陸自配備「工事順調」 建設土木委が現場視察 石垣市議会

用地造成工事が進む平得大俣地区の駐屯地建設予定地=2月10日午後(市議会建設土木委員会提供)

 石垣市議会の建設土木委員会(我喜屋隆次委員長)は10日、平得大俣地区で進む陸上自衛隊の駐屯地建設予定地を視察した。陸自配備計画で市議会の現場視察は初めて。市議6人が参加し、視察後、報道陣の取材に「計画は順調に進んでいると感じた」(友寄永三副委員長)などと話した。
 平得大俣地区の旧ゴルフ場では用地造成工事が進んでいる。市議はワゴン車で現地に入り、報道陣の同行は認められなかった。現地では沖縄防衛局の担当者4人が説明に当たった。
 仲間均市議によると、防衛局は当初、盛り土、切り土を計70万立方メートルと見込んでいたが、現地では、25万立方メートルに減ったと報告があった。仲間氏は「地元にも、反対派にも配慮した建設になっていると思う」と話した。

 市議は赤土流出対策で設けられた沈砂池などを見て回った。弾薬庫の建設予定地と民家との距離が近いのではないかと問う声があったが、防衛局側は「問題ない」と回答した。工事の騒音に関しては、現場に測定器を設置しており「最小限に抑えられるようにする」と説明した。
 長浜信夫市議は、弾薬庫の件で防衛局の回答が不十分との認識を示し、今後の工事で出る騒音も懸念。「不信感は残されている」と強調した。

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