社会 「医療崩壊迫っている」 八重山病院、コロナ満床 県立八重山病院は11日、緊急の記者会見を開き、同院の新型コロナウイルス患者用の病床が満床になったと明らかにした。新型コロナ以外の入院治療や検査にも影響が出ており、和氣(わけ)亨院長は「医療崩壊が迫っている」として、警戒を呼び掛けた。 八重山保健所管内の1定点(医療機関)当たりのコロナ患者報告数は、6月26日から今月2日までの約1週間で54・67人。県全体の48・39人を上回り、南部地区に次いで… 2023/07/12
社会 13日から撤去本格化 座礁船、来年2月完了目指す 県は10日、ことし1月に竹富町浜島沖で座礁したパナマ籍船「シンハイズー2」(長さ140㍍、総㌧数8000㌧)の撤去計画に関し、13日から本格的に作業工程に入る方針を明らかにした。作業は日本サルヴェージ㈱などに委託し、来年2月ごろまでの作業完了を目指す。 同日、八重山合同庁舎で「撤去に関する説明会」を開き、関係機関が出席。冒頭のみ報道陣に公開され、終了後に県の担当者などが取材に応じた。 説明会では、… 2023/07/11
社会 チームヤマシタ(東京)トローリング優勝 与那国カジキ釣り大会終わる 第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町)は最終日の9日、久部良漁港で6本のカジキが揚がり、8日と合わせて計12本の釣果で終了した。トローリングの部では、東京から出場したチームヤマシタが1日目と2日目に1本ずつカジキを釣り上げ、計373ポイントで優勝を果たした。磯釣りの部では長濱諭さん=与那国=52・8ポイントで優勝した。 2023/07/10
社会 石垣市役所で初の「てづくり市」 市内工芸店の商品並ぶ 「制作者の顔見える」と好評 石垣市内の工芸品店などによる恒例の「てづくり市」が8、9日、市役所で開かれた。初の市役所での開催となった今回は約40店舗がブースを設け、波打ち際をデザインした時計や、精密に設計された木工製品など多種多様な手作り商品が並んだ。 2023/07/10
社会 初日、大漁6本 326㌔ チーム「ヤマシタ」 与那国島国際カジキ釣り大会 第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会は8日から競技が始まり、1日目のトローリングの部では6本のカジキが釣り上げられた。トローリングの部には37チーム(124人)が出場した。午前7時、米蔵一生氏による「久部良大漁音頭」が響きわたった。久部良沿岸の波は最大2㍍と穏やかで、駆けつけた応援の後押しを背に、漁船は一斉に大海原へ飛び出して行った。競技開始早々の午前7時半ごろ、一本目のクロカワカジキ(4… 2023/07/09
社会 夏の夜空彩る天の川 カヤマ島で「星開き宣言」 第6回無人島カヤマ島七夕星まつり2023(主催・同実行委員会)が7日から8日にかけ、嘉弥真島で開催された。ゲストやスタッフ約70人が参加し、夏の夜空を彩る天の川を眺めるなど、星空観察を楽しんだ。恒例の「星開き宣言」では石垣島出身のアーティスト・饒平名久乃さんが「この美しい星空に天の川や流れ星に愛を願いましょう」と呼び掛け、星開きを宣言した。 星まつりは小浜島神司による安全祈願の後、実行委員会の… 2023/07/09
社会 全国から37チーム169人 与那国カジキ釣り大会が開幕 「ぱしんだぎ ちまんがしゃなきるん うぶカジキ(つりあげよう みながよろこぶ 大カジキ)」をキャッチフレーズに、第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町)が7日開幕した。開会式が久部良漁港特設会場であり、大会実行委員長の糸数健一与那国町長は「4年ぶりに通常のプログラムによる開催となり、これまでにない多くのアングラーの皆さんにエントリーがあり大変うれしい。アングラーの皆さんには… 2023/07/08
社会 石垣―基隆 定期航路、週3~4回想定 今月上旬に検討委、特命班も 複数の台湾企業が関心 石垣市は、開設を目指している台湾基隆とのフェリー定期航路の運航回数を週3~4回にできないか検討している。需要が見込めれば週5回の可能性もあり、1日1便の運航を想定する。今月上旬には、関係機関や企業関係者など19人程度で組織する検討委員会を設置。作業を加速化するため、検討会とは別に、庁内で総勢50人超の特命チームを近く発足させる。定期航路開設計画には既に複数の台湾企業が関心を示し、開設を契機にした… 2023/07/08
社会 コロナ急拡大、入院千人超 知事「救える命救えなくなる」 沖縄県内 県内で新型コロナウイルスが急拡大していることを受け、玉城デニー知事は5日コメントを発表し、医療現場の逼迫(ひっぱく)を指摘。「このまま感染の拡大が続くと、救えるはずの命を救うことができなくなる事態が現実となる恐れがある」と訴えた。県はこの日、沖縄本島の医療フェーズを最も高い「フェーズ5」に引き上げた。宮古、八重山も既に「フェーズ5」に引き上げている。 2023/07/06
社会 NPO法人たきどぅん寄付 伝統芸能の保存、継承と人材育成 竹富島 「特定非営利活動法人たきどぅん」が4日、認証を受けて20周年になるのを記念して竹富小中学校と、島内の女性らでつくる「ぶなる会」3支部に各10万円ずつを寄付した。 ビジターセンターで行われた贈呈式で、上勢頭保理事長は「学校の先生は自己負担をしながら人生育成に頑張っていると聞いている」と目録を贈ると、岡崎心一校長は「たきどぅんには、いつも子供たちの学習や職員の研修で勉強させてもらっているのに、寄付… 2023/07/05
社会 今後2週間も少雨か 市は4日に関係機関会議 干ばつ対策会議も 石垣島地方気象台は6月30日、八重山地方は4月下旬から降水量が少ない状態が続いているとして、「少雨に関する八重山地方気象情報」を発表した。農作物の管理などに注意を呼び掛けている。 2023/07/01
社会 新会長に米盛博明氏 八重山防衛協会が総会 八重山防衛協会(三木巖会長)は28日夜、石垣市内で定期総会を開き、役員改選で新会長に米盛博明副会長を選任した。1990年度以来、32年間会長を務めた三木前会長は勇退し、今後、相談役として協会を支える。 米盛新会長は「私なりに力を尽くす。協会の会員を増やしたい。駐屯地ができたので隊員との交流を図る」と抱負を語った。 今年度は8月か9月に駐屯地夏祭り、12月に年忘れ行事、来年3月に音楽演奏会(やいまふ… 2023/06/30
社会 「日本は米中対立の前線」 松永陸自15旅団長が講演 八重山防衛協会の定期総会が28日、石垣市内のホテルで開かれ、陸上自衛隊第15旅団の松永浩二旅団長が公演。中国・北朝鮮の脅威や国際情勢、最近の防衛政策、国民保護などを解説した。冷戦終了後の中国の軍拡について「日本は米中対立のフロントライン(前線)だ。地政学的に逃げられない位置にある」と指摘。中国の脅威に備える必要があると強調した。 松永氏は、中国が大量に中距離弾道ミサイルを保有している現状を指摘。米… 2023/06/30
社会 コロナ相談ダイヤル再開 感染者の急増受け 石垣市 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、石垣市は28日から「感染症電話相談室」を再開することを決めた。オペレーターが症状などを聞き、必要に応じて医療機関を紹介するサービス。各医療機関は、新型コロナ感染が疑われる場合、受診の前に相談室に電話するよう呼び掛けている。 受け付けは原則平日の午前9時から午前11時半。市の担当者によると、当面は1回線で対応し、状況に応じて回線を増やすと言う。 沖縄県内の定点あ… 2023/06/28
社会 海難事故が多発 海の知識、安全対策の徹底を 新型コロナウイルスが5類感染症に移行して以来、沖縄県では観光客が増えている。これに伴ってか、6月に入ってから石垣市を含む県内で海難事故が目立ってきている。今年度に入って不慮の死亡事故が10日市内で発生しており、石垣海上保安部はマリンレジャーをする際、飲酒、持病や疲労で体調不良のときは入水せず、身の安全を第一とした行動をするよう呼びかけている。(新垣翔太) 2023/06/25
社会 戦争マラリア犠牲者を追悼 慰霊之碑で追悼式 沖縄戦末期に軍の作戦に伴い、八重山各島の住民が山間部に避難し3647人がマラリアで死亡した「戦争マラリア」の歴史を伝えるため、八重山戦争マラリア犠牲者追悼式(石垣市主催)が23日、バンナ公園の慰霊之碑前で開かれた。戦争マラリアで亡くなった犠牲者に対し哀悼の誠を捧げ、世界の恒久平和を祈った。約200人が参列した。 2023/06/24
社会 急患増で診察2、3時間待ち 7波以来の高水準、感染予防呼びかけ 八重山病院が緊急会見 県立八重山病院を受診する救急患者が急増し、17日は100人を超えたことが分かった。新型コロナウイルス感染が疑われる患者も多く、同院によると、昨年7月の「第7波」以来の高水準だと言う。和氣亨院長は「このままコロナ感染が拡大すれば、医療が破綻しかねない」として、警戒を呼び掛けている。 八重山病院が公表したデータによると、同院の救急室を受診した患者は5月29日から70人以下で推移していたが、今月17日ご… 2023/06/23
社会 中・西合同が総合13連覇 4年ぶりに爬龍船競漕大会 旧暦5月4日「ユッカヌヒー」の海神祭として、航海安全と豊漁を海神に感謝・祈願する「石垣市爬龍船競漕大会」(主催・同実行委員会)が21日、浜崎町の石垣漁港で4年ぶりに開催された。海人を中心とした東一組、東二組、中・西合同(中一組・中二組・西組)の3組対抗で行われた本バーリーは、転覆ハーリーと上がりハーリーを制した中・西合同が27点を獲得し、13連覇を果たした。 2023/06/22
社会 台湾との定期航路、開設へ 石垣市、検討委を設置 「ナッチャン・レラ」使用 石垣市の中山義隆市長は20日午後の定例会見で、同市と台湾の基隆市を結ぶ定期航路フェリーの開設を検討する委員会を設置すると発表した。来月に1回目の会議を開催する予定。市は新型コロナウイルスが5類感染症に移行されたことで本年度から航路開設の検討に入った。観光振興などを図るため、関係者から意見を聴取する。使用する船舶の候補は、台湾船籍の高速船「ナッチャン・レラ」。2016年5月14日に石垣港に入港した… 2023/06/21
社会 南ぬ浜町内で移動 人工ビーチ周辺に展開 PAC3 自衛隊は18日、北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射に備えるため、2日から石垣市南ぬ浜町に展開している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を、同地区内の人工ビーチ周辺に移動させた。これまでの展開地は使用期限が21日までで、22、23両日には隣接するクルーズ岸壁に日本船籍のクルーズ船「にっぽん丸」が寄港する。PAC3は展開場所の移動を求められていた。 2023/06/20