地域情報 OKINAWA考古学(22) 沖縄本島・北谷町北谷沖(写真1)。水深約10㍍の深さの海底に眠るのがインディアン・オーク号だ。イギリス東インド会社船籍だったオーク号が1840年に座礁・沈没。琉球王府の正史にも記録されている。 1984年に北谷町教育委員会が地元ダイバーの協力を得ながら調査をしたところ、銅板や銅釘、中国産青花(写真2)、ガラス瓶などが見つかり、回収した。行政が主体として行った沖縄県内初の海底遺跡調査にふさわしい成果… 2022/07/23
地域情報 八重山286人確認 感染者、6月の3倍超 県は21日、八重山で新たに286人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。石垣市258人、県内3人、県外5人で、竹富町は15人、与那国町は3人が同町と明らかにした。ほかに八重山保健所管内2人。八重山の感染者は計1万2962人になった。 新規感染者は10歳未満36人、10代33人、20代33人、30代55人、40代52人、50代31人、60代18人、70代13人、80代11人、90代4人。 … 2022/07/22
地域情報 五穀豊穣と無病息災祈願 コロナ禍の中、新川字会 ムラプール 石垣島四カ字の新川字会(唐眞盛充会長)は20日、豊年祭のムラプールを執り行い、五穀豊穣と字民の無病息災を祈願した。 新型コロナウイルス感染拡大の中。行事を旗頭と新川巻踊りの歌「ヤーラーヨー」などの奉納に限定し、参加者にPCR検査を義務付けるなど、感染防止対策に配慮した。恒例の綱引きや奉納芸能は行わなかった。 旗頭の奉納では、持ち手の字民約20人が、新川公民館を起点として、巨大な旗頭を持ちなが… 2022/07/21
地域情報 食肉センター業務停止 職員がコロナ感染、あす再開 牛などと畜ストップ 株式会社八重山食肉センター(代表取締役社長・中山義隆石垣市長)の職員に新型コロナウイルス感染が相次いで確認されたため、同社は19日から、急きょ業務を停止した。現在、他の職員のPCR検査を進めており、21日に業務の一部再開を予定している。19日は牛などのと畜が前面ストップ。いったん搬入させた牛を農家に引き取らせる対応を取ったため、農家からは「もっと早く連絡すべきだ」などと不満の声が上がった。 2022/07/20
地域情報 八重山2日間で518人 コロナ、過去最大の流行継続 県は八重山で17日に274人、18日に244人の新型コロナウイルス感染を発表した。過去最大の流行が継続している。八重山の感染者数は計1万2120人になった。 新規感染者は17日が石垣市256人、県内3人、県外4人で、竹富町は11人が同町と明らかにした。18日は石垣市235人、県内1人、県外3人で、竹富町は5人が同町と明らかにした。 県立八重山病院には中等症8人、軽症19人の計27人、民間病院… 2022/07/19
地域情報 「省エネ家電」買い替えに補助 最大3万円、来年2月まで 石垣市 石垣市は、市民がエアコンなどの家電を国が定める省エネ基準を達成している「省エネ家電」に買い替えた場合、最大3万円を補助する制度を15日スタートさせた。補助金の申請受け付けは8月初旬を予定している。買い替えの期限は来年2月28日。市は「新型コロナウイルス禍の中、電気料を含む物価高騰の影響を受けている市民の負担軽減策」と補助制度の意義を説明している。 補助金が交付されるのは、現在あるエアコン、冷蔵… 2022/07/17
地域情報 市民の自主隔離支援へ コロナ拡大で市が対策 生活必需品宅配も 八重山で新型コロナウイルス感染が急拡大していることを受け、石垣市の中山義隆市長は15日、同居家族が感染した市民が自主隔離のためホテルなどに宿泊する場合、宿泊費用を支援すると表明した。自宅療養している感染者に対し、衛生関係の生活必需品の宅配も始める。3回目ワクチン未接種者に対する集団接種、市のコロナ相談窓口の動員にも取り組む。 2022/07/16
地域情報 病床使用率84%に上昇 八重山285人、感染高止まり 新型コロナ 県は13日、八重山で新たに285人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。前日の368人は下回ったものの過去2番目の水準で、新規感染者数が高止まりしている。八重山圏域のコロナ病床使用率は84・1%に上昇し、医療現場の逼迫(ひっぱく)が一段と進んだ。県は医療現場を支援するため、県立八重山病院に看護師を派遣する方向で調整している。 2022/07/14
地域情報 過去最多の368人 石垣321、竹富町39人感染 八重山の新型コロナ 県は12日、八重山で新たに368人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。これまでの最多を大幅に上回り、感染拡大と医療の逼迫が懸念されている。石垣市が321人、県外2人で、竹富町は39人、与那国町は6人がそれぞれ同町と明らかにした。八重山の感染者は計10417人になった。 2022/07/13
地域情報 八重山、5日連続200人台 過去最大級の流行続く 新型コロナ 県は9日、八重山で新たに205人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。新規感染者が200人台になるのは5日連続。石垣市が188人、県外1人で、竹富町は5人、与那国町は11人が同町と明らかにした。八重山は過去最大級の流行に突入しており、感染者数は累計9708人になった。 新規感染者数は10歳未満41人、10代28人、20代18人、30代30人、40代39人、50代17人、60代13人、70… 2022/07/10
地域情報 住民避難へ万全の体制を 台湾有事に備え県に要請 八重山市町会 八重山市町会の中山義隆会長(石垣市長)ら3市町長は6日、県庁を訪れ、台湾有事などで八重山への武力攻撃が起きた場合を想定し、万全の体制を構築するよう要請した。要請項目には、住民避難に向け、国など関係機関と連携したシミュレーションを定期的に実施することや、避難シェルター整備に向けた支援などを盛り込んだ。 中山会長は、軍事力の増強を続ける中国が市の行政区域である尖閣諸島周辺海域で領海侵入を繰り返している… 2022/07/08
地域情報 八重山新たに202人感染 コロナ、3日連続200人超 県は7日、八重山で新たに202人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。新規感染者数が200人を超えるのは3日連続で、感染再拡大傾向が鮮明になった。 新規感染者は石垣市が169人、県内1人、県外2人で、竹富町は27人、与那国町は2人が同町と明らかにした。ほかに八重山保健所管内が1人。八重山の感染者数は9300人になった。 県立八重山病院には重症1人、中等症6人、軽症15人の計22人が入院、宿泊… 2022/07/08
地域情報 OKINAWA考古学(21) さっそうと船上に立ち、南浮原島にカメラを構える沖縄県立埋蔵文化財センターの水中調査員(写真1)。海底17㍍に眠るのは、未だに国籍不明の難破船や、淡緑色のガラス製品だ。恐らくは、乗組員が愛飲していたアルコールボトルだろう。八重干瀬海底遺跡群にも同種のボトルが発見されており、ワインとジンがそれぞれ入っていただろうと推定されている(写真2)。 2009年と10年の調査では、計22の遺物が確認された。中国… 2022/07/07
地域情報 コロナ227人、最多更新 八重山、連日の200人台感染 県は6日、八重山で新たに227人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。前日の223人を上回り、1日の新規感染発表数としては過去最多を更新した。新規感染者は石垣市が196人、県外が2人で、竹富町は21人、与那国町は8人が同町と明らかにした。八重山の感染者数は計9098人となり、9000人を超えた。 石垣市の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は1472・9人に達した。県によると人口比… 2022/07/07
地域情報 地域情報、テレビで発信 自宅で視聴可能、実証実験へ 竹富町 竹富町は、町内の地域情報を動画の番組で発信する「ぱいぬしまテレビ」の開始に向けた実証実験を22日~9月30日の期間で実施する。自宅のテレビで番組を視聴するための機器を町内の希望者に無償貸与し、需要を見極めた上で今後の事業化を判断する。町政策推進課の担当者は「いわば『竹富町専門チャンネル』。スマートフォンを使えない高齢者も、テレビであれば気軽に情報を得られる」と期待している。 「ぱいぬしまテレビ… 2022/07/06
地域情報 OKINAWA考古学(20) うるま市勝連南浮原島の島の南側沖合の、南浮原島沖海底遺跡。。かつて唐船が難破し、島の干瀬に打ち上げられたとの伝承がある…と、先週お伝えしたが、沖縄県立埋蔵文化財センターの調査資料(写真1)によると、船釘や船体に用いられるボルト、船体の一部と考えられる銅製の金具が付いた木製品などが採集されている。 船体の一部と思われる銅製金具付きの木製品については、弧状の銅製金具をはめ込んだ板状の木材に角材を釘で留… 2022/07/05
地域情報 OKINAWA考古学(19) うるま市勝連南浮原島(写真1)。この島の南側沖合の、水深約17㍍の海底にあるのが、南浮原島沖海底遺跡だ。かつて唐船が難破し、島の干瀬に打ち上げられたとの伝承がある。地元のダイバーが、伝承に合致するような遺物を海底で確認したという。なお、過去には国内外のダイバーによって遺物が回収され、大きく報じられたこともある。 この海域での船舶の事故記録は確認されていないが、遺物の内容からすると1872年に英国船… 2022/07/04
地域情報 旗魚がトローリング優勝 与那国カジキ釣り大会 第33回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町)は1日から3日までの3日間、久部良漁港で行われ、最終日の3日は計7本の釣果となった。2日の4本と合わせ、合計11本のカジキが釣り上げられた。 トローリングの部は、チーム旗魚(勝丸・中島勝治船長)が2日目に2本釣り上げ、計256ポイントで初優勝を果たした。大物賞も同チームの田中昌和さん(67)=静岡県熱海市=が獲得、211㌔の巨大な個体を… 2022/07/04
地域情報 OKINAWA考古学(18) 沖縄県本島北端部の国頭村。ここの宜名真集落の海岸(写真1)の沖合の深さ10㍍の海底に眠るのが宜名真沖海底遺跡だ。1872年に英国の商船ベナレス号が座礁・沈没して、遺跡を形成することとなった。 これまでに沖縄県立埋蔵文化財センターや南西諸島水中文化遺産研究会などによって複数回調査され、中国産陶磁器や欧州産陶器、金属製品、ガラス製品などが散布していることが確認された。フォークやガラス瓶の破片(写真2)… 2022/07/03
地域情報 OKINAWA考古学(17) 西表島のマエドマリは内離島・外離島に囲まれた場所で、風や波の影響が少ない。帆船で貿易を行っていた時代には停泊地として最適な場所だったと思われる。 海岸や海底には近現代に至るまで多くの遺物が散布しており、相当な年月に渡り船の往来や人の利用があったとうかがえる。なお、近くには15世紀から18世紀頃の集落跡と考えられている上村遺跡がある。 一方、前回紹介した「正保国絵図」には港として記載されていない場所… 2022/07/02