米国の現状、肌で感じる 中学生がホームステイ報告 竹富町

帰国報告会で笑顔を見せる竹富町の中学生たち=19日午後、竹富町役場

 竹富町ホームステイ事業で米国シアトルに派遣されていた竹富町の中学生5人の帰国報告会(主催・竹富町教育委員会)が19日、町役場で開かれた。
 参加者した西表中学校の鈴木虹(さい)さん(14)はシアトルの印象について「東京に似ていた。違うのはホームレスが道端に多かったところ」と貧富の格差が問題となっている米国の現状に肌で接した。西大舛髙旬町長も参加した。
 一行は7月24日から23日間の米国シアトル滞在を終え16日に帰国した。同事業は真の世界平和樹立に貢献できる人材育成と国際感覚を身に付けることが目的。23日間のシアトル滞在のうち、12日間は1日3時間の英語のクラスで勉強。アメリカ人の講師がゲーム形式で英会話を教えたという。
 鈴木さんは海外に行くのは今回で3回目。台湾、韓国に次ぐ3カ国目が米国となった。「時間の経過と共に耳が英語に慣れ最終的には単語だけで会話を成り立たせられるようになった」と話し、自らの成長ぶりを披露した。
 同事業に応募したのは9人。そのうち5人が書類、作文(日本語)、面接(英語と日本語)を経てシアトル行きの切符を手にした。
 同事業に参加したのは次の皆さん。
 ▽内盛美生(みお)(竹富中3年)▽村田海渡行(にらい)(船浦中3年)▽片桐みかん(西表中3年)▽鈴木虹(さい)(西表中)▽五十棲(いそずみ)まり(鳩間中3年)

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