尖閣 一定の距離保ち漁船追尾 中国船、船体撮影を警戒か 尖閣周辺 石垣市の尖閣諸島周辺海域に10日領海侵入した中国海警局の船2隻が、地元漁船を追尾する際、一定の距離を保ち、必要以上の接近を避けていたことが11日、漁船に乗船していた仲間均市議(71)の証言で分かった。仲間氏は「船体の映像を撮影されることを警戒したのではないか」と話している。 仲間氏ら3人が乗船した八重山漁協所属の漁船「鶴丸」は10日午前、尖閣諸島の魚釣島周辺海域に到着。現場では機関砲のようなも… 2021/05/12
尖閣 尖閣警備に感謝 諸熊さんらが石垣海保訪問 尖閣諸島(石垣市登野城尖閣)周辺の領海を警備する石垣海上保安部(増田克樹保安部長)への感謝訪問として16日午後、諸熊弘毅さん、吉岡洋子さん、久米由美子さんら有志3人が熊本から同保安部を訪れ、全国各地から集まった千羽鶴とお守り、お菓子を贈呈した。諸熊さんは「みなさんの頑張りは国民に届いている。大変な中、尖閣を守ってくれてありがとう」と激励の言葉をかけた。 贈呈は、「海上保安部に感謝の気持ちを伝えたい… 2021/04/17
尖閣 日本漁船「完全排除」へ 中国船 2隻で挟み撃ち常態化 尖閣周辺 石垣市の尖閣諸島周辺海域で、日本漁船が中国海警局船の接近、追尾を受ける事態が常態化している。複数の漁業者の証言によると、海警局船は2020年を境に、尖閣周辺から日本漁船を完全排除するための行動を展開している模様だ。通常、海警局船2隻で日本漁船1隻を挟み撃ちにしている。 2021/04/14
尖閣 尖閣警備「万全期す」 一條本部長が就任会見 十一管海保 1日付で第十一管区海上保安本部長に就任した一條正浩氏(58)は8日午前、那覇市の同本部で記者会見し、連日、中国海警局の船舶が周辺海域に侵入を繰り返す尖閣諸島(石垣市)の情勢について「日本漁船への接近事案もあり、厳しい情勢だ。対応に万全を期す」と述べた。「漁船を守ることが任務だ」とも強調した。 中国海警局の船舶と海保巡視船の接近が増加しているとの指摘には「特段変わったことは起きていない」とした。中国… 2021/04/09
尖閣 中国船2隻、26時間領海侵入 尖閣周辺、地元漁船に接近 第十一管区海上保安本部などによると、尖閣諸島(石垣市登野城尖閣)周辺の領海に侵入し、八重山漁協所属の漁船「鶴丸」に接近した中国海警局の船2隻は領海内を約26時間航行し、3日午後1時半ごろ、領海を出た。尖閣周辺での領海侵入は2日連続で、今年13日目。 領海侵入した2隻は「海警2502」「海警6402」で、2日午前11時35分ごろから相次いで領海に侵入し「鶴丸」に接近しようとする動きを見せた。「鶴丸」… 2021/04/04
尖閣 海警と巡視船「あわや衝突」 市議が現場の攻防語る 尖閣周辺 尖閣諸島周辺海域に出漁した八重山漁協所属の漁船「鶴丸」が3日夜、石垣島に戻った。乗船した石垣市議の仲間均氏(71)によると、領海侵入した中国海警局船が「鶴丸」に接近しようとしたが、海保の巡視船がガードしようと間に割って入り、ほとんど衝突寸前だったという。仲間氏は「(漁船を守るという)海保の本気度を感じた」と話した。 「鶴丸」には仲間氏ら3人が乗船し、2日正午ごろ尖閣周辺海域に到着。仲間氏によると、… 2021/04/04
尖閣 和歌山のベテラン漁師、尖閣へ出漁 「漁業従事者認められず」 20海里超えると拿捕の可能性 政治団体の国守衆と、放送局チャンネル桜(水島総代表者)の関係者ら6人が28日、石垣島に来島し、うち1人(仲康彰さん)が地元漁船「泰正丸」に乗り、尖閣諸島周辺へ出漁した。海保と水産庁職員らは、6人を漁業従事者と認めなかった。和歌山県在住で漁師として約35年のキャリアを有する仲さんは「海保及び水産庁から非常に理不尽な回答があったが、大漁を目指したい」と決意。仲さんは、海保および水産庁から漁業従事者と認… 2021/03/29
尖閣 尖閣「上空視察に配慮を」 海警法、国際法違反と指摘 市議会が意見書可決 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会の最終本会議が15日開かれ、尖閣諸島を民間ヘリで上空から視察することに国の配慮を求める議員提案の意見書を賛成多数で可決した。尖閣周辺海域などを航行する中国海警局船に武器使用を容認する中国海警法を「国際法違反」と指摘する意見書も全会一致で可決した。時期を見て市議団が上京し、国に飛行許可と中国への抗議を直訴する。 2021/03/16
尖閣 尖閣の上空視察を計画 市議会、国の配慮要請へ 「標柱設置に必要」 石垣市議会の与党が尖閣諸島を民間チャーター機で上空から視察する計画を立てていることが12日、明らかになった。15日の3月定例会最終本会議に「国の特段の配慮」を求める意見書案を上程する。チャーター機は仲間均市議が既に確保しており、今後、国に飛行許可を求める。 2021/03/13
尖閣 新年度に情報発信拠点整備 尖閣、ふるさと納税活用 石垣市 石垣市は、尖閣諸島に関する情報の発信拠点となる施設を新年度に整備する。領土・主権展示館(東京)の展示を参考に、パネルなどを設置し、尖閣諸島が日本固有の領土であり、市の行政区域であることを広くアピールする方針。10日の市議会一般質問で中山義隆市長が「早急に整備し、市民や国内外の観光客に尖閣の本当の姿を知っていただきたい」と表明した。 2021/03/11
尖閣 中国海警法施行に抗議 那覇市議会「国際法違反」 那覇市議会(久高友弘議長)は9日午前、中国の海警法施行に対し政府に適切な対応を求める意見書を全会一致で可決した。海警法は国際法違反だと指摘し、中国による尖閣諸島の領海・接続水域への侵入を強く抗議するよう政府に求めた。第十一管区海保の体制強化や同諸島を漁場とする漁業関係者への適切な経済支援も求めた。 意見書は①海警法施行と尖閣諸島の領海侵入・接続水域入域について中国に抗議し是正を求める②政府は尖… 2021/03/10
尖閣 宮崎さん「安心して操業したい」 尖閣に鹿児島から出漁 中国船妨害で今年は断念 石垣市の尖閣諸島に、鹿児島県から出漁する漁師がいる。同県喜入町漁協所属の「第八みつ丸」船長、宮崎卓己さん(60)だ。20代のころから尖閣周辺海域に通い続け、もう40年近くになる。だが尖閣海域では中国海警局の船による操業妨害が相次いでおり、今年の出漁は断念せざるを得なかった。 宮崎さんは父親の跡を継いで21歳で初乗船。23歳で同船を父親から譲り受けた。水産高校卒業後、18歳で船乗りになり、他船で… 2021/03/03
尖閣 中国に「わじわじーしないか」 県議が知事に抗議求める 尖閣問題 石垣市の尖閣諸島周辺海域で中国海警局船が領海侵入や日本漁船への接近を繰り返している問題を巡り、2日の県議会では、石垣市区選出の大浜一郎県議が「知事は米軍の低空飛行訓練に対し『わじわじー(沖縄方言で怒り)していると言った。尖閣での中国の暴挙に、わじわじーする気持ちはないのか」と玉城デニー知事に中国への抗議を求める場面があった。 2021/03/03
尖閣 尖閣、新字名の標柱製作へ 中山市長「国に上陸を要請」 石垣市の中山義隆市長は22日の施政方針演説で、尖閣諸島の字名を「登野城尖閣」に変更したことを受け、新たな字名を表記した行政標柱を製作する考えを示した。時機を見て国に標柱設置のための上陸許可を要請する。 市議会は昨年の12月定例会で、中山市長に対し、現地に標柱設置を求める決議を賛成多数で可決していた。 市は昨年12月から、尖閣諸島の歴史、周辺海域を含む自然環境などに関する情報を広く発信する拠点… 2021/02/23
尖閣 「海自配備を」の声も 海保の警護、漁業者の命綱 海警法施行から3週間 ▽第二海軍 尖閣海域では、漁船に接近しようとする海警局船に対し、巡視船が間に割って入り、漁船をガードしている。漁業者が尖閣海域への出漁を申請した場合、海保は漁船の安全を確保するため、尖閣海域で海警局船の勢力を上回る規模の巡視船を動員している模様だ。 海保の警護は漁業者の命綱。外国船との攻防という極限の緊張にさらされながら、国境の最前線で日本の実効支配を死守している。巡視船に守られて尖閣海域から石垣… 2021/02/22
尖閣 中国公船の追尾排除を 玉城知事、政府に要請 玉城デニー知事は17日、尖閣諸島(石垣市)沖で中国公船が日本漁船を追い回す行為の排除を求める要請書を加藤勝信官房長官らに出した。 要請書は「中国公船による追尾事案が頻発し、中国海警局の武器使用を認める海警法も成立し、地域漁業者に脅威を与えている」とし、中国公船の威圧行為の排除と日本漁船の安全操業の確保に向けた体制の強化を求めている。 要請は県漁連の上原亀一理事長と県漁協組合長会の山入端孝雄会… 2021/02/18
尖閣 中国船、漁船2隻を同時追尾 尖閣周辺に4隻侵入 第十一管区海上保安本部などによると、16日午前4時15分ごろ、機関砲のようなものを搭載した中国海警局の船「海警1305」と「海警6303」の2隻が石垣市の尖閣諸島周辺に領海侵入し、大正島南南東で航行中の日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。これとは別に「海警1301」「海警2502」の2隻が15日午後1時半ごろから領海侵入しており、南小島南西で操業していた八重山漁協所属の別の漁船「鶴丸」(9… 2021/02/17
尖閣 中国船、漁船を26時間追尾 市議「威圧与える戦略」 八重山漁協所属の漁船「鶴丸」で尖閣諸島周辺に出漁した石垣市議の仲間均氏は石垣島に戻った直後の16日夜、登野城漁港で八重山日報など報道陣の取材に応じた。「鶴丸」は約26時間にわたって中国公船「海警1301」「2502」の追尾を受けたといい、仲間氏は「(中国は)今のところは漁船を攻撃せず、威圧を与えて周辺海域から追い出そうという戦略ではないか」と話した。 仲間氏が尖閣海域に出漁するのは、中国海警局… 2021/02/17
尖閣 尖閣海域に出漁 中国「海警法」施行後初 八重山漁協所属の「恵美丸」「第一桜丸」が5日午後8時ごろ、石垣市の登野城漁港から尖閣諸島周辺海域に向けて出港した。中国が1日、海警局の艦船に武器使用を容認する「海警法」を施行したあと、八重山の漁船が尖閣海域に向かうのは初めて。 2隻には漁業者が2人ずつ乗船している。この日午後3時過ぎ、海上保安庁の職員が次々と船に入り、臨検を行った。 「第一桜丸」オーナーでチャンネル桜社長の水島総氏は「勇気あ… 2021/02/06
尖閣 中国船、搭載武器は水砲 「漁船破壊する威力」 石垣市の尖閣諸島周辺海域で撮影された中国海警局艦船の写真で、赤く塗装された武器は、漁船を放水で攻撃する水砲であることが分かった。 元自衛官の奥茂治氏(72)=那覇市=は、艦船の装備について「水砲は漁船を海上で排除するために使われる武器。赤い塗装の部分はノズルだと思われる」と分析。「水砲でも漁船をぶち抜くことができる。破壊力は大きい」と指摘した。 第十一管区海上保安本部によると、写真の艦船「海警23… 2021/02/05