尖閣 【視点】返礼品に「尖閣」漁の活性化期待 石垣市が8月から、尖閣諸島周辺海域で獲れた「尖閣アカマチ」をふるさと納税の返礼品に加える。返礼品に尖閣ブランドが採用されるのは初めてだという。停滞している尖閣諸島周辺海域での漁を活性化する効果が期待されそうだ。 尖閣諸島は、言うまでもなく石垣市の行政区域だ。市によると、尖閣諸島周辺海域は温かい黒潮の流れと大陸からの栄養塩を含む低温の水が混ざり合う潮目に位置している。カツオ、マグロ、カジキ、マチ類な… 2023/07/18
尖閣 返礼品に「尖閣アカマチ」 ふるさと納税、来月から 周辺での操業活性化へ 石垣市 石垣市は13日、ふるさと納税の返礼品として、尖閣諸島周辺で獲れた「尖閣アカマチ」を8月1日から提供する、と発表した。尖閣アカマチは八重山漁協が商標登録でブランド化しており、市がふるさと納税の返礼品として尖閣ブランドの商品を提供するのは初めて。記者会見した中山義隆市長は「尖閣アカマチを召し上がっていただくことで、尖閣諸島の課題に興味を持ってほしい。漁業者が尖閣周辺で操業することの支援にもつながれば」… 2023/07/14
尖閣 【視点】知事訪中「外交」に値せず 玉城デニー知事が日本国際貿易促進協会のメンバーと訪中し、李強首相と面会した。中国艦船が石垣市の尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返し、地元の漁業者を脅かしていることが日中間の大きな問題になっているが、知事が尖閣に言及することはなかった。面会後、報道陣に「特に尖閣についての話は出なかったので、私からもあえて何か言及することもなかった」と説明した。 尖閣問題だけでなく、県民が今、最も心配している「台湾有事」… 2023/07/07
尖閣 「主張しないのは認めたこと」 地元、尖閣問題回避に憤り 玉城知事訪中 訪中した玉城デニー知事が中国の李強首相と面会した際、中国艦船が尖閣諸島周辺海域で領海侵入を常態化させている問題に言及しなかったことを受け、尖閣を行政区域に抱える石垣市の関係者からは、憤りの声が上がった。 尖閣周辺で漁をしたこともある八重山漁協所属の漁業者、名嘉秀三さん(60)は「尖閣周辺にも沖縄のウミンチュがいて仕事をしている。(尖閣問題について)一言も言わないのはおかしい」と疑問視。「知事は漁民… 2023/07/07
尖閣 沖縄領有権、問題化の布石? 習氏発言に波紋広がる 知事、交流意欲と受け止め 中国の習近平国家主席が沖縄と中国の関係について発言したと4日付の共産党機関紙「人民日報」が1面で報じ、波紋が広がっている。習氏発言に対し玉城デニー知事は8日の記者会見で「(中国と沖縄の)交流や歴史について、かなり深い見識をお持ちだと受けている」と評価。一方、香港紙「星島日報」は「習氏は中国と沖縄の淵源を強調した」と指摘し、台湾有事を念頭に、今後、中国が沖縄の領有権が日本にあるか問題化する布石であ… 2023/06/11
尖閣 「宝の海利用できず」 尖閣出漁の町議ら嘆き 侵入の中国船に追われ 20~21日に石垣市の尖閣諸島周辺海域で中国海警局の艦船2隻が領海侵入した際、中国艦船の追跡を受けた漁船「鶴丸」に乗船していた市議の仲間均氏と、竹富町議の山下義雄氏が24日までに八重山日報の取材に応じた。山下氏は「宝の海が目の前にあるのに、利用できない現状は残念だ。中国船が領海に入らないようにしてほしい」と要望した。 2023/05/25
尖閣 尖閣周辺に軍艦転用船 交代で入域、96日連続航行 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域を航行していた中国海警局の艦船「海警2301」「海警2502」「海警2102」と機関砲らしきものを搭載した「海警2204」の4隻は、1日午前7時ごろ、新たに接続水域に入った他の4隻と交代した。 新たに接続水域に入ったのは「海警1302」「海警1102」「海警1103」と機関砲らしきものを搭載した「海警1108」。中国艦船が… 2023/05/02
尖閣 魚釣島南側で荒廃進む ヤギ食害、漂着ごみも確認 尖閣諸島調査 石垣市は、1月末に実施した尖閣諸島周辺海域調査の結果を10日、ホームページで公表した。尖閣諸島・魚釣島上空で実施したドローン調査で南側の斜面を確認したところ、植生の荒廃や崩落による岩肌の露出が進んでいる様子が確認された。ヤギの食害が原因とみられる。島の北側は十分な調査ができなかったため、夏季に調査する必要性があるとしている。 尖閣諸島周辺海域調査は昨年1月に続き2回目。石垣市の調査船は1月30日早… 2023/04/11
尖閣 中国船隊、尖閣で「専従体制」 日本漁船の徹底排除図る 石垣市の尖閣諸島周辺海域で常駐し、領海侵入を繰り返している中国海警局の艦船が、2つの船隊で「専従体制」を組んだと見られることが、防衛大学校戦略研究室の中澤信一准教授の分析で分かった。各船隊は最近、おおむね1カ月交代で尖閣海域に派遣されている。中澤准教授は「中国側は(海警局の艦船を)スケジュールに沿って海軍式に運用している可能性がある」と指摘した。 2023/04/06
尖閣 中国の圧力 目前に 無線で退去要求、調査船に緊張 尖閣周辺海域 「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は古来、中国固有の領土。貴船は我が国の領海に侵入した。直ちに退去してください」―。1月29、30の両日、尖閣諸島周辺海域の調査を実施した石垣市の調査船。船内の無線機からは、尖閣周辺で航行を続けている中国海警局の艦船が調査船と海上保安庁の巡視船に対し、退去を呼び掛ける音声が流れた。調査船に同乗した八重山日報の記者は、尖閣諸島の侵奪を狙う中国の圧力が目前に迫っている現状を実… 2023/02/02
尖閣 食害進み、危機的状況 尖閣調査、国の協力が必要 市長、夏期調査を訴え 石垣市の中山義隆市長と東海大学の山田吉彦教授は1月31日午前に会見し、同月29、30日に行った尖閣諸島周辺海域の調査について、報道陣に説明した。中山氏は魚釣島を目視確認し「ヤギの食害が進んでいる。早急な対応が必要」と述べ、今後は「国の協力を受けた上陸調査が必要」とした。山田氏は「(魚釣島)東側の斜面は崩落が極めて激しく進んだ。島は末期症状」と話し夏期調査の必要性を訴えた。 2023/02/01
尖閣 尖閣調査を実施 中国海警局の妨害なし 中山石垣市長、上陸求める意向 石垣市は30日午前、尖閣諸島の魚釣島周辺海域で調査活動を行った。2022年に続き2回目。2年連続で実施し今回も東海大学の協力を受け、同島に1マイル(約1・6㌔)まで接近した。今回初めて、ドローンを使った空撮と調査を実施。計4回の飛行で同島南側の映像を撮影し記録した。約10隻の海上保安庁の巡視船が、石垣市の調査船を護衛したため、中国海警局の船は後方から追跡するだけだった。中山義隆市長は魚釣島を洋上… 2023/01/31
尖閣 犠牲者の海上慰霊祭も 石垣市の尖閣海洋調査、きょう出港 石垣市は29、30日に尖閣諸島周辺海域で海洋調査を行う。2022年に続き2回目。今回も東海大学の協力を受けて行う。調査海域は石垣島北西と尖閣諸島周辺。魚影や海洋、周辺海域の外観(景観)をそれぞれ調査しドローンも使用する予定。戦時中、台湾への疎開中に米軍機の攻撃を受け、漂流し尖閣諸島に流れ着き亡くなった犠牲者を悼み、海上慰霊祭も行い、中山義隆市長、市職員、市議らが参加する見込み。 2023/01/29
尖閣 天候不良で29日に出港 石垣市の尖閣調査 石垣市は26日、27、28日に予定していた尖閣諸島周辺海域の調査について、調査船の出港を29日に延期することを決めた。全国で影響が拡大する寒波などで、天候不良が続き延期する。 市は25日、天候不良で出港日を1日遅らせ、28日以降としたが、悪天候の影響が続くため、さらに1日遅らせる。現地調査の日程は、予備日として設定した29、30日となる。 調査は、東海大学の協力で中山義隆市長や市議6人、市職… 2023/01/27
尖閣 尖閣調査は28日以降 石垣市、天候不良で出港延期 石垣市は25日午後、27、28日に予定していた尖閣諸島周辺海域の調査について、調査船の出港を28日以降に延期することを決めた。全国で影響が拡大する寒波による天候不良を受け、延期する。 調査は、SDGsの目標である海洋保全を図る目的で実施される。東海大学の協力で中山義隆市長や市議6人、市職員、報道関係者が参加する予定。 漂着ごみや気候変動の影響を受ける尖閣諸島と周辺海域の最新データを集積。景観… 2023/01/26
尖閣 ドローンでデータ集積 メディアの乗船は調整中 説明会に市議7人出席 石垣市尖閣調査 今月27、28日(予備日29、30日)に石垣市が計画する尖閣諸島周辺海域での調査について、市当局は20日夜、市役所1階で同行を予定する市議を集めた説明会を開催した。日程や調査方法などが説明された。第2回目となる今回も東海大学の協力で調査を行う。同大の山田吉彦教授もオンラインで説明会に参加。調査にメディアが参加できるかは調整中。 2023/01/21
尖閣 27日に尖閣海域調査へ 市議6人も同行可能に 石垣市 石垣市が尖閣諸島周辺海域で計画している2回目の現地調査が27~28日(予備日29~30日)の日程で行われることが分かった。昨年に続き、東海大学の調査チームと船員、市の関係課職員が乗船する。加えて17日に開かれた石垣市議会(我喜屋隆次議長)臨時議会で市議6人まで同行派遣を行うことが賛成多数で可決した。 2023/01/18
尖閣 「尖閣は我が国固有の領土」 石垣市が開拓の日に式典 石垣市は「尖閣諸島開拓の日」の14日、市民会館中ホールで式典を開き、国会議員や市民など、約100人が参加した。通常開催は3年ぶり。尖閣諸島開拓の日は尖閣諸島が歴史的にも日本固有の領土として、より明確に国際社会に対し意思表示し、国民世論の啓発をはかるために制定。中山義隆市長は式辞で「まぎれもなく尖閣諸島は日本固有の領土としての歴史的事実がある」と強調した。 2023/01/15
尖閣 尖閣デジタル資料館開設へ 歴史や自然の情報発信強化 石垣市 石垣市は、尖閣諸島の歴史や自然などの情報をウェブ上で広く国内外に発信しようと「尖閣諸島デジタル資料館(仮称)」を開設する方針を固めた。現在、ユーグレナ石垣港離島ターミナルの一角に「尖閣諸島情報発信センター」を設置し、尖閣に関する資料を展示しており、デジタル資料館は、同センターの展示内容を中心にコンテンツを制作する予定。「実際に足を運べない人でも、センターの展示内容を理解できるようにしたい」(市企… 2023/01/07
尖閣 尖閣デジタル資料館開設へ 歴史や自然の情報発信強化 石垣市 石垣市は、尖閣諸島の歴史や自然などの情報をウェブ上で広く国内外に発信しようと「尖閣諸島デジタル資料館(仮称)」を開設する方針を固めた。現在、ユーグレナ石垣港離島ターミナルの一角に「尖閣諸島情報発信センター」を設置し、尖閣に関する資料を展示しており、デジタル資料館は、同センターの展示内容を中心にコンテンツを制作する予定。「実際に足を運べない人でも、センターの展示内容を理解できるようにしたい」(市企画… 2023/01/06