現職が当選、名護市長選挙 辺野古争点化避ける 政権支援、渡具知氏が3期目へ
当選確実の一報に万歳を三唱する渡具知陣営=25日午後8時頃、名護市
任期満了に伴う名護市長選挙は25日、投票が行われ、現職無所属で3期目を目指した渡具知武豊氏(64)=自民、公明、国民、維新推薦=が当選した。地元テレビが打った当確の一報に、渡具知陣営では喜びの声があがるとともに、万歳を三唱した。
玉城デニー知事や「オール沖縄」勢力が支援した元市議で新人の翁長久美子氏(69)=立民、共産、社大、社民推薦=は、選挙の最終盤で米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴えたが、移設問題の争点化を避け、子育て支援政策や高齢者福祉、地域振興の推進を掲げた現職に敗れた。

笑顔でだるまの目を描き入れた渡具知氏=25日夜、名護市
当選を確実にした渡具知氏は、「選挙は一人ではできない。皆さんの協力のおかげ」と支援者に感謝の言葉を述べた。勝因については「政策が支持された。2期8年が市民から一定の評価を得た」と分析した。

当選を確実にし、花束を受け取った渡具知氏=25日夜、名護市
渡具知氏を推薦した公明党関係では、前衆議院議員の金城泰邦氏もあいさつし「渡具知市長の1期目から、われわれもずっと応援してきた。今後も市民の暮らしがより豊かになり、市政が発展するよう期待する」と述べた。
自民県連の島袋大会長は記者団に対し「今回の選挙では、自民党や公明党、維新の会、国民民主党などが支援した。来る天王山の知事選では、われわれが求める枠組みを徹底してまとめ上げ、スタートを切りたい」と語った。
また、公明との関係については「公明は衆議院選挙では中道」としながらも、「われわれは26年間の積み重ねがある。首長選や知事選を勝つためには、互いの手を握って良いところは積み重ねていきたい」と力を込めた。
落選が決まった翁長氏は「政策では有利だと思っていた。辺野古が(最大争点に)ならなかったのは残念」と述べた。