社会 シケ、漁にも大きな影響 出漁できない日々続く 今月初めから続いている海上のシケと船舶の欠航で大型店やスーパーで食料品などが店頭から消えたり、品薄になるなど、各方面に大きな影響が出ているが、一方で海を生活の糧にする漁業者は1週間余り、漁に出られない日が続いている。 2020/12/08
社会 離島・本島格差埋まらず 医師不足 県の確保策、不発 八重山地域の2018年度の人口10万人当たりの医師数は166・4人で県平均(240・7人)より74・3人少ないことが分かった。県は離島の医師確保を図る施策を打ち出しているが、格差は埋まらず、不発に終わっている。 2020/12/06
社会 島を日台の結節点に 来年の高速船運航目指す 与那国町 日本最西端の与那国町は、地理的に近い台湾への高速船就航を目指した社会実験を来年実施する予定で、準備を進めている。島を日本と台湾の「結節点」と位置づけ、中継地点として人的交流の活発化を図る狙いがある。町企画財政課は「高速船運航の実績を重ねることで、将来の定期航路化につなげたい」と期待した。 2020/12/04
社会 災害対処ノウハウ伝授 与那国中で初の防災教育 陸自石垣出張所 自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所(岡本知力羅所長)はこのほど、自衛隊の災害対処のノウハウを提供し、子どもたちが自ら災害について考え行動するきっかけを作る「自衛隊防災教育」を与那国町立与那国中学校(寺村有美恵校長)で行なった。全生徒31人と教職員11人が参加し、止血法やけが人の運搬方法、AEDを使った心肺蘇生法など、実践で役立つテクニックをプロから学んだ。 2020/12/04
社会 入隊予定者が宮古駐屯地見学 「不安解消」「助け合い理解」 自衛隊沖縄地方協力本部の石垣出張所(岡本知力羅所長)と宮古島出張所(永利誠実所長)が11月14~15日、八重山・宮古島地域在住者の入隊予定者・採用試験受験希望者を対象とした「宮古島部隊研修」を陸上自衛隊宮古島駐屯地と航空自衛隊宮古島分屯基地で実施した。 2020/12/03
社会 「性と生」に理解深める 八重農でオンライン講演 エイズデー 12月1日の世界エイズデーにちなみ、八重山農林高等学校(山城聡校長)は2日、「性と生を考える」をテーマに、県立八重山病院感染症内科・総合内科医師の亀谷航平医師を講師としたオンライン講演会を開き、全校生徒が視聴した。 SNSの普及などにより誤った性の情報が氾濫(はんらん)する中、八重山地区では10代の妊娠・出産が全国と比べて高い傾向にある。 生徒に正しい知識を学んでもらおうと、八重山地区の各高校では… 2020/12/03
社会 グラウンド「黒潮の風」落成 日本最西端の陸上競技場 陸自与那国駐屯地 陸上自衛隊与那国駐屯地(古賀聡明司令)のグラウンド落成式が11月28日午後、同グラウンドで行われ、町民を挙げて新施設の完成を祝った。部隊の訓練基盤やヘリポート、各種資材の備蓄など、南西諸島の防衛力の強化に寄与するだけでなく、各種陸上競技大会の開催や駐屯地と地元住民の交流場として広く開放され、町民との関係強化にもつながることが期待される。 2020/12/02
社会 窓口の感染リスク軽減 市、コロナ対策に10事業 医療職員の宿泊費助成も 石垣市は市議会12月定例会に上程した一般会計、特別会計の補正予算に、新型コロナウイルス対策として10事業の費用を計上している。各課窓口での感染リスクを減らすため、申請手続きのオンライン化を推進。医療機関、福祉施設の職員が家族への感染防止のため宿泊施設を利用する際の費用も一部助成する。 2020/12/02
社会 風力発電で100時間供給 全需要対応、県が実証実験 波照間島 県産業政策課は27日、波照間島で風力発電2基を活用し10日から14日まで、約100時間連続で電力供給を行ったと発表した。島内275世帯(514人)の全電力需要に対応した。県によると、風力発電の電力の一部を駆動源とした「MGセット」と呼ばれるモーター発電機を実際の電力系統に活用した国内初の事例という。 2020/11/29
社会 新港地区に交流厚生用地 企業進出想定、にぎわい創出 石垣市 石垣市は、新港地区に民間企業の進出を想定した「交流厚生用地」を造成し、港湾のにぎわい創出を図る方針を固めた。27日、市地方港湾審議会(会長・黒嶋克史商工会長)が市民会館中ホールで開かれ、石垣港港湾計画の変更を承認した。 2020/11/28
社会 政務官「22年度までの予算は確保」 署名1万6344筆、文科相に提出 VERA存続活動 国立天文台水沢VLBI観測所(本間希樹所長)=岩手県奥州市=を拠点とするVERA(ベラ)プロジェクトの存続を巡り、奥州市の地域住民で組織する「VERAサポーターズクラブ」と石垣市商工会青年部のメンバーらが24日、文部科学省を訪れ、全国で1万6344筆集まった署名用紙を萩生田光一文科相宛てに提出した。署名用紙を受け取った三谷英弘文科大臣政務官は「2022年度までの予算は確保してある。前向きに進めたい… 2020/11/27
社会 「毎回聞くのは逆効果」 安保条約の尖閣適用で批判 一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム(仲村覚理事長)は21日、沖縄や台湾の安全保障をテーマにした講演会を大浜信泉記念館で開いた。元在沖米海兵隊政務外交部次長で政治学博士のロバート・D・エルドリッヂ氏は、石垣市の尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲内であることを繰り返し米国に確認する日本政府の姿勢を批判した。 2020/11/26
社会 水産物の消費拡大を 学校給食にヤイトハタ 県農林水産部は19日から、新型コロナウイルスの影響で需要が低迷している県産農林水産物の消費拡大のため学校給食へ食材を提供する「水産物の学校給食用食材提供等支援事業」を開始している。八重山地域では24日、提供されたヤイトハタ(ミーバイ)を使った給食が八重山特別支援学校(古我知博樹校長、全64人)で出され、児童・生徒らを喜ばせた。 2020/11/25
社会 川平こども園建設に着手 来夏完成、西部の子育て拠点 石垣市 石垣市川平地区のわかば幼稚園と川平保育所を統合し、西部地区の子育て支援の拠点施設となる「川平認定こども園」(仮称)の起工式が24日午前、川平公民館に隣接する建設地で行われた。施工業者代表と市関係課職員ら約20人が参加し、着工を喜び、工事の安全と無事の竣工を祈った。建物は2021年夏ごろに完成予定。 2020/11/25
社会 VERA存続署名5099筆 きょう文科大臣に提出 ベラジニアと市商工会 VERA(ベラ)石垣島観測局の存続を求める八重高生の有志7人のグループ「ベラジニア」と、高校生をバックアップしていた石垣市商工会青年部(吉田大介部長)による署名活動の集計がこのほど終了し、石垣市での署名総数は5099筆となった。市商工会によると、全国4カ所を中心に行われた署名総数は1万6344筆で、石垣での署名は全体の31%を占めた。署名は24日、萩生田光一文科大臣に提出される。 2020/11/24
社会 多彩なアイディア共有 ワーケーションやSDGsなど アイランダーサミット さまざまな分野の有識者たちが島嶼地域の課題解決をする場「アイランダーサミット石垣2020」(主催・同実行委員会)が22日、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートを舞台にオンラインで開催された。2年目の今年度は「ワーケーション型ツーリズムの可能性」や「島から考えるニューノーマル時代のSDGs」など4つがテーマに、研究者、企業、行政、アーティストなどがオンラインで島に集い、多彩なアイディアを共有し… 2020/11/24
社会 現地校土地提供の功績讃える 平真小130周年記念 辻野家一門らの顕彰碑建立 平真小学校創立130周年記念事業の一環として、同校の敷地となった土地を提供した辻野家一門と地元有志らの功績を讃えた顕彰碑がこのほど、同校正門の築山に建立された。21日午後、除幕式があり、辻野家一門の親族ら約20人が参列し、祖先であり地域の先人でもある偉人たちを偲(しの)び、碑の建立を祝った。 2020/11/22
社会 「第3波来ている」 3連休で警戒呼び掛け 玉城知事 玉城デニー知事は20日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの感染状況について「まぎれもなく第3波と思っている」と述べた。3連休前の20日から12月11日までを「新型コロナ対策の集中実施第1弾」期間と位置づけ、県民に感染防止策を改めて呼び掛けた。 2020/11/21
社会 小波本牧場が最優秀 出品15頭上物率100% JA石垣牛枝肉共励会 第31回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会が20日、八重山食肉センターで行われた。出品牛15頭の中から最優秀賞には小波本牧場(小波本英良代表)=登野城=の黒毛雌が選ばれた。セリの結果、同枝肉の1㌔当たりの販売単価は3600円、販売額165万4200円となった。優秀賞には農業生産法人㈲ヤイマ・ブリーダー・ランチ(上江洲安生代表取締役)、優良賞には比嘉豊さん(53)が選ばれた。 2020/11/21
社会 交通事故防止で回転灯 西表島 ヤマネコ通過を警告 イリオモテヤマネコの交通事故を防止しようと、環境省西表自然保護官事務所は18日、西表島東部の古見相良橋付近に、ヤマネコなどの動物が通過すると回転・点滅し、ドライバーに警告を発するパトランプ(回転灯)を設置した。来年3月初旬まで試験的に設置し、事故防止の効果を検証する。 2020/11/20