視点 【視点】「オール沖縄」は存在意義失った 改めて「オール沖縄」は終焉(しゅうえん)に近づいているとの思いを強くする。26日投開票の沖縄市長選で、自民、公明が推薦した前県議の新人、花城大輔氏が、社民、共産、立民、社大推薦の「オール沖縄」の対立候補を破り、初当選した。今月の宮古島市長選でも、保守系新人で県知事公室長などを歴任した嘉数登氏が「オール沖縄」に支援された現職の再選を阻んだ。「オール沖縄」は今年に入り、2連敗となった。 沖縄市、宮… 2025/01/28
視点 【視点】防衛相来島 国境離島の現状把握を 日本の安全保障の最前線となっている国境離島の現状を確認した。中谷元防衛相が21日から2日間、八重山の3市町を視察した。 国境の防衛強化、有事の際の避難体制など、八重山が抱える課題に対し認識を新たにする機会になったはずだ。住民の不安を直接聞くことができたのも大きい。米軍基地問題を抱える沖縄本島とはまた違った国境離島の声を、今後の防衛政策に生かしてほしい。 台湾から約110㌔の与那国町で糸数健一… 2025/01/24
視点 【視点】米新政権 協力し平和構築を 米国の第47代大統領に就任したトランプ氏は「私の最も誇らしい遺産は平和の創造者であり、統一させる者になることだろう。それこそ私がなりたいものだ」と演説した。中東やウクライナの戦争を終結させるという強い意欲を示した発言だ。 米国には、日本国民が最も懸念する台湾有事の抑止に力を発揮してもらう必要がある。日本はトランプ政権と積極的に協力し、国際的な平和の構築を進めるべきだ。 実業家出身のトランプ大… 2025/01/22
視点 【視点】不安定化する民主主義陣営 日本と韓国、米国は独裁的な中国やロシアに対抗する民主主義陣営の「チーム」としてアジアで連携強化を進めてきた。ところが、ここへ来て日本と他の2国の関係が不安定化する兆しも見えている。 韓国では「非常戒厳」を宣言した尹錫悦大統領が内乱罪容疑で拘束された。現職大統領の拘束は初めてで、尹大統領は既に職務を停止されている。韓国は半ば無政府状態に陥った。 日韓関係は、文在寅前大統領時代に徴用工問題などで… 2025/01/16
視点 【視点】尖閣130年 改めて認識深めよう 日本政府が尖閣諸島を日本領に編入して、今年で130年の節目となる。何度も繰り返されていることだが、尖閣諸島が日本の領土であることは歴史的にも国際法上も異論の余地はない。この機会に日本人自身が改めて尖閣諸島に対する認識を深めることが大事だ。 歴史的に尖閣諸島は、どの国にも属していない無主地だった。日本政府は他国の支配が及んでいないことを確認した上で1895年1月14日、尖閣諸島を日本領土に編入す… 2025/01/15
視点 【視点】「地方創生」危機感持ち取り組め 石破茂首相は三重県伊勢市での年頭記者会見で「『令和の日本列島改造』と位置づけ『地方創生2・0』を強力に推し進める」と述べた。 地方から都市部への人口流出は依然として続き、都市部の過密化に拍車が掛かる一方、地方は自治体の存続が危ぶまれるほど衰退した。 初期の「地方創生」で地方と都市部の格差を十分に是正できなかった反省を踏まえ、石破内閣の「地方創生2・0」が始動したわけである。 情報通信技術の… 2025/01/08
視点 【視点】今年も「内憂外患」の日本 明るい未来を想像することはできるが、そこに至る道のりは恐らく険しい。総じて多難な1年になるのではないか。順調に物事が進みそうな兆しが、なかなか見つからないからだ。 物価高騰が社会問題化している現実が示すように、庶民の生活は厳しさを増す一方だ。根本的な要因としては、日本経済そのものの弱体化が挙げられる。 世界との比較で見ると歴然だ。かつて世界2位だった日本のGDP(国内総生産)はドイツに抜かれ… 2025/01/05
視点 【視点】米事務所問題 県政の体質改善を 実態は株式会社の沖縄県ワシントン駐在事務所が長年、違法状態で運営されていた問題で、県議会自民、公明、維新の3会派はプロジェクトチームを設置し、玉城デニー県政を徹底追及する方針だ。 プロジェクトチーム座長を務める自民党の大浜一郎県議は18日の記者会見で「ガバナンス(統治能力)が全くなっていない。県政としてみっともない」と厳しく批判した。 この問題は、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対という政治目… 2024/12/19
視点 【視点】韓国戒厳令 民主主義守る意識を 民主主義という制度は必ずしも盤石ではなく、一夜にして崩れ去る恐れもある。民主主義陣営の一員である隣国で突如発生した「大統領のクーデター未遂」がそのことを実感させた。 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日午後10時半ごろ、緊急談話で「非常戒厳」を宣言。続いて陸軍大将をトップとする戒厳司令部が政治活動禁止、言論統制などの布告令を発表し、軍の兵士が国会に突入した。 しかし国会には定数300… 2024/12/06
視点 【視点】米事務所 疑惑の徹底追及を 沖縄県が米国に設置したワシントン駐在事務所を巡って大きな疑惑が浮上している。事務所の組織形態が県の出先機関ではなく、県が100%出資して設立した株式会社だったことが明らかになったのだ。 この実態を県民は知らず、県が出資法人に関し、地方自治法上必要な県議会への報告を怠っていた可能性も強まった。 野党勢力が多数を占める県議会は沖縄復帰後初めて、前年度の一般会計決算を不認定とした。自民党など3会派… 2024/11/28
視点 【視点】不安視される「石破外交」 石破茂首相は南米ペルーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)、ブラジルでの20カ国・地域(G20)リオジャネイロ・サミットに出席し、国際舞台にデビューした。特に注目されたのは米、中、韓との首脳会談だ。 首相によると、バイデン米大統領とは日米同盟の発展、幅広い分野でのグローバルな連携強化などを確認した。尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領とは来年の国交正常化60周年に関し、日韓関係を飛躍させる… 2024/11/22
視点 【視点】低下するメディアの影響力 「職員へのパワハラがあった」などと主要メディアの猛バッシングを受け、県議会で全会一致の不信任決議を可決され失職した知事が予想外のカムバックを果たした。主要メディアを上回るSNSの威力を見せつけた、過去に類例のない選挙だったと言える。 兵庫県知事選は無所属の前職、斎藤元彦氏が、元尼崎市長ら新人6人を破って再選を決めた。 この選挙の発端は、同県の幹部が斎藤氏のパワハラや不正疑惑を告発する文書を報… 2024/11/19
視点 【視点】少数与党 多難な船出 石破茂首相が特別国会で再び首相に指名され、第2次内閣を発足させた。だが少数与党の厳しい船出だ。内政、外交ともに多難な時代だからこそ、雌伏の時代を経てようやく政権を獲得した首相の手腕が問われる。 衆院選での与党大敗は、物価高騰などで国民生活が苦しさを増す状況に、自民党の「裏金」問題が追い打ちを掛けた結果だった。 与党が政権運営に協力を求めた国民民主党は、年収103万円を超えると所得税が発生し、… 2024/11/13
視点 【視点】トランプ報道とメディアの危機 米大統領選は共和党・トランプ前大統領の再選が決まった。獲得した選挙人は過半数を大きく上回り、圧勝と言っていい。大統領選の情勢を「大接戦」と報じ続けてきた日本の主要メディアは、この結果を全く予測できなかった。一連の報道から浮かび上がるのは、主要メディアの危機である。 主要メディアが選挙戦の流れを見失った背景には、どの社も民主党・ハリス副大統領に肩入れし、トランプ氏を貶めるような報道に終始したこと… 2024/11/08
視点 【視点】トランプ氏再選 超大国の責任果たせ 米大統領選は、激戦州を立て続けに制した共和党トランプ前大統領の再選が決まった。すべての開票結果はまだ判明していないが、6日の時点で、一部メディアはトランプ氏の当選確実を報じた。トランプ氏も支持者の集会で勝利を宣言した。 トランプ氏に関し、日本では、自国の利益を最優先にする「アメリカ・ファースト」の政治を推し進めるとの警戒感が強い。 同盟国を無視し、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席… 2024/11/07
視点 【視点】民意は「政権交代」まで望まず 衆院選を受けた特別国会は11日召集され、石破茂首相が再び首相に指名される可能性が大きくなった。与党の自公は過半数を割り込んだものの、首相指名選挙で野党が一致して立憲民主党の野田佳彦代表に投票する状況には至っていないためだ。とりあえず政権交代は起こらない見通しだが、自公は少数与党として苦しい政権運営を迫られる。 自公が過半数を割ったのは政権交代を求める民意の表れという見方もあるが、今回は違うだろ… 2024/11/06
視点 【視点】大接戦の米大統領選 米大統領選は11月5日の投票まで1週間を切り、日米のメディアは、民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の大接戦になっていると報じている。 日本は衆院選で与党が過半数を割り、一気に政情が不安定化した。だが誰が大統領、首相になっても、日本としては日米同盟を基軸に外交・安全保障を進める方向性を堅持すべきだ。同時に、米国に過剰に依存するような体質も改めなくてはならない。 米大統領選は民主党… 2024/10/31
視点 【視点】沖縄は自公の実質勝利か ▽政権交代含み 衆院選は自民、公明が全465議席中215議席にとどまり、過半数を割り込んで少数与党に転落した。石破茂首相は政権維持に向け、国民民主党などの野党と連携を模索する方針だが、現時点で自公との連立に応じる野党はなく、政局は一挙に流動化した。 特別国会の首相指名選挙では、石破首相だけでなく野党第一党である立憲民主党の野田佳彦代表も首相を目指す意向を示している。野党同士の連携が進めば、政… 2024/10/29
視点 【視点】衆院選後の政局、緊迫か 衆院選は27日の投開票まで選挙戦を1日残すのみとなった。自民党は「裏金」問題で厳しい逆風にさらされており、最終盤の情勢を分析した報道各社の世論調査では、自公が過半数割れする可能性を指摘するものも出ている。いずれにせよ立憲民主をはじめとする野党の躍進が予想され、衆院選後の政局は、一気に緊迫感を増しそうだ。 仮に与党が過半数を確保できなかったり、過半数ギリギリだった場合、与党は政策が近い他の政党に… 2024/10/26
視点 【視点】物価高 負担軽減策見極めを 衆院選では、物価高騰に伴う県民の経済負担をいかに軽減するかが争点の一つだ。沖縄4区でも候補者4人が街頭演説や八重山・宮古メディアのインタビューで、それぞれ持論を展開している。 物価高騰は急激な円安、ウクライナ侵攻に伴う輸入品やエネルギー価格の上昇が要因とされる。食費、光熱水費などの値上がりは、所得が低い世帯ほど家計に深刻な影響を及ぼす。 離島の離島である八重山ではもともとコスト高で、本土や本… 2024/10/24