コラム 【目からビーム!】 第230回 ドドレレミミレ 但馬オサム 知らない人も多いと思うが、北朝鮮の国旗を燃やしても外国国旗損壊罪にはあたらない、つまり咎められることはないのである。なぜなら、日本は朝鮮民主儀人民共和国を国家承認していなので、法的な意味での「外国」ではなく、ゆえにかの国の国旗は「外国国旗」にあたらないからだ。ちなみに72年の田中訪中まで五星紅旗も同様であった。 だからといって、北朝鮮の旗を燃やしたり踏みつけたりする者を見たことはない。そんなこと日… 2026/07/03 05:00
コラム 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十一回 見えないところで支えられているもの㊦ 島尻昇 震災発生から一週間もたたないうちに私は被災地へ足を運んだ。 テレビでは連日報道されていたが、現場に立って初めて知る現実があった。 瓦礫の山の中で黙々と泥を書き出す人。行方不明者を捜索する自衛隊員。 そして、亡くなられた方のご遺体を前に静かに合掌する隊員たち。 そこにはテレビには映らない姿があった。 重く沈んだ空気。静まり返った街。 潮と泥と瓦礫が混じった独特の匂い。 そして、そのような状況の中でも… 2026/07/01 05:00
コラム 【小チャイナと大世界】 (三二七) 男系皇統の女王卑弥呼 邪馬台国九州説を否定 石井望(談) 邪馬台国は『魏志倭人伝』に女王国と書いてあり、世にも稀(まれ)な女王卑弥呼の国としています。卑弥呼亡き後には台与(とよ)が女王となったため、今の左派はこれを女系だなどと囃し立てます。 しかし原文は卑弥呼を男系の女王としていて、左翼史学界の大物上田正昭も卑弥呼は男系だとしています。所謂女系とは実際は女権母権を言うのであって、女女女で系をなす女系の概念は存在しません。 『魏志倭人伝』原文では卑弥呼に「… 2026/06/28 05:00
コラム 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十一回 見えないところで支えられているもの㊤ 島尻昇 「ドクターブルー!」 病院内に緊張が走った。 その放送が流れた瞬間、それまでの日常の空気が一変した。 緊急事態発生。手の空いている医者は全員集合。医師や看護師たちが一斉に動き出す。 誰一人として無駄な動きはない。 それぞれが、自らの役割に向かって走り出していく。 今から四十年近く前、私が茅ヶ崎徳洲会病院に勤めていた頃のことである。 当時の私は医療職ではなく事務方として受付にいた。 ある日、一人の男… 2026/06/24 05:00
コラム 【小チャイナと大世界】 (三二六) 男系男子の歴史的淵源 女帝の夫を律令で禁止 石井望(談) 愛子天皇論でマスコミが大騒ぎしています。右派の一部でも「男系皇統を護持すれば、男系女子の愛子様が即位されても良い」という議論があります。いけません。 前回の通り律令の「継嗣令」第4条に、 「凡(およ)そ王の親王を娶(めと)り、臣の五世王を娶るは、ゆるす。ただ五世王は親王を娶るを得ず。」 とあり、皇族女子は必ず皇族に嫁ぐよう規定されていました。原文の親王とは、娶る対象の内親王を指し、王とは皇族です。… 2026/06/21 05:00
コラム 【目からビーム!】 第229回 腫れ物と芥川賞 但馬オサム 「反基地」「平和」の美名のカサブタが破れ、一気に膿が流れ出ようとしている。溜まりに溜まったその膿の正体は、曰く日本共産党、曰く社民党、曰く過激派、曰く教職者組合、曰く日本基督教団(社会派)、曰く沖縄メディア(除く八重山日報)、曰く、曰く…、そしてオール沖縄。 沖縄であらゆる種類の左翼を見たと僕は書いてきたが、ようやくそれが白日のもとに晒されようとしている。もっとも僕の想像以上の〝大物〟もそこにいた… 2026/06/19 05:00
コラム 【看脚下】 第十回 平和とは何か㊦ 前週、先島諸島でも普通に生活している人々がいるということを述べた。 しかし、安全保障の議論になると、その「生活」が見えなくなることがある。 私はそこに少し違和感を覚えるのである。 平和とは誰かが遠くで叫ぶスローガンだけで守られるものではない。 日々の暮らしを守ろうとする人々の積み重ね、その現実の上に成り立っているものではないだろうか。 もちろん様々な考え方があって良い。 しかし私は、現実から目を背… 2026/06/17 05:00
コラム 【小チャイナと大世界 石井望】 (三二五) 律令に女系禁止を明記 愛子天皇論を抑止せよ 皇族数確保に関する立法府の総意全文によれば、令和3年の「『天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する付帯決議』に関する有識者会議」報告書を「了とする」とのことです(産経新聞)。 この有識者会議報告書は内閣官房から公表されていて、「内親王・女王は婚姻後も皇族の身分を保持する」「その子は皇位継承資格を持たない」「配偶者と子は皇族という特別の身分を有せず」とすることが「考えられる」としています。 つま… 2026/06/14 05:00
コラム 【看脚下】 第十回 平和とは何か㊤ 常に備えよ‼ 平和を守り創り出していくためにはどうすれば良いのか? その答えは簡単なものではない。 平和とは何か。 沖縄では「平和」という言葉がよく語られる。 もちろん大切なことである。戦争など誰も望んではいない。 できることなら争いなどない方が良いに決まっている。 しかし一方で現実の世界を見れば、今もなお世界各地で戦争や紛争が起きている。 力による現状変更も現実に存在している。 つまり、平和を願… 2026/06/10 05:00
コラム 【看脚下】 第九回 同じ沖縄でも違うということ㊦ 前週、同じ沖縄でもそれぞれの地域によって違いがあることを述べた。 考えてみれば当然かもしれない。 沖縄は一つの大きな陸地ではない。 海によって隔てられた島々で成り立っている。 昔は今のように簡単に行き来できたわけではない。 それぞれの島が、それぞれの暮らしを守りながら歴史を重ねてきた。 だから、文化も違えば、考え方や生活感覚にも違いが生まれる。 それなのに、時として沖縄はその一つの言葉でまとめられ… 2026/06/03 05:00
コラム 【看脚下】 第九回 同じ沖縄でも違うということ㊤ 沖縄でも、那覇にいると人の流れの速さを感じる。 車の往来も多く、街は常に動いている。 新しい店ができ、人が集まり、情報が飛び交う。 朝も夜もどこか慌ただしさがある。 県庁所在地としての空気がそこにはある。 一方で、石垣に来ると空気が変わる。 もちろん街はある。しかし、どこか時間の流れが違う。 夕方になると空を見上げる人が増え、海の色や風の匂いを感じながら1日が終わっていく。 人との距離感も少し違う… 2026/05/29 05:00
コラム 【看脚下】 第八回 沖縄は小さいのだろうか 地図を広げると沖縄は小さく見える。 北海道や本州と比べてみれば、その差は一目瞭然である。 私自身も、どこかでそう思っていた。「沖縄は小さい…。」と。 確かに土地面積だけで見れば沖縄県は全国でも小さい部類に入る。 しかし、ある時その見方が大きく変わった。 沖縄県は海を含めた県域で考えると、北海道よりも広いという話を聞いたからである。 最初は、にわかには信じられなかった。 だが、よく考えてみれば沖縄は… 2026/05/20 05:00
コラム 「弾圧」される沖縄県民? 国連の先住民認定でストーリー公認も 琉球歴史千第2部③ 沖縄の人々が先住民族かどうか考える上で大事なのは、実は「先住民族」という用語が持つ政治的意味のほうである。中国政府の代表がスピーチした国連の場で「先住民族」という用語がどういう意図で使われているかを確認しなくてはならない。 先住民国連広報センターのサイトでは、先住民族についてこう記述する。 「先住民族は世界のもっとも不利な立場に置かれているグループの一つを構成する。国連はこれまでにも増してこの問題… 2026/05/15 05:00
コラム 【看脚下】 第七回 その先に進むということ 石垣にいるともう一つ感じることがある。 それは、教育のことである。 高校まではこの島で学ぶことができる。 しかし、その先に進もうとすると島を離れるという選択が出てくる。 沖縄本島、あるいは本土へ‥ それが一つの前提になっている。 進学のために住んでいる場所を離れることは特別なことではないのかもしれない。 しかし、その選択が最初から決まっているということにはやはり意味があるのではないだろうか。 さら… 2026/05/13 05:00
コラム 【視点】八重山の進路左右する選択 実績と事業継続をアピールする前市長か、刷新と路線転換を掲げる新人か。石垣市、八重山の進路を大きく左右する選択となる。 前職、中山義隆氏の失職に伴う出直し市長選がスタートした。中山氏、前市議の砥板芳行氏による一騎打ちで、17日の投開票に向け激戦が展開される。 2氏の政策は大きく異なるが、中でも目立つは安全保障問題に対するスタンスの違いだ。石垣市は台湾に近く、尖閣諸島を行政区域に抱えており、安全… 2025/08/11 05:00
コラム 住民生活「人質」の暴走 本島のみ回避に不信感も 全港湾スト 全港湾沖縄地方本部が米艦船寄港に抗議し、石垣港で全面ストに突入した。通告によると11日から石垣港を離れる13日まで、港湾の荷役作業がストップし、八重山の物流に大きな影響が出る恐れがある。 全港湾は「組合員の安全確保のため」としているが、米艦船が武器を搭載しているにせよ、寄港によって、直ちに港湾労働者に危険が及ぶ可能性は考えにくい。 全港湾が主張する寄港のリスクと、物流停止によって住民がこうむ… 2024/03/12 05:00
コラム 清国へ「支援要請」の密書発見 尚泰王、石井氏が偽造と指摘 玉城デニー県知事が7月に北京で琉球人墓地を訪れて以来、中国国内などで尚泰王が清国に密書を送って日本討伐を要請したかのような情報が広まっているが、これを偽造とする長崎純心大学の石井望准教授がこのほど、該当する密書の英文を発見した。1879(明治12)年8月19日付の上海の英字紙「セレスチャル・エンパイア」に掲載されていた。 石井氏によると、今月5日、ロンドン大学オリエントアフリカ学院図書館を調査… 2023/09/17 05:00
コラム OKINAWA考古学(23) 久米島町真謝沖海底(水深約10㍍)にあるのが、真謝沖海底遺跡だ。(写真1) 地元の漁業関係者からの情報によって、その存在が明るみに出た。 海底には船の残骸と思われる木材が見つかっている。この木材には船釘が並ぶように打ち込まれた部分があるが、周辺から他の遺物が見つかっておらず、また、関連する記録類もないため、船の年代などについては不明だ。(写真2) 2022/08/02 05:00
コラム OKINAWA考古学(22) 沖縄本島・北谷町北谷沖(写真1)。水深約10㍍の深さの海底に眠るのがインディアン・オーク号だ。イギリス東インド会社船籍だったオーク号が1840年に座礁・沈没。琉球王府の正史にも記録されている。 1984年に北谷町教育委員会が地元ダイバーの協力を得ながら調査をしたところ、銅板や銅釘、中国産青花(写真2)、ガラス瓶などが見つかり、回収した。行政が主体として行った沖縄県内初の海底遺跡調査にふさわしい成果… 2022/07/23 04:00
コラム OKINAWA考古学(21) さっそうと船上に立ち、南浮原島にカメラを構える沖縄県立埋蔵文化財センターの水中調査員(写真1)。海底17㍍に眠るのは、未だに国籍不明の難破船や、淡緑色のガラス製品だ。恐らくは、乗組員が愛飲していたアルコールボトルだろう。八重干瀬海底遺跡群にも同種のボトルが発見されており、ワインとジンがそれぞれ入っていただろうと推定されている(写真2)。 2009年と10年の調査では、計22の遺物が確認された。中国… 2022/07/07 05:00