【金波銀波】新潟県で開かれた国内最大級の野外ロックフェスティバル…

 新潟県で開かれた国内最大級の野外ロックフェスティバル「フジロック」で熱唱し、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴えた玉城デニー知事。その姿に違和感を抱いた県民も多かったのではないか◆最近の国政選挙や県民投票を見ても分かる通り、辺野古を巡る県民の分断は深刻の度を増している。知事といえば県民にとっては親。子どもたちの溝を埋める努力こそ求められるべきだ。片方の立場を代弁するような反基地の派手なパフォーマンスは、県民同士の溝をさらに深めるだけではないか◆そう言えば、知事はめっぽうパフォーマンスがうまい。基地問題や子どもの貧困問題を有識者が話し合う「万国津梁会議」もマスコミの目を引く。有識者の意見が行政の中でどのように生かされるのかよく分からないが、新しいことが起こりそうな期待感は煽られる◆一方「親から無視されている」と痛切に訴えた子どもがいる。5月に豪雨被害に遭った与那国町民だ。県議会では現場に足を運ばなかった知事に批判の声が上がり、その影響もあったのか、8月には知事が島を初訪問することになった◆泊りがけで町民の生の声を聞くようだ。ステージ上でロックスターのように歌うより、そうした地道な行動のほうが、県民の心には刺さる。

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