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「尖閣は我が国領土」 開拓の日式典でアピール 石垣市

2026/01/15

式辞を述べる中山市長=14日午後、市民会館中ホール

石垣市は14日、我が国固有の領土である尖閣諸島の重要性と歴史的意義を再確認し、平和的かつ積極的な発信を行うことを目的に、「尖閣諸島開拓の日」式典を開催した。会場の市民会館中ホールには200人以上の市民や国会議員、県や自治体の議員、自衛官、海上保安官などが参加した。

式辞で中山義隆市長は歴史的な事実から「尖閣諸島は日本固有の領土であることは明らか」と政府見解の正当性を強調。国連調査の結果、「東シナ海で石油埋蔵の可能性が指摘されてから中国は領有権を主張し始めた」と問題視した。

また、「昨年は海警が尖閣の接続水域を連続で335日航行した。過去最長だ。同5月にはヘリによる領空侵犯もあった」と述べ、情勢悪化を危ぐした。

さらに、貴重な生物が生息する尖閣の環境保全を図るため、過去3回の市による海洋調査だけでなく「早急な上陸調査も必要。対策を国に求める」と力を込めた。

来賓祝辞で、沖縄県の池田竹州副知事は玉城デニー知事のあいさつ文を代読。「中国海警は(尖閣の)接続水域を航行し、領海にも侵入している。県民に不安を与え、日中友好に影を落とす。決して容認できない」と中国政府を非難した。

政府の対応については「県は強く支持する。冷静かつ平和的な外交で、尖閣をめぐる問題の解決を望む」と強調。地域の緊張緩和に尽力するとした。

石垣市議会の我喜屋隆次議長も祝辞を述べ、「尖閣は石垣市の行政区域に属する。私たちは国内外に強く主張し続ける」と主張。関連する条例案も議会で審議中と紹介した。

八重山市町会の前泊正人副会長(竹富町長)も祝辞で、「今後も式典の趣旨が広く共有され、理解と関心が広がることを祈念する」とした。
自民党の高市早苗総裁のあいさつを代読した西銘恒三郎衆院議員は「長年、石垣市民は尖閣を守り抜く決意を国内外に示し続け、南西諸島防衛を支えてこられた」と敬意と感謝を表明。

国民民主党の山田吉彦参院議員は自身も参加した市の尖閣調査に言及。「得られた証拠を基に市は上陸調査を求めている」と指摘した。国会で政府は「(尖閣遭難事件被害者の)遺骨がある場所が分かれば対応すると答弁した」と紹介し、上陸調査の必要性を訴えた。

立憲民主党の原口一博衆院議員は中国海警が海軍の指揮下だと指摘し、「我が国の領土や領海、領空を守るために断固たる決意で対応すべき」と主張。

日本維新の会の奥下剛光衆院議員は吉村洋文代表の代理で出席し、台湾を巡る存立危機事態の可能性を示した高市総理を支持。「維新の会は、与党として先島諸島の地下避難施設の整備など、国民保護体制の整備に努力する」と宣言した。

参政党の吉川里奈副代表は「尖閣を守ることは特定の党派を超えた国家の責任。石垣住民と共に我が国の領土・領海を守り抜く決意」と力を込めた。

岡朋史内閣審議官は、尖閣に関する政府の広報活動を紹介した。