【視点】暗いニュース続きの沖縄、打開策は

 最近の沖縄は、暗いニュース続きだ。12日には、久米島町から出荷された県産和牛10頭が、DNA鑑定の結果、血統書に父牛として記載された希少な優良種雄牛の子ではなかったことが判明し、畜産関係者に衝撃を与えた。沖縄産の牛のブランドを揺るがす事態になりかねず、県は対応に追われている。
 沖縄本島では、豚熱の発生がいまだに止まらない。12日には、うるま市で7例目の豚が確認された。さらに440頭の豚が殺処分される。養豚業は死活的な危機に瀕している。
 降ってわいたような新型コロナウイルス感染症の拡大は、沖縄観光を直撃した。外国客は姿を消し、国内客の旅行控えも始まっている。本島のみならず離島も観光施設の客足が遠のき、売り上げが急減している。
 イベント自粛の波は沖縄にも及んでいる。影響が長引けば、観光産業は壊滅的な打撃を受けかねない。
 一方でWHО(世界保健機関)はパンデミック(世界的大流行)を宣言し、アジアに続き、欧米でも新型コロナウイルスが猛威を振るい始めている。東京五輪・パラリンピック特需による外国客増の期待は沖縄でも高かったが、パンデミック宣言を受け、予定通りの五輪開催は厳しい状況と見たほうがよさそうだ。
 観光は沖縄の基幹産業とはいえ、観光客の急減は今や全世界的な現象であり、沖縄だけに手厚い支援策を求めるのは難しい。現時点では嵐が過ぎ去るのを待つしかないが、限りある能力の中で、県として打てる手は何か。

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