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那覇空港がバスケ会場に 3on3バスケに5000人

2025/12/17

3回目となるエアポートバスケ大会が開催された=14日、那覇空港内

那覇空港でバスケットボールの熱気が広がった。第3回「那覇エアポートカップ」(主催・沖縄バスケットボールレガシー2023プロジェクト)は14日、那覇空港国内線ターミナルの首里城復興応援広場で開かれた。一般部門とキッズ部門合わせて14チームが出場。空港利用客ら約5000人(主催者発表)が足を止め、3人制バスケットボール(3on3)の迫力あるプレーに見入った。

一般部門には中学生から一般まで8チーム、キッズ部門には小学生3~6年生の6チームが参加。空港利用客や観光客が足を止め観戦し、激しい競り合いやシュートが決まると、歓声と拍手が湧いた。

大会は2023年に初めて同空港で開催され、今回で3回目。全国でも例のない場所での開催は、安全面への配慮が最大の課題だった。運営を担う近藤洋介実行委員長は、全国でレンタルバスケコート事業を展開している。「空港で球技を行うのは安全確保が最優先で、簡単なことではない。実績を積み重ね、信頼を得て任せてもらえるようになった」と振り返る。

「空港」という場所で大会をする意義について「これだけ多くの人の前でプレーできる経験は、子どもたちのバスケットボール人生に必ずプラスになる。特別な経験になっている」と話す。参加希望チームや協賛企業は年々増えており、大会は特別な舞台として定着しつつある。

ゲストとして大会を見守った元琉球ゴールデンキングスで日本人初永久欠番選手の金城茂之氏は「空港という新しい空間にバスケットボールのリングがあるだけで、多くの人が立ち止まる。新しい刺激が生まれる良い取り組み」と評価。「子どもたちには、失敗を恐れず何にでも挑戦してほしい。一度うまくいかなくても、もう一度挑戦することが大切」とエールを送った。

大会では、年齢やカテゴリーを越えて競い合う点も特徴。近藤委員長は「年齢の違う選手同士が交わる貴重な場になる。本来のカテゴリーに戻った時、この経験が必ず生きてくる」と期待した。

また那覇空港ビルディングの照屋義実社長も出席。近藤委員長は「県民や地域のために、スポーツを活用したイベントをもっとやっていこうと言ってくださった。今後もいろんな取り組みが期待できる」と述べた。

入賞チームには、協賛企業から豪華景品などがプレゼントされた。