彫師、染師などの分業で行われる… 2019/01/24
芸能・文化 首里城公園、新エリア公開 御内原エリアなど、2月から開園 今月28日から31日まで無料開放 首里城公園は21日、整備を進めていた首里城正殿より奥にあった「御内原(おうちばら)エリア」など複数の区画について、報道陣に公開した。公開されたのは、国王夫人らの住居だった世添殿(よせえでん)跡などがある「御内原(おうちばら)エリア」や、城郭東側の物見台だった「東(あがり)のアザナエリア」。同2地区を含む複数の区画が2月1日から有料エリアとして追加され、入場可能となる。28日から31日までは、今回… 2019/01/22
芸能・文化 弾き初めで新年の決意 民謡保存会、ことし40周年 那覇八重山古典民謡保存会(大泊克会長)は13日、市内のホテルで新年弾き初め会を開催した。会員らはそれぞれの研究所ごとにテーブルに着き、司会者の合図で調弦を開始。その後、舞踊研究所の会員が登壇し舞う中、全員で三線や横笛を奏で、「鷲ぬ鳥節」などを斉唱した。 全員が参加した斉唱では、「鶴亀節」「目出度節」なども披露された。今年11月に設立40周年を迎える那覇保存会の会員らの歌声と音色は、会場内に響き… 2019/01/15
芸能・文化 会場は笑いの渦に ツウシイム単独ライブ 石垣、福岡出身 よしもとエンタテインメント沖縄所属の芸人、ツウシイムの「バックホーム」と題した単独ライブ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー主催)が28日、石垣市のゆいロードシアターで行われた。約60人がコントや漫才、動画を鑑賞し、会場は笑いの渦に包まれた。 ツウシイムはNSC沖縄2期生(6年目)の芸人で金城昴希さんが石垣島出身、中村裕樹さんが福岡県出身のコンビ。主にコントネタで、那覇市にある沖縄花月では… 2018/12/30
芸能・文化 ご当地アイドル日本一に OBPが那覇市に報告 県内外で活躍する「沖縄発モデルアイドル進化系グループOBP」は27日、那覇市役所を訪れ、8月に東京で開催された日本一のご当地アイドルを決める「汐留ロコドル甲子園2018」での優勝を城間幹子市長に報告した。 歌やダンス、ご当地アピールが審査の対象となる同大会でOBPは初出場ながら優勝を果たした。正規メンバーのれんれんさん(10)は「緊張はしたけど、ステージに立ったら楽しくできた」と振り返る。ご当… 2018/12/28
芸能・文化 改築で「伝統とモダン融合」 崇敬の場、装い一新祝う 崇敬の場、装い一新祝う 石垣市新川の真乙姥嶽拝殿の改築工事が完成し、23日、真乙姥嶽拝殿新築事業期成会(入嵩西正治会長)主催の記念式典と祝賀会が開かれた。新川、登野城、大川、石垣の字会長や多数の地域住民が参加し、地域住民に崇敬される御嶽拝殿の装いが一新された日を祝った。 旧拝殿は1965年に建立され、築50年以上が経過して老朽化が進行。雨漏りなどもあり、早急な改築が求められていた。新川字会(入嵩西純会長)は2017年… 2018/12/24
芸能・文化 200人規模の「第九」 感動の響きに1700人魅了 第4回沖縄国際音楽祭「第九 in OKINAWA」(主催・同実行委員会)が9日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で開催された。琉球交響楽団の演奏に乗せ、豪華ゲストや200人規模の合唱団が共演し、1700人以上集まった観衆を魅了した。 また開催前には那覇市立石嶺小学校合唱団によるウェルカムコンサートが開かれた。同合唱団はNHK全国学校音楽コンサートで銅賞に輝いている。 2018/12/10