政治・経済 「心の通う町政運営を」 前泊町長就任、前例踏襲否定 町長不在2カ月ぶり解消 竹富町 竹富町長選で初当選した前泊正人氏(44)は20日、初登庁し、第22代町長就任式に臨んだ。前泊氏は「根拠のない前例踏襲は改め、町民の声に真摯に耳を傾け、心の通う町政運営をしたい」と決意表明した。海底送水管事業に絡む汚職で西大舛高旬前町長が逮捕されて以来、2カ月以上続いた町役場の町長不在が解消された。町はニューリーダーのもと、町民の信頼回復に向けて動き出した。 就任式で前泊町長は「これまでの町政運営の… 2022/04/21
政治・経済 新人の前泊氏初当選 刷新訴え那根氏に557差 44歳、復帰後生まれ初 竹富町長選 竹富町長選の開票が18日行われ、新人で元町職員の前泊正人氏(44)が新人で前町議の那根操氏(70)を557票の大差で破り、初当選を果たした。西大舛高旬前町長が汚職で辞職したことを受け、不祥事の再発防止や行政改革を誰に託すかが焦点になり、町民は政治経験がない前泊氏に町政刷新を期待した。町選挙管理委員会によると、44歳での町長選当選は史上最年少。八重山で、復帰後に生まれた初の首長になる。 2022/04/19
政治・経済 町政の再生 誰に託す きょう投票、2陣営打ち上げ 竹富町長選 竹富町の前町長が汚職で辞職したことを受けた町長選は17日投票が行われる。元町職員の前泊正人氏(44)、前町議の那根操氏(70)は16日夜、それぞれ地元の西表島で打ち上げ式を開き、5日間の選挙戦を締めくくった。町が西表島で建設を計画している大原庁舎のあり方、不祥事再発防止策などを巡って論戦が展開され、有権者が町政の再生を誰に託すかが問われる。開票は18日に石垣市で行われ、町のニューリーダーが決まる… 2022/04/17
政治・経済 不戦と恒久平和願う 石垣島事件、米兵3人を追悼 ウクライナ侵攻非難も 太平洋戦争末期、石垣島に不時着した米兵3人を旧日本海軍警備隊が殺害した、いわゆる石垣島事件で命日の15日、唐人墓隣の米軍飛行士慰霊碑前で慰霊式典が行われた。関係者が花をたむけ、主催した実行委員会の識名安信委員長は「世界平和の思いは正しく希求されなければならない。今日の平和は痛ましい犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけません」と述べ、悲惨な戦争を繰り返さないと誓った。 1945年4月15日… 2022/04/16
政治・経済 知事「今後2週間が正念場」 制限なしの大型連休目指す 新型コロナ 感染拡大すれば重点措置 玉城デニー知事は14日、新型コロナウイルスの感染状況について記者会見を開き、4月下旬からスタートする大型連休を制限なく過ごせるために「今後2週間が正念場となる」と述べた。感染が拡大すれば、「まん延防止等重点措置」を指定するよう要請を検討するが、知事は「やみくもに重点措置で対処しても(感染拡大を)抑えられない」と指摘。15日から28日までを対策期間とした。 県は各圏域で①新規陽性者数の7日間合計が前… 2022/04/15
政治・経済 前泊、那根氏が立候補 5日間の超短期決戦に 竹富町長選 竹富町の海底送水管事業に絡む汚職で前町長が辞職したことに伴う町長選が12日告示された。元町職員の前泊正人氏(44)、前町議の那根操氏(70)が立候補を届け出た。一騎打ちで5日間の超短期決戦がスタート。不祥事の再発防止策、西表島大原で町が建設する新庁舎のあり方などが争点になる。17日に投票、18日に石垣市で開票が行われる。 町長選は2020年が無投票だったため、選挙戦に突入するのは16年以来、6… 2022/04/13
政治・経済 観光客数、回復基調に 「第7波」影響懸念も 石垣市 新型コロナウイルスの影響で低迷していた石垣市の入域観光客数が今年に入り、回復基調になっている。コロナ前の水準には及ばないものの、1、2月とも前年同月比で1万人余り増加した。市はワクチン接種率を高め、観光客受け入れを進める方針だが、4月に入り感染拡大の「第7波」が到来し、懸念も高まる。市の思惑通りコロナ禍からの脱却を果たせるかどうか、不透明な状況が続く。 2022/04/10
政治・経済 市長「積極的な接種を」 第7波突入で呼び掛け 新型コロナ 県内で新型コロナウイルス感染が急拡大していることを受け、石垣市の中山義隆市長は8日の記者会見で「接種しない人が多いと、感染後に重症化率も高くなる。医療機関も逼迫(ひっぱく)しかねない」と述べ、12歳以上の市民に対し、改めて積極的なワクチン接種を呼び掛けた。 県は感染「第7波」に突入したとの認識を示し、石垣市でも連日50人超の感染が確認されている。 中山市長は、住民が旅行や出張で感染したり、人事異動… 2022/04/09
政治・経済 知事、重点措置適用も検討 「第7波に突入」 県内コロナ 県内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、玉城デニー知事は7日、県庁で記者会見し「もはや第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と表明した。オミクロン株の派生型「BA・2」への置き換わりが急速に進んでおり、全ての年代で感染者が増加傾向にある。このまま感染拡大が続く場合、県はまん延防止等重点措置の要請を含め、さらに強い措置を検討する。 記者会見に先立って開かれた対策本部会議では来週以降、時短要請や酒… 2022/04/08
政治・経済 離島の命守り続け 緊急患者空輸1万件 陸自15旅団 陸上自衛隊第15旅団は6日、沖縄復帰の1972年以来実施している離島からの緊急患者空輸任務が1万件に到達したと発表した。緊急患者空輸は沖縄、鹿児島の離島住民の命綱。5月に1万件到達行事の開催を予定している。 緊急患者空輸の範囲は沖縄県全域と鹿児島県奄美大島以南。東西約1000㌔、南北約500㌔に及ぶ。任務は第15ヘリコプター隊(隊長・後村幸治一等陸佐)が担当している。前身の第101飛行隊が19… 2022/04/07
政治・経済 西表庁舎が最大争点に 「早期建設」「適正規模」で相違 竹富町長選 12日告示、17日投票の竹富町長選で、立候補を表明している町職員の前泊正人氏(44)、町議の那根操氏(70)の政策が5日までに出そろい、町が西表島大原で整備を計画している新庁舎のあり方が最大の争点に浮上した。博物館と世界遺産センターを併設する「複合型庁舎」の早期実現を目指す那根氏に対し、前泊氏は適正規模での整備を主張し、計画の見直しを訴える。町は今年度、西表庁舎の建設に向けた基本計画を策定する方… 2022/04/06
政治・経済 各島二分する激戦に 一騎打ちか、告示まで1週間 竹富町長選 竹富町の海底送水管事業に絡む汚職で前町長が辞職したことに伴う町長選は、12日の告示まで1週間に迫った。元町職員の前泊正人氏(44)、町議の那根操氏(70)の新人2人による一騎打ちとなる公算。各島では2氏の支持者が入り乱れており、前哨戦から地域を二分する激戦の様相を呈している。3月29日の那根氏に続き、今月5日には前泊氏が政策を発表する予定で、今後、政策論争も活発化しそうだ。投票は17日、開票は1… 2022/04/05
政治・経済 最終処分場15年延命へ かさ上げ、掘り起こし同時並行 石垣市 石垣市は2022年度、一般廃棄物最終処分場の延命化に向け、処分場のかさ上げと廃プラスチックごみの掘り起こしを同時並行で進める。処分場は現状のままだと22年度内にも満杯になる計算だが、かさ上げなどで約15年の延命化を見込む。市は22年度、クリーンセンター(ごみ焼却施設)の基幹的設備改修も予定しており、ごみ処理のインフラ整備が大きく進むことになる。 2022/04/03
政治・経済 年度始め式、職員に奮闘促す 竹富町、トップ不在でスタート 新年度がスタートした1日、官公庁や企業で一斉に年度始め式が開かれた。八重山の3市町では、石垣市の中山義隆市長、与那国町の糸数健一町長が職員に訓示し、住民福祉の向上へ奮闘を促した。前町長の逮捕で町長不在となっている竹富町では、大浜知司副町長が町民や職員に改めて陳謝した。 「末永く親しまれる役所に」 市長、観光回復に意欲 石垣市の年度始め式は市役所会議室で職員を集めて開かれた。新庁舎で初めて迎える新年… 2022/04/02
政治・経済 新博物館「準備室」見送り 新年度は基本計画策定へ 石垣市 新八重山博物館建設を巡り、石垣市は2022年度当初に「準備室」などの専門部署を設置することを見送った。専任職員を配置するかどうかも「調整中」としている。一般会計予算には博物館建設に向けた基本計画策定事業費2486万円を計上。事務局の八重山博物館は25年の着工を目指しているものの、現時点では、最大の課題である財源確保のめどが立っていない。早期建設を求める関係者からは、進ちょくを危ぶむ声も出ている。 2022/03/31
政治・経済 新人那根氏が出馬表明 町民と協同、暮らし向上 竹富町長選 4月17日投票、18日開票の竹富町長選で、町議で新人の那根操氏(70)=西表祖納=は29日、祖納公民館で記者会見し、正式に出馬を表明した。那根氏は基本的なまちづくりの理念として「町民と協同のふるさとづくり」を挙げ「信頼回復を一番目に掲げ、再発防止策を策定し、透明な町政運営を基本とする。すべての町民の暮らしを向上させる」と決意表明した。 2022/03/30
政治・経済 CIQ施設「予算措置を」 交付金減で窮地、市議会意見書 最終本会議 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会の最終本会議が28日開かれ、CIQ(税関、出入国管理、検疫)施設整備に国の予算措置を求める意見書など議員提案の意見書4件を可決、閉会した。市は国の一括交付金を活用し、今年度予算でCIQ施設の整備を予定しているが、一括交付金が大幅減額されたあおりで、事業実施が困難になっている。 CIQ施設整備の関連予算は財源の裏付けがないまま計上されており、野党の一部から疑問… 2022/03/29
政治・経済 「実施要領パターン」公開へ 有事の避難マニュアル 市、周知に向け方針転換 石垣市議会一般質問 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会では一般質問最終日の25日、内原英聡、大濱明彦、石川勇作の3氏が登壇した。武力攻撃やテロなど有事の際、住民を避難させるマニュアルを定めた国民保護計画の「避難実施要領のパターン」について翁長致純総務部長は「今後、公開することを予定している」と答弁。非公開としていた従来の方針を転換した。 2022/03/26
政治・経済 国民世論の後押し必要 尖閣標柱設置で中山市長 石垣市の中山義隆市長は24日の市議会一般質問で、尖閣諸島の字名変更に伴う島々への標柱設置について「国に何度でも要請しようと思っているが、政府を上陸を許可する判断に至らしめる作業が必要だ」と述べ、国民世論や国会議員の後押しが必要との認識を示した。 尖閣諸島問題は仲間均氏が取り上げ「中国がそのうち奪い取ることが十分予想され、武力行使も現実味を帯びている」と市の対応をただした。 中山市長は、3月9日、東… 2022/03/25
政治・経済 新人前泊氏が出馬表明 町政の信頼回復に意欲 竹富町長選 4月17日投票、18日開票の竹富町長選で、元町職員で新人の前泊正人氏(44)=石垣市=は24日、西表島の中野わいわいホールで記者会見し、正式に出馬を表明した。前泊氏は官製談合事件などで辞職した前町長の逮捕に触れ「失墜した竹富町の信頼回復、名誉挽回に全力を注ぎ、町民の生活を守り、島々の均衡ある発展に全力を傾けることを約束する」と決意表明した。 17年間の町職員経験を踏まえ「(町政に)町民の声が反映さ… 2022/03/25