行政 市職員が個人情報誤送信 市長謝罪、氏名や預金口座など 石垣市の中山義隆市長は19日、市民7人の住所や預金口座などを記した文書を外部に誤送信していたと発表し、謝罪した。文書は回収済みで、現時点で情報漏洩(ろうえい)に伴う被害などは報告されていないという。 市によると、納税課職員が12日、県内金融機関の預貯金調査取引センターに市民7人の住所、氏名、預金口座、生年月日が記載された預金照会依頼文書をファックスで送信した。 しかし18日になって報道機関か… 2023/07/20
行政 独居老人の安否情報提供 企業と協定、離島で初導入 石垣市 株式会社おきでんCplusC(仲程拓社長)と石垣市は19日、ICTを活用し、市内で独居老人の見守り支援を行うことを盛り込んだ協定を締結した。同社が独居老人の屋内活動や睡眠時間などを計測し、離れて暮らす家族に安否情報を提供する。離島での導入は石垣市が初めて。 2023/07/20
行政 ごみ袋価格改定を検討 17年以来、世帯増や価格高騰で 石垣市 石垣市一般廃棄物処理手数料検討委員会(大濵達也委員長、委員10人)の初会合が18日午前、石垣市役所で開かれた。人口世帯数増加や原油価格高騰などの影響によるごみ処理経費の上昇が報告され、適正価格に向けた方向性を議論した。今回の委員会での意見を参考に、次回8月の委員会で具体的なごみ袋の料金などを審議する。議会で承認され、料金が改定されれば2017年8月以来となる。 2023/07/19
行政 5万人目は新生児の稀悠君 中山市長が新家に記念品贈呈 石垣市人口 人口5万人を初めて達成した石垣市は14日、5万人目の市民に認定証を発行するセレモニーを市役所市民広場で開催した。5万人目の市民は7月1日、市内の病院で新家の長男として産まれた稀悠(きゆう)君。父の慎太郎さん(38)、母の祥子さん(33)、姉の智有さん(2)が、中山義隆市長から記念品として市民の認定証、美崎牛本店の商品券、みんさー工芸のシャツなどを贈呈された。 2023/07/15
行政 返礼品に「尖閣アカマチ」 ふるさと納税、来月から 周辺での操業活性化へ 石垣市 石垣市は13日、ふるさと納税の返礼品として、尖閣諸島周辺で獲れた「尖閣アカマチ」を8月1日から提供する、と発表した。尖閣アカマチは八重山漁協が商標登録でブランド化しており、市がふるさと納税の返礼品として尖閣ブランドの商品を提供するのは初めて。記者会見した中山義隆市長は「尖閣アカマチを召し上がっていただくことで、尖閣諸島の課題に興味を持ってほしい。漁業者が尖閣周辺で操業することの支援にもつながれば」… 2023/07/14
行政 特別注視区域に2駐屯地 土地規制、八重山19カ所指定 政府は12日、安全保障上重要な施設の周辺や国境離島を対象とする土地利用規制法に基づき、10都県の計161カ所を「特別注視区域」「注視区域」に指定すると官報で告示した。周知期間を経て8月15日に効力が発生する。沖縄県内の施設や土地が初めて指定され、八重山では陸上自衛隊の石垣、与那国駐屯地など19カ所となっている。 2023/07/13
行政 石垣市の人口、初の5万人 脱コロナ、自衛隊で社会増 年内に記念行事、ギネス挑戦 石垣市の中山義隆市長は11日午前、市役所で記者会見し市制施行76年の記念日である10日に人口が初めて5万人を超えたと発表した。今後、5万人目の市民に認定証を発行するセレモニーを予定している。人口5万人達成を記念するイベント実行委員会も立ち上げ、参加者数のギネス世界記録に挑戦するバーベキュー(BBQ)祭りを開催する。 石垣市は1964年に旧大浜町と合併し人口4万人を突破。以後、人口は増加基調にな… 2023/07/12
行政 「医療崩壊迫っている」 八重山病院、コロナ満床 県立八重山病院は11日、緊急の記者会見を開き、同院の新型コロナウイルス患者用の病床が満床になったと明らかにした。新型コロナ以外の入院治療や検査にも影響が出ており、和氣(わけ)亨院長は「医療崩壊が迫っている」として、警戒を呼び掛けた。 八重山保健所管内の1定点(医療機関)当たりのコロナ患者報告数は、6月26日から今月2日までの約1週間で54・67人。県全体の48・39人を上回り、南部地区に次いで… 2023/07/12
行政 石垣―基隆 定期航路、週3~4回想定 今月上旬に検討委、特命班も 複数の台湾企業が関心 石垣市は、開設を目指している台湾基隆とのフェリー定期航路の運航回数を週3~4回にできないか検討している。需要が見込めれば週5回の可能性もあり、1日1便の運航を想定する。今月上旬には、関係機関や企業関係者など19人程度で組織する検討委員会を設置。作業を加速化するため、検討会とは別に、庁内で総勢50人超の特命チームを近く発足させる。定期航路開設計画には既に複数の台湾企業が関心を示し、開設を契機にした… 2023/07/08
行政 泉大津市に農作物販売へ 協定締結、農家収入安定化期待 石垣市 石垣市と大阪府泉大津市は5日午後、市役所で石垣市の農作物を安定的に泉大津市に供給する農業連携協定を結んだ。石垣市は安定的に農作物を販売することで、農家の収入安定化に寄与し、泉大津市は安定的に食料を確保できるメリットが期待される。まずは今年度から泉大津市が石垣島産玄米5㌧を購入し、学校給食に提供する予定。石垣市と自治体との農業連携協定は初めて。 2023/07/06
行政 コロナ急拡大、入院千人超 知事「救える命救えなくなる」 沖縄県内 県内で新型コロナウイルスが急拡大していることを受け、玉城デニー知事は5日コメントを発表し、医療現場の逼迫(ひっぱく)を指摘。「このまま感染の拡大が続くと、救えるはずの命を救うことができなくなる事態が現実となる恐れがある」と訴えた。県はこの日、沖縄本島の医療フェーズを最も高い「フェーズ5」に引き上げた。宮古、八重山も既に「フェーズ5」に引き上げている。 2023/07/06
行政 台湾立法院長が与那国訪問 定期航路開設に期待 日台連携、中国牽制も 台湾の国会議長に当たる立法院長の游錫堃(ゆう・しゃくこん)氏を団長とした訪問団が4日、台湾宜蘭県蘇澳から与那国島の祖納港に高速船で来島。糸数健一町長や超党派の議員連盟「日華議員懇談会」のメンバーから歓迎を受けた。游氏は、与那国島との将来的な定期航路開設に関し「一日も早く実現できるよう期待する」と話した。 2023/07/05
行政 尖閣、自衛隊も教材に 小中の平和教育で市議提言 28日の石垣市議会一般質問で与党の友寄永三氏は、小中学校で行われている平和教育で尖閣諸島の現状や、自衛隊が平和構築に果たしている役割についても触れるよう提言した。「自衛隊が来ると『戦争になる』『平和のため必要』という両方の考え方があることも教えてほしい」と求めた。 2023/06/29
行政 栄養機能食品配布で対立 学校統廃合、今年度から検討 石垣市議会 石垣市議会(我喜屋隆次議長)6月定例会は一般質問3日目の28日、大道夏代、伊良部和摩、友寄永三、田盛英伸の4氏が登壇した。市が児童生徒に配布を予定している栄養機能食品配布事業を巡り、中山義隆市長は「プロ選手などの目標を持ち、飲みたいと思っても家庭の事情で飲めない子どももいる。あくまで希望する人に提供し、子どもたちの夢や希望を応援するものだ」と強調した。野党は反発し、対立が顕在化した。 2023/06/29
行政 ヤングケアラー可能性146人 相談未経験、小中で7割超 八重山 家庭で本来は大人が行う家事や家族の世話などを担う子ども「ヤングケアラー」を巡り、県の調査で「世話をしている家族がいる」と答えた子どもが八重山で146人だったことが分かった。26日の石垣市議会一般質問で伊盛加寿美こども未来局長が報告した。他人に相談した経験がない子どもが小中学生で7割超、高校生で6割超となっており、伊盛局長は「ヤングケアラーと思われる子どもを把握し、必要な支援は何か検討することが重… 2023/06/27
行政 戦争マラリア犠牲者を追悼 慰霊之碑で追悼式 沖縄戦末期に軍の作戦に伴い、八重山各島の住民が山間部に避難し3647人がマラリアで死亡した「戦争マラリア」の歴史を伝えるため、八重山戦争マラリア犠牲者追悼式(石垣市主催)が23日、バンナ公園の慰霊之碑前で開かれた。戦争マラリアで亡くなった犠牲者に対し哀悼の誠を捧げ、世界の恒久平和を祈った。約200人が参列した。 2023/06/24
行政 台湾との定期航路、開設へ 石垣市、検討委を設置 「ナッチャン・レラ」使用 石垣市の中山義隆市長は20日午後の定例会見で、同市と台湾の基隆市を結ぶ定期航路フェリーの開設を検討する委員会を設置すると発表した。来月に1回目の会議を開催する予定。市は新型コロナウイルスが5類感染症に移行されたことで本年度から航路開設の検討に入った。観光振興などを図るため、関係者から意見を聴取する。使用する船舶の候補は、台湾船籍の高速船「ナッチャン・レラ」。2016年5月14日に石垣港に入港した… 2023/06/21
行政 南ぬ浜町内で移動 人工ビーチ周辺に展開 PAC3 自衛隊は18日、北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射に備えるため、2日から石垣市南ぬ浜町に展開している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を、同地区内の人工ビーチ周辺に移動させた。これまでの展開地は使用期限が21日までで、22、23両日には隣接するクルーズ岸壁に日本船籍のクルーズ船「にっぽん丸」が寄港する。PAC3は展開場所の移動を求められていた。 2023/06/20
行政 ミサイル配備「抑止力のため必要」 櫻井氏、繰り返し理解を 糸数与那国町長と意見を交わす ジャーナリストの櫻井よしこ氏が18日、与那国町を訪れ、台湾有事を念頭に糸数健一町長と島の安全保障などについて意見を交わした。 与那国島が日本の最西端に位置し、有事に巻き込まれる恐れが高まる懸念に、糸数氏は「島を守り抜き、一人も取り残さない」と覚悟を述べ、今年3月、住民避難の図上訓練で避難方法などのシミュレーションが行われたことは評価しながらも「避難した先に、与那国町民のコミュニティを確保できる… 2023/06/20
行政 PAC3、人工ビーチに移動へ 防衛省関係者ら周辺視察 防衛省が北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射に備えるため、石垣市南ぬ浜町の新港地区に展開している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を地区内にある人工ビーチ周辺に移動する方針を固めたことが17日、分かった。早ければ一両日中にも移動する。防衛省関係者と思われる男性約10人が16日午後、人工ビーチ周辺で、周囲を調査。PAC3の展開が可能か確認した可能性が高い。 2023/06/18