八重山芸能 首里城再建へ思い込め 勤王流八重山舞踊保存会 川井会主が独演会 勤王流の川井民枝氏が踊る八重山舞踊・第11回独演会「踊り清冽」(主催・勤王流八重山舞踊保存会無錆之会)が25日夜、那覇市内で開催された。10月末に炎上した首里城の再建、復興を支援するチャリティー公演としても上演され、ゲスト出演した八重山うた大哲会の大工哲弘氏が自作のでんさ節を披露。正殿消失の悲しみを歌に込め、再建に向けて県民が立ち上がり、首里城を復興させようという思いがみなぎっていた。会主の川井… 2019/12/28
八重山芸能 家族、地域に恩返し 涙の卒業公演・感謝の夕べ 八重農郷芸部 八重山農林高校郷土芸能部(新城愛結部長、部員28人)が22日午後、全国高等学校総合文化祭「2019さが総文」や国立劇場での優秀校東京公演に出場できたことに対して家族、教師、地域住民などの支援者への恩返しの意を表し、3年生の卒業公演も兼ねた「令和元年~感謝の夕べ~公演」を大川公民館で開いた。会場には保護者や市民ら約200人が訪れ、部員らの心意気と3年生一人ひとりの感謝の気持ちを受け取った。 企画… 2019/12/23
八重山芸能 當間氏に宮良當壯賞 登野城ユンタ保存会も 来年2月に授賞式 八重山日報社(宮良薫社長)は、沖縄の言語、文学、芸能の研究に顕著な実績を挙げ、八重山の祭祀・文化継承に大きな役割を果たした団体・個人に贈る第3回宮良當壯賞に、元県立博物館長の當間一郎氏(81)=那覇市小禄、石垣市の登野城ユンタ保存会(波照間永紘会長)を選んだ。 2019/12/18
八重山芸能 新城さん(那覇市)が優勝 豊見城でデンサ節大会 第五回八重山デンサ節大会(主催・八重農沖縄みずほ会実行委員会)が11月30日夜、豊見城市で開催され、新城まやさん(18)=那覇市=が優勝した。新庄さんは祖父が作詞したデンサ節を感情豊かに歌い上げ、来年竹富町で開催されるデンサ節大会への出場も決めた。 デンサ節は、西表島上原の発祥とされる八重山を代表とする教訓歌。新城さんはデンサ節をたたえ、島言葉で歌い継ぐ喜びを歌った。大会後、「感情は複雑で言葉… 2019/12/03
八重山芸能 圧巻 合格者晴れ舞台 独唱、斉唱など格調高く 古典音楽コンクール 第42回八重山古典音楽コンクール発表会(主催・八重山古典音楽協会、後援・八重山広域市町村圏事務組合、八重山日報社)が11月30日夜、石垣市市民会館大ホールで開かれ、三線、箏曲、笛、太鼓の各部門で難関を突破した76人が晴れの舞台で磨き抜かれた技量を大いに発揮した。独唱や斉唱などが格式高く繰り広げられ、会場からは大きな拍手が沸き起こった。 2019/12/01
八重山芸能 迫力ある立ち回りに沸く 種子取祭の芸能、本島で上演 石垣仲筋芸能保存会は24日午後、国立劇場おきなわで竹富島の種子取祭で披露される棒術や狂言「鬼捕り」、組踊「父子忠臣」などの各演目を上演した。 竹富島の種子取祭は、国の重要無形民俗文化財に指定され、棒術や舞踊、組踊など約80の芸能が2日間、奉納される。 24日の公演は2部構成で、第1部で棒術「ガシ棒」「鬼捕り」、第2部で「父子忠臣」が上演された。 「鬼捕り」は、本部山に住む人食い鬼の生け捕り… 2019/11/26
八重山芸能 島の伝統継承に尽力 八重山3氏に文化功労者表彰 那覇 県は18日午後、文化功労者の表彰式を県庁で行った。八重山からは、八重山古典民謡保持者の金城英皓氏(76)、八重山伝統舞踊保持者の登野城米子氏(86)、小浜島の盆(そーら)などの踊り手として活躍した西表郁氏(82)が受賞した。 県文化功労者表彰は、芸術文化の振興、文化財保護に尽力し、功績のあった個人や団体をたたえる。令和元年の今年は、県内で15人が表彰を受けた。 金城氏は長年、八重山古典民謡の… 2019/11/19
八重山芸能 若々しい演技に沸く 青年会が文化発表会 「皆肝揃てぃ(みなくぃむするてぃ)」をスローガンに、石垣市青年団協議会(國吉長朗会長)の第33回青年文化発表会が16日夜、石垣市民会館大ホールで開かれた。市内の7青年会が出演。友情出演も含め、伝統芸能など8演目で若々しい演技を見せ、満員の観衆を沸かせた。 宮良青年会の荘厳な「赤馬節」で幕開け。大浜青年会の「寄りてぃ遊ぼ」、登野城公民館の「狂言」、双葉公民館の「エイサー」、平得青年会の「月夜浜」… 2019/11/17
八重山芸能 国立に向け練習励む 組踊「父子忠臣」など上演 石垣仲筋芸能保存会 24日に浦添市の国立劇場おきなわの大劇場で開催される民俗芸能公演、組踊「父子忠臣~竹富島仲筋村~」に向け、石垣仲筋芸能保存会(宮良英世会長)が練習に励んでいる。 2019/11/15
八重山芸能 八重高、八重農全国へ 八重山3高校が優秀校 県高文祭 第43回沖縄県高等学校総合文化祭郷土芸能部門・第30回沖縄県高等学校郷土芸能大会(主催・沖縄県高等学校文化連盟)が9日、沖縄市民会館大ホールで開催された。出場していた八重山の3高校が優秀校に選ばれ、八重山高校と八重山農林高校が県代表として、来年8月に行われる第44回全国高等学校総合文化祭「2020こうち総文」へ出場することが決まった。 2019/11/12
八重山芸能 地域の豊穣と平安祈る オホホなど多彩な奉納芸能 西表祖納・干立で節祭 竹富町西表島最大の伝統行事で、国指定重要無形民俗文化財「西表島の節祭(しち)」の奉納芸能「世乞い(ユークイ)」が30日、祖納、干立の両集落で行われた。ミリク行列や黒布で全身を覆ったフダチミ、こっけいなしぐさで笑いを誘ったオホホなどの奉納を、地元住民や郷友会、観光客らが楽しみ、挙って今年の豊作への感謝と来年の豊饒(ほうじょう)、人々の平安を祈願した。 2019/10/31
八重山芸能 ドラや太鼓、家々練り歩く 竹富島で「ユークイ」 竹富島の種子取祭で芸能が奉納された初日の20日夕方、最後の演目「曽我兄弟」が迫力たっぷりに演じられ、終了後も観客の興奮が冷めやらぬ中、世持御嶽の神前では、神司や有志らによるイバン(九年母の葉)戴みの儀式が執り行われた。その後、一行は種子取祭を統一したといわれる根原金殿をまつる根原家(ネーレ)に移動し、ユークイ(世乞い)が始まった。ユークイはその後、西、東、仲筋の三集落に分かれ、深夜遅くまで各家々… 2019/10/25
八重山芸能 「種子取祭」一色に 奉納芸能で豊穣祈願 竹富島 約600年の伝統があると言われ、国の重要無形民俗文化財の指定を受ける竹富島の「種子取祭(タナドゥイ)」の奉納芸能が20日、世持御嶽で始まった。種子取祭は、種をまき、無事に育つことを祈願する行事で旧暦の9月か10月の庚寅(かのえとら)、辛卯(かのとう)の2日間(新暦の10~11月ごろ)を中心に行われ、80余りの伝統芸能が神々に奉納される。種子取祭には島を離れた人々も里帰りして祭りに参加し、島の店は… 2019/10/22
八重山芸能 優秀、最高賞の審査開始 三線の部、あす合格発表 八重山古典音楽コンクール 第42回八重山古典音楽コンクール(主催・八重山古典音楽協会、後援・八重山日報社)の三線の部優秀賞、最高賞の審査が11日、石垣市市民会館大ホールで始まった。13日まで行われ、同日の審査終了後に合格者が発表される。優秀賞に31人、最難関の最高賞に48人が挑戦している。 初日は午前と午後に優秀賞、午後に最高賞の審査が行われ、多くの挑戦者が緊張の面持ちで審査に臨んだ。 新城永文・浩文琉球音楽研究所の… 2019/10/12
八重山芸能 緊張の審査始まる 八重山古典音楽コンが本番 第42回八重山古典音楽コンクール(主催・八重山古典音楽協会)の審査が5日、石垣市民会館中ホールで始まった。この日は、筝曲、笛、太鼓の全ての賞と、三線のあやぱに賞・新人賞の一部の審査が行われた。今年は三線の部に129人、筝曲6人、笛14人、太鼓14人の計163人が難関に挑戦。挑戦者たちは緊張感に包まれた会場で、日ごろの成果を披露した。 会場外では審査前の挑戦者が最後の最後まで練習。審査を終えた挑… 2019/10/06
八重山芸能 竹富島で十五夜祭 綱引きで子孫繁栄と健康願う 旧暦8月15日にあたる9月13日は、竹富島の十五夜祭(ジュングヤ)。夕方の4時30分ごろ、西、東、仲筋の各集落の地域住民は竹富小中学校グラウンドに集まり、各集落のシンボルである旗頭を立て、ドラや太鼓の音が鳴り響く壮観な雰囲気の中、綱引きや余興などで子孫繁栄や健康を願った。 竹富島では綱引きは豊年祭ではなく十五夜におこなう。この大綱の材料はンーマニー(クロツグ)で、100年以上前に作られたといわ… 2019/09/15
八重山芸能 「平和で豊かな世の中に」 加護に感謝し結願祭 川平公民館 神のご加護による豊作への恵みと収穫の無事に感謝し、来期の豊作と住民の幸福を願う川平村最大の神事「結願祭」(主催・川平公民館)が12日午後、石垣市川平の群星(ムリブシ)御嶽で行われ、地域住民が一丸となって獅子舞、棒術、太鼓を奉納した。 結願祭は午後1時前に川平地区の神司らによる神前礼拝に始まり、ミルク神(弥勒)を先頭に、出演者らによる総踊り、続く太鼓・獅子舞による座見舞いで場を清めた。 本舞で… 2019/09/13
八重山芸能 本島で20回記念大会 全島とぅばらーま、21日開催 在沖郷友会連合会 第20回記念全島とぅばらーま大会(主催・在沖八重山郷友会連合会)の第9回実行委員会が7日午後、那覇市の県総合福祉センターで開かれ、大会の内容を最終確認した。大会は21日、浦添市てだこ大ホールで午後6時から開催される。 1979年から2年に1回、沖縄本島で開催されており、今回は節目となる第20回大会。沖縄本島に住む各郷友会のメンバーは2年前から準備を進めてきた。 大会長を務める八重山郷友会連合… 2019/09/08
八重山芸能 郷土自慢の演舞で魅了 八重農郷芸部 東京国立劇場で公演 第43回全国高等学校総合文化祭(2019さが総文)に沖縄代表で派遣され、文化庁長官賞を受賞した八重山農林高校郷土芸能部は25日、第30回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演に参加し、演題「瑞穂の恵み~豊年祭(プール)より~」を演舞し、訪れた観客を魅了した。公演は、2019さが総文で入賞した全国の12校が参加し、それぞれ自慢の演目を披露し合った。 八重農郷土芸能部は、佐賀県武雄市で今月1日に開催… 2019/08/26
八重山芸能 無病息災願う 獅子、子どもの健康祈る 大浜イタツキバラ 大浜獅子・棒術保存会(次呂久成崇会長)によるイタツキバラ(獅子舞)が16日夜、崎原公園で行われ、会場を獅子が縦横無尽に走り回り、観客から大きな歓声と悲鳴が起こった。 旧盆明けに邪気を追い払う伝統行事「イタシキバラ」は、地域住民の無病息災を願い、石垣島各地で行われる。大浜地区は「イタツキバラ」と言い、獅子がドラム乗りを披露し、会場内を動き回ることなどで有名。 大浜小6年生による「こども獅子」や… 2019/08/17