八重山芸能 島挙げてムシャーマ 先祖供養と豊作祈願 日本最南端の有人島、竹富町波照間島で14日、旧盆中日の伝統行事「ムシャーマ」が島を挙げて開かれた。晴天に恵まれ、絶好の日和の中、島民や島外に住む出身者らが先祖を供養し、豊作を祈った。ムシャーマは先祖供養と豊作祈願を目的とした最大の行事。 2019/08/15
八重山芸能 「稲の一生」にぎやかに 白保豊年祭で豊穣祈願 2019年度白保豊年祭・ムラプーリン(主催・白保公民館)が29日、飾場(カツァリバ)御嶽(嘉手苅御嶽)前で行われた。旗頭、イルク太鼓が奉納され、弥勒加那志(ミルクガナシ)の来訪や、仮装行列による「稲の一生」の披露があり、五穀豊穣の感謝と来夏世の豊穣を祈念した。 白保公民館の前盛善治館長は27日のガンプゥトギ、28日のオンプーリンと四つの御嶽での神司による祈願が厳粛に執り行われたと報告。「字民が… 2019/07/30
八重山芸能 夏を彩る感謝祈願祭 新拝殿で初の豊年祭 四カ字ムラプール 八重山の夏を彩る風物詩、四カ字(登野城、石垣、大川、新川)合同の豊年祭ムラプールが26日午後、石垣市内の真乙姥嶽周辺で開かれ、各字民が今年の豊作に感謝し、来夏世の五穀豊穣(ほうじょう)、字の繁栄などを祈願した。昨年12月に新造された拝殿での豊年祭は初。会場には、11団体15本の旗頭が挙げられ、巻踊りや太鼓などの芸能が次々と奉納された。 2019/07/27
八重山芸能 各御嶽で感謝し祈願 きょうムラプール 四カ字豊年祭 八重山に伝わる最大の伝統行事、四カ字(登野城、石垣、大川、新川)豊年祭のオンプールが25日、市内各御嶽で執り行われ、地域住民らが今年の豊作に感謝し、来夏世の五穀豊穣(ほうじょう)、字民の無病息災を祈願した。優良農家の表彰もあった。 2019/07/26
八重山芸能 石垣字会に頭寄贈 玉代勢さん、米寿記念の「松竹梅」 長年、字石垣の旗頭持ちとして活躍した玉代勢孫芳さんが四カ字オンプールの25日、米寿の生年記念として「松竹梅」の頭を石垣字会(大浜慶功会長)に寄贈した。 頭の製作者は玉代勢秀孝さんで、旗文字は「押風黄金(うすかじくがに)」。気候が順調で農作物が黄金のように実る五穀豊穣(ほうじょう)と、字民の無病息災、村の繁盛・安泰が祈念されている。 寄贈は午前8時から玉代勢さん宅で行われた。7年間の大役を果た… 2019/07/26
八重山芸能 きょうから四カ字豊年祭 新川、綱かきに奮闘 石垣市四カ字豊年祭が25日から2日間にわたって行われるのを前に、26日のムラプールで使う大綱引きの綱づくり(綱かき)が23日から新川の真乙姥嶽で行われ、新川字会の若者たちが炎天下、大粒の汗を流しながら全長約100㍍の大綱を完成させた。 綱は今年の一期米のワラを使用。境内にあるアコウの木の下で男たちが3人一組になって「エイッ、エイッ」という掛け声とともに、綱づくりに奮闘。小綱を7本つくり、2日目… 2019/07/25
八重山芸能 恒例の「獅子皮作り」 豊年祭に向け準備 登野城獅子保存会 登野城獅子保存会(黒島弘会長)は21、22日の2日間、黒島会長宅で恒例の「獅子皮(シィーシィーぬカー)作り」を行い、豊年祭への準備を進めた。 登野城の獅子2頭は獅子面や胴体が大きく、年数回の獅子舞で、獅子の皮にほころびなどができる。その修復と後進育成を兼ね、小中学生や会員の子どもらに声をかけ、毎年この時期に実施している。 今回は糸芭蕉約100本を用意。切り出して皮をはぎ、皮を脱穀機で荒削りし… 2019/07/24
八重山芸能 宮良康正氏、芸道50周年記念公演 劇場満員、立ち見も 与那国民謡の第一人者で、八重山古典民謡技能保持者・無形文化財の宮良康正氏は13日夕、芸道50周年記念公演を国立劇場おきなわで開催した。 「叙情八重山を歌う」と題した公演は、劇場が満員になるほどの大盛況で、立ち見をする観客もいた。館内ロビーには、劇場内に入れない観客のために、テレビ画面も用意された。 2019/07/14
八重山芸能 最優秀に島仲、小池さん 西表上原 デンサ節誕生250年の節目 「第18回竹富町デンサ節大会」(主催・竹富町民俗芸能連合保存会)が29日夕、西表島上原の中野わいわいホールで開かれた。各島の小・中学校、公民館、役場の代表と一般公募で選ばれた計26人が、デンサ節の調べに合わせ朗々と歌い上げた。最優秀賞には一般の部で黒島公民館代表・島仲亜希さん(34)、子どもの部で登野城小学校代表・小池美寿々(みすず)さん(19)が輝いた。 西表島上原を発祥とするデンサ節は17… 2019/06/30
八重山芸能 デンサ祭で発展願う 40年の節目迎える 西表島上原公民館 教訓歌「デンサ節」の発祥の地・西表島上原地域で、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈り、地域の発展を願う「デンサ祭」(主催・上原公民館)が22日午後、同公民館前の道路で行われた。参加者らは地域の伝統文化を継承し、互いの絆を深めた。祭りは1979年に開始されてから40年の節目にあたる。 祭りの第1部「通踊り」はミルクが「天下泰平」と書かれた扇子を持って練り歩く「ミルク行列」に続き、上原婦人会… 2019/06/26
八重山芸能 新旧織り交ぜ舞踊披露 大浜青年会が文化発表会 大浜青年会(西里翔太会長、会員16人)主催の「2019年度文化発表会」が15日夜、大浜公民館で開かれ、平成生まれの若者らが伝統を継承しつつ、新しい要素も取り入れ、新旧織り交ぜた舞踊と創作演目を披露した。 第1部は「かぎやで風」で幕開け。「くいぬぱな節」、「夜雨節・千鳥節」、「祝い獅子」に続き、「うりずんの唄」で締めくくった。 第2部はスライドショーによる青年会員と活動の紹介や平成7(1995… 2019/06/18
八重山芸能 三線や舞踊など発表 大盛況 「レッスンの成果を披露できて感無量」 東京で安室流保存会平良広治研 八重山古典音楽安室流保存会平良広治研究所(東京都杉並区)は2日、世田谷区の北沢タウンホールで発表会を開催した=写真。9年ぶり、3回目の発表会で、テーマは「聞き給れ 八重山 島々の唄心」。会場は満席で、演目ごとに盛大な拍手が送られた。 門下生一同による斉唱と、師匠の平良広治師範の舞踊による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。同研究所が輩出した三線教師らが「仲筋ぬヌベーマ節」「月ぬマピローマ節」「トゥバラーマ」… 2019/06/08
八重山芸能 音楽分野で石垣市推薦 ユネスコ創造都市ネットワーク 日本ユネスコ国内員会は5月31日、ユネスコ創造都市ネットワークへの新規申請都市として、音楽分野で石垣市を推薦することを決めた。申請理由として古来さまざまな祭礼、舞踊、音楽を伝統として継承。これを基盤として、沖縄音楽を代表する八重山民謡やポピュラーミュジックが生まれているとしている。今後のスケジュールとしては30日までにユネスコに申請書を提出。11月には加盟認定の結果が発表される。 2019/06/04
八重山芸能 八重山舞踊、師匠の教えつなぐ 「光扇流綾羽の会」に名称変更 八重山舞踊光扇会(新城知子主宰)は23日、新城知子八重山舞踊稽古場で、名称を「八重山舞踊 光扇流 綾羽(あやぱに)の会 新城知子稽古場」に改めると発表した。門下生らは、八重山地方の正装スディナを着用し新たな門出を祝った。 2019/03/24
八重山芸能 世代超えて大合奏 「さんしんの日」に270人 「さんしんの日」の3月4日、石垣市総合体育館で第19回さんしんの日サンシン大合奏会(主催・同実行委員会、石垣市文化協会)が開かれた。大人や子どもなど老若男女約270人が参加し、世代を超えて大合奏した。 市文化協会の高嶺幸子副会長は「メインアリーナから沖縄の宝、三線の響きを世界に発信しよう」とあいさつ。 実行委員会の糸洲長章委員長は、「八重山古典民謡愛好者は地元八重山のみならず、沖縄、本土へと… 2019/03/05
八重山芸能 八重山芸能の議論集約 連続講座、冊子が完成 白保企画 2017年9月から八重山芸能に関する連続講座を展開してきた合同会社白保企画(横目博二代表)がこのほど同講座の報告書を刊行し26日、大濱信泉記念館で会見を開いた。関係者は同冊子について、「八重山の芸能を考える上で重要な資料」と位置付けており、八重山芸能を巡る議論が集約されている。 この取り組みの前身は14年度からスタート。17年度からは「次世代を担う八重山芸能後継者育成支援事業」(支援・沖縄県、… 2019/02/27
八重山芸能 70周年控え、5人に免許状 安室流協和会が定期総会 今年で70周年を迎える八重山古典音楽安室流協和会(宮里彦一会長)は23日夜、2019年度定期総会を大川公民館で開いた。第42回コンクール審査は10月5~6日、11日~13日に市民会館中ホールで、同授賞式と発表会は11月30日に市民会館大ホールで行なわれる。 総会では、18年度活動報告や19年度活動計画(案)が提示された。今年度は安室流協和会周年式典・祝賀会が予定されているが、日程を含めた詳細… 2019/02/24
八重山芸能 「島の芸能を未来へ」 与那国で民俗芸能交換会 島の伝統芸能発展に寄与しようと「民俗芸能の未来のために今できること」をテーマとした第2回民俗芸能交換会(与那国フォーラム主催)が2日、与那国中学校体育館で開かれた。竹富島の芸能関係者42人を招き、竹富と与那国の芸能を披露しあい、交流を深めた。 与那国島からは地元5公民館を含む、62人の芸能関係者が参加。与那国町自治公民館連絡協議会、東、西、嶋仲、比川、久部良の6団体が芸能を披露。道唄、豊年歌劇… 2019/02/03
八重山芸能 教師5人に免許状授与 安室流保存会が定期総会 八重山古典音楽 八重山古典音楽安室流保存会(岡山稔会長)の定期総会と新春演奏会が26日夜、石垣公民館で行われ、岡山会長が三線教師となった5人に免許状を授与した。三線教師となった村瀬知暁さんは「終わりのない芸をずっと磨いていく」と生涯にわたり学び続けていく決意を述べた。 三線・横笛教師試験は先月7日に行われ、三線の村瀬さん、豊川雅明さん、廣田律子さん、鈴木誠子さん、玉津哲郎さんの5人と、横笛の和田健二さん、計6… 2019/01/30
八重山芸能 弾き初めで新年の決意 民謡保存会、ことし40周年 那覇八重山古典民謡保存会(大泊克会長)は13日、市内のホテルで新年弾き初め会を開催した。会員らはそれぞれの研究所ごとにテーブルに着き、司会者の合図で調弦を開始。その後、舞踊研究所の会員が登壇し舞う中、全員で三線や横笛を奏で、「鷲ぬ鳥節」などを斉唱した。 全員が参加した斉唱では、「鶴亀節」「目出度節」なども披露された。今年11月に設立40周年を迎える那覇保存会の会員らの歌声と音色は、会場内に響き… 2019/01/15