社会 上空に輝く物体、石垣で目撃 中国ロケットの可能性 23日午後7時過ぎ、石垣島の上空で彗星のように輝く物体が目撃された。南ぬ浜町緑地公園で目撃した住民によると、海のほうから明るい光が上がってゆっくり飛び、2~3分で「スーッと消えていった」という。 石垣島天文台施設管理者で、特任研究員の花山秀和さんによると、同日午後7時12分、中国海南島の文昌衛星発射場からロケット「長征7号」が打ち上げられた。石垣島で目撃された物体が中国のロケットである可能性に… 2021/12/25
社会 50歳以上は「交差接種」に 市、モデルナ製を使用 若年層はファイザー製 コロナ集団接種 石垣市が来年2月ごろ開始する新型コロナウイルスワクチンの3回目集団接種で、50歳以上に米モデルナ製を使用する方針であることが23日までに分かった。1、2回目と異なるワクチンを3回目に使う「交差接種」となる。国は「交差接種」を安全としており、市は国の判断に沿って、可能な限り早期に接種を実施したい考え。49歳以下の若年層に対しては、独自の判断で従来通りファイザー製を使用する方針だ。 市は1、2回目の接… 2021/12/24
社会 尖閣情報発信センター開設 石垣市、標柱や模型など展示 石垣市は21日、「尖閣諸島情報発信センター」をユーグレナ石垣港離島ターミナルの2階に開設した。市の行政区域である尖閣諸島の歴史や自然を広く内外に発信する施設。市が現地に設置するため製作した標柱や、尖閣諸島の3D模型(ジオラマ)などが展示されている。 市は9月、標柱設置のための上陸許可を政府に申請したが、政府は不許可とした。市は引き続き政府に上陸許可を求める方針で、その間、標柱を同センターに置く… 2021/12/22
社会 石垣市長選 野党、知念元議長擁立へ 箕底市議が出馬に意欲 中山氏、4選へ改めて決意 来年2月27日の石垣市長選で、市議会の革新系野党は20日までに、保守系で元市議会議長の知念辰憲氏(67)を擁立する方針を固めた。独自に候補者を人選している市民団体「『チェンジ市政』石垣市民の会」と一本化の調整を進める。市議会中立会派の箕底用一氏(40)は20日、報道陣に対し、出馬への意欲を示した。現職、中山義隆氏(54)はこの日、市民有志から出馬要請を受け、4選への決意を改めて明言した。市長選は… 2021/12/21
社会 標柱設置意見書を可決 市議会、上陸許可要請 石垣市議会は20日の12月定例会最終本会議で、議員提案の「尖閣諸島に新字名標柱の設置を求める意見書」を与党と中立会派の賛成多数で可決した。政府は9月、標柱設置のための市の上陸申請を不許可としたが、市議会として改めて上陸許可を求めた。 意見書は友寄永三氏が提案。議会運営委員会に提案された原案では、政府が市当局の上陸を認めない場合、政府関係者が上陸して標柱を設置するよう求める内容だった。 しかし… 2021/12/21
社会 石垣市長選 野党、保革共闘へ調整 現職、年内に出馬表明会見 元市議は慎重姿勢 来年2月27日投開票の石垣市長選は20日、告示まで2カ月となる。革新系野党は「保革共闘」体制の構築に向け、保守系の元市議擁立を視野に調整を進めている。ただ現時点で元市議は慎重な姿勢を示しており、情勢は流動的。現職、中山義隆氏(54)は年内に記者会見し、4選出馬を正式表明する見通し。 元市議は60代で、現職時代、自民党で中山市政を支えた。18日、八重山日報の取材に対し「出馬は考えていない」と述べた。… 2021/12/19
社会 打ち上げ花火、遊覧船も 2年ぶり「みなとの夕べ」 みなとの夕べ2021(主催・みなと通り会)が18日、離島桟橋特設会場で開かれ、マーケットや船上ライブなど多くの市民がイベントを楽しんだ。少しでも明るい気持ちになってもらおうと、夜には花火も打ち上げられた。 例年、7月の海の日の海の恩恵に感謝する日として、石垣市建設部港湾課・石垣港湾事務所・石垣海上保安部・みなと通り会や関係団体などの共催で「港まつり」としてイベントを開催していた。 昨年と今年7月は… 2021/12/19
社会 市議会一般質問 10万円、年内に全額一括給付 資産公開「様式に不備」と批判 石垣市議会(平良秀之議長)12月定例会は一般質問4日目の16日、東内原とも子、井上美智子、内原英聡、石垣達也の4氏が登壇した。18歳以下に10万円相当を給付する政府の子育て世帯臨時特別給付金に関し、中山義隆市長は27日に全額を一括給付すると表明した。 政府は当初、現金5万円を先行給付し、年明けに現金5万円かクーポンを給付する方針だったが、15日の通知で全額の年内給付を容認する方針に転換した。 中山… 2021/12/17
社会 石垣市 空港・港湾の機能強化 市街地再整備と拡大推進 第5次総合計画案 石垣市は、2022年度から10年間の将来像を示す「第5次石垣市総合計画」の策定作業を進めており、市民、関係機関、有識者などで組織する同計画審議会(浦内克雄会長)は10日の第3回会合で素案を審議した。同計画の最初の5カ年計画である前期基本計画案では、新石垣空港と港湾の機能強化、市街地の再整備と拡大などを盛り込んでいる。 素案では新空港に関し「アジア・太平洋を中心とした国際交流拠点の玄関口、物流拠… 2021/12/11
社会 石垣市長選 保守陣営、現職擁立加速 対抗馬に元市議ら浮上 来年2月27日の石垣市長選で、保守陣営内では現職、中山義隆氏(54)の4選擁立を目指す動きが加速した。9日、市商工会の会員で組織する政治団体、市商工政治連盟の大濱達也会長らが市役所を訪れ、中山氏に出馬を要請した。一方、市議会野党は保革共闘を視野に人選を進めており、有力候補者として保守系元市議が浮上した。保守系中立会派の市議、箕底用一氏(40)の名前も取り沙汰されている。 中山氏は市商工政治連盟の出… 2021/12/10
社会 10万円、全額現金給付に 子育て支援「市民に一番有用」 中山市長 中山義隆石垣市長は8日午後、市役所内で記者会見し、国が18歳以下に配る「子育て世帯臨時特別給付金」10万円を全額現金で支給する方針を明らかにした。現金5万円の先行給付は決まっていたが、国は残り5万円についてクーポン配布を基本としている。市は国の補正予算決定後、来年1月ごろに臨時議会を招集し、給付金を盛り込んだ一般会計補正予算を提案する。 10万円のうち5万円は現金給付だが、国は残りの給付方法に… 2021/12/09
社会 石垣市 新婚支援事業が好評 予算上限に、来年度も継続へ 石垣市が新婚世帯の引っ越し費用などを補助する「結婚新生活支援事業補助金」は市民に好評で、今年度の申請数が予算の上限に達したため、市は受け付けを停止した。来年度も事業を継続し、補助金支給を再開する方針で、市は「新婚で新居に関する諸費用に悩んでいる人は活用してほしい」(市企画政策課)と期待している。 同事業では、新婚世帯が新居を取得する際の購入費用、敷金、礼金、仲介手数料、引っ越し費用を30万円を… 2021/12/08
社会 新議場 テープカット 質問台新設、モニターに動画も 石垣市議会 新庁舎の議場で初開催となる石垣市議会(平良秀之議長)12月定例会が6日開会した。これに先立ち議会開場式が行われ、関係者がテープカットや演舞で新議場のスタートを祝った。新議場では質問台が新設され、議員がモニターに動画や画像を映し出すことも可能になる。審議の活性化が期待されそうだ。 議会開場式で平良議長は「議会にふさわしい堅実さと木のぬくもりが伝わる素晴らしい議場。市の発展、市民生活の向上、子ども… 2021/12/07
社会 地産地消で北部活性化を 食育、無農薬野菜の魅力発信 ワークショップで意見交換 石垣市北部地域の移住促進と活性化を図る取り組みの一環で、市北部農村集落活性化協議会は4日午後「2021年度地産地消ワークショップ」を伊野田集落センターで開いた。栄養士や専門家、県地域振興協会員など16人が意見を交わした。 同協議会は「食育」や「無農薬野菜」の魅力を発信することで、北部地域への子育て世代の呼び込みを目指す。昨年は4年前から取り組んでいる単独調理校4校への「教材野菜」販売を本格化。栄養… 2021/12/05
社会 石糖 操業開始、9万㌧台見込む キビ生育順調、増産へ 石垣島製糖(松林豊社長)の2021/22年期製糖が2日から始まり、3日、関係者を集めて製糖開始式が開かれた。5期連続の年内操業開始で、前期より12日早い。原料生産量は9万1552㌧で、前期を5894㌧(6・9%)上回る見込み。操業終了は来年3月27日を予定している。 同社によると、今期は2回の台風襲来があったがサトウキビには大きな被害もなく、順調に生育した。農家の高齢化が進んでいることを背景に、ハ… 2021/12/04
社会 標柱設置「石垣市の事務」 上陸認めぬ政府疑問視 仲間市議 尖閣諸島を守る会代表世話人の仲間均・石垣市議(72)は2日、八重山日報社の取材に応じ、市が国に求めている尖閣諸島への標柱設置について「行政事務の一環として市がやるべきだ。国が待ったをかけるのはおかしい」と改めて必要性を強調した。 市は標柱設置のため、今年9月、国に尖閣諸島への上陸を申請したが、当時の菅義偉政権は認めなかった。岸田文雄首相も前政権の方針を踏襲する意向を示している。 仲間氏は「『領土問… 2021/12/03
社会 フルスト原遺跡 保存活用計画策定へ 大浜の文化遺産と一体的に 石垣市教育委員会は、国指定史跡「フルスト原遺跡」(同市大浜)の保存活用計画を今年度から2年間かけて策定する方針を固めた。同遺跡を巡っては約30年前に保存整備基本計画が策定され、石積みの修復作業などが続けられてきたが、近年、隣の旧石垣空港跡地で開発が進むなど、周辺環境が大きく変化している。市教委は、同遺跡を大浜地区に点在する文化遺産と一体的に活用することも見据え、新たな構想が必要と判断した。 市… 2021/12/02
社会 しらほサンゴ村が新体制に 公民館運営、来月まで一般公開 白保公民館(池間孝夫館長)が運営するWWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」(石垣市白保)が1日、9カ月ぶりに一般公開を再開した。来年1月末まで、来場者の意見を集うなどして運営体制を検討していく。 白保公民館はことし3月、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWF)から同施設の譲渡を受けた。先月までの準備期間中はWWFの特別展や日曜市などを開催していたが、一般公開するのは9カ月ぶり。… 2021/12/02
社会 軽石 連日の漂着確認 八重山の漁港、港湾の封鎖検討 八重山諸島では11月30日、石垣市の登野城漁港や竹富町の島々で軽石の漂着確認が相次いだ。連日の漂着だが、登野城漁港への漂着は初めて。県、市は漁船への被害を防ぐため、登野城、石垣両漁港と石垣港にオイルフェンスを設置し、港口を封鎖する方向で検討に入った。漂着した軽石は現時点では住民生活に被害を及ぼす量ではないが、八重山への漂着情報は日々増えており、関係機関は警戒を強めている。 2021/12/01
社会 3回目接種 12月開始 国、県に6カ月間隔要望 石垣市 ワクチン 石垣市は29日、医療従事者などを対象に、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を12月1日から開始する、と発表した。国は2回目からの接種間隔を原則8カ月とする方針だが、中山義隆市長は離島の医療状況が脆(ぜい)弱であることを理由に「6カ月間隔で接種できるよう県や国に要請したい」と強調。順調なら高齢者接種は2月ごろ、一般接種は3月ごろのスタートが見込まれる。 市は28日、医療従事者、消防署員、海上… 2021/11/30