行政 PAC3展開前に発射 北ミサイル、県民に一時避難要請 離島の迎撃態勢機能せず 北朝鮮は5月31日午前6時27分、事実上の弾道ミサイルを発射し、日本政府は6時半、全国瞬時警報システム(Jアラート)を発動して沖縄県民に避難を呼び掛けた。その後、ミサイルは日本に飛来しないと発表した。ミサイルを迎撃するため自衛隊が石垣市に搬入していた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)は、同日までに南ぬ浜町に展開しなかった。与那国町、宮古島市でもPAC3の展開は確認されなかった。台風2号が先島諸… 2023/06/01
行政 PAC3 南ぬ浜町の使用許可 市、きょう対策本部設置 北朝鮮ミサイルに備え 北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射に備え、自衛隊が石垣駐屯地に一時配備している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の南ぬ浜町への展開が30日、正式に決定した。石垣市と国が使用許可を防衛省に出した。期間は同日から来月11日まで。自衛隊は近くPAC3の移動を始めると見られるが、30日午後9時現在、動きはない。 2023/05/31
行政 中山市長、南ぬ浜町展開を容認 クルーズ船寄港と重ならず 北朝鮮のミサイル発射に備え、自衛隊が地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を新港地区の南ぬ浜町に展開する方針を示していることについて、石垣市の中山義隆市長は29日、容認する考えを示した。新港地区にはクルーズ船が寄港するバースがあるが、PAC3が展開する期間中、寄港はないと見られることを理由に挙げた。自衛隊は30日以降、PAC3を南ぬ浜町に展開する。 防衛省は北朝鮮がミサイル発射の動きを見せた当初… 2023/05/30
行政 副市長人事 再び否決 石垣市長「知念氏適任」再々提案も 臨時議会 石垣市議会(我喜屋隆次議長)の臨時会が22日開かれ、中山義隆市長は前建設部長の知念永一郎氏(60)を副市長に選任する人事案件を提案したが、賛成少数で否決された。知念氏の副市長選任が否決されたのは3月定例会に続き2度目。野党と中立が反対の姿勢を崩さなかった。中山市長は議会閉会後、報道陣の取材に「(知念氏は)行政経験が長く、適任だと思っている」と述べ、知念氏の再々提案を視野に、6月定例会に向け副市長人… 2023/05/23
行政 来月2日に遺体収容訓練 大規模災害で多数の死者想定 石垣市で4年ぶり 大規模災害発生時、多数の死者が出たことを想定した遺体収容訓練が6月2日、石垣市総合体育館サブアリーナで実施される。県が主催する総合防災訓練の一環で、市職員のほか竹富町、与那国町の職員も参加する。同訓練が石垣市で実施されるのは2019年以来、4年ぶり。 遺体収容訓練では、収容施設である市総合体育館までの遺体搬送、遺体の受け付け、洗浄、検視、身元確認、安置、遺族対応、遺族への遺体引き渡しなど、一連の流… 2023/05/22
行政 副市長人事、22日再提案へ 知念氏起用に未来会派慎重 石垣市 石垣市の中山義隆市長は22日の市議会臨時会に、前建設部長の知念永一郎氏(60)を副市長に任命する人事案件を再提案する。副市長人事は3月定例会でも提案されたが賛成少数で否決されており、今回も中立会派「未来」の動向がカギを握る。だが未来会派の市議は知念氏の任命に慎重な姿勢を崩しておらず、人事案件の行方は不透明だ。 19日の議会運営委員会(仲間均委員長)で、市当局が副市長人事を提案する方針を説明した… 2023/05/20
行政 「市当局もペーパレス化を」 特別委、22日中間報告へ 石垣市議会 石垣市議会の議会改革特別委員会(長山家康委員長)は18日、市議会議員協議会室で会合を開き、議会活動へのタブレット端末導入や、ペーパレス化に向けた中間報告案を取りまとめた。市議と議会事務局で30台のタブレット端末を導入する方針で、調達方法は指名競争入札か公募型プロポーザル方式とする。委員からは、市当局にもペーパレス化に向けた取り組みを進めるよう求める声が上がった。 特別委は市議に1人1台のタブレット… 2023/05/19
行政 津波襲来 CGで可視化へ 防災意識高揚へ動画作成 石垣市 住民の防災意識高揚に役立てようと、石垣市は、島に津波が襲来した場合に想定される状況をCG(コンピュータグラフィックス)で可視化した動画を年度内に作成する。道路の浸水や建造物の倒壊などをリアルに描写することで「ふだん通っている地域がどうなるかイメージし、改めて避難の方法を考えてもらいたい」(市防災危機管理課の真栄田義史係長)と期待する。 動画では、津波襲来が予想される島内の沿岸域数カ所の実際の映像に… 2023/05/17
行政 簡易宿泊施設「ツマベニ」が1周年 2022年度は2492人利用 竹富町 竹富町役場内簡易宿泊施設ツマベニは16日で1周年を迎える。町から委託管理を請け負うプラス合同会社(真謝永二代表社員)は宿泊者数を発表し、2022年度(2022年5月16日~23年3月末)の宿泊者数は2492人で、町民の割合は2479人の99・47%に上った。オープンした5月を除き、月の平均利用者数は240・4人だった。 2023/05/13
行政 初の国民保護訓練へ調整 石垣市、弾道ミサイル飛来想定 石垣市が弾道ミサイル飛来を想定し、来年1月以降に住民避難訓練を実施する方向で県と調整していることが分かった。他国の武力攻撃に備える国民保護計画の訓練は昨年度、与那国町と那覇市で実施されているが、石垣市では初めて。市防災危機管理課は「国際情勢が不安定な中、国境の島として、さまざまな状況を想定する必要がある」(具志堅広一課長)と話す。 2023/05/11
行政 黒糖の消費拡大PR 中国から製造法伝来し400年 ことしは1623年に琉球王国の政治家、儀間真常が中国に黒糖の製造方法を学ばせて400年となる記念の年。10日の「黒糖の日」を前に9日、県黒砂糖協同組合(西村憲代表理事)と県黒糖使用事業者4社が県庁に玉城デニー知事を訪れ、黒糖の消費拡大をPRした。 黒糖は県内各地や奄美諸島などでも製糖されているが「沖縄黒糖」の生産は多良間島など8島に限定されている。訪問した事業者は黒糖を用いた自社製品を紹介した… 2023/05/10
行政 8月20日に「ぱいぬ島まつり」 竹富町、8年ぶり一大イベント 竹富町の島々から町民が一堂に集う「10回ぱいぬ島まつり」が8月20日、西表島大原の竹富町離島振興総合センターで開催される。4年に1回のまつりだが、前回大会は台風の影響で中止となり、8年ぶりの開催となる。9日、町役場で同実行委員会(委員長・前泊正人町長)が開かれ、前泊町長は「8年ぶりの開催を何としても成功させたい。豊かなアイデアや幅広い知見をいただきたい」と意気込んだ。 2023/05/10
行政 新規採用職員「飛び込み営業」 市民の要望や不満聞く 石垣市 石垣市役所の新規採用職員が8日、研修の一環として地域住民を訪問し、市への要望などを聞く「飛び込み営業」を行った。市民の声を市政に反映させようと中山義隆市長の指示で毎年行われてきたもので、最近は新型コロナウイルス禍で訪問を自粛していたが、4年ぶりに再開された。 2023/05/09
行政 難病患者の渡航費助成拡充 負担軽減へ、不妊治療に手厚く 石垣市 石垣市は、島内で治療を受けられない難病患者などが島外の医療機関へ通院する際の渡航費助成制度を今年度から拡充した。航空運賃、宿泊費に対する助成金の上限が大きく引き上げられた。不妊治療に関しては、当事者の声を反映し、特に手厚い助成を実現した。離島の難病患者は治療のため島外に出向かなくてはならないケースが多く、経済的負担の軽減をどう進めるかは「古くて新しい課題」になっている。 2023/05/03
行政 関連車両の輸送完了 PAC3石垣搬入 与那国にはフェリーで継続 北朝鮮による事実上の大陸間弾道弾(ICBM)発射に備え、自衛隊が23日から続けていた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を配備する関連車両の石垣島への輸送が完了したことが28日、わかった。今後はICBMの落下に備え、迎撃態勢の準備が本格化するとみられる。 2023/04/29
行政 石垣駐屯地周辺に営巣 カンムリワシ 防衛局、突発的な音控える 沖縄防衛局は28日、陸上自衛隊石垣駐屯地周辺で、国指定特別天然記念物のカンムリワシの営巣活動が確認されたと発表した。このため、駐屯地周辺の営巣場所から一定の範囲では、突発的な音が生じる建設工事に伴う作業を一時的に控える対策を取った。 営巣活動は26日に行った環境モニタリング調査で判明。つがいと思われるペアの雄が特定の場所に出入りし、食物を運ぶなどの行動を確認した。沖縄防衛局は市に報告。市教育委… 2023/04/29
行政 PAC3の搬入続く 石垣、与那国空港にヘリ 自衛隊 北朝鮮による事実上の大陸間弾道弾(ICBM)発射に備えるため23日から始まった先島諸島への地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の輸送は、26日も続いた。 石垣島には正午過ぎ、空自の大型ヘリコプターCH47が2日連続で石垣空港に着陸。自衛官がトラック1台分の資機材を降ろした。同機は10人以上の航空自衛官を乗せて午後1時前に離陸した。 与那国島には輸送機C2が飛来し車両1台を降ろした。また、島内の港に… 2023/04/27
行政 副町長に元県職員山城氏 竹富町議会、全会一致で可決 竹富町議会(大久研一議長)の臨時会が25日開かれ、前泊正人町長は副町長に元県職員の山城秀史氏(63)=那覇市=を充てる人事を提案、全会一致で可決された。今年度に入って続いていた副町長不在が解消される。山城氏は町が行っていた副町長公募には参加していない。前泊町長は議会閉会後、報道陣の取材に「副町長不在が町民サービスの低下にならないよう職員一丸となって取り組んできたが、不在が解消されるのは町民のために… 2023/04/26
行政 副町長公募「成功だった」 竹富町長、山城氏は独自人選 竹富町の副町長就任が決まった山城秀史氏は、町が行った副町長公募には参加しておらず、前泊正人町長が独自に人選した。ユニークな取り組みとして町内外から注目された副町長公募だが、結果としては不発に終わり、前泊町長による独自の人選に落ち着いた。前泊町長は報道陣に対し、公募の過程で町政に対するさまざまな提言を受けたことを挙げ「(公募は)全く失敗とは思っていない。逆に大成功だった」と強調した。 前泊町長が… 2023/04/26
行政 初の夜間防災訓練実施 市民1838人が参加 石垣市 石垣市は22日夜、初の夜間防災訓練を実施した。これまで国内で発生した大規模災害のうち、1995年の阪神淡路大震災、2016年の熊本地震はいずれも夜間、早朝に発生したことを踏まえ、いつ緊急事態が起きても対応できるよう企画された。市民約1838人が参加した(速報値)。 訓練は午後8時、石垣島南方沖を震源とする震度6弱の地震が発生し、3分後に八重山地方に「大津波警報」が発令された想定で実施。全国瞬時警報… 2023/04/23