基地と沖縄 「本部港でも危険な抗議」 県議指摘、知事は「調査待つ」 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、同市安和桟橋周辺の抗議活動で死亡事故が起きたことを受け、16日の県議会一般質問では、本部港塩川地区でも危険な抗議活動が行われていると指摘する声が上がった。玉城デニー知事は「現在、安和桟橋、塩川港の両方とも土砂の搬入搬出が止まっている。調査を進めていると認識しているので調査報告を待ちたい」と述べた。 本部港では辺野古移設に向けた埋め立て用土砂の搬出が行わ… 2024/07/17
基地と沖縄 「危険な抗議、対応見直しを」 辺野古事故、与党が会見 石垣市議会 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた工事現場で、抗議活動中の女性を止めに入った警備員が死亡した事故を巡り、石垣市議会の与党連絡協議会(長山家康会長)は5日記者会見し、事故の再発防止に向け「危険な抗議活動への対応を見直す」よう求めた。 2024/07/06
基地と沖縄 辞世の句「削除しないで」 仲村氏が15旅団に要請 陸上自衛隊第15旅団のホームページに、沖縄戦で日本軍を指揮した牛島満司令官の辞世の句が掲載され、沖縄メディアなどが反発している件で、一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラムの仲村覚理事長は28日、同旅団に対し、辞世の句を削除しないよう求める要請書を提出した。 要請書では、牛島司令官の決断で結果として多くの住民が犠牲になったとされることについて「厳しい戦況の中で最善を尽くした指揮官。戦後に生きる我… 2024/06/30
基地と沖縄 「恥ずべき光景」今年も 首相へのやじ、式典乱す 今年も沖縄の「恥ずべき光景」が繰り広げられた。慰霊の日の23日、糸満市の平和祈念公園で開催された沖縄全戦没者追悼式で、首相に向けられる口汚いやじだ。厳粛な慰霊の場にそぐわない基地反対派の政治宣伝だが、残念なことに追悼式では毎年の「恒例行事」と化している。 今年は岸田文雄首相のあいさつが始まると同時に、会場の外で「帰れ」「沖縄を戦場にするな」などの大きな叫び声が始まった。 首相とはだいぶ距離が… 2024/06/25
基地と沖縄 辺野古「新基地」呼称に異論 自民、普天間代替施設と指摘 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を県が「辺野古新基地建設」と呼称していることに対し、自民党が「事業の正式名称ではない」と異論を唱えている。県議会の赤嶺昇議長は過去2回にわたり、県側に移設事業の正式名称である「普天間飛行場代替施設建設」という名称を使うよう求めたが、県側は5日の一般質問でも「新基地」という答弁を続けたため、議会が一時空転した。基地反対派の用語である「新基地」を行政機関である県が使… 2023/12/07
基地と沖縄 住民の墓参りを支援 ホワイトビーチで米軍と海自 在沖米海軍は9日、ホワイトビーチ(うるま市)の一部を報道陣に公開した。地元・平敷屋公民館の西新屋光男館長(平敷屋区長)は、地域住民がホワイトビーチ内で墓参りする際、米海軍と海上自衛隊が周辺の雑木を伐採して支援するボランティア活動をしていると紹介。基地と住民の相互理解が重要との考えを示した。 西新屋館長によると、ホワイトビーチは戦前まで農地で、地域住民の墓が155カ所ある。米軍が一帯を占領し、ホ… 2023/11/10
基地と沖縄 米軍オスプレイに体験搭乗 「一番近い外国」と相互理解を 在沖米海兵隊は7日、普天間飛行場(宜野湾市)で報道各社向けにMV22オスプレイの体験搭乗を行い、八重山日報の記者も参加した。従来のヘリに比べ速度や輸送力が増し、固定翼機にはない垂直離着陸の能力を持つオスプレイは、有事や災害への高い対応能力が期待される一方、基地反対派からは安全性に懸念があるとして配備に根強い反発の声もある。軍用機であるため、メディア関係者も含め、軍関係者以外の一般人は搭乗する機会… 2023/11/08
基地と沖縄 県、国の承認指示拒否 辺野古移設、国代執行へ 玉城デニー知事は4日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り、同日までに工事の設計変更申請を承認するよう指示した斉藤鉄夫国土交通相に対し、「期限までに承認するのは困難」と回答した。政府の指示を事実上拒否した。政府は県に代わって承認する「代執行」に向け、5日にも福岡高裁那覇支部へ提訴。勝訴すれば工事に着手できる。 2023/10/05
基地と沖縄 「政府が新基地建設を強行」 玉城知事が国連で演説 玉城デニー知事は18日(日本時間19日未明)、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について「日本政府は貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」と反対を訴えた。 2023/09/20
基地と沖縄 米オスプレイ2機緊急着陸 1機にトラブル発生 新石垣空港 滑走路一時閉鎖も 14日午後3時4分、石垣市の新石垣空港に米海兵隊のオスプレイ2機が緊急着陸した。沖縄県空港課などによると、2機のうち1機にトラブルが発生した。人的被害は確認されていない。滑走路が一時閉鎖されたが、民間機の定期便離発着に影響はなかった。米海兵隊は「機体に異常を知らせる警告が出た。適切な対策を講じ、安全に着陸した」と明らかにした。 2023/09/15
基地と沖縄 「国連演説は冷静な内容に」 自民、玉城知事にくぎ 玉城デニー知事が今月、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題に関する演説を予定していることを巡り、自民党沖縄県連(仲田弘毅会長)、県議会会派沖縄・自民党(島袋大会派長)のメンバーが6日、県庁を訪れ、玉城知事に「発言は冷静かつ平穏なものにしてほしい」とくぎを刺した。米軍基地問題は国際世論に訴えるのではなく、まずは国内政治の場で議論を深めるべきとして「(国連演説と… 2023/09/07
基地と沖縄 国連で「辺野古」訴えへ 外国介入の懸念には答えず 玉城知事 スイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会で演説を行う予定の玉城デニー知事は25日、演説で米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴える考えを示した。同日の記者会見で「県民の民意をかえりみることなく、新基地建設が強行されていること、民主主義国家の根幹にかかわる問題を顕在化させていることも伝えられるのではないか」と述べた。 演説の内容に関し「広大な米軍基地から派生する事件、事故、環境汚染などの問… 2023/08/26
基地と沖縄 「平和外交で緊張緩和を」 玉城知事、米連邦議員らに訴え 訪米中の玉城デニー知事は8日、ワシントンで連邦議会議員3人と補佐官ら計7人と面談。軍事力増強を続ける中国を念頭に、平和外交と対話による緊張緩和、信頼醸成に取り組むよう米国政府に求めてほしいと訴えた。県が同日発表した。 県によると、面談したのはトッド・ヤング上院議員(共和党)、ジル・トクダ下院議員(民主党)、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員(同)ら。 知事は米軍普天間飛行場の名護市辺野古… 2023/03/10
基地と沖縄 「日本は抑止力強化を」 中国演習「迷惑」と与那国町長 ペロシ米下院議長の訪台を受け、中国は4日から台湾を取り囲む6つの空・海域で軍事演習を実施すると発表した。 台湾から約110㌔しか離れていない与那国町の糸数健一町長は「迷惑な話」と憤りを示し、中国が台湾に侵攻する「台湾有事」が起きないよう、日本政府に抑止力の強化を求めた。 町によると、中国軍が軍事演習を行う海域は町内の漁業者が利用している漁場からは離れており、漁業者に直接的な影響はない見込み。… 2022/08/04
基地と沖縄 首相にやじ「沖縄の声聞け」 厳粛な場乱す恥ずべき光景 23日の県戦没者追悼式では、岸田文雄首相のあいさつに対し、会場の周辺から「心にもないことを言うな」「沖縄の声を聞け」「帰れ」などとやじが飛んだ。 追悼式に新型コロナウイルス禍前まで毎年出席していた当時の安倍晋三首相に対しても、毎年のように会場の周辺から怒号ややじが聞こえた。首相として3年ぶりに出席した岸田氏も「標的」となった格好だ。 大声を上げたのは米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に抗議する基地… 2022/06/24
基地と沖縄 不戦と恒久平和願う 石垣島事件、米兵3人を追悼 ウクライナ侵攻非難も 太平洋戦争末期、石垣島に不時着した米兵3人を旧日本海軍警備隊が殺害した、いわゆる石垣島事件で命日の15日、唐人墓隣の米軍飛行士慰霊碑前で慰霊式典が行われた。関係者が花をたむけ、主催した実行委員会の識名安信委員長は「世界平和の思いは正しく希求されなければならない。今日の平和は痛ましい犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけません」と述べ、悲惨な戦争を繰り返さないと誓った。 1945年4月15日… 2022/04/16
基地と沖縄 石垣港 国内最大級の巡視船配備 尖閣警備、災害対応で活躍 ヘリコプター搭載型巡視船「あさづき」が12日付で第十一管区海上保安本部に配属され、26日午前、石垣港に初入港した。海上保安庁が所有する最大規模の巡視船で、総トン数6500㌧、長さ150㍍、幅17㍍、ヘリコプター最大2機が搭載可能。石垣市の行政区域である尖閣諸島の警備強化や、大規模災害での活躍が期待される。 午前11時ごろ、乗組員64人を乗せて石垣港に着港。乗組員は港で出迎える保安官と互いに敬礼… 2021/11/27
基地と沖縄 自衛艦、輸送訓練で入港 トラック搭載し与那国へ 石垣港 防衛省統合幕僚監部(統幕)は19日午後1時ごろ、同日から始まった自衛隊統合演習(実動演習)の一環で、石垣港に輸送艇1隻を寄港させ、トラック1台を与那国島に輸送する統合後方補給訓練(部隊輸送訓練)を行った。民間港を利用した同演習は県内初。 トラックは午後3時半から約30分かけて運び込まれた。作業に取り組んだ自衛隊員は30人程度と見られ、輸送艇は午後5時20分ごろ、与那国島に向けて出港した。石垣島… 2021/11/20
基地と沖縄 「安倍政権の軌道修正」 対中政策で米国寄りへ 尖閣諸島の字名変更 石垣市が尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を市議会に提案する。八重山日報は、尖閣史に詳しい長崎純心大の石井望准教授に字名変更の意義を聞いた。 ―登野城尖閣への字名改正案についてどう見るか。 2020/06/07
基地と沖縄 新庁舎工事、規模を縮小 新型コロナ 作業員の「3密」回避 石垣市で新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、新庁舎建設工事は、今週から作業の規模を縮小して継続されていることが分かった。市契約管財課によると事業者側の判断で、作業員の「3密」(密閉、密集、密接)を避けるために人数を削減。ゴールデンウィークの休みも前倒しすることを検討しているという。同課は「工期には影響が出なないようにしているが、この状況が長引くと厳しくなる」と指摘した。 市は3月、… 2020/04/22