【日報の本棚】政治学者が実践する流されない読書 岩田温著

 マスメディアやSNSなど、情報が過剰とも言うべき現代にあって、自分自身で一つひとつの情報を吟味するには、読書によって培われた「思想的軸」が必要になる。新進気鋭の政治学者が説く、自分らしく生きるための読書論。
 著者は自分自身の経験から「流されない読書法」として「あえて自分と違う考え方の本を読む」「大著を読む。読み終えれば自分が変わったような感覚が得られる」「小品でも読めば人生についての考え方が変わる本はある」―などのアドバイスを散りばめる。
 トルストイの「戦争と平和」やドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」などの難解な作品について「読む前と読んだ後とで人生が変わってしまったというような感覚にとらわれます。日常生活において何が変わるわけではありません。大著を読んだから、すぐに時給が上がるわけでもありませんし、寿命が延びるわけでもありません」「しかしながら、何か自分自身が少し変わったような感覚、自分が住んでいる世界、人間について、より理解が深まったような感覚が味わえるのです」などと読書の効用を説く。
 育鵬社刊。260ページ。定価1400円(+税)。

関連記事

ピックアップ記事

  1. JTA八重山支社長兼石垣空港所長 玉城力さん(54)  新型コロナウイルスの感染が広がり、航空…
  2.  沖縄子どもの未来県民会議(理事長・謝花喜一郎副知事)は30日午後、県庁で第2回理事会を開き、新年度…
  3.  沖縄本島でほぼ連日、新型コロナウイルスの感染確認が続いており、離島の八重山でも徐々に警戒感が高まっ…

日付から記事を検索

2020年4月« 3月
« 3月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

assembled by まめわざ










話題をチェック!

  1.  第30回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町)のサブイベントで6日、久部良漁港隣の…
ページ上部へ戻る