地域情報 米駆逐艦出航でスト解除 石垣港、荷役作業再開で活況 在日米軍第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」は13日午前9時ごろ、石垣島と竹富島の間にある「検疫錨地」から出航した。米艦船出航を受け、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部は石垣港で実施していた全面ストライキを解除。午前9時から始業した。このあと、石垣港では終日、港湾作業員らが総出で停滞していた荷役作業に当たった。 2024/03/14
地域情報 「住民生活に深刻な影響」 全港湾ストの即時解除要請 野党「労働者の権利」と反発 市議会 米艦船の石垣寄港に抗議し、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が石垣港で全面ストに突入したことを受け、石垣市議会(我喜屋隆次議長)は12日の本会議で、ストの即時解除を求める要請決議を与党と中立の賛成多数で可決した。ストで「物流が止まり、離島への食料品、日用品、医療物資の供給が中断され、住民の命やくらしに深刻な影響を及ぼしている」と指摘した。市議会が労組に対する決議を可決するのは異例。野党は「… 2024/03/13
地域情報 住民生活「人質」の暴走 本島のみ回避に不信感も 全港湾スト 全港湾沖縄地方本部が米艦船寄港に抗議し、石垣港で全面ストに突入した。通告によると11日から石垣港を離れる13日まで、港湾の荷役作業がストップし、八重山の物流に大きな影響が出る恐れがある。 全港湾は「組合員の安全確保のため」としているが、米艦船が武器を搭載しているにせよ、寄港によって、直ちに港湾労働者に危険が及ぶ可能性は考えにくい。 全港湾が主張する寄港のリスクと、物流停止によって住民がこうむ… 2024/03/12
地域情報 米ミサイル駆逐艦、石垣港入港 中国けん制か 乗組員、上陸し休養 在日米海軍・第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が11日午前9時前、石垣沖に停泊した。米軍の乗員の休養と補給を目的としているが、石垣市の尖閣諸島周辺を日常的に航行する中国をけん制する狙いがあるとみられる。 ラファエル・ペラルタは午前7時過ぎに石垣島に近づき、午前8時40分頃までに、石垣島と竹富島の間にある「検疫錨地」に停泊した。 スティーブン・D・ザクタジュニア艦長は報道陣に… 2024/03/12
地域情報 石垣港の検疫錨地に停泊へ 米艦船が11日寄港 在日米海軍・第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)の船員が11日から14日までの間、石垣島に上陸を計画している事がわかった。米側は代理店を通じ、テンダーボート(支援艇)で、南ぬ浜地区クルーズバースを上陸の候補地に挙げているが、市は許可申請を保留している。 今後、市は上陸内容の詳細について代理店に聞き取りを行い、回答を受けてか… 2024/03/09
地域情報 米艦船、11日石垣寄港へ 沖合停泊か、県警が警備 有事備え同盟アピールか 在日米海軍第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)が11日から石垣島に寄港する方向で最終調整していることが7日分かった。市はクルーズ船岸壁の使用は困難としており、沖合に停泊すると見られる。米軍は2月上旬、日米地位協定に基づき今月11~14日に同艦を石垣港に寄港させると通告しており、停泊はこの期間になる可能性が高い。 2024/03/08
地域情報 米艦船、沖合停泊も認めず 全港湾スト「安全のため」と理解 市民連絡会 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が石垣島沖合に停泊する予定との報道を受け、石垣島の平和と自然を守る市民連絡会と、平和憲法を守る八重山連絡協議会は6日夕、市内で記者会見し、沖合の停泊にも反対する声明を発表した。石垣市には「いかなる寄港も受け入れるべきではない」と求めた。 声明文では、ミサイルを多数装備できる同艦を「浮かぶミサイル基地」と表現。米軍と自衛隊の連携は台湾有事を想定した動… 2024/03/07
地域情報 市長、シェルター整備直訴 防衛相「島民保護のため必要」 水道事業も防衛予算要請 台湾有事を見据えた取り組みの一環として、石垣市の中山義隆市長は6日、防衛省を訪れ、木原稔防衛相に対し、市が新年度から計画しているシェルター整備への支援を要請した。市によると木原防衛相は、シェルターについて「国民保護、島民保護の観点から必要」と述べ、市に協力する考えを示した。中山市長は「島しょ防衛体制強化のため」として、水道事業の推進に防衛予算を活用したい考えも伝えた。 2024/03/07
地域情報 県内全域で物流止まる恐れ 全港湾スト通告、住民懸念の声 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)による石垣寄港計画を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が通告している全面ストライキに、住民から懸念の声が上がり始めた。ストが実行された場合、県内全域で生活物資の物流が止まり、住民生活に大きな影響が出る恐れがあるためだ。 2024/03/06
地域情報 訪問税千円で再検討 条例案の意見募集開始 竹富町 竹富町は、町内の島々を訪れる観光客などの来訪者に課すとしていた法定外目的税の訪問税について、審議委員会から答申を受けた1人2千円の金額を引き下げ、千円とする方針を決めた。観光業者などから高額との批判が上がったことを受け再検討したと見られる。町は1日、町訪問税条例案の意見募集(パブリックコメント)を開始した。 条例案によると、訪問税の対象からは町民、町内の事業所に通勤する者、町民の扶養親族で、町… 2024/03/02
地域情報 下水道使用料1300万徴収漏れ 確認不十分で最長18年放置 石垣市 石垣市は2月29日の記者会見で、農業集落排水処理施設(下水道)の使用料について、賦課徴収漏れがあったと発表した。大浜や宮良、白保の一部地域で計169世帯に対し総額1300万5958円の徴収漏れがあった。このうち、603万6920円は時効で徴収不可(2006年から18年12月まで)。残り696万9038円(19年1月から23年12月)は地方自治法に従い遡及納付を請求する。 2024/03/01
地域情報 竹富町民に公用車貸し出し 離島から到着後の使用想定 石垣庁舎 竹富町は3月から町民限定で公用車のカーシェアリングサービスを開始する。県内で自動車のリース事業を行う株式会社りゅうにちホールディングス(仲井間宗仁社長)から日産の電気自動車(EV)サクラを2台導入。平日は公用車として活用しつつ、配車管理をオンラインで行う「シトラスカーシェア」のサービスで、石垣庁舎の駐車場を拠点に町民も利用できるようにする。 2024/02/29
地域情報 安栄観光に改善命令 長時間労働を問題視 昨年9月、(有)安栄観光のフェリー・うみかじ2=120㌧、旅客定員162人=が竹富島沖で座礁した事故で、内閣府沖縄総合事務局は21日、船員の労働時間が規定を超過し、疲労が事故につながったとして、同社に二度目となる改善命令を出した。命令では減便などを求めており、離島間の輸送に影響が出ることは必至。安栄側は3月中旬ごろに、減便する航路や本数などを決定する方針。 2024/02/28
地域情報 牛の島活況 1800人来場 まつり、5年ぶり綱引き復活 竹富町黒島の一大イベント第31回黒島牛まつり(主催・同実行委員会)が25日、黒島多目的広場を主会場に開催された。牛一頭が当たる夢の牛抽選会や5年ぶりに復活した牛との綱引き、恒例の牧草ロール転がしなど多彩なイベントが催され、1800人(主催者発表)が来場した。黒島自慢の牛を使ったグルメコーナーには長蛇の列ができ、3000頭を有する牛の島がまつり一色になった。 開催までは雨が降ったり止んだりで天候… 2024/02/27
地域情報 八重山の伝統継承に貢献 大城氏、与那国舞踊研究所受賞 宮良當壯賞 沖縄の言語や文学、芸能の研究に顕著な功績を上げ、八重山の祭祀・文化の継承に貢献した個人や団体を表彰する第7回宮良當壯賞(主催・同選考委員会、八重山日報社)の授賞式が23日午後、石垣市内の蓬莱閣で行われた。研究部門では県立高等学校長協会の大城公男元会長(87)、地域民俗芸能部門では与那国舞踊研究所(久手堅一子代表)がそれぞれ受賞した。 2024/02/24
地域情報 自動運転車両の実証実験開始 利便性向上、復元工事もPR 首里城公園 内閣府沖縄総合事務局は23日、首里城公園(那覇市)で、入園者が有料で乗車できる自動運転車両の実証実験を始めた。観光地の利便性を向上させると共に、首里城復元工事への理解を促進する狙いがある。実証実験は3月17日まで、毎週金、土、日曜日に行われる。 2024/02/24
地域情報 農業の魅力 走って発見 初の「あぜ道リレーマラソン」 桃里 農園のあぜ道を走るマラソン大会・第1回畑あぜ道リレーマラソンが23日、石垣市桃里の砂川農場で行われた。約80人(主催者発表)が出場し、草が土の上から生い茂る道を「風が気持ち良い」などと楽しそうに駆け抜けた。 同農場を経営し、市農業委員会の会長を務める砂川拓也さん(43)が「農業とは何か、畑とはどのような場所か、周囲を走って知ってもらおう」との思いから開催を決めた。 朝9時からランナーが農場に… 2024/02/24
地域情報 住民に「軍事拠点化」の誤解 空港強化、丁寧な説明欠かせず 波照間島の住民が竹富町に対し、波照間空港の軍民共用化反対を要請した。八重山の3空港を「特定重要拠点」(特定利用空港・港湾)と位置づけ、政府主導で機能強化を図ろうとする3市町の動きに対し、住民サイドで「待った」をかけようとする動きが活発化しつつある。背景にあるのは、特定重要拠点に指定された場合、空港が軍事拠点化されるという誤解だ。 石垣市でも基地反対派の市民団体が特定重要拠点の指定阻止を訴え、要… 2024/02/23
地域情報 島民7割「軍民共用反対」 住民の会、重要拠点拒否を要請 波照間空港 政府が有事を想定して自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるよう重点的に整備を進める「特定重要拠点」の指定候補に竹富町の波照間空港が入ったことを巡り、波照間空港を軍民共用に使用させたくない住民の賛同者会(東金嶺肇代表)のメンバー3人が22日午後、前泊正人町長に「島民の約7割が軍民共用に反対」とするアンケート結果を報告。特定重要拠点の指定に伴う滑走路延長を行わないよう要求した。 2024/02/23
地域情報 尖閣問題で勉強会 本紙記者講師に招く オール日本スーパーマーケット協会(AJS)会員のスーパー経営者など7人が15日、ツアーで訪問した石垣市の大浜信泉記念館で尖閣諸島問題の勉強会を開き、八重山日報の仲新城誠主幹を講師に招いた。 ツアーは13日から4日間の日程。西表島などを回ったあと、尖閣諸島を行政区域とする石垣市で、地元に密着した情報を知りたいと勉強会を企画した。 仲新城主幹は尖閣諸島を巡る昨今の情勢や、沖縄県政の問題点を紹介し… 2024/02/16