尖閣 尖閣警備に新巡視船2隻 来月就航、ヘリ甲板も 海保 第十一管区海上保安本部は2月22日から、尖閣諸島(石垣市)の領海警備に、最新鋭の巡視船「やえやま」(約3500㌧)と「はてるま」(約1500㌧)を投入する。同保安部の島谷邦博本部長が25日の定例記者会見で発表した。 「やえやま」は全長約120㍍、幅約14㍍、「はてるま」は全長約96㍍、幅11・5㍍。2隻ともヘリが発着できる甲板、機関砲、遠隔放水銃が整備されている。 十一管は「尖閣諸島周辺海域… 2024/01/27
尖閣 地域外交で「平和創造拠点」に 県に提言、委員長「攻めの姿勢を」 県が設置した「地域外交に関する万国津梁会議」の君島東彦委員長らが18日、県庁を訪れ、玉城デニー知事に対し、沖縄が地域外交を通じて、アジア・太平洋地域の平和構築に貢献する「国際平和創造拠点」を目指すべきとする提言書を渡した。沖縄周辺では中国が軍事活動を活発化させており、台湾有事などの懸念が高まっているが、君島委員長は「地域外交には抑止力がある。平和をつくるため攻めの姿勢を示してほしい」と求めた。玉… 2024/01/19
尖閣 新年度に尖閣対策室設置 市長「強固な組織で発信」 石垣市 尖閣諸島に関する情報発信や、国、県との連携の強化に向け、石垣市は2024年度に「尖閣諸島対策室」(仮称)を設置する方針を固めた。中国が領海侵入や日本漁船への威嚇などで尖閣侵奪を図る中、地元自治体として領土・領海を守る意思を内外にアピールする形。15日の市議会一般質問で中山義隆市長は「(尖閣問題に対応する)より強固な組織を作っていく必要がある。あらゆる手立てで尖閣を全国、全世界に知ってもらうように… 2023/12/16
尖閣 尖閣食堂あすオープン 関係者、アカマチに舌鼓 石垣市美崎町 尖閣諸島周辺の海域で捕れた高級魚、アカマチ(ハマダイ)の定食が味わえる「尖閣食堂」が2日、石垣市のカラオケ居酒屋ドーム=美崎町11―1=でオープンする。時間は午前11時から。11月30日夜にはプレオープンイベントが行われ、市議、市幹部や関係者30人ほどが来店。アカマチの煮付けや刺身、寿司に舌鼓を打った。 2023/12/01
尖閣 遭難事件の実相に迫る 初の本格ノンフィクション 門田さん「尖閣は大切な島」 沖縄戦末期の1945年、石垣島から台湾に向かった疎開船2隻が米軍に攻撃され、多数の犠牲者を出した「尖閣列島遭難事件」をテーマにした初の本格ノンフィクション「尖閣1945」が産経新聞出版から発刊された。作家の門田隆将さんが長年構想を温めてきた作品で、生存者や遺族の証言を得て、事件の実相に生々しく迫った。門田さんは「この事件は尖閣諸島が日本人にとって、いかに大切な島であるかを物語っている。『日本人全… 2023/11/25
尖閣 尖閣ブイ設置、見解表明せず 玉城知事「国同士で解決を」 石垣市の尖閣諸島周辺にある日本の排他的経済水域(EEZ)に中国が無断でブイを設置した問題で、玉城デニー知事は10日「国のほうで対応について調査を進めていると考えている。まずは国の動向について注視したい」と述べ、自らの見解を明らかにするのを避けた。定例記者懇談会で報道陣の質問に答えた。 玉城知事はこれまで、尖閣周辺での中国艦船の領海侵入などについて中国側への明確な抗議はしていない。この日も「尖閣… 2023/11/11
尖閣 「尖閣アカマチ」水揚げ 寄付者へ返礼品、年内発送 石垣市のふるさと納税の返礼品となる「尖閣アカマチ」が6日午前、石垣漁港で水揚げされた。八重山漁協所属の船1本釣り漁船「Zenkoumaru②」(名嘉秀三船長)が約400㌔の尖閣アカマチを確保して帰港した。市が8月から10月15日までに募集した注文分(146・5㌔)を大きく上回った。アカマチは漁協内で梱包され、年内には発送され寄付者の手元に届く予定。 2023/11/07
尖閣 地元漁船が一時3隻 返礼品のアカマチ水揚げか 尖閣周辺 石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船が4日まで4日連続で領海侵入している問題で、尖閣周辺には3日の時点で、石垣島から出港した日本漁船が計3隻操業していたことが分かった。漁船のうち1隻に乗り込んでいた石垣市議の仲間均氏が明らかにした。仲間氏は他の2隻について「石垣市がふるさと納税の返礼品にしたアカマチを釣るための船ではないか」と話した。 2023/11/05
尖閣 「領海侵入」と漁船名指し 中国発表に仲間氏「虚偽」 尖閣周辺 八重山漁協所属の漁船「鶴丸」が16、17の両日、石垣市の尖閣諸島周辺に出漁したことを巡り、中国海警局は中国国内の短文投稿サイト・微博(ウェイボー)で鶴丸を名指しし、巡視船と共に「中国領海に侵入した」と発表した。鶴丸に対し必要な措置を講じ、退去するよう警告したとしている。鶴丸に乗船した石垣市議の仲間均氏は19日、八重山日報の取材に応じ「中国は、うそを根拠に尖閣を乗っ取ろうとしている」と反論した。 … 2023/10/20
尖閣 「連携して中国に対応を」 海外研究員が尖閣問題学ぶ 中国との間で領土紛争などを抱える国の研究員3人が18日、石垣市の尖閣諸島情報発信センターを視察し、日本側の尖閣問題に関する対応を学んだ。研究員らは公益財団法人日本国際問題研究所(佐々江賢一郎理事長、国問研)が「領土・主権・歴史調査研究支援事業」の一環として各国から招いた。9月から11月まで日本に滞在している。 2023/10/19
尖閣 注文356万円、近く出漁 尖閣アカマチ、寄付締め切り 石垣市は、ふるさと納税の返礼品として提供を始めた「尖閣アカマチ」の注文を15日で締め切った。寄付件数は85件、寄付額合計は356万円で、アカマチ146・5㌔分の注文が入った。市は今後、八重山漁協に出漁を依頼し、同漁協所属の漁船が近く尖閣諸島周辺海域へ出漁する。 寄付の内訳は、3万円コース(アカマチ1㌔)62件、5万円コース(同2㌔)12件、10万円コース(同5・5㌔)11件だった。 尖閣諸島… 2023/10/17
尖閣 尖閣アカマチ、注文300万円超 ふるさと納税急伸、近く出漁 石垣市 石垣市は10日、ふるさと納税の返礼品として提供を始めた「尖閣アカマチ」の注文が303万円分に達したと明らかにした。アカマチ約122㌔分に相当し、市が目標としていた「漁業者が赤字を出さずに尖閣周辺海域に出漁できる注文数」をクリアしたという。市は15日でいったん注文を締め切り、八重山漁協に出漁を依頼。同漁協所属の漁船が早ければ10月中にも尖閣諸島周辺海域に向かう。 2023/10/11
尖閣 「尖閣を乗っ取る気だ」 漁の妨害はせず 遠巻き 漁船の関係者証言 領海侵入の中国船 石垣市の尖閣諸島周辺海域に23日から2日間出漁し、領海侵入した中国海警局の艦船2隻の追跡を受けた八重山漁協所属の漁船「鶴丸」に乗船していた市議の仲間均氏が26日までに取材に応じた。今回の出漁ではアカマチ約150㌔を水揚げするなど豊漁。中国艦船は鶴丸を遠巻きにするだけで、漁の妨害行動には出なかったという。ただ仲間氏は、中国側の領海侵入が常態化している現状について「中国は、何年かかってもいいから尖閣… 2023/09/27
尖閣 「尖閣アカマチ」注文伸び悩み 安価なコース新設でPR ふるさと納税 石垣市が8月から、ふるさと納税の返礼品に尖閣諸島周辺海域で獲れたアカマチを加えたが、注文数は今月21日現在で25件、約50㌔分と伸び悩んでいる。市は10月15日でいったん注文を締め切り、八重山漁協に出漁を依頼するが、現在の注文数では漁業者が赤字に陥る恐れがあるという。市は注文数を増やすため、より安価で尖閣アカマチを注文できるコースを新設。「ふるさと納税を通じ、尖閣周辺で漁をする漁業者を支援してほし… 2023/09/23
尖閣 尖閣案内表示、沖縄県が難色 バンナ公園、優先度理由に 石垣市が、市の行政区域である尖閣諸島の方角を示す案内表示を県営バンナ公園に設置できないか県に打診したところ、優先度などを理由に県が難色を示していることが分かった。15日の市議会一般質問で嶋田廉企画部長が明らかにした。 案内表示の設置は友寄永三氏が提案。島田部長は「尖閣諸島の位置、方角、石垣島からの距離などを展望施設での案内表示で周知することは尖閣を正しく理解していただく上で大変有意義」と応じた… 2023/09/16
尖閣 「米軍には抗議、中国には親善」 仲間氏が玉城知事批判 12日の石垣市議会一般質問で仲間均氏は、玉城デニー知事が18日に国連で米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を演説することについて「日本を守る米軍には抗議し、日本の領土を奪おうとする中国には親善訪問する」と批判した。 尖閣周辺で中国艦船が日本漁船を追跡し、領海侵入を繰り返していることを挙げ「そのことには目をつむり、知らぬ存ぜぬでは困ったものだ」と苦言を呈した。 辺野古問題を巡る訴訟で敗訴したことに… 2023/09/13
尖閣 石垣市長「上陸絶対に必要」 尖閣調査、国に働き掛けへ 石垣市の中山義隆市長は12日の市議会で、市の行政区域である尖閣諸島について「管理する上でも、上陸しての調査は絶対に必要だと思っている」と述べた。仲間均氏の一般質問に答えた。 市は2021年9月、尖閣諸島に標柱を設置するため国に上陸を申請したが、国は認めなかった。中山市長は「国会議員が声を上げないと国は動かない」と述べ、国会議員への働き掛けを強めながら、国に再度上陸を申請したい考えを示した。 … 2023/09/13
尖閣 尖閣侵入「受け入れられない」 中国に抗議の意思は示さず 玉城知事 石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船が長時間領海侵入し、大量の中国漁船も押し寄せている問題を巡り、玉城デニー知事は25日の記者会見で「宮古、八重山の住民に不安を与え、沖縄県と中国の友好関係に影を落とす。このような状況は全く受け入れられるものではない」と中国を批判した。 2023/08/26
尖閣 尖閣周辺に中国漁船150隻 違法操業は確認されず 海保が警備体制強化 中国政府が石垣市の尖閣諸島周辺などで設けた禁漁期間が16日に明けたことを受け、尖閣周辺海域では連日、多数の中国漁船が確認されており、24日午前7時の時点では約150隻の中国漁船が操業していることが分かった。第十一管区海上保安本部の島谷邦博本部長が同日、那覇合同港湾庁舎で行った記者会見で明らかにした。海保は警備体制を強化して対応しており、中国漁船による領海侵入などの違法操業は確認されていないという。… 2023/08/26
尖閣 尖閣侵奪の動き「強く懸念」 海警局船、徐々に勢力増す 防衛白書 2023年版防衛白書では、石垣市の尖閣諸島侵奪に向け、周辺海域に海警局船の派遣を続ける中国の動向について「力による一方的な現状変更の試みを執拗に継続しており、強く懸念される」と指摘した。 2023/07/29