経済 ドローンで離島に物資 西表―鳩間、実証実験へ 竹富町 町内物資輸送体制を確保しようと、竹富町が新年度に無人飛行機(ドローン)を活用した実証実験を計画している。西表島上原―鳩間島間で物資輸送をするもので、19年度から2年間の計画。船便の欠航率が高いという〝離島苦〟を解消するための実験となる。 2019/03/20
経済 那覇空港新ターミナルが供用開始 国内線、国際線の客らが利用 空港ビルが一体化、利便性向上 那覇空港の国内線・国際線両ターミナルビルを連結させる「際内連結ターミナル」が18日朝、供用を開始した。午前9時に開かれた開始式典には、那覇空港ビルディングの兼島規社長や国、県、同ターミナルを使用する航空会社の関係者らが出席。くす玉を割り、供用開始を祝った。 式典後は、海外航空会社のチェックインカウンターに利用客が集まり、出国手続きを済ませるため長蛇の列を作った。また、同日から国内LCC(格安航… 2019/03/19
経済 都道府県単位から州制度を 佐々木名誉教授が講演 沖縄経済同友会は11日、那覇市のホテルで3月例会を開催した。講師の中央大の佐々木信夫名誉教授は、都道府県単位で地方を分割する現状の統治方法から9つから10の州に日本を分割する州制度を提案。市町村の権限も強め、住民が政治に参画する自治を強めるべきと訴えた。沖縄は現状のままで沖縄州になるべきとし、普天間飛行場跡地などに大学を整備、国際貢献センターなどを設置することを提案した。 佐々木氏は少子化のた… 2019/03/13
経済 特産品開発で連携へ 小泉経済大使が橋渡し 石垣市―小野町 石垣市は22日、福島県小野町と特産品開発や六次産業化で連携することを盛り込んだ「特産品交流による地域づくり(産官学)協定」の締結式を市商工会館で開き、両市町の行政や産業関係者らが参加した。市の経済大使(ゆばなうれ大使)で東京農大名誉教授の小泉武夫氏が同町出身で、協定締結を橋渡しした。両市町は今後、小泉氏の助言を受けながら、それぞれの資源を生かした地域振興の取り組みを共同で進める。 2019/02/23
経済 2020年夏開業予定 名城ビーチにリゾートホテル 糸満 沖縄リゾート㈱(糸満市・山下鉄也代表)は22日、糸満市役所で会見を開き、3月に市名城ビーチにおけるリゾートホテル新築工事を始めると発表した。「PIC琉球ホテル&リゾート」という名称で2020年夏の開業を目指す。設計は㈱国建。山下代表は「プールやビーチでのアクティビティを満喫でき、琉球のテイストを来館される皆様に楽しんでいただきたい」と話す。 452室の客室と県内最大級の水域面積を誇るプール施設… 2019/02/23
経済 「健康」テーマに地域振興へ 県内外学生が石垣インターン 地域の魅力と企業・大学のさまざまな知識・知恵を融合し、地域の活性化や心の豊かさ、身体が生き生きする生活をサポートする㈱ウェルネスメディカル研究所(安達宏代表取締役)は21日午前、大濱信泉記念館で、2018年度地方創生ウェルネス資源開発論「第1回石垣島ウェルネスインターンシッププログラム」の成果発表会を行なった。市内企業にインターンした大学生らがウェルネス(健康)の視点から地域・企業を見直し、その… 2019/02/22
経済 新振興計画へ準備加速を 経済団体、合同新年会で決意 県内の各経済団体は4日、那覇市内のホテルで合同新年宴会を開き、新年の発展へ決意を新たにした。経済団体会議の石嶺伝一郎議長は「経済は今年も好調さが続くだろう。新しい沖縄振興計画に向けて、取り組みを推進しないといけない」と述べ、30年、40年先の沖縄のグランドデザインを描くべきとの考えを示した。 玉城デニー知事は一人当たりの県民所得の低さや深刻化する人手不足などを挙げ「課題も多く残されている。今年… 2019/01/05
経済 国際物流ハブ拡充を 富川副知事に支援要請 県経済団体会議 県経済団体会議(石嶺伝一郎議長)は21日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、沖縄国際航空貨物ハブの拡充支援の要請を行った。要請文では、国際物流ハブの成果で那覇空港の昨年の国際貨物取引量は、ハブ事業の開始前と比較し100倍以上になったと評価した。 県が掲げる21世紀ビジョン実施計画の2021年度の展望値40万トンの達成にはさらなる拡充が必要と指摘。官民一体の取り組みが不可欠とした。その上で➀国際貨物便… 2018/12/23
経済 マグロ枠の繰り越し可能に 中西部太平洋委で合意 米ハワイで開かれていた太平洋クロマグロの資源管理を議論する中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合が現地時間14日(日本時間15日)閉幕し、国ごとに割り当てられた漁獲上限に達しなかった場合に翌年に一定程度を繰り越せるようにすることで合意した。日本の水産庁が15日、発表した。 2019年の未利用分から適用し、漁獲上限の5%までを20年の漁獲枠に上乗せできるようになる。 会合では19年… 2018/12/16
経済 生産量8万3838トン見込む 石垣島製糖が操業開始 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は6日、構内で2018/19年期の製糖開始式を行った。雨の影響でサトウキビの工場搬入が少なく、工場の稼働開始は7日以降で、製糖終了日は来年3月21日を予定している。10月末現在の調査では、今期の原料収穫面積は1393ヘクタール(前期比41ヘクタール減)で前期に比べ2.9%減少し、原料生産量は8万3838トン(同1万8203トン減)を見込んでいるが、登熟の状態は… 2018/12/07
経済 サトウキビ交付金増額へ TPPの影響緩和で 農林水産省は6日、砂糖の原料となるサトウキビに関し、2019年産の生産者らへの交付金単価を1トン当たり18年比210円増の1万6630円とする案を自民党の会合で提示し、了承された。米国を除く環太平洋連携協定(TPP)の発効に伴う増額で、国内農家への影響を緩和するためとしている。 TPP発効日の今月30日から19年産の単価を適用する。 砂糖を巡っては、輸入される低価格の外国産品から国内のサトウ… 2018/12/07
経済 セブン、沖縄初出店は来年7月 生産体制整い前倒しへ セブン―イレブン・ジャパンの子会社セブン―イレブン・沖縄(那覇市)は11月30日、沖縄県への初出店時期を従来予定の2019年秋から7月に前倒しすると発表した。弁当や調理パンなどの県内製造のめどが立ったため。那覇市とその周辺で複数店を同時オープンさせる計画。 沖縄県うるま市にデザートを製造する専用工場を建設することも発表した。年内にも着工する。既に建設を公表している同県浦添市の弁当、総菜工場に続… 2018/12/01
経済 「積極果敢にイノベーション」 九州経済同友会が那覇で大会 九州経済同友会は21日、那覇市のロワジールホテル那覇で、第67回大会を開き、九州・沖縄の各地区から315人が参加。「イノベーションに積極果敢に取り組む」とする大会アピールを採択した。 大会後の記者会見で貫正義代表委員(福岡経済同友会代表幹事、九州電力㈱相談役)は、大会テーマ「イノベーションが切り拓く九州の未来」について「九州の高齢化と過疎化を是正するためには、若者の望む良質な職を確保することが… 2018/11/23
経済 「しらみづ」製造本格化 石垣の名水、観光客需要に期待 県内一高い於茂登(おもと)岳のふもとにある石垣島名蔵白水地区で、地下水からつくったミネラルウォーター「石垣島の名水 『しらみづ』」の製造が本格化している。有限会社しらみず開発(仲間稱社長)が、石垣市地域創生総合戦略の一環として現地に工場を建設した。「しらみづ」は軟水で「まろやかな口当たりとさっぱりした風味」(同社)が特徴。石垣島の新たな特産品として、増加する観光客などの需要が期待される。 市は20… 2018/11/02
経済 幻の伝統酒復活へ 泡盛メーカー3社「イムゲー」製造 泡盛製造を手掛ける請福酒造有限会社(石垣市、漢那憲隆社長)、株式会社多良川(宮古島市、砂川拓也社長)、株式会社久米島の久米仙(久米島町、島袋正也社長)と沖縄工業技術センター(古堅勝也所長)は17日、那覇市で合同記者会見を開き、沖縄の伝統蒸留酒「イムゲー(芋酒)」を復活させると発表した。久米仙の島袋社長は「島には特産物のイモ、製糖工場があるので、地域おこしになる。3社がまとまって取り組むのは、いま… 2018/10/19
経済 小型特殊車両を県内初生産 ヤマハ2車種 4時間充電で40キロ走行 ものづくりネットワーク沖縄(金城盛順代表理事)は17日、県内初製造となる小型特殊車両2車種を報道陣に公開した。7人乗りの「コンシェルジュ7」と、4人乗りの「YG―M」。県内企業と協力し、沖縄ヤマハなどから開発依頼を受け、うるま市内で製造した。12月から本格的な生産に入り、県内販売も予定している。 2車種は、観光施設やホテルなどの敷地内移動で使用される「コミュニティービークル」と呼ばれる特殊な小… 2018/10/19
経済 ITで新ビジネス創造 沖縄発展へ有識者が議論 スタートアップカフェコザの2周年記念イベントが6日、沖縄市で開かれ、有識者や実務家などが活発に議論を展開した。ITを使った新ビジネス創造の可能性や、アジアと本土を繋ぐ沖縄の可能性などが議論された。「テクノロジーの発達とリゾートワーク」と題されたトークセッションでは、沖縄市観光物産振興協会の山田一誠事務局長や日経BP・トレンドメディア局の杉山俊幸局長、沖縄経済同友会の花牟札真一氏、沖縄市経済文化部… 2018/10/07
経済 県共進会へ6頭出品 郡畜産共進会で15頭が入賞 第21回八重山郡畜産共進会が23日、八重山家畜市場で開かれ、出品された和牛計30頭の体格や栄養度、総合的なバランスなどを審査した。審査では5部門各3頭の計15頭が入賞し、11月に糸満市で開かれる県共進会には、狩俣和紀さん(桃里)の「やす」号など6頭が選ばれた。 共進会には石垣市内から22頭、黒島から6頭、西表島から1頭、与那国島から1頭の計30頭が出品。入賞牛は石垣市内が10頭、黒島が4頭、与… 2018/09/24
経済 新那覇バスターミナル落成 子ども乗せた記念ツアーも 来月1日、運用開始 【那覇】第一交通産業(黒土始会長)は23日、県内のバス会社4社と合同で新那覇バスターミナル落成記念出発式を開催した。新バスターミナルは、モノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業「カフーナ旭橋A街区」の1階と地下1階に位置し、10月1日から運用が開始される。この日は、開業を記念して、テープカットや地域の子どもたちを乗せたバスツアーも行われ、多くの家族連れでにぎわった。あいさつした黒土会長は「我が… 2018/09/24
経済 玉城氏「一括交付金、私が直談判」 公明、誇大宣伝と反論 30日投開票の知事選で、一括交付金の創設経緯をめぐり、候補者2人の陣営が応酬を繰り広げている。前衆議院議員の玉城デニー氏(58)は、国会議員時代の実績として、沖縄振興一括交付金の創設で「政府与党(当時民主党)に玉城が直談判して実現にこぎつけた」とアピール。これに対し、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)を支援する公明党衆院議員の遠山清彦沖縄方面本部長は「『直談判して実現にこぎつけた』という表現は誇大… 2018/09/22