暮らし 接種進まず、漂う手詰まり感 知事、県民に自己防衛訴え 沖縄の新規感染者数が4日、初めて600人を超えた。感染拡大は深刻化の一途をたどるが、「切り札」とされるワクチン接種は進まず、県には手詰まり感が漂う。4日の記者会見で玉城デニー知事は「一人ひとりが家庭、企業で感染防止対策の徹底を図るしかない」と述べ、県民の「自己防衛」を訴えるほかなかった。 ▽デルタ株猛威 県疫学統計・解析委員会の高山義浩医師は、今後1週間の感染者数を4500人~6000人と推… 2021/08/05
暮らし 巨大イタチザメ仕留める 2日で142尾を駆除 八重山漁協が29日から実施していた毎年恒例のサメ駆除が30日、最終日を迎えた。2日間で駆除されたのは、イタチザメやメジロザメなど計142尾。この日は全長4㍍、体重測定不能(推定400㌔)の巨大イタチザメも水揚げされた。 同漁協の一本釣り研究会、カゴ網研究会、電灯潜り研究会の3団体が駆除を行った。30日は午前7時ごろから昼にかけて、日帰りや29日から泊まりで漁をしていた船が帰港し、大小さまざまなサメ… 2021/07/31
暮らし デルタ株、陽性率56%に かつてない流行の可能性 県内コロナ 県は28日、県内で疑い例も含めたデルタ株陽性者が新たに95人確認されたと発表した。検査数は169件で陽性率は56・2%。先週の33%から20ポイント以上増加し、急速に置き換わりが進んでいる。 2021/07/29
暮らし 石垣市で新たに6人感染 若年層のワクチン接種を推進 新型コロナ 県は27日、石垣市で新たに6人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。石垣市の新規感染者が5人を超えるのは6月26日以来で、約1カ月ぶりの感染拡大傾向を示した。 2021/07/28
暮らし 仲道のアコウ真っぷたつ 市文化財、住民ショック 八重山の代表的叙情歌「とぅばらーま」のゆかりの地であり、石垣市指定文化財にも指定されている石垣市登野城の「仲道(なかどぅ)の三番アコウ」が23日午前、台風6号の強風にあおられ、真ん中からV字型に裂けて倒れているのが見つかった。長年アコウに見守られてきた地域住民はショックを受けている。 「三番アコウ」の名前で親しまれるオオバコウは樹高約13㍍、樹周5・4㍍、樹齢200年~250年とも言われ、登野城か… 2021/07/24
暮らし 空、海の便全面マヒ 市街地も閑散、住民生活に打撃 台風6号 八重山地方に近づく強い台風6号の影響で22日、交通機関も大きく乱れた。空・海の交通機関は全便欠航となり、新石垣空港や離島ターミナルは閉鎖。23日も全便欠航する見通しで、24日は気象台の警報や気象状況によって判断するという。台風は住民生活や観光産業をはじめとする経済活動に大きな打撃を与えている。 石垣市内の市街地などでは雨交じりの強風が吹きつけた。ユーグレナモールや美崎町も台風対策でシャッターを… 2021/07/23
暮らし 4連休「警戒と自粛を」 過去に感染急増のパターン 八重山病院、市が要請 新型コロナ 22日から始まる4連休を前に、県立八重山病院の篠﨑裕子院長は21日、同病院で記者会見し、新型コロナウイルスの感染状況について「ゴールデンウィークのような(感染の)『山』が来ないか懸念している。新規感染者がゼロだから安心するのではなく、警戒と自粛は続けてほしい」と呼び掛けた。石垣市も不要不急の外出、異動自粛などに協力を求めた。 2021/07/22
暮らし あすから連休、感染拡大警戒 市民や飲食店にチラシ配布 新型コロナ 22日からの4連休を前に新型コロナウイルス感染拡大を抑止しようと、県、石垣市は20日、大型スーパー前で会食自粛などを呼び掛けるチラシを配布した。県飲食業生活衛生同業組合(浦崎英樹支部長)は美崎町の飲食店などを回り、感染対策の徹底を求めた。八重山では過去にもゴールデンウィークなどの連休後に感染拡大が起きており、県は「ここからが山場」と警戒を強めている。 2021/07/21
暮らし 7割達成、若年層カギ 中高生、予想上回る340人 市、今週末も接種検討 コロナワクチン 新型コロナウイルス集団免疫獲得の目安とされるワクチン接種率70%を目指す石垣市は、今後、カギを握る若年層への働き掛けを強める。18日には、市総合体育館の集団接種会場で、12歳~18歳を対象にした接種を実施し、市の予想を上回る約340人が来場した。反響が大きかったため、今週末も接種を実施する方向で検討している。 2021/07/20
暮らし 気軽にPCR検査を 八重山にセンター 県民2000円 那覇市松山のPCR検査センターを運営する㈲ミタカトレード沖縄支社(木下湖治代表)は17日、石垣市南ぬ浜町に沖縄PCR検査センター八重山店を開設した。県在住であれば税込2000円で受検できる。 現在八重山地区では、症状がある人や濃厚接触者以外を対象にしたPCR検査は新石垣空港とかりゆし病院、石垣島徳洲会病院のみで行われている。島民が気軽に受けられるPCR検査センター開設の要望も多かったという。 同セ… 2021/07/18
暮らし 一般接種券の配達開始 行事参加者などに先行配布 新型コロナワクチン 石垣市は5日、新型コロナウイルスワクチンの一般接種開始に向け、35歳~64歳への接種券配達が始まったと発表した。19歳~34歳への接種券発送は20日ごろの予定。このうち夏休み期間中にオープンキャンパスに参加する高校生や、豊年祭、旧盆などの地域行事に参加する人など、特別な事情がある市民には、申請に基づいて接種券を先行配布する。 2021/07/06
暮らし 美崎町の治安向上を 八重山署、防犯カメラ設置 市に要請 八重山警察署の垣花聡署長は6月30日午後、石垣市役所に中山義隆市長を訪れ、美崎町周辺の治安向上を目的とした防犯カメラの設置を求める要請書を提出した。健全な繁華街環境の実現と市民が体感できる治安の向上を図るため、美崎町の主要交差点と繁華街一帯に防犯カメラの設置が必要としている。 2021/07/01
暮らし 高齢者接種率88%に 経済活動再開へ急ピッチ 石垣市 石垣市は29日、65歳以上の高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種率が28日現在で1回目88%、2回目79・9%になったと発表した。高齢者の集団接種は27日で完了。7月9日から64歳以下の一般集団接種が始まるのを前に、今後、観光従事者などの先行接種を実施していく。市は人の移動が活発化する夏休みシーズンを前に急ピッチで接種を進め、早期の経済活動再開を図りたい考え。 2021/06/30
暮らし ごみ焼却施設が完成間近 8月1日から供用開始 与那国 与那国町が与那国空港南西側の最終処分場の隣接地に整備を進めている「与那国町ごみ焼却施設」が間もなく完成を迎える。既に建築、プラント工事が終了し、残りの外構工事を終えて7月23日頃に町に引き渡される予定。本格稼働は8月1日から。 2021/06/20
暮らし 一般接種 7月9日開始 国、ワクチン優先供給認める 市長「早期に経済再開」 石垣市 石垣市は18日、64歳以下対象の新型コロナウイルスワクチン集団接種(一般接種)を7月9日から開始する、と発表した。期間は8月19日まで。ワクチン確保が課題になっていたが、高齢者接種が順調に進んでいることから、国が石垣市への優先供給を認めた。市役所で記者会見した中山義隆市長は「ワクチン接種をいち早く進めることで、観光をはじめとした社会経済活動を早期に本格再開させる」と強調した。【7面に関連】 2021/06/19
暮らし 非常事態宣言を解除 「引き続き感染対策徹底を」 石垣市 石垣市は15日、新型コロナウイルスの急拡大に伴い発令していた市独自の非常事態宣言を解除した。中山義隆市長は同日の記者懇談会で、新規感染者数が減少し、主な感染経路も家庭内にシフトしていることを挙げ「市民に一律の外出自粛をお願いする必要性は低下した」と説明。一方で「感染がまだ完全に収束しているわけではない」と述べ、市民に対し、県全域の緊急事態宣言期間中、引き続き感染対策に取り組むよう求めた。 2021/06/16
暮らし 小中学校が授業再開 感染対策徹底など課題 石垣市 新型コロナウイルス感染拡大で2日から臨時休校していた石垣市内の小中学校が、14日から授業を再開した。再開後も感染対策の徹底と、コロナ再拡大に備えたオンライン環境の整備などが課題になる。県立高校は一部の学校を除き、20日まで休校予定。 2021/06/15
暮らし 早期完了で「第5波」阻止 一般接種券、35歳以上から発送 コロナワクチン 石垣市 石垣市は11日、64歳以下の一般市民向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、7月頭から35歳以上を優先して接種券を送付すると発表した。ワクチン確保のめどがつき次第、予約や接種の開始日を確定させる。市役所で記者会見した中山義隆市長は「7~8月には観光客が入ってくる。早く接種することで『第5波』を抑えられる。とにかく早く打ち終えたい」と早期完了に意欲を示した。 2021/06/12
暮らし コロナ用待機所併設へ 町検討、世界遺産センターも 西表庁舎 竹富町は、西表島で整備予定の大原庁舎を新型コロナウイルス対策や西表島の世界自然遺産登録に対応した機能を持つ複合施設とする方針で、近く基本計画策定作業に着手する。具体的には、新型コロナ感染が疑われる患者の待機場所や、世界自然遺産センターの併設を検討しており、博物館、図書館機能なども加えたい考え。基本計画の素案を作成後、新庁舎整備等に関する検討委員会(委員長・大浜知司副町長)に諮問する。 2021/06/11
暮らし ごみ焼却に防衛予算活用へ 改良工事、来年度着工 石垣市 石垣市が来年度着工するクリーンセンター(ごみ焼却施設)の基幹改良工事に防衛予算を活用する方針であることが分かった。市内では陸上自衛隊配備工事が進んでおり、市は隊員の移住に伴う将来的なごみ量の増加を考慮し、防衛省に高率補助を要望。今年度の実施設計費には補助金交付が決定した。市財政課によると、市が主要なインフラ整備に防衛予算を活用するのは初めて。 2021/06/10