【視点】命守る仕事成し遂げた

 旧空港跡地で堂々とオープンした新八重山病院の威容は、多くの関係者の尽力に加えて、郡民の会の活動が結実したものだ。
 新病院建築のように数十億円規模の大事業は、住民の声を一人や二人の政治家に代弁させるだけでは実現しない。住民の熱い思いを直接、県や国にぶつけることが大きなパワーになる。郡民の会の粘り強い活動は、そのことを教えてくれた。新石垣空港の早期建設を訴えた運動と並んで、八重山の歴史上、最も成功した住民運動の一つに数えられるだろう。
 ただ、離島医療が抱える課題は八重山病院の新築だけで解決するものではない。医師不足はまだ深刻な課題だし、八重山病院と他の民間病院の役割分担、夜間休日診療体制の充実、最近は離島の急患輸送のヘリポート位置を巡る問題も浮上している。郡民の会の理念を受け継ぎ、今後とも官民一体で医療の充実を訴え続けることが必要だ。若い世代に課された任務は大きい。
 宮平会長は、八重山病院の新築で活動に一区切りがついたとの認識を示し「世代交代もしないといけない」と述べた。
 メンバーの高齢化が進んでいることも事実で「ゆっくり休んでください」とねぎらいたいが、八重山はなお経験豊かな人たちの力を必要としている。今後とも後輩たちの模範となってもらいたい。

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