砥板前市議が立憲入り 政権と対峙「先島の声伝える」
砥板芳行氏
前石垣市議で、8月の市長選に出馬した砥板芳行氏(56)が立憲民主党に入党したことが3日分かった。砥板氏は、高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁が大きな問題になっていることを上げ「米国の軍事戦略に追随し、日米一体化や住民避難計画を進める自民党政権と対峙していく。最前線である先島諸島の声を伝えたい」と、今後の政治活動への意欲を示した。
砥板氏は22年市長選にも出馬しており、その際にも立憲入党の誘いがあったという。その後国民民主党に入党し、国政進出を検討していたが、今年の市長選出馬を機に離党し、無所属になっていた。
立憲入党を決意した理由について「(自分の政策と)今の自民党政権の流れとは相いれない。自民党政権と対峙するにはどうすればいいかという思いでやってきた」と説明した。
今後の具体的な政治活動については言及を避けたが、支持者からは来年の市議選を含めて政界復帰を求める声が出ているとした。
政治活動のテーマとして「先島諸島全住民の島外避難計画も、しっかりと政治が議論のテーブルに乗せる必要がある。離島振興も、台湾航路も含めた国の補助のあり方を議論していきたい」と意欲を示した。
立憲のホームぺージによると、県内では屋良朝博衆院議員ら12人の県議、市議、町議が同党に所属している。県連代表は屋良氏が務める。