連携で中国に対抗を 日米台の安保専門家がシンポ

シンポでは、登壇者と参加者の質疑応答も行われた=23日、てだこホール

 日台交流をすすめる会(廣瀬勝代表)は23日、浦添市てだこホールで日本と米国、台湾の安全保障関係者を招き、シンポジウムを開いた。日本から元自衛艦隊司令官の香田洋二氏、米国から元在沖海兵隊外交政策部次長のロバート・エルドリッヂ氏、台湾から元国防部長の蔡明憲氏、警察大学教授の李明崚氏が参加した。
 シンポでは、軍拡を進める中国に対抗するため、日米台の連携を拡大することが確認された。香田氏は、中国が台湾に侵攻する場合、先島諸島に軍事攻撃を行うと予想。エルドリッヂ氏は日本も米国にならい、台湾関係法を制定すべきと訴えた。蔡氏は台湾の安全確保は周辺地域の安定につながると強調。李氏は日台の軍事協力を拡大するため、日本の憲法改正が必要だと指摘した。
 一方で、トランプ政権が進める米中貿易戦争で中国は経済的な痛手を受けており、現時点で台湾や沖縄に軍事侵攻する可能性は低いとの認識が共有された。
 蔡氏は「しばらく、中国は軍事で台湾を攻めない。対価が大きい」と指摘。経済やメディアの分野で台湾に影響力を行使すると強調した。
 香田氏は「今、米国と中国は経済で大戦争をしている」と強調。世界各国に影響が広がるのは当然と指摘し「自由(主義)と統制(主義)のどちらが生き残るかの覇権争いだ」と中国の戦略を分析しつつ、突発的な軍事衝突の発生などを懸念した。

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