尖閣 戦時遭難、門田さん取材 尖閣「生と死のドラマ」 1945年、石垣島から約180人を乗せ台湾に向かった疎開船2隻が米軍機に攻撃され、多数の犠牲者を出した「尖閣列島戦時遭難事件」を作家の門田隆将さんが取材している。生存者や遺族の証言をもとに「当時の日本人の生と死のドラマを描きたい」と話す。 2022/12/03
尖閣 尖閣意見書、文面を復元 我喜屋議長、変更認め陳謝 石垣市議会 尖閣諸島問題で石垣市議会が10月に決議した意見書を巡り、ホームページに掲載された文言が変更されていると野党が抗議している問題で、市議会は野党の主張を認め、文面を元に戻した。我喜屋隆次議長が24日の議会運営委員会で明らかにした。「今後このようなことがないよう、事務手続きなどのあり方について常に慎重を期し、適切な事務処理、議会運営に努める」と陳謝した。 意見書は政府に対し、領海侵入を繰り返す中国に毅然… 2022/11/25
尖閣 防衛力「5年以内抜本強化」 先島の空港・港湾利用明記 有識者会議報告 防衛力強化に関する政府の有識者会議(座長・佐々江賢一郎元駐米大使)は22日、「5年以内に防衛力を抜本的に強化しなければならない」と求める報告書を岸田文雄首相に提出した。報告書では、南西地域、特に先島諸島の空港・港湾に関し、自衛隊と海上保安庁の利用に向けた規程の整備などを明記した。 2022/11/23
尖閣 【視点】対中 自由と人権訴える気骨を 岸田文雄首相は17日、中国の習近平国家主席とタイで会談した。尖閣諸島(石垣市)周辺海域で中国艦船が領海侵入を繰り返している問題への懸念を表明。台湾海峡の平和と安定の重要性も強調した。 日中が首脳レベルで意思疎通を重ね、不測の事態が起こらないよう努力することは大事だ。 だが日本政府が中国側の挑発や圧力を恐れ、いたずらに迎合する姿勢を見せてはいけない。民主主義国家として、自由と人権の擁護を訴えるという… 2022/11/19
尖閣 尖閣北方に中国無人機 空自スクランブル 防衛省幕僚監部によると、10日午前、中国のものと見られる無人機が東シナ海から飛来し、石垣市の尖閣諸島北方を飛行した。航空自衛隊は南西航空方面の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて対応した。無人機による領空侵犯や危険な行為はなかった。 無人機は尖閣諸島北方で一時南進したあと、反転して北進し、大陸方面に向かった。 2022/11/11
尖閣 市長問責決議を否決 尖閣ツイートで与野党対立 石垣市議会 尖閣諸島問題を巡り、中山義隆市長がツイッターで野党を批判したことを受け、石垣市議会(我喜屋隆次議長)の野党は4日の臨時会で、中山市長に対する問責決議案を提出したが、賛成少数で否決された。野党は中山市長の投稿について「偏見に満ちたレッテル張り」などと批判。与党は「(投稿を)ヘイトのように宣伝されるのは政治的な言論封殺」と反論し、激しく対立した。 2022/11/05
尖閣 尖閣ツイート問題視 市長ら発信「ヘイト」と主張 石垣市議会の野党は、尖閣諸島問題に関する中山義隆市長や与党議員のツイートが「ヘイト(差別)」に当たるとして問題視する方針を固めた。2日開かれた議会運営委員会で「本会議で何らかの対応を取りたい」(砥板芳行氏)と言明した。 市議会は9月定例会で、尖閣諸島周辺海域に艦船を領海侵入させた中国に対する抗議決議を可決したが、野党は反対に回った。 中山市長は19日、野党が抗議決議を「過剰反応」などと批判し… 2022/11/03
尖閣 尖閣情報、琉球が提供か 「中国最古の史料」石井氏確認 中国の文献で、尖閣諸島(石垣市)に言及した最古と見られる15世紀の史料を確認したと、長崎純心大の石井望准教授が28日までに明らかにした。明国のアジア地誌「寰宇通志(かんうつうし)」で、成立年代は、尖閣関連でこれまで最古とされてきた中国の史料より78年さかのぼる。「寰宇通志」の記述内容から、尖閣諸島と推定される島の位置情報は琉球人から得た可能性が高いことが判明。尖閣が古来、中国の勢力圏ではなく、琉球… 2022/10/29
尖閣 尖閣海域「高い生物生産性」 調査報告、好漁場形成に期待 石垣市 石垣市は、今年1月31日から2日間、石垣島周辺海域で実施した実態調査の報告書をホームページで公表した。尖閣諸島・魚釣島周辺海域と石垣島北西海域の高い生物生産性と多様な生態系について「サンゴ礁内と同レベル、あるいは深層を含めると一層高い生物生産性を有している可能性」があると指摘。好漁場の形成に期待感を示した。 2022/10/20
尖閣 石垣島近海追尾、中国に抗議 尖閣海域、市が2回目調査へ 市議会 尖閣諸島周辺海域で領海侵入した中国艦船が領海内で操業した日本漁船を石垣島近海まで追尾した問題で、石垣市議会は17日、中国への抗議決議を賛成多数で可決した。尖閣諸島周辺海域の調査委託費を盛り込んだ一般会計補正予算案も賛成多数で可決し、年内にも2回目の実態調査が行われる見通しになった。 2022/10/18
尖閣 抗議決議は「過剰反応」 野党、仲間氏の出漁も批判 尖閣諸島 尖閣諸島問題で石垣市議会が中国への抗議決議などを可決したことを受け、決議に反対した野党連絡協議会は17日の記者会見で「過剰反応」(花谷史郎会長)などと改めて批判した。 花谷氏は、中国艦船が石垣島近海まで日本漁船を追尾したとする与党の主張について「新たな違法事案が確認されないまま、相手国に議会が抗議するのは過剰反応だろう」と主張。砥板芳行氏は、市が尖閣周辺海域で予定している調査について「台湾問題… 2022/10/18
尖閣 石垣島寄り海域まで追尾 中国船、尖閣周辺の漁船に接近 石垣市の尖閣諸島周辺で1日に領海侵入し、操業中の日本漁船を追尾した中国艦船2隻が、尖閣諸島と石垣島の中間を越え、石垣島寄りの海域まで追尾を続けたと見られることが3日分かった。漁船に乗船していた石垣市議の仲間均氏(72)が証言した。 2022/10/04
尖閣 年内にも尖閣海域調査へ 2度目、漁業にデータ活用 石垣市 石垣市は、年内にも尖閣諸島周辺海域で水質などの実態調査を行う方針を固めた。今年1月末に続く2度目の調査となる。前回の調査では中山義隆市長らが同行し、尖閣諸島周辺を洋上視察したが、市は、今回の調査に市関係者が同行するかについて「まだ決まっていない」(企画政策課)としている。調査で得られる分析結果は、尖閣周辺での漁業活動などに活用したい考え。 市は29日の市議会9月定例会に、実態調査の事業費約2750… 2022/09/30
尖閣 中国船3隻が領海侵入 尖閣周辺、日本漁船接近 第十一管区海上保安本部によると28日午前3時15分ごろから、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船3隻が相次いで領海に侵入。周辺で操業する日本漁船3隻に近づこうとする動きを見せた。海保が漁船の周辺に巡視船を配置し、漁業者の安全を確保。3隻は正午ごろまでに相次いで領海を出た。尖閣周辺では接続水域も含め、一時、計6隻の中国艦船が航行した。中国艦船の領海侵入は9月8日以来で、今年に入って21件、27日目… 2022/09/29
尖閣 「日本は抑止力強化を」 中国演習「迷惑」と与那国町長 ペロシ米下院議長の訪台を受け、中国は4日から台湾を取り囲む6つの空・海域で軍事演習を実施すると発表した。 台湾から約110㌔しか離れていない与那国町の糸数健一町長は「迷惑な話」と憤りを示し、中国が台湾に侵攻する「台湾有事」が起きないよう、日本政府に抑止力の強化を求めた。 町によると、中国軍が軍事演習を行う海域は町内の漁業者が利用している漁場からは離れており、漁業者に直接的な影響はない見込み。… 2022/08/04
尖閣 尖閣「執拗に現状変更」 中国の活動活発化に懸念 防衛白書 22日公表された2022年版防衛白書では、石垣市の尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返すなど、活動を活発化させる中国について「一方的な現状変更の試みを執拗に継続しており、強く懸念される状況」と指摘した。中国による台湾侵攻の可能性をにらみ、台湾から約100㌔の与那国島にある与那国駐屯地の重要性も強調した。 尖閣諸島を含む日本周辺での中国軍の活動に関し「拡大・活発化させており、行動を一方的にエスカレート… 2022/07/23
尖閣 慰霊祭で犠牲者追悼 規模縮小、尖閣戦時遭難 太平洋戦争末期の1945年7月3日、疎開船2隻が米軍の攻撃を受け、多数の犠牲者や遭難者を出した「尖閣列島戦時遭難事件」の慰霊祭(主催・難者遺族会)が3日午後、新川舟蔵の慰霊碑前で規模を縮小して執り行われ、遺族ら7人が参加した。 同事件は、戦争疎開で出航した第一千早丸と第五千早丸が、老人婦女子180人を連れて石垣港を出航。尖閣列島を航行中に米軍機の機銃攻撃を受け、第五千早丸は炎上沈没、第一千早丸は魚… 2022/07/04
尖閣 尖閣「上陸する必要ある」 中国の侵入常態化で市長 石垣市の中山義隆市長は17日の一般質問で、尖閣諸島周辺海域で中国艦船の領海侵入が常態化している問題について「決して許されることではない」と非難。 「国に対して領土領海を守るようお願いすると同時に市が上陸を行い、国際社会に我が国の領土であると明確に示す必要がある」と訴えた。 市は尖閣諸島の字名変更に伴い、各島に標柱を設置するための上陸を国に申請したが、国は不許可とした経緯がある。 尖閣諸島問題は市議… 2022/06/18
尖閣 日本漁船にカメラ構える 中国船、尖閣周辺で執拗に追尾 尖閣諸島周辺海域に出漁した漁船「鶴丸」が10日午後7時ごろ、石垣島に帰港した。尖閣周辺海域では、中国海警局の艦船2隻に30時間以上執拗に追尾されたが、海上保安庁の巡視船に警護され、乗組員3人は無事だった。乗船した仲間均市議は「政府は国を守る、領土を守るとはどういうことか、しっかり考えないといけない」と話した。 仲間氏によると、「鶴丸」は8日夜、石垣島から出港し、尖閣周辺海域に向かったが、石垣島… 2022/05/11
尖閣 国民世論の後押し必要 尖閣標柱設置で中山市長 石垣市の中山義隆市長は24日の市議会一般質問で、尖閣諸島の字名変更に伴う島々への標柱設置について「国に何度でも要請しようと思っているが、政府を上陸を許可する判断に至らしめる作業が必要だ」と述べ、国民世論や国会議員の後押しが必要との認識を示した。 尖閣諸島問題は仲間均氏が取り上げ「中国がそのうち奪い取ることが十分予想され、武力行使も現実味を帯びている」と市の対応をただした。 中山市長は、3月9日、東… 2022/03/25