環境 八重山でもジュゴン生息か 環境省が目撃情報公表 石垣島や西表島などの八重山諸島や多良間島で、ジュゴンの個体や食(は)み跡などの目撃情報が2000年以降に計11件あったことが、環境省が16日に公表した南西諸島でのジュゴンの生息状況等に関する情報収集結果で分かった。ただ、写真などの証拠はなく、生息確認には至っていない。 ジュゴンの生息状況に関する先島諸島での聞き取り調査は2004年以来、14年ぶり。環境省は近年、ジュゴンの生息状況の調査が実施さ… 2019/04/19
環境 中国製越境ごみ急増 山口氏、微小プラの脅威語る 第7回南山舎やいま文化大賞(南山舎主催)に山口晴幸氏(70)=横浜市在=が選ばれ10日、石垣市立図書館で授賞式と記念講演が開かれた。同氏は「八重山美ら海の叫び 海洋越境廃棄物の脅威―忍び寄るマイクロプラスチック汚染―」と題した研究が評価された。講演では急増する中国製越境ごみや、マイクロプラスチック(微小プラ)の脅威を語った。 2019/04/11
環境 放置パレット 港に山積み 景観に影響、解決策模索へ 竹富町 竹富町の各島で荷さばきの際に使われるパレットが港で山積みとなっており、景観にも影響を与えている。竹富町議会でも一般質問で取り上げられるなど改善を求める声は大きい。同町は2019年度、対策協議会を組織し、放置パレットの排出者を明確するなど、解決策を模索しようとしている。 ■どうしてこうなった なぜ港付近にパレットが放置されることになったのか。竹富町の説明によると経緯はこうなる。 以前、同町で… 2019/04/07
環境 保護水面 規則守って 浜下り前に注意喚起 水産海洋センター 4月7日(旧暦3月3日)の行事、浜下りを前に沖縄県水産海洋技術センター石垣支所(平手康市所長)は市内2カ所の保護水面での禁漁を呼び掛けている。名護保護水面では全ての水産動植物、川平保護水面では魚類、タコ、イカ、アーサを除く全ての水産動植物が周年で禁漁となっている。 名蔵と川平の保護水面は、水産生物の保護・育成を目的に県知事が指定。たまごを供給する親を守ることで、水産資源を保護し、継続的な利用を… 2019/04/03
環境 「もうリゾートはいらない」 新たなホテルに反対 竹富島を守る会 ㈱RJエステート(一丸秀信代表取締役)=那覇市=が竹富島コンドイビーチ付近で計画している「(仮称)コンドイビーチホテル」の建設に反対する「住民総決起集会」が29日夜、竹富島まちなみ館で開催された。同計画への反対をアピールする「ならぬ」Tシャツを着た地域住民や観光客ら約80人が「これ以上のリゾートはいらない」と意思を明確にした。 2019/03/31
環境 ドローンで現場確認も 中城湾沖で不発弾処理 昨年から今年初めにかけて中城湾港航路の浚渫(しゅんせつ)工事場所と津堅島西方で不発弾50発が発見され、28日午前、処理作業があった。現地では今回初めてドローンによる上空映像がモニターに投影された。 沖縄市・うるま市不発弾処理現地対策本部(本部長桑江朝千夫沖縄市長)が設置され、海上自衛隊沖縄基地隊は中城湾新港地区東埠頭沖で水中爆破による不発弾処理を行った。 2019/03/29
環境 モズク漁スタート 天候不順で不作傾向に 八重山では今季のモズク漁が2月下旬から始まっている。 元来、4月からのスタートだが、昨年は3月中旬の開始となり収穫に追われて、これまでにない豊漁を記録した。八重山漁協だけで1492トン240キロを収穫。八重山全体では2089トン13キロと、一昨年の795トンと比べて3倍近い大漁となっていた。 そのため八重山漁協は勝連漁協、知念漁協に次ぐ県内第3位のモズク収穫。市場ではモズク不足のため、値段も… 2019/03/29
環境 12月に糸満で全国育樹祭 実行委で日程など確認 全国各地から緑化関係者が参加し、国民に森林への理解を育むことを目的に開催されている第43回全国育樹祭の沖縄県実行委員会(会長・玉城デニー知事)が28日、県庁で開かれ、実施計画などを承認した。日程は12月14日から2日間で、皇族も行啓され、過去の全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお手植えされた木のお手入れをされる。 県内では1993年4月に両陛下が糸満市米須・山城地区に行幸啓された。現在、会場跡地は平… 2019/03/29
環境 生き物の擬態学ぶ 小中学生対象に科学講座 OIST 「発見!科学の世界」と題した沖縄科学技術大学院大学(OIST)主催の講座、「OISTサイエンストリップin石垣」が23日、八重山合同庁舎で開かれた。参加した子どもたちは、作業を通して生き物の擬態の仕組みを学んだ。 参加対象は小中学生。この日、約30人が参加した。 OIST技術員の西林孝鉱氏は「イカ・タコのふしぎ」と題して講話。生き物が自然を背景に擬態する、カモフラージュ能力について説明。敵か… 2019/03/24
環境 不法採取から希少種守る 動植物推進員7人選任へ 竹富町自然環境保護条例 竹富町が改正竹富町自然環境保護条例の執行体制を、最短で次年度4月に確立する方向で調整している。今後、同町は野生動植物保護推進員を町内で7人選任。同推進員が動植物の違法採集に関する情報をまとめ、警察に通報することも職能として可能。不法採取から自然を守る基本的な体制構築が図られることになる。 2019/03/13
環境 造成工事中止を要請 カンムリワシなど営巣期間中 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備に向け、防衛省沖縄防衛局が駐屯地建設の用地造成工事(掘削・盛土等)に着手したことを受け、「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は11日、カンムリワシなどの営巣から巣立ちまでの期間の造成工事中止などを求めた要請書を同局に提出した。 2019/03/12
環境 いんのた会が海浜清掃 島民迷惑、漂流ごみが深刻 竹富島 竹富島のいんのた会(藤井幸吉会長)はこのほど、島の北側の海岸線を中心に、海浜清掃を行った。地域住民や中学生、石垣島からは郷友会メンバーも加わり、約20人が2時間かけてトン袋9袋もの大量の漂着ごみを回収した。 ペットボトルをはじめ発泡スチロールやビニール袋など、プラスチック系のごみが非常に多く、八重山の海のプラスチック汚染が懸念される。ほとんどが漂流物と思われ、中には中国語の簡体字や繁体字、ハン… 2019/03/07
環境 竹富島ホテル計画中止を 公民館や住民団体ら県に陳情 竹富島のリゾート開発計画である「竹富島コンドイリゾート事業計画(仮称)」の反対を訴える島民の団体・竹富島を守る会(阿佐伊拓会長)と竹富公民館(上勢頭篤館長)ら関係者は5日、県庁で記者会見し、開発計画で島民生活が悪影響を受けるとし、県に環境基本条例に基づいた措置と指導を事業者に行うよう陳情したことを報告した。 陳情書を手渡した後、記者クラブで会見した関係者らは、島内でリゾート開発計画に反対する反… 2019/03/06
環境 赤土流出防止対策を体験 キビの補種やヒマワリ播種 崎枝 赤土が海に流出し、サンゴに被害を与えていることを広く知ってもらおうと「畑と海をつなぐサンゴのまつり」(主催・NPО法人石西礁湖サンゴ礁基金など)が3日、崎枝地区のサトウキビ畑などで開かれた。参加者が赤土流出対策として株出しの補植に汗を流した。 2019/03/05
環境 事業社に公開質問状 白保リゾート連絡協議会 白保リゾートホテル問題連絡協議会(山城吉博会長)は27日、白保サンゴ村で会見を開いた。同会は、同地域の地下浸透排水に対するサンゴ礁保全の具体的規制がないことを指摘。3月中に沖縄県に対し、基準を定めるよう要請する考えを示した。また、同リゾート建設に関わる2社に公開質問状を送付したことも発表した。 会見では2018年3月に県の環境部自然保護課、農林水産部水産課らが回答した文書を公開。 2課はそれ… 2019/02/28
環境 4地区住民、着工中止要求 面談3時間、防衛省と平行線 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備計画を巡り、駐屯地建設予定地周辺の開南公民館(小林丙次館長)、於茂登公民館(喜友名朝昭館長)、川原公民館(大城潤一館長)、嵩田公民館(高宮耕館長)は27日夜、川原公民館で防衛省の担当者らと面談した。住民約100人が参加し、防衛省側に着工中止を要求した。会合は午後10時過ぎまで3時間超に及び、陸自配備による環境への影響などに懸念の声が続出。これに対し、防衛省側は近く用地造成… 2019/02/28
環境 発酵プラント 3つの課題 処理費/運搬費/散布費 石垣市 「資源とエネルギーの循環で築く豊かな石垣市」と題したシンポジウム(沖縄県地球温暖化防止活動センター主催)が23日、石垣市健康福祉センターで開かれた。石垣市主催の第2部で同市は、メタン発酵プラントの状況を報告。処理費など3つの課題を紹介した。 2019/02/24
環境 デイゴ保護で薬剤注入 昨年は15施設で95本 石垣市 石垣市は、県花デイゴに寄生するデイゴヒメコバチを防除するため、デイゴの樹幹に薬剤を注入する事業を毎年実施している。2018年は11月に15施設で95本のデイゴに薬剤を注入した。19年度も事業を継続する方向で県と調整している。 デイゴヒメコバチは体長1~1・6㍉。葉に寄生されたデイゴは活力が低下し、開花しなくなる症状が出る。菌の感染などの二次被害で枯死につながることもあるという。 県内では20… 2019/02/23
環境 カンムリワシ姿見せず 関係者「生態系に変化か」 10日午前、石垣市名蔵の水田地区で開かれた愛好家のグループであるカンムリワシ・リサーチ(佐野清貴代表)主催の観察会で、毎年1羽以上観察できていたカンムリワシをはじめ、本来、水田に集まっているはずのシギ類、チドリ類などの水鳥がほとんど見られなかったことが分かった。佐野代表は「ここ1、2年カンムリワシが見られなくなってきた。生態系のバランスが崩れているのではないか」と懸念した。 佐野代表によると、カ… 2019/02/11
環境 中城湾港の活用 議論 沖縄国際物流戦略チームが会合 拠点化へ課題も 県内の経済や物流、行政の各関係者が集まり、沖縄の国際物流戦略について議論する第14回沖縄国際物流戦略チームの本会合が7日、那覇合同庁舎で開かれた。中城湾港の活用について、県やうるま市、総合事務局の各部局が取り組み状況を報告した。大型クルーズ船の寄港が増加したことなどから那覇港が手狭になっているとの指摘があり、中城湾を物流の拠点にすべきとの意見があった。 2019/02/11