経済 沖縄振興費3010億円 前年度と同額、首里城再建向けも 政府は2020年度の沖縄振興予算を20日閣議決定し、2018年度や19年度の当初と同額の3010億円に据え置いた。公共事業関係費として前年度と同額の1420億円を計上し、一部を首里城(那覇市)の再建に向けた取り組みに使う。 概算要求から180億円の減額。県が使途を決められる沖縄振興一括交付金は19年度から79億円削減され、1014億円だった。国が県を通さず、市町村を直接支援する沖縄振興特定事業… 2019/12/21
経済 新製糖工場の早期建設を 総事業費260億「声上げて」 政府支援訴え総決起大会 新石垣島製糖工場早期建設総決起大会(主催・市さとうきび生産組合、JAおきなわ八重山地区本部)が27日、大浜公民館で開かれた。農家など約300人が参加し、新工場建設に向けて政府の支援を求める決議を採択した。決議を受け、JAなど関係機関は来月19日、沖縄総合事務局や県などに要請行動を展開する。 関係機関は年明け以降、決議文を携えて上京し、政府に直接要請することも検討する。 石垣島製糖の現工場は1… 2019/11/28
経済 食品の販路 海外へ拡大 沖縄大交易会始まる 宜野湾 国際的な食品の商談会「沖縄大交易会2019」(主催・同実行委員会)が14日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなどで開幕した。15日まで。国内外の販路拡大を目的に、47都道府県から350社のサプライヤー(生産者)が参加。17の国と地域から約300社のバイヤー(購買者)が集まり、約3200回の個別商談が行われる。 2019/11/15
経済 産業まつり盛況 八重山からの出店も 第43回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)が25日から27日までの3日間、那覇市内の奥武山公園・県立武道館で開催され、28万7900人(主催者発表)が来場した。 八重山からは、合名会社・崎元酒造所や㈱石垣の塩、㈱星砂、竹富町商工会、(有)八重泉酒造、八重山南風堂㈱、㈱石垣島物産公社、石垣島ビール㈱などの企業や団体が参加。他の企業と並んでブースを設け、自慢の商品を店頭販売した。 2019/10/28
経済 泡盛「尚」25日発売へ 12メーカーが新商品 県内の12泡盛メーカーの代表者らは16日午前、県庁で記者会見し、新商品「尚」を発売すると発表した。県の「沖縄型中核人材育成事業」で、各メーカーの技術者らが開発した新ジャンルの泡盛で、25日から始まる「沖縄の産業まつり」で販売開始する。 長期の熟成を行う「古酒(クース)」よりも味のきれが良く、世界4大スピリッツ(蒸留酒)に負けない「第5のスピリッツ」として世界的な認知度の獲得と、市場開拓を目指す… 2019/10/17
経済 島周遊型の観光目指す 星野リゾート 西表、小浜のホテル取得 星野リゾートグループは、竹富町西表島と小浜島で株式会社ユニマットプレシャスが建設したホテルを取得し、西表島の「西表島ホテル」が1日に営業を開始した。小浜島の「リゾナーレ小浜島」は来年4月20日にオープンする。星野リゾートは竹富島でも「星のや竹富島」を運営しており、八重山で3軒の宿泊施設を運営する。 広報担当者は「3島で宿泊しながら周遊してもらい、バラエティに富んだ島々の良さを楽しんでほしい」と… 2019/10/10
経済 宮城菓子店にアイディア賞 県、優良県産品を表彰 県は9日午前、県優良県産品推奨状交付式を県庁1階の県民ホールで行い、優秀アイディア賞に(有)宮城菓子店(石垣市石垣、宮城龍二代表)の「ミルクくんぺん」が選ばれた。 県優良県産品推奨制度は県産品の品質向上と販路拡大を目的に1980年から始まり、今年で40年目。これまで、2419品が優良品として推奨され、県産品のブランド力の強化と販路拡大、地場産業の振興に貢献してきた。 2019/10/10
経済 LPガス利用発電機販売開始 沖縄市のリョウエンタープライズ 株式会社リョウエンタープライズ(本社・沖縄市、代表取締役・吉山亮太)はこのほど、LPガスを利用した非常用発電機の販売権を取得した。同発電機は自動運転機能を備え、連続72時間の発電が可能で、メンテナンスが簡単で低コストである点が特長。近年、災害による停電が珍しくなくなっている、沖縄など全国各地で営業活動を開始している。 これまで普及している非常用発電機は、ディーゼル型が主流だが、手動切り替えのた… 2019/10/05
経済 対象店に掲示、制度周知へ キャッシュレスのポスター 経済産業省は28日、10月の消費税増税に伴うキャッシュレス決済のポイント還元制度で、消費者に対象店舗が分かるように、登録した加盟店の店頭に掲示するロゴ入りのポスターを公表した。28日から順次、登録店舗に対し事務局が発送する。制度開始まで1カ月余りとなっており、消費者向けに制度を周知するための広報活動を強化する。 還元率は店舗により異なり、5%と2%の2種類がある。それぞれの店舗でどのキャッシュ… 2019/08/29
経済 離島施策、目標達成3割 県検証、7割は「前進」 沖縄振興計画 県が「21世紀ビジョン」(沖縄振興計画)で示した施策の検証と今後の改善方針などを報告する県振興推進委員会(委員長・玉城デニー知事)が21日、県庁で開かれた。報告によると、2018年度の計画値を達成した施策は46.3%、このうち離島に関する施策で計画値を達成したのは30.2%にとどまった。 現振興計画の計画期間は残り2年半となっており、玉城知事は「沖縄振興をより確かなものとし、一層加速させていく… 2019/08/22
経済 失効ポイントで地域貢献 町観光協会が団体募集 ピカリャ~カード 竹富町観光協会は、町内の島々を応援する目的で発行されている「ピカリャ~カード」の失効ポイントを地域に還元する活動の一環として、清掃活動や美化活動などの地域貢献をする町内の団体を募集している。 募集期間は9月16日まで。活動内容は各地域での清掃活動、美化活動、自然保護活動。応募資格は町内の公民館、子ども会、婦人会、青年会、老人クラブ。1団体につき最大5万円まで支払う。募集枠は2団体。 2019/08/18
経済 泡盛輸出拡大「試金石の年」 離島酒造所も沖縄牽引 第6回琉球泡盛海外輸出プロジェクト会合(会長・小泉武夫東京農業大学名誉教授)が9日、那覇市の第2地方合同庁舎で開かれた。出席した宮腰光寛沖縄担当相は「プロジェクトが県内外で定着しつつあると感じている。2020年までに輸出量70キロの目標達成に向けて、今年度はまさに試金石」と強調。6月に閣議決定された「骨太の方針」で2年連続で泡盛輸出の取り組みが明記されたことに触れ、「政府の強い意気込みを示すこと… 2019/08/10
経済 夏の味覚 全国へPR パイン・マンゴーを出荷 日本郵便㈱八重山郵便局(西里博務局長)は21日、同局で石垣島特産のパイン・マンゴーをゆうパックで全国に発送する「パイン・マンゴー出荷式」を開いた。8月8日までに、パイン4万7千個、マンゴーは1万3千個の出荷を計画している。 今年のパインは豊作で例年より早い6月上旬に出荷を開始。マンゴーは暖冬の影響で花芽の分化期が遅れはしたが、例年並みの収獲が見込まれるという。 生産者を代表してゆうパックの会… 2019/06/22
経済 企業内で6次化実現 みやぎ米屋㈱ 自社ブランド米の確立へ 沖縄振興開発金融公庫八重山支店(比嘉努支店長)の融資を受けたみやぎ米屋㈱(宮城隆代表取締役社長)が15日午前、同支店で記者会見を開き、融資による生産加工設備導入で、グループ内での6次産業化が実現したと発表した。今後は自社ブランド米を確立させ、外部委託の経費節減などから経営基盤の強化が期待。自社米は11月頃の二期米での出荷を検討している。 グループ会社の農業生産法人㈱みやぎ米穀(宮城翔伍代表取締… 2019/06/16
経済 共済加入促進でダブル表彰 経営発達支援計画も認定 石垣市商工会 石垣市商工会(黒嶋克史会長)が、二つの共済制度の加入促進運動で年間目標を達成したとして、県商工会連合会から初のダブル表彰を受けた。経済産業大臣からは、小規模事業者を支援する取り組みを盛り込んだ「経営発達支援計画」の認定を受けた。黒嶋会長が4日、市商工会館で記者会見し、発表した。 2019/06/05
経済 令和一早い新米が販売 昨年に引き続き豊作 ゆらてぃく市場 「令和一」早い一期作の新米「石垣島産ひとめぼれ」と「西表島産ひとめぼれ」の販売が5月31日午前、JAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で始まった。 先月15日から収穫を開始した今年の一期米は昨年に引き続き豊作で、出荷量は石垣産700トン、西表産150トンの計850トンを見込んでいる。 また30日までに、荷受けが石垣産236.730トン、西表産10.249トンの計246.… 2019/06/01
経済 本マグロ12本水揚げ 地元でも購入可能に 24日早朝から八重山漁協に本マグロを獲った漁船が到着。この日、計12本の巨体が水揚げされ、ゴールデンウイーク前ながらも、荷さばき場は活況を呈していた=写真。 本マグロの水揚げは宏徳丸3本(178キロ、144キロ、209キロ)、天心丸2本(172キロ、164キロ)、第一稜丸1本、日の丸6本(189キロ、157キロ、209キロ、243キロ、200キロ、211キロ)。クレーンで釣り上げられ、大きな魚… 2019/04/25
経済 泡盛にテロワール推奨 石垣の研究所で品種生産 国は泡盛の海外輸出を促進させるため、沖縄県産の長粒種米を原料にして生産し、付加価値を付ける「泡盛テロワール」に力を入れている。現在、石垣にある研究センターでは、フィリピンの研究所と共同で育成した品種を生産しており、酒造組合や生産者からの要望があれば提供することも検討している。 テロワールは商品を生産する際、その地域から取れる食材などを原材料に使い、付加価値をつけるもの。土壌の状態や地形、気候、… 2019/04/15
経済 11月に沖縄大交易会 参加企業700社目指す 沖縄大交易会2019が11月14、15の両日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれる。11日、同実行委員会(小禄邦男委員長)が市町村自治会館で開かれ、大会計画案や収支予算案を承認した。参加企業の目標数を計700社に設定。規模拡大のため、会場に隣接する宜野湾市立体育館も使用する。 沖縄大交易会は国内外から企業が集まり、商談会を行うイベント。県や実行委員会は規模拡大に伴い、沖縄コンベンショ… 2019/04/12
経済 モズク漁スタート 天候不順で不作傾向に 八重山では今季のモズク漁が2月下旬から始まっている。 元来、4月からのスタートだが、昨年は3月中旬の開始となり収穫に追われて、これまでにない豊漁を記録した。八重山漁協だけで1492トン240キロを収穫。八重山全体では2089トン13キロと、一昨年の795トンと比べて3倍近い大漁となっていた。 そのため八重山漁協は勝連漁協、知念漁協に次ぐ県内第3位のモズク収穫。市場ではモズク不足のため、値段も… 2019/03/29