行政 新博物館「準備室」見送り 新年度は基本計画策定へ 石垣市 新八重山博物館建設を巡り、石垣市は2022年度当初に「準備室」などの専門部署を設置することを見送った。専任職員を配置するかどうかも「調整中」としている。一般会計予算には博物館建設に向けた基本計画策定事業費2486万円を計上。事務局の八重山博物館は25年の着工を目指しているものの、現時点では、最大の課題である財源確保のめどが立っていない。早期建設を求める関係者からは、進ちょくを危ぶむ声も出ている。 2022/03/31
行政 CIQ施設「予算措置を」 交付金減で窮地、市議会意見書 最終本会議 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会の最終本会議が28日開かれ、CIQ(税関、出入国管理、検疫)施設整備に国の予算措置を求める意見書など議員提案の意見書4件を可決、閉会した。市は国の一括交付金を活用し、今年度予算でCIQ施設の整備を予定しているが、一括交付金が大幅減額されたあおりで、事業実施が困難になっている。 CIQ施設整備の関連予算は財源の裏付けがないまま計上されており、野党の一部から疑問… 2022/03/29
行政 「実施要領パターン」公開へ 有事の避難マニュアル 市、周知に向け方針転換 石垣市議会一般質問 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会では一般質問最終日の25日、内原英聡、大濱明彦、石川勇作の3氏が登壇した。武力攻撃やテロなど有事の際、住民を避難させるマニュアルを定めた国民保護計画の「避難実施要領のパターン」について翁長致純総務部長は「今後、公開することを予定している」と答弁。非公開としていた従来の方針を転換した。 2022/03/26
行政 米原キャンプ場休止 住宅地隣接でトラブル懸念 指定管理者の不祥事も 石垣市 石垣市が米原キャンプ場を4月1日で休止する方針を固めたことが23日分かった。指定管理者の不祥事が相次いだことが直接的な理由だが、住宅地に隣接する立地のためトラブルが起きやすく、地域住民からキャンプ場としての運用継続に否定的な声が上がっていた。市は今後、直営か業務委託でキャンプ場を管理する。 米原キャンプ場は株式会社が指定管理者として管理しているが、昨年4月、国立公園区域内であるにもかかわらず同社職… 2022/03/24
行政 ケーブルTVが北部撤退意向 市、補助金計上で継続要請 情報格差に懸念の声 石垣ケーブルテレビが12月28日で北部地区から撤退する意向を示していることが分かった。住民からは、市街地との情報格差を懸念する声が上がっている。22日の市議会一般質問で小切間元樹企画部長は「北部振興の観点からテレビ事業の継続はぜひお願いしたい」と要望。北部地区での事業継続に向け、新年度予算で補助金を計上するなど、同社と粘り強く交渉する考えを示した。 2022/03/23
行政 ゴルフ場計画、県が承認 未来投資促進法の手続き完了 株式会社ユニマットプレシャスが石垣島で進めているゴルフ場付きリゾート施設建設計画を巡り、県は22日、同社が提出していた地域経済牽(けん)引事業計画を承認した。地域未来投資促進法の手続きは完了し、今後は予定地の農振除外、農地転用の手続きに入る。ゴルフ場建設計画は着工に向け大きな山を越えた。 同計画の承認通知書が22日付で県商工労働部産業政策課から同社に届いた。 予定地は前勢岳周辺にあり、通常の… 2022/03/23
行政 新田氏、出馬近く判断 前泊氏、町議4人が支持 竹富町長選 4月12日告示、同17日投票の竹富町長選で、自民党町議団から出馬要請を受けている町議会議長の新田長男氏(62)は近く出馬の是非を判断する意向だ。地元竹富島でも賛否両論があり、慎重に検討していると見られる。出馬する場合は保守系町議5人が支持に回る見通し。出馬の意向を固めている元町職員の前泊正人氏(44)は選挙態勢の構築を進めており、現時点で町議4人の支持を取りつけた。両氏の対決になった場合、町議を… 2022/03/19
行政 4年ぶり果実への寄生確認 ミカンコミバエ防除展開 県八重山農林水産振興センターは15日、石垣市の市街地で、果実などに寄生する害虫ミカンコミバエの防除活動を展開した。今年度は4年ぶりに果実への寄生が確認され、県など関係機関が周辺でテックス板(誘殺板)の設置などを進めている。同センターは「食用にしない果実は密閉し、燃えるごみとして処分してほしい」などと呼び掛けている。 2022/03/16
行政 「失われた2年取り戻す」 中山市長が施政方針演説 コロナ禍打破と経済回復強調 石垣市の中山義隆市長は14日の市議会本会議で2022年度施政方針演説をした。2月の市長選で4選され、20日から新たな任期がスタートすることを挙げ「まずは新型コロナで失われた2年間を取り戻す。観光業の回復にしっかりと取り組む」と強調。国際線、クルーズ船の就航再開や主要都市での誘客プロモーションを推進し、経済回復を目指す決意を示した。ゴルフ場付きリゾート施設の着工に関しては「引き続き支援する」と表明… 2022/03/15
行政 石垣市で生年祝い式典 364人の長寿を祝う 茶寿3人にあやかりの盃 市民会館大ホールで開催し、市内の364人の長寿を祝った。今年の対象者は、108歳の茶寿が3人、97歳のカジマヤー、マンタラーが78人、86歳が283人の計364人。茶寿の野崎千代さん(108)が代表して中山義隆市長へあやかりの盃を捧げた。 中山市長は「地域の伝統の継承に取り組まれている皆様は、石垣市の宝。まりどぅしぬよい(生年祝い)を迎えられたことを心からお慶び申し上げます」とあいさつ。参加し… 2022/03/13
行政 自然と調和した土地利用誘導 都市マス全面改定へ 石垣市 石垣市は、都市計画に関する基本的な方針である「都市計画マスタープラン」の全面改定を進めている。2011年の策定以来、初の全面改定。現況の土地利用などを踏まえ、島内を「市街地」「緑地」「自然海岸」「田園」の4ゾーンに区分し、都市環境と自然環境が調和した土地利用の誘導を目指す。3月中旬の都市計画審議会で改定案に対する意見を聞き、月末ごろに改定作業を終える予定。 市の人口と都市機能は石垣港中心の市街地に… 2022/03/11
行政 八重山に感染拡大警報 「まん延防止」適用検討も 玉城知事 玉城デニー知事は9日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの感染が拡大する八重山(石垣市、竹富町、与那国町)に「コロナ感染拡大警報」を発令すると発表した。期限は2週間。八重山では感染拡大が続いており、県は同日の新型コロナ対策本部会議で「まん延防止等重点措置」の適用要請を検討。だがワクチン接種率の高さや病床使用率の改善を理由に見送った。 2022/03/10
行政 新入学児童生徒に支援金 補正予算に計上、1人5万円 石垣市議会 石垣市議会(平良秀之議長)の3月定例会が7日開会し、初日は市当局が2022年度一般会計当初予算案や今年度の一般会計補正予算など41議案を提出した。補正予算案では、2月の市長選で4選を果たした中山義隆市長の公約である新入学児童生徒への支援金が盛り込まれた。金額は1人5万円。3月定例会の会期は28日までの22日間となった。 一般会計補正予算案は、既決予算の総額から2319万円を減額する内容。 中… 2022/03/08
行政 西大舛容疑者の辞職同意 町長不在の3月議会開会 竹富町、入札制度検証へ 竹富町議会(新田長男議長)の3月定例会が4日開会し、官製談合防止違反などで逮捕された町長、西大舛高旬容疑者の辞職に全会一致で同意した。西大舛容疑者は同日付での辞職となる。3月定例会の会期は17日までの14日間だが、町長不在という異例の議会となる。 2022/03/05
行政 高校卒業生に3回目接種 きょうまで、市「予約なしで可能」 石垣市は2日から、今春の高校卒業生を対象とした3回目の新型コロナウイルスワクチン接種を市総合体育館メインアリーナで始めた。卒業生が進学や就職のため島外に出る前に、確実に島内でワクチン接種を済ませてもらう狙いがある。予約人数は対象者の4割程度にとどまっており、市は「予約がなくても接種は可能」と積極的な接種を呼び掛けている。 対象は439人。接種は3日まで2日間の日程で、市によると、初日は約80人、2… 2022/03/04
行政 厳しい選挙戦を突破 中山氏ら当選証書受け取る 石垣市 石垣市長選と市議補選の当選証書付与式が2日、市役所1階コミュニティルームで開かれ、市長選当選者の中山義隆氏(54)、市議補選当選者の大道夏代氏(53)、伊良部和摩氏(48)が市選挙管理委員会の山城ヒロ子委員長から当選証書を受け取った。中山氏は「島中に笑顔があふれるような石垣市づくりをしたい」と述べ、4期目の市政運営に改めて決意を示した。 2022/03/03
行政 駐屯地整備「安定的に推進」 周辺住民と対話意思 尖閣上陸申請は継続 中山市長 石垣市の中山義隆市長は2月28日、市長選で自身が4選を果たしたことが陸上自衛隊配備計画にどのような影響を及ぼすか問われ「駐屯地の整備を安定的に進められる。良かったと思う」と述べた。報道各社のインタビューで答えた。 2022/03/01
行政 進学支援金5万円給付へ リゾート開発「取捨選択」 中山氏当選インタビュー 石垣市長選で4選を果たした現職の中山義隆氏(54)は選挙から一夜明けた2月28日、選対事務所で報道各社のインタビューに応じた。公約で創設を掲げた「進学祝い支援金」を、今春の新入生から1人当たり5万円支給する方針を改めて表明。財源にはふるさと納税を活用し、3月議会に提出する補正予算案に盛り込む。 2022/03/01
行政 陸自駐屯地、来春開設へ前進 尖閣「毅然とした姿勢」継続へ 石垣島への陸上自衛隊配備計画に理解を示す中山義隆氏が4選を果たしたことで、陸自駐屯地は来春の開設に向け、着実に前進することになりそうだ。中山氏は尖閣諸島問題でも積極的に市の立場を発信する方針で、中国に対する毅然とした姿勢が継続されることになる。 中山氏は陸自配備について「国防は国の専権事項」とした上で協力。地元住民の不安や懸念に関しては防衛省に伝達する考えを示している。ただ、配備に反対する市民… 2022/02/28
行政 石垣市長選挙 中山氏4選 砥板氏を2454票差で下す 自公が保革共闘破る 任期満了に伴う石垣市長選は27日投開票され、現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=が1万4761票を獲得し、新人で前市議の砥板芳行氏(52)を2454票差で破り、4選を果たした。中山氏は新型コロナウイルス禍からの脱却と景気回復を訴え、支持を拡大した。砥板氏は初の保革共闘体制を構築し、市政刷新を掲げて猛追したが、及ばなかった。 中山氏は自衛隊配備の是非を問う住民投票に否定的な考えを示しており… 2022/02/28