季節 潮干狩りに熱中 きょう浜下り、八重山各地 きょう7日は旧暦3月3日の浜下り。前日の6日、郡内各地の海岸には大勢の家族連れが繰り出し、潮干狩りを楽しむ光景がみられた。 浜下り(はまうり)は女性が海辺に足を浸し、健康を祈願する沖縄の年中行事として知られる。 この日は前日の大雨から打って変わって、高気圧に覆われて好天。石垣市の名蔵海岸には潮が引き始めた正午過ぎから家族連れが続々詰めかけた。 石垣市白保の前盛まつゑさん(72)と孫の紀香さ… 2019/04/07
季節 先祖に手合わせる 清明で家族連れ「戦後ずっと続く」 那覇 二十四節気の第五節気である清明(シーミー)の時期がやってきた。今年のシーミー入りは5日で金曜日だったため、翌日の土曜日である6日から、県内では一族の墓参りをする家庭も多い。 この日、那覇市の識名霊園には午後から県民らが集まり、先祖の墓に手を合わせる家族連れの姿があった。 那覇市の嘉手納家も他の家族と同様に6日午後に集まり、先祖の墓に手を合わせた。会社員の豪さん(38)は、親族と一緒にシーミー… 2019/04/07
季節 きょう清明 本島で先祖供養も きょう5日は清明。二十四節気の一つで、天地がすがすがしく、明るい空気に満ちあふれるころとされる。 沖縄のシーミー(晴明祭)の時期でもあり、本島では清明のころに墓前に親類が集まり、重箱いっぱいに詰めた料理を供えて、先祖を供養する光景があちこちでみられる。 4日は曇り空と強い北風の影響で各地の最高気温は21~24度、最低気温は20~21度と若干低めで肌寒かった。しかし、この寒の戻りで3月からの〝… 2019/04/05
季節 甘い香り漂うサガリバナ 新元号発表の翌日に開花 アマチュアカメラマンで民宿たいらファミリー(平良正吉代表)の平良八重子さんが2日、石垣市登野城で甘い香り漂うサガリバナを撮影した。 サガリバナ科の常緑高木で、東南アジア一帯の熱帯・亜熱帯に分布し、日本では南西諸島などに自生している。 開花時期は6月から8月頃で、夕方から夜間にかけて白からやや桃色の花が垂れ下がるように開花し、甘い香りを漂わせる。 新元号「令和」が発表された翌日の開花に、平良… 2019/04/04
季節 川平ですでに月桃開花 赤土流出防ぐ役目に注目 石垣市川平地区で早くも、数多くのゲットウ(月桃)が開花して、真新しい乳白色の房から黄色い花が顔を出しているのが見られる=写真。例年4月に入ってから月桃は開花するが、今年は3月中旬で既に開花した房も多く見られ、気候の不順が感じられる光景ともいえる。 島では赤土流出を防ぐために植栽された月桃も多いため、サトウキビ畑のグリーンベルトとしても注目されている。青い海を守るためにと、月桃含有の製品を販売す… 2019/04/03
季節 あでやかに演舞奉納 那覇・辻で「二十日正月」 旧暦1月20日、かつての辻村で暮らした遊女(ジュリ)へ感謝と鎮魂の祈りを捧げ、五穀豊穣・商売繁盛を祈願する「二十日正月(ハチカソーガチ)」が3月31日、辻新思会前で行われ、奉納舞踊が披露された。 奉納の最後には鮮やかな紅型に馬の首をかたどった飾りをつけた120人の女性舞踊家と30人の女性奏者による「ジュリ馬」が披露され、「ゆいゆい」という掛け声で演舞を舞い大勢の観衆を魅了した。 女性だけで構… 2019/04/01
季節 初夏を告げるイワサキクサゼミ鳴く 26日から晴れ間が続いて、石垣島の雑木林では早くもイワサキクサゼミの鳴き声が聞こえてきて、初夏を告げている。 同日の石垣島の最高気温は、23.8度と3月中旬並みで、特別温度が高いわけではない。ただ、日差しがあると、「ジー」と、クサゼミの鳴き声が雑木林に響き、雲に太陽が隠れると鳴きやむといった様子。まだ本格的な鳴き方ではないが、草陰の「ジー」という音は、強い日差しの夏の到来を予感させてくれる。 2019/03/30
季節 漆黒の闇に光の点滅 ホタルツアーが人気 ヤエヤマホタルの観察活動が石垣島で始まっており、ガイドとともに漆黒の闇の中でホタル観察をするホタルツアーの一団が、夜の石垣島で増えている。 23日にも、於茂登岳の麓でヤエヤマホタルの観察をする人が、40人ほど殺到したが、風が強くホタルはまったく現われなかった。ナイトツアーに変更してカエルやコノハズクの鳴き声を鑑賞するなどした。26日は日中、晴れ間が多く、ホタルも現れたが、それでも最盛期のものと… 2019/03/28
季節 暑い!最高28.9度 全国一 5月下旬の陽気 八重山地方は春分の日の21日、高気圧に覆われて朝から強い日差しが降り注ぎ、すべての観測地点で日中の気温が28度を超え、今年一番の暑さとなった。 南ぬ島石垣空港のある盛山で同日午後1時27分に全国で最も高い28・9度を観測したほか、波照間空港のある志多阿原(したあばる)で28・7度、登野城と与那国で28・2度、西表で28度と各地とも平年を4度以上も上回り、5月上旬から5月下旬並みの陽気となった。… 2019/03/22
季節 鮮やかなツツジ見ごろ きょう春分の日 きょう21日は二十四節気の一つ春分。春の彼岸の中日で、昼と夜の長さが等しくなり、春の陽気があふれるころとされる。また、この日から夏至にかけて昼がだんだん長くなっていく。 「暑さ寒さ彼岸まで」というように、春分を境に寒暖を繰り返しながら日中の気温が20度を超える日が多くなり、寒さも遠ざかり、過ごしやすい時季となる。 彼岸明けの24日は、与那国島で海のシーズンの到来を告げる日本最南端八重山の海開… 2019/03/21
季節 足元に可憐な花 リュウキュウカタバミ咲く バンナ公園 石垣市のバンナ公園で、リュウキュウカタバミの花がかわいい赤紫の花を咲かせている。 晴天に誘われて森林浴のため訪れた、たいらファミリーの写真家、平良八重子さんがカメラに収めた。「足元で紫色に咲いている姿を見て、あまりのかわいさについ撮影しました」と平良さんは楽しそう。 リュウキュウカタバミはカタバミ科の多年草で、南米原産。繁殖力が旺盛だ。 2019/03/15
季節 BEGINもビデオで祝福 高等部17人が卒業式 八特支 八重山特別支援学校(大田幸司校長)高等部の2018年度卒業式が12日、同校体育館で開かれ、保護者や教諭、在校生らに見送られるなか、卒業生17人がたくさんの思い出を胸に、それぞれが新たな道を歩き出した。 2019/03/13
季節 清楚なピンクの花開く 陽気に誘われたセイシカ 石垣島と西表島だけに自生するセイシカの花がほころび始めた。ツツジ科の常緑低木で、通常3月下旬から開花するが、このところの陽気に誘われてか、約1カ月早く花をつけた。 石垣市のバンナ公園セイシカの園では、淡いピンク色の花が数輪咲いている。ツツジのような華やかさと違って、清楚な雰囲気が漂う。 高さ2㍍余りの木々にはつぼみがびっしり。草刈り作業の男性は「いつもより開花が早い。3月には満開するのでは」… 2019/03/01
季節 草木芽生える季節に きょう雨水 汗ばむ陽気 きょう19日は二十四節気の一つ雨水。雪や氷が溶け、草木が芽生えるころとされ、三寒四温を繰り返しながら、一雨ごと暖かくなり、春へ向かう。 八重山地方は気圧の谷の影響でここ数日、曇りや雨の日が続いているが、18日は雲のすき間から晴れ間がのぞき、竹富町西表で26度、石垣市登野城で25・2度まで気温が上昇。各地で平年を3~4度上回り、4月上旬から下旬並みの汗ばむ陽気となった。 週間天気予報では、向こ… 2019/02/19
季節 ヒカンサクラ満開 十六日祭を前に ヒカンサクラはいまが開花のピーク。石垣市大川の石垣トヨさん(85)宅の庭でヒカンサクラが満開し、濃いピンク色の花が道行く人々の目を引いている。 1年前に亡くなった夫の安清さんの父が植えたもので、樹齢100年近い古木にもかかわらず、毎年見事な花を咲かせている。 高さ約4㍍。苔むした根元からは年輪を重ねた老木の風格が漂い、赤がわらの屋根がサクラの花を一層引き立てている。 「毎年、十六日祭のころ… 2019/02/16
季節 イリオモテラン2月開花 温暖化影響?2カ月早く 花卉(き)研究家で八重山蘭同好会会長の前内原用吉さん(75)=白保=が白保のハウスで無菌培養してきたイリオモテランが2月に一斉開花した。例年だと4月頃に開花することから、前内原さんは「地球温暖化の影響を示している」と分析している。同ランの人工培養は13年目。16日から開かれる第45回花と緑のラン展示会に出展する。 沖縄県の絶滅危惧種に指定されているイリオモテランを守ろうと、前内原さんは1994… 2019/02/15
季節 西桟橋から南十字星がくっきり 「竹富島の夜は、魅力がいっぱい」 長野県在住の会社員、川口ひろしさん(51)が9日午前4時すぎ、竹富島の西桟橋で南十字星の撮影に成功した。川口さんによると「夜明け前、西桟橋に座るとちょうど雲もなく、コンドイビーチの上に南十字星がきれいに見えました。南十字星が沈んだ後に天の川が昇り、うっすらとベタ凪の海面に天の川が映りこみました。夢のような時間でした」と当時の状況を興奮ぎみに話した。 竹富島が大好きで毎年長野県から写真を撮りに通… 2019/02/12
季節 金武町のコスモス畑 見ごろは2月中旬 金武町の伊芸公民館前にあるコスモス畑が満開に近づいている。このコスモス畑は11~3月まで、遊休になっている水田の緑肥として植えられたのが始まりで、今では伊芸に春の訪れを告げる風物詩になっている。2月の中旬に見ごろを迎える。 6~7分咲きの9日は、雨が降ったりやんだりするあいにくの天気だったが、親子連れや若者らがコスモスを見に来ていた。笑顔で写真を撮りながら、コスモスを堪能していた。 見渡す限… 2019/02/11
季節 デイゴ開花 竹富島で一足早く 例年3月5日ごろに開花するデイゴが、竹富島の港に近い直線道の並木道で咲いているのが6日見られた=写真。 一カ月も早いデイゴの開花は珍しく、島内を運行するバスの運転手らが観光客に説明、関心を集めていた。 メジロが飛来し、蜜を吸うなどしており、野鳥には一足早い、デイゴのごちそうといったところだ。 2019/02/09
季節 地域で長寿を祝う 3人がカジマヤーパレード 大浜地区 97歳のカジマヤーを祝うパレードが7日午前、石垣市大浜地区で行われ、仲皿秀さん、東与那覇ヒデさん、山盛静さんの3人を祝い、その長寿にあやかろうと大勢の人たちが沿道で出迎えた。 生年祝いを行うために組織した亥年生年合同祝賀会実行委員会(前田島正介委員長)によると、今年、大浜地区のカジマヤーとなるのは▽仲皿さん(1923年6月10日生)▽東与那覇さん(同年9月29日生)▽山盛さん(同年12月5日生… 2019/02/08