「尖閣アカマチ」漁再開 八重山漁協の相談に海保容認
ふるさと納税のサイトに掲載されている「尖閣アカマチ」の画像(石垣市提供)
石垣市がふるさと納税の返礼品に設定した「尖閣アカマチ」を確保するための漁が日中間の緊張を受けて中断していた問題で、市の依頼を受けた八重山漁協の漁船が尖閣諸島周辺海域への出漁を再開した。16日の市議会一般質問で、宮良直好農水商工部長部長が明らかにした。
「尖閣アカマチ」漁については仲嶺忠師市議が現状をただした。海上保安庁は当初、八重山漁協に操業自粛を求めており、宮良部長は海保の自粛要請について「報道で承知している」と説明した。
その後、今年2月下旬ごろ、八重山漁協が石垣海上保安部に尖閣海域への出漁について改めて相談。海保からは「操業する際は、海保としても万全の体制を整え対応する」と出漁を容認する旨の回答があったという。
3月には十一管の坂本誠志郎本部長が定例会見で「日本の漁船が領海で操業することを止める権利はない」と発言。これを受け、八重山漁協は尖閣海域での操業再開に向けて調整を始め、15日に漁船が石垣島から出港したという。
一方、十一管によると尖閣海域では16日午前5時半ごろから、中国艦船2隻が領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近しようとした。海保の巡視船が中国艦船の進路規制を行い、漁船の安全を確保している。
この日本漁船が「尖閣アカマチ」漁のため出漁した八重山漁協所属船と見られる。