尖閣 陸自駐屯地、来春開設へ前進 尖閣「毅然とした姿勢」継続へ 石垣島への陸上自衛隊配備計画に理解を示す中山義隆氏が4選を果たしたことで、陸自駐屯地は来春の開設に向け、着実に前進することになりそうだ。中山氏は尖閣諸島問題でも積極的に市の立場を発信する方針で、中国に対する毅然とした姿勢が継続されることになる。 中山氏は陸自配備について「国防は国の専権事項」とした上で協力。地元住民の不安や懸念に関しては防衛省に伝達する考えを示している。ただ、配備に反対する市民… 2022/02/28
尖閣 尖閣視察「挑発行為」 野党が中山市長に抗議文 中山義隆市長が尖閣諸島を洋上視察したことを巡り、石垣市議会の野党市議7人は17日、中山市長に抗議文を提出した。尖閣視察を「行政を私物化した尖閣諸島近海での市長による政治パフォーマンス」と断じている。 抗議文では➀市が尖閣視察の予算を「周辺海域実態調査」として計上し、市議会に詳細を説明しなかった➁平和の祭典である北京五輪前に尖閣諸島を視察することは明らかな挑発行為➂同乗していた民間人2人の位置づ… 2022/02/20
尖閣 尖閣海洋調査「問題ない」 五輪前のタイミング図る 山田東海大教授 石垣市の委託を受け、1月に尖閣諸島周辺で海洋調査を実施した東海大の山田吉彦教授は2日、BSフジの番組で、海保の巡視船が調査船を警護したことについて「国際法に基づいて何の問題もない調査を、沿岸の自治体が行う。法と秩序を守ると宣言している国家が、それをしっかりと実践した」と評価した。 2022/02/10
尖閣 調査船の民間人乗船に賛否 「尖閣ツアー」「適切な人材」 砥板陣営抗議、市は反論 石垣市長選 石垣市が尖閣諸島周辺海域で海洋調査を実施した際、東海大の調査船に八重山青年会議所(JC)メンバーなど民間人2人が乗船していたことに賛否が割れている。市長選に立候補する砥板芳行氏の陣営は9日、後援会事務所で記者会見し「尖閣の観光ツアーそのもの」(宮良操市議)と抗議した。市は乗船者に関し「適切な人材」と反論した。 2022/02/10
尖閣 「固有の領土。問題ない」 尖閣調査、上陸申請も継続 中山市長 尖閣諸島を洋上視察した中山義隆市長は1日の記者会見で、予想される中国の反発に関し「尖閣諸島はわが国固有の領土で、石垣市の行政区域だ。特に問題はない」と述べた。調査中、領海侵入した中国海警局の艦船が調査船に接近し、妨害とも受け取れる動きを見せたが「私たちの船に直接危害を加えることはなく、海保の巡視船がしっかり航路を確保してくれた」と指摘。中国への直接的な非難は避け、冷静に言葉を選びながら、毅然とし… 2022/02/02
尖閣 「信義違反」「パフォーマンス」 野党、市長の尖閣視察に抗議 石垣市の中山義隆市長が尖閣諸島を洋上視察したことを受け、市議会の野党市議団は1日、市議会内で記者会見した。「平和の祭典である北京冬季五輪直前に調査を強行するのは国際信義に反する」「税金を使用して市長選のパフォーマンスを行っており、行政の私物化、独善的市政運営の最たるものだ」と抗議した。 記者会見には野党市議6人が出席。野党連絡協議会の宮良操会長は「中国は五輪開催中は静観するだろうが、五輪終了後… 2022/02/02
尖閣 中山市長が尖閣洋上視察 調査船に中国艦船並走 石垣市の中山義隆市長は1月31日、東海大の調査船で尖閣諸島海域を洋上視察した。中山市長の尖閣視察は初めて。調査中、中国艦船2隻が領海侵入し、調査船と並走する動きを見せたが、海保の巡視船が調査船を警護し、大きなトラブルはなかった。関係者によると中山市長は2月1日に記者会見し、視察した尖閣周辺海域の状況などを説明する予定という。 2022/02/01
尖閣 中国船が一時領海侵入 尖閣周辺、今年初めて 15日午前10時ごろから、尖閣諸島(石垣市登野城尖閣)周辺の領海に中国海警局の船4隻が相次いで侵入した。4隻は正午までに領海を出た。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは昨年12月21日以来で、今年に入って初めて。領海外側の接続水域も含め、尖閣周辺で確認されるのは19日連続となった。 4隻は機関砲のようなものを搭載した「海警1303」「海警1401」「海警1301」「海警1302」。 政府… 2022/01/16
尖閣 標柱設置、国に改めて要望 尖閣開拓の日式典で市長 石垣市は「尖閣諸島開拓の日」の14日、式典を市民会館中ホールで開いた。中山義隆市長は式辞で、尖閣諸島の字名変更に伴う現地への標柱設置について「国に要請したが、現在設置には至っていない。国においては標柱設置の必要性、重要性を認識し設置がかなうよう取り計らってほしい」と必要性を訴えた。また「石垣市としてわが国固有の領土である尖閣諸島をしっかりと守っていく」と改めて決意を示した。 尖閣諸島には1969年… 2022/01/15
尖閣 尖閣情報発信センター開設 石垣市、標柱や模型など展示 石垣市は21日、「尖閣諸島情報発信センター」をユーグレナ石垣港離島ターミナルの2階に開設した。市の行政区域である尖閣諸島の歴史や自然を広く内外に発信する施設。市が現地に設置するため製作した標柱や、尖閣諸島の3D模型(ジオラマ)などが展示されている。 市は9月、標柱設置のための上陸許可を政府に申請したが、政府は不許可とした。市は引き続き政府に上陸許可を求める方針で、その間、標柱を同センターに置く… 2021/12/22
尖閣 標柱設置意見書を可決 市議会、上陸許可要請 石垣市議会は20日の12月定例会最終本会議で、議員提案の「尖閣諸島に新字名標柱の設置を求める意見書」を与党と中立会派の賛成多数で可決した。政府は9月、標柱設置のための市の上陸申請を不許可としたが、市議会として改めて上陸許可を求めた。 意見書は友寄永三氏が提案。議会運営委員会に提案された原案では、政府が市当局の上陸を認めない場合、政府関係者が上陸して標柱を設置するよう求める内容だった。 しかし… 2021/12/21
尖閣 【金波銀波】15日中山義隆石垣市長が市議会で… 15日中山義隆石垣市長が市議会で尖閣諸島の字名変更に伴う新たな標柱設置について「必ず実現させたい」と明言。これに呼応するかのように中国海警察局の船4隻が領海に侵入した◆これまでも市長が尖閣に関連することに対して発言するたび、その報復といわんばかりに領海侵入を繰り返してきた。今回も予定調和のような反応ではあるが、無論看過できない◆新たな標柱設置について仲間均市議は「世論を巻き込んで標柱を設置できる状… 2021/12/17
尖閣 尖閣の標柱設置「必ず実現」 市長、4選出馬も改めて表明 石垣市の中山義隆市長は15日、尖閣諸島の字名変更に伴う新たな標柱設置について「必ず実現させたい」と述べ、政府への上陸要請を継続する考えを示した。市議会で仲間均氏の一般質問に答えた。仲間氏は「必ず成し遂げるという覚悟で4選に挑むのか」と来年2月の市長選への対応を問い、中山市長は「私もそれに向けて動く決意をしている」と改めて4選出馬の意向を表明した。 市は今年9月3日、政府に標柱設置のための上陸を申請… 2021/12/16
尖閣 標柱設置「石垣市の事務」 上陸認めぬ政府疑問視 仲間市議 尖閣諸島を守る会代表世話人の仲間均・石垣市議(72)は2日、八重山日報社の取材に応じ、市が国に求めている尖閣諸島への標柱設置について「行政事務の一環として市がやるべきだ。国が待ったをかけるのはおかしい」と改めて必要性を強調した。 市は標柱設置のため、今年9月、国に尖閣諸島への上陸を申請したが、当時の菅義偉政権は認めなかった。岸田文雄首相も前政権の方針を踏襲する意向を示している。 仲間氏は「『領土問… 2021/12/03
尖閣 石垣港 国内最大級の巡視船配備 尖閣警備、災害対応で活躍 ヘリコプター搭載型巡視船「あさづき」が12日付で第十一管区海上保安本部に配属され、26日午前、石垣港に初入港した。海上保安庁が所有する最大規模の巡視船で、総トン数6500㌧、長さ150㍍、幅17㍍、ヘリコプター最大2機が搭載可能。石垣市の行政区域である尖閣諸島の警備強化や、大規模災害での活躍が期待される。 午前11時ごろ、乗組員64人を乗せて石垣港に着港。乗組員は港で出迎える保安官と互いに敬礼… 2021/11/27
尖閣 自衛艦、輸送訓練で入港 トラック搭載し与那国へ 石垣港 防衛省統合幕僚監部(統幕)は19日午後1時ごろ、同日から始まった自衛隊統合演習(実動演習)の一環で、石垣港に輸送艇1隻を寄港させ、トラック1台を与那国島に輸送する統合後方補給訓練(部隊輸送訓練)を行った。民間港を利用した同演習は県内初。 トラックは午後3時半から約30分かけて運び込まれた。作業に取り組んだ自衛隊員は30人程度と見られ、輸送艇は午後5時20分ごろ、与那国島に向けて出港した。石垣島… 2021/11/20
尖閣 【視点】沖縄で重要性増す自衛隊 沖縄では若い世代を中心に、自衛隊の活動に対する支持が広がっている。在沖米軍に対する県民感情が依然厳しい中、米軍の役割も肩代わりする形で、自衛隊は県民の命や財産を守る活動を拡大させる必要がある。 陸、海、空自衛隊の統合演習が19日から30日まで、県内などで実施される。万一の事態にしっかりと備え、この機会に沖縄における自衛隊のプレゼンス(存在感)を示すことで、県民の安心安全に寄与してほしい。 演… 2021/11/17
尖閣 父「忘れ難き記念撮影」子「父思い手を合わせ」親子2代で尖閣上陸 尖閣諸島文献資料編纂会は、父親と親子2代で尖閣諸島に上陸した経験を持つ元南大東島気象台長の正木譲さん(87)=石垣市登野城=の回想をまとめた小冊子「尖閣への想い 遥かなり~父子2代 上陸調査の夢果たす」を発行した。今から53年前の1968年に訪れた尖閣諸島の様子や、気象観測のプロとしての視点から見た尖閣の歴史などがつづられている。 正木さんの父、任(つとむ)さんは石垣島地方気象台の前身である石… 2021/10/11
尖閣 すぎやまこういちさん死去 90歳、石垣の子に心寄せる 尖閣問題にも高い関心 人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の音楽や「学生街の喫茶店」などで知られる作曲家のすぎやまこういち(本名椙山浩一)さんが9月30日、敗血症性ショックのため死去した。90歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を行う予定。 すぎやまさんは生前、石垣市の子どもたちに心を寄せており、2018年~20年にかけ、学校のクーラー設置や児童生徒の楽器購入のために計3040万円を市に寄付した。 … 2021/10/08
尖閣 尖閣への上陸申請不許可 市長「標柱を政府に託す」 石垣市が字名変更に伴う標柱設置のため政府に申請した上陸申請が不許可とされたことが4日分かった。政府は「尖閣諸島と周辺海域の安定的な維持管理のため、原則として政府関係者を除き尖閣諸島への上陸を認めない」との方針を理由に挙げた。中山義隆市長は同日の取材に「内閣が変わったので、上陸の再申請も視野に新政権と相談したい」とした上で「政府関係者以外の上陸を認めないのなら、標柱を政府に託して設置をお願いしたい… 2021/10/05