地域情報 米艦船、11日石垣寄港へ 沖合停泊か、県警が警備 有事備え同盟アピールか 在日米海軍第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)が11日から石垣島に寄港する方向で最終調整していることが7日分かった。市はクルーズ船岸壁の使用は困難としており、沖合に停泊すると見られる。米軍は2月上旬、日米地位協定に基づき今月11~14日に同艦を石垣港に寄港させると通告しており、停泊はこの期間になる可能性が高い。 2024/03/08
地域情報 米艦船、沖合停泊も認めず 全港湾スト「安全のため」と理解 市民連絡会 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が石垣島沖合に停泊する予定との報道を受け、石垣島の平和と自然を守る市民連絡会と、平和憲法を守る八重山連絡協議会は6日夕、市内で記者会見し、沖合の停泊にも反対する声明を発表した。石垣市には「いかなる寄港も受け入れるべきではない」と求めた。 声明文では、ミサイルを多数装備できる同艦を「浮かぶミサイル基地」と表現。米軍と自衛隊の連携は台湾有事を想定した動… 2024/03/07
地域情報 市長、シェルター整備直訴 防衛相「島民保護のため必要」 水道事業も防衛予算要請 台湾有事を見据えた取り組みの一環として、石垣市の中山義隆市長は6日、防衛省を訪れ、木原稔防衛相に対し、市が新年度から計画しているシェルター整備への支援を要請した。市によると木原防衛相は、シェルターについて「国民保護、島民保護の観点から必要」と述べ、市に協力する考えを示した。中山市長は「島しょ防衛体制強化のため」として、水道事業の推進に防衛予算を活用したい考えも伝えた。 2024/03/07
地域情報 県内全域で物流止まる恐れ 全港湾スト通告、住民懸念の声 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500㌧、全長155・3㍍、乗員約300人)による石垣寄港計画を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が通告している全面ストライキに、住民から懸念の声が上がり始めた。ストが実行された場合、県内全域で生活物資の物流が止まり、住民生活に大きな影響が出る恐れがあるためだ。 2024/03/06
地域情報 訪問税千円で再検討 条例案の意見募集開始 竹富町 竹富町は、町内の島々を訪れる観光客などの来訪者に課すとしていた法定外目的税の訪問税について、審議委員会から答申を受けた1人2千円の金額を引き下げ、千円とする方針を決めた。観光業者などから高額との批判が上がったことを受け再検討したと見られる。町は1日、町訪問税条例案の意見募集(パブリックコメント)を開始した。 条例案によると、訪問税の対象からは町民、町内の事業所に通勤する者、町民の扶養親族で、町… 2024/03/02
地域情報 下水道使用料1300万徴収漏れ 確認不十分で最長18年放置 石垣市 石垣市は2月29日の記者会見で、農業集落排水処理施設(下水道)の使用料について、賦課徴収漏れがあったと発表した。大浜や宮良、白保の一部地域で計169世帯に対し総額1300万5958円の徴収漏れがあった。このうち、603万6920円は時効で徴収不可(2006年から18年12月まで)。残り696万9038円(19年1月から23年12月)は地方自治法に従い遡及納付を請求する。 2024/03/01
地域情報 竹富町民に公用車貸し出し 離島から到着後の使用想定 石垣庁舎 竹富町は3月から町民限定で公用車のカーシェアリングサービスを開始する。県内で自動車のリース事業を行う株式会社りゅうにちホールディングス(仲井間宗仁社長)から日産の電気自動車(EV)サクラを2台導入。平日は公用車として活用しつつ、配車管理をオンラインで行う「シトラスカーシェア」のサービスで、石垣庁舎の駐車場を拠点に町民も利用できるようにする。 2024/02/29
地域情報 安栄観光に改善命令 長時間労働を問題視 昨年9月、(有)安栄観光のフェリー・うみかじ2=120㌧、旅客定員162人=が竹富島沖で座礁した事故で、内閣府沖縄総合事務局は21日、船員の労働時間が規定を超過し、疲労が事故につながったとして、同社に二度目となる改善命令を出した。命令では減便などを求めており、離島間の輸送に影響が出ることは必至。安栄側は3月中旬ごろに、減便する航路や本数などを決定する方針。 2024/02/28
地域情報 牛の島活況 1800人来場 まつり、5年ぶり綱引き復活 竹富町黒島の一大イベント第31回黒島牛まつり(主催・同実行委員会)が25日、黒島多目的広場を主会場に開催された。牛一頭が当たる夢の牛抽選会や5年ぶりに復活した牛との綱引き、恒例の牧草ロール転がしなど多彩なイベントが催され、1800人(主催者発表)が来場した。黒島自慢の牛を使ったグルメコーナーには長蛇の列ができ、3000頭を有する牛の島がまつり一色になった。 開催までは雨が降ったり止んだりで天候… 2024/02/27
地域情報 八重山の伝統継承に貢献 大城氏、与那国舞踊研究所受賞 宮良當壯賞 沖縄の言語や文学、芸能の研究に顕著な功績を上げ、八重山の祭祀・文化の継承に貢献した個人や団体を表彰する第7回宮良當壯賞(主催・同選考委員会、八重山日報社)の授賞式が23日午後、石垣市内の蓬莱閣で行われた。研究部門では県立高等学校長協会の大城公男元会長(87)、地域民俗芸能部門では与那国舞踊研究所(久手堅一子代表)がそれぞれ受賞した。 2024/02/24
地域情報 自動運転車両の実証実験開始 利便性向上、復元工事もPR 首里城公園 内閣府沖縄総合事務局は23日、首里城公園(那覇市)で、入園者が有料で乗車できる自動運転車両の実証実験を始めた。観光地の利便性を向上させると共に、首里城復元工事への理解を促進する狙いがある。実証実験は3月17日まで、毎週金、土、日曜日に行われる。 2024/02/24
地域情報 農業の魅力 走って発見 初の「あぜ道リレーマラソン」 桃里 農園のあぜ道を走るマラソン大会・第1回畑あぜ道リレーマラソンが23日、石垣市桃里の砂川農場で行われた。約80人(主催者発表)が出場し、草が土の上から生い茂る道を「風が気持ち良い」などと楽しそうに駆け抜けた。 同農場を経営し、市農業委員会の会長を務める砂川拓也さん(43)が「農業とは何か、畑とはどのような場所か、周囲を走って知ってもらおう」との思いから開催を決めた。 朝9時からランナーが農場に… 2024/02/24
地域情報 住民に「軍事拠点化」の誤解 空港強化、丁寧な説明欠かせず 波照間島の住民が竹富町に対し、波照間空港の軍民共用化反対を要請した。八重山の3空港を「特定重要拠点」(特定利用空港・港湾)と位置づけ、政府主導で機能強化を図ろうとする3市町の動きに対し、住民サイドで「待った」をかけようとする動きが活発化しつつある。背景にあるのは、特定重要拠点に指定された場合、空港が軍事拠点化されるという誤解だ。 石垣市でも基地反対派の市民団体が特定重要拠点の指定阻止を訴え、要… 2024/02/23
地域情報 島民7割「軍民共用反対」 住民の会、重要拠点拒否を要請 波照間空港 政府が有事を想定して自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるよう重点的に整備を進める「特定重要拠点」の指定候補に竹富町の波照間空港が入ったことを巡り、波照間空港を軍民共用に使用させたくない住民の賛同者会(東金嶺肇代表)のメンバー3人が22日午後、前泊正人町長に「島民の約7割が軍民共用に反対」とするアンケート結果を報告。特定重要拠点の指定に伴う滑走路延長を行わないよう要求した。 2024/02/23
地域情報 尖閣問題で勉強会 本紙記者講師に招く オール日本スーパーマーケット協会(AJS)会員のスーパー経営者など7人が15日、ツアーで訪問した石垣市の大浜信泉記念館で尖閣諸島問題の勉強会を開き、八重山日報の仲新城誠主幹を講師に招いた。 ツアーは13日から4日間の日程。西表島などを回ったあと、尖閣諸島を行政区域とする石垣市で、地元に密着した情報を知りたいと勉強会を企画した。 仲新城主幹は尖閣諸島を巡る昨今の情勢や、沖縄県政の問題点を紹介し… 2024/02/16
地域情報 23年観光客119万人台 過去最多の8割に回復 八重山 県八重山事務所がまとめた2023年の八重山入域観光客数は119万7163人(前年比30・4%増)となり、過去最多だった2019年(148万2153人)に対し、約8割の水準まで回復した。年間の入域観光客数が100万人台になるのは19年以来、4年ぶりで、新型コロナウイルス禍の影響から立ち直りの兆しが鮮明になった。 県は全国旅行支援などの需要喚起策、修学旅行の回復、クルーズ船の再開などを観光客増の要… 2024/02/14
地域情報 ミサイル想定 石垣で初訓練 新栄公園から市民会館に避難 石垣市は12日午前、弾道ミサイル飛来を想定した住民避難訓練を国、県と合同で行い、市民も含め計94人が参加した。ミサイルが沖縄上空を通過するとの情報がJアラートで流れたと想定し、防災無線で聞いた住民が新栄公園から市民会館に避難した。弾道ミサイル飛来を想定した避難訓練は、県内では与那国町、那覇市に続き3番目で、石垣市では初めて。 2024/02/13
地域情報 磯辺でカジマヤーパレード 豊見山キクさん(97)の長寿祝う 石垣市磯辺で10日、新たに97歳(カジマヤー)を迎えた豊見山キクさんの生年祝いパレードが行われた。沖縄本島や内地から駆け付けた親族や地域住民に見守られながら、軽トラックの荷台に乗って地区内を一周。「こんなに祝ってもらえて有難い」とうれし涙を浮かべた。 2024/02/11
地域情報 角田、男子で初V 女子横尾は大会新 竹富町やまねこマラソン 第29回竹富町やまねこマラソン大会(主催・同町体育協会)が10日、西表島の上原小学校を発着点に開催された。23㌔、10㌔、3㌔(中学生)の種目に計1056人が出走し完走者は1022人(完走率96・8%)だった。 2024/02/11
地域情報 タクシー運転手不足解消へ 石垣版ライドシェア創設 新型コロナウイルス禍によるタクシーなどの運転手不足に対応するため、石垣市は5日、一般人がタクシーを使い有料で利用者を運ぶことを認める「石垣版ライドシェア」を創設すると発表した。国が来年度からライドシェアの一部解禁を決めたことに伴う措置。道路運送法第78条第3号の新制度創設に基づき、普通免許しか持たない一般ドライバーでもタクシーを運用できるようになる。 2024/02/06