社会 過去最大17万㌧級のクルーズ船初寄港 MSCベリッシマ 乗客4600人来島、石垣港 クルーズ船「MSCベリッシマ」(全長315・8㍍、約17万㌧、マルタ船籍)が3日午前、石垣市南ぬ浜町の新港クルーズ岸壁に初寄港した。17万㌧級のクルーズ船寄港は初めてで、石垣島で迎えた過去最大級のクルーズ船となる。乗客4659人は出迎えの大型バスで市街地へ向かい、買い物や観光を楽しんだ。 同日午後、船内で初寄港式が行われ、石垣市の嶋田廉企画部長は「初寄港を心より歓迎する。乗客の皆様には自然、食、文… 2023/05/04
社会 難病患者の渡航費助成拡充 負担軽減へ、不妊治療に手厚く 石垣市 石垣市は、島内で治療を受けられない難病患者などが島外の医療機関へ通院する際の渡航費助成制度を今年度から拡充した。航空運賃、宿泊費に対する助成金の上限が大きく引き上げられた。不妊治療に関しては、当事者の声を反映し、特に手厚い助成を実現した。離島の難病患者は治療のため島外に出向かなくてはならないケースが多く、経済的負担の軽減をどう進めるかは「古くて新しい課題」になっている。 2023/05/03
社会 パイン「旬入り」宣言 石垣産、今期は目標900㌧ 沖縄県農林水産物販売促進協議会(会長・前田典男JA理事長)は1日、県産パインアップル旬入りセレモニーをファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で開催した。「旬入り宣言」で県内外の市場や消費者に生産地としての石垣島をアピールした。今期、JAおきなわでは900㌧の石垣産パインを取り扱う予定で、4月30日時点で計画の約30%が出荷されている。 2023/05/02
社会 GWスタート、空港混雑 コロナ禍前のにぎわい戻る ゴールデンウィーク(GW)が始まった29日、南ぬ島石垣空港では午前中から多くの観光客が関東や関西、中部から到着し、にぎわった。今年のGWは同日から来月7日までの9日間。昨年に続き、新型コロナウイルス対策の行動制限がないGWで、八重山観光も正常化に向けた歩みが加速している。 午前10時ごろから石垣空港には関西国際空港や羽田空港などから旅客機が到着。観光客は次々と到着口から出て空港外にあるバスやタ… 2023/04/30
社会 運転手不足深刻化 タクシー予約受けられぬ事態も ゴールデンウイーク(GW)が29日スタートした。新型コロナウイルス禍前のにぎわいが戻り、観光関連業界は落ち込んだ売り上げのV字回復に期待を寄せる。一方で直面するのが人手不足。この時期は観光客の「足」を支えるタクシー業界にとっては特に深刻だ。予約を受けられない事態にも直面し、書き入れ時に頭を悩ませている。(新垣翔太、赤松拓実) 2023/04/30
社会 関連車両の輸送完了 PAC3石垣搬入 与那国にはフェリーで継続 北朝鮮による事実上の大陸間弾道弾(ICBM)発射に備え、自衛隊が23日から続けていた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を配備する関連車両の石垣島への輸送が完了したことが28日、わかった。今後はICBMの落下に備え、迎撃態勢の準備が本格化するとみられる。 2023/04/29
社会 石垣駐屯地周辺に営巣 カンムリワシ 防衛局、突発的な音控える 沖縄防衛局は28日、陸上自衛隊石垣駐屯地周辺で、国指定特別天然記念物のカンムリワシの営巣活動が確認されたと発表した。このため、駐屯地周辺の営巣場所から一定の範囲では、突発的な音が生じる建設工事に伴う作業を一時的に控える対策を取った。 営巣活動は26日に行った環境モニタリング調査で判明。つがいと思われるペアの雄が特定の場所に出入りし、食物を運ぶなどの行動を確認した。沖縄防衛局は市に報告。市教育委… 2023/04/29
社会 PAC3、南ぬ浜町展開へ 八重山への装備輸送続く 北朝鮮による事実上の大陸間弾道弾(ICBM)発射に備えるため、自衛隊が23日から続けていた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や関連装備の八重山への輸送は27日も続いた。石垣島内での部隊の展開場所は、この日までに南ぬ浜町となる可能性が強まった。自衛隊は今後、防衛相の命令を受けて迎撃準備に入る。 27日は民間船舶と輸送機C2を使い車両40台が島内に輸送され、石垣駐屯地に向かった。28日と30日には、… 2023/04/28
社会 PAC3の搬入続く 石垣、与那国空港にヘリ 自衛隊 北朝鮮による事実上の大陸間弾道弾(ICBM)発射に備えるため23日から始まった先島諸島への地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の輸送は、26日も続いた。 石垣島には正午過ぎ、空自の大型ヘリコプターCH47が2日連続で石垣空港に着陸。自衛官がトラック1台分の資機材を降ろした。同機は10人以上の航空自衛官を乗せて午後1時前に離陸した。 与那国島には輸送機C2が飛来し車両1台を降ろした。また、島内の港に… 2023/04/27
社会 トレーラーが石垣駐屯地内へ PAC3、夜の搬入 自衛隊は4月24日夜、空自の大型輸送機C2で石垣島に地対空ミサイル「PAC3」を空輸した。石垣空港に発射機を運用するトレーラーを搭載したC2が着陸。降ろされたトレーラー1両が自走して石垣駐屯地に入った。 午後8時前、C2は暗闇の中、石垣空港に着陸し空港ターミナルに背を向けるように駐機。約20分後、C2の後部ハッチが開き、「PAC3」の発射機を積んだトレーラーが降ろされた。 トレーラーは空港の… 2023/04/25
社会 JA肥育センター最優秀 枝肉共励会、成績上々 第36回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会が21日午前、八重山食肉センターで開かれ、出品牛20頭の中から最優秀賞にJAおきなわ八重山肥育センター(山元孝センター長)=白保=の黒毛去勢が選ばれた。セリの結果、同枝肉の1㌔当たりの販売単価は3500円、販売額は194万6000円。優秀賞にはヤイマ・ブリーダーランチ(上江洲安生代表取締役)=名蔵=、優良賞には(有)南川牧場(當銘強代表取締役)=川原=が選ばれ… 2023/04/22
社会 古民家を次世代に継承 八重山で県内2番目の支部発足 地域にある古民家を次世代に受け継ぎ、利活用を目指す組織「全国古民家再生協会」の沖縄第2支部の設立総会が20日午後、大濱信泉記念館で開かれた。八重山地区を拠点に、県内2番目の支部として活動する。支部長には一般社団法人八重山古民家協会の味間剛代表理事が就任した。沖縄第一支部の長堂昌太郎会長(代理・有岡哲司副理事長)が参加し、連合会調印式も行われた。今後は連携を強化し、古民家の利活用やまちづくりを含めた… 2023/04/21
社会 キビ搾りかすでタンブラー 石垣の新たな特産品目指す DM三井製糖 DM三井製糖株式会社(森本卓代表取締役社長)は19日、グループ会社である石垣島製糖株式会社(西村剛志代表取締役社長)の工場から出たサトウキビの搾りかす「バガス」を活用したタンブラー(コップ)の販売計画があると明らかにした。石垣島のサトウキビを新たな特産品に生まれ変わらせるユニークな取り組みになりそうだ。 2023/04/20
社会 保安検査 人手不足深刻化 石垣空港、路線維持に暗雲 南ぬ島石垣空港で保安検査業務のスタッフが深刻な人手不足に陥り、国際線定期便再開や国内線の円滑な維持が危ぶまれている状況であることが分かった。アフターコロナで観光需要は順調な回復が見込まれるが、現状のままだと受け入れ態勢に穴が開きかねず、関係者は危機感を募らせている。 2023/04/19
社会 米兵犠牲者を追悼 石垣島事件で慰霊式典 太平洋戦争末期、石垣島に不時着した米軍機に搭乗していた米兵3人を旧日本海軍の警備隊が殺害した、いわゆる石垣島事件で命日の15日、石垣市新川の米軍飛行士慰霊碑前で慰霊式典が開かれた。今回は在沖米国総領事館や在沖米海兵隊、米軍第7艦隊音楽隊など米側の関係者28人が参加。日米が共に亡くなった米兵を慰霊した。来年以降、遺族を含めた米関係者が参列できるよう、調整を進める予定。 石垣島事件は1945年4月… 2023/04/16
社会 事故防止強化区間を設定 西表東部、西部に2区間11㌔ ヤマネコ 環境省は14日、西表島の県道215号白浜南風見線の一部をイリオモテヤマネコ事故防止の強化区間に設定すると発表した。東部が相良から東ホネラまでの7㌔区間、西部がエコツーリズム協会前から干立集落までの4㌔区間。期間は今月から12月まで。 2023/04/15
社会 建設業界の高齢化進む 職員60代最多「先行き懸念」 八重山 県建設業協会八重山支部(米盛博昭支部長)の会員企業54社に所属する職員の年代は60代が最多で、全職員に占める60代以上の割合も約40%に達することが同支部のアンケート調査で分かった。若者の建設業離れと、業界の高齢化が進んでいる現状が浮き彫りになった。米盛支部長は「高齢の職員はあと5~10年で引退する。八重山のインフラ整備や市民生活を支える業界の先行きが懸念される」と危機感を示した。 アンケート調査… 2023/04/14
社会 国際クルーズ船で17人の感染を確認 新型コロナ、あす石垣港に入港予定 県は13日、石垣港に向かっている国際クルーズ船で、17人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。このうち届出対象者は7人。クルーズ船関係者以外の新規感染者はなかった。 クルーズ船は15日に入港予定。那覇検疫所によると、感染者はガイドラインに沿って船内で隔離されているという。 17人は20代2人、40代2人、50代3人、60代4人、70代3人、80代3人。 八重山管内の累計感染者数は2万21… 2023/04/14
社会 すぐに飛び立たず「ワシだけどワシじゃない」 カンムリワシ交通事故急増 朝夕が危険 石垣市内のカンムリワシの交通事故被害が増えている。昨年1年間の10件にくらべ、今年はすでに5件と発生ペースが加速。うち2件は死亡にいたった。事故はどのような状況で起きているのか。5件を検証し、対策を探った。 (新垣翔太) 2023/04/13
社会 「住民への周知が課題」 有事対応、市が特別委に説明 石垣市議会の「国民保護計画等有事に関する調査特別委員会」(花谷史郎委員長)は11日、市役所議員協議会室で会合を開き、有事への対応に関して市防災危機管理課から報告を受けた。同課の担当者は、国民保護計画を住民に周知させることが当面の課題との認識を示した。 2023/04/12