特集 【インタビュー】県民投票で二者激論 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票は、県内全市町村での実施が困難な状況になっている。条例制定を県に直接請求した「『辺野古』県民投票の会」副代表の司法書士、安里長従氏(46)=石垣市出身=と、県内で最初に可決された県民投票への反対意見書を提案した砥板芳行石垣市議(49)に、それぞの主張を聞いた。 ■民意明確化恐れるな 投票権は民主主義の生命線 安里長従副代表 県民投票… 2019/01/13
特集 糸数慶子氏が出馬断念 社大、高良氏を擁立 参院選 夏の参院選に立候補する考えを示していた現職の糸数慶子氏(71)は10日夜、那覇市の市町村自治会館で記者会見し、出馬を断念する意向を固めたと明らかにした。糸数氏は昨年末、所属する沖縄社会大衆党(社大)に4期目出馬の意向を伝えていたが、党は候補者として琉球大学法科大学院の高良鉄美氏(64)を擁立する方針を固めていた。 糸数氏は「県民を二分して喜ぶのは安倍政権。オール沖縄の一員として、高良先生を応援… 2019/01/11
特集 小沢氏、野党共闘要請へ 自民は島尻元沖縄相擁立 衆院3区補選 自由党の小沢一郎共同代表が、県知事に転出した玉城デニー前幹事長の衆院議員失職に伴う来年4月の衆院沖縄3区補欠選挙を巡り28日、野党各党に共闘を要請する。各党幹部と会い、フリージャーナリストで新人の屋良朝博氏(56)への支援を求める。複数の関係者が27日明らかにした。 自由党沖縄県連は27日、屋良氏に立候補を要請した。玉城氏は同日、屋良氏を支援する考えを記者団に明らかにした。 2018/12/28
特集 【日報の本棚】日本史の深層 矢作直樹著 救急医療の現場で生と死を見てきた東京大名誉教授の医師、矢作直樹さんが、改めて日本の歴史を見直した書が、扶桑社から刊行された。患者や家族の変化を通じ、日本人の心構えが変わって来たと感じた著者は、戦後の日本人が受けてきた歴史教育に原因があると思い当たる。 同書では「歴史の真実」を知りたいと願う人たちのために、歴史の授業や一般的な歴史の本では取り上げられない「歴史のウラ側」を紹介する。 1947年… 2018/12/27
特集 長寿の秘密は〝模合〟? 鈴木氏「孤独でないこと大切」 沖縄復活㊤ かつて男女ともに県別長寿ランキングトップを占めていた沖縄県。一時期の勢いには及ばないとはいえ、現在でも長寿県のイメージは健在だ。その魅力を紐解くにあたって〟模合(もあい)〟がいま世界中で注目を集めているという。沖縄の長寿研究の第一人者として知られる、琉球大学名誉教授で沖縄長寿科学研究センター所長の鈴木信さんに話を聞いた。 「沖縄は、家族や地域との交流を重んじるいわば家族主義的な生活をしているこ… 2018/12/25
特集 「沖縄はトレジャーアイランド」 加藤代表に聞く カトープレジャーG 全国で多岐にわたるレジャー事業のトータルプロデュースを手掛けるカトープレジャーグループ。県内では子会社のKPGホテル&リゾートがオキナワグランメールリゾートとカフーフチャクコンド・ホテルを運営。またグランディスタイル沖縄読谷ホテル&リゾートの新設を予定している。加藤友康代表取締役兼CEOに話を聞いた。 ―カトープレジャーグループについて。 「トータルプロデュースや業態開発のできる会社というこ… 2018/11/30
特集 【日報の本棚】北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅政権実録 李相哲著 韓国では2017年5月の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足以来、慰安婦問題、徴用工問題などで対日関係が緊張の度を増しているが、一方で北朝鮮に対しては凄まじい勢いで融和政策が進行している。同書では、米朝首脳会談などの最近のニュースを盛り込みながら、半島問題を攪乱(かくらん)する文政権の目的を読む。著者は龍谷大教授。 序章「左派に占領された韓国メディア」では、文政権主導のもと、国家レベルで進む「積弊… 2018/11/09
特集 翁長氏「不徳の致すところ」 政界引退も示唆 午後8時半の各社による開票速報で城間氏当選を知った翁長政俊氏の事務所では、重苦しい雰囲気に包まれ、支援者らは肩を落とした。翁長氏は知事選、豊見城市長選での保守陣営の敗戦に触れ、「三度目の正直でこの那覇市で勝利し、皆さんと共に新しい那覇市を作る強い決意で挑んだが、私の不徳の致すところでこういう結果に至った。大変申し訳なく思う」と敗戦の弁を述べた。また自身の今後について「一般人としてこれからも政治に… 2018/10/22
特集 当確、投票終了と同時 城間氏喜びの声、支持者から政権批判も 21日の那覇市長選挙で当選した城間幹子氏の陣営では、投票終了と同時に当確情報がテレビで伝えれると歓喜の声が上がった。城間氏はカチャーシーを舞い、万歳三唱した。 城間氏は「今回の勝利で新たな那覇市政の歴史を積み重ねたい。平和でなくては市民の幸せは打ち立てられない。県政を支えるべく、市政運営にまい進する」と述べ、改めて玉城県政と共に歩む決意を示した。 2018/10/22
特集 【解説】辺野古反対で主導権確保 玉城知事の支持基盤強化 那覇市長選では、玉城デニー知事が支援する城間幹子氏が再選された。誕生したばかりの玉城県政は、もともと那覇市政とは連携関係にあったが、城間氏の再選で、足元の支持基盤をさらに強化した。玉城知事を支え、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する革新リベラル勢力は、市長選で豊見城市に続き2連勝。県都決戦で知事選の結果を再現し、県内政局の主導権を引き続き確保した。 今選挙も知事選と同様の「革新リベラル勢力」… 2018/10/22
特集 城間氏が圧勝で再選 玉城県政と連携強調 那覇市長選 任期満了に伴う那覇市長選は21日投開票され、無所属現職の城間幹子氏(67)が7万9677票を獲得、無所属新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=に約3万7000票差をつけて圧勝で再選を果たした。玉城デニー知事が就任以来、支援する候補は市長選で2連勝。県政と県都の連携関係も継続することになり、玉城県政へのさらなる後押しになりそうだ。 城間氏は選挙戦で1期4年の実績を強調。中… 2018/10/22
特集 市政死守か刷新か 那覇市長選きょう投開票 任期満了に伴う那覇市長選は21日投開票される。安倍政権が支援する無所属新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=と、玉城デニー知事らが支援する無所属現職の城間幹子氏(67)の一騎打ち。玉城県政を支える革新リベラル勢力が知事選から続く勢いを示すか、保守中道勢力が一矢報いるかが焦点。投票は市内54カ所で行われる。 2018/10/21
特集 着手率を「達成率」と誤表記 玉城知事公式LINE 城間那覇市長 玉城デニー知事が無料通信アプリLINE(ライン)を通じて発信した、城間幹子那覇市長の「1期目の公約達成率96%」という表記が誤りであることが、城間氏選対事務所関係者への取材で18日までに分かった。正確には「公約着手率96%」。八重山日報社の取材に対し城間陣営の関係者は玉城氏へ「訂正するよう伝える」と話した。 「達成率」と発信されたのは17日午前8時2分。「今日は『城間みきこ』那覇市長がいかにす… 2018/10/19
特集 翁長氏「現市政でたらめ」 城間氏「玉城知事と働く」 那覇市長選で舌戦 那覇市長選(21日投開票)で、新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=、現職の城間幹子氏(67)が激しい選挙戦を繰り広げている。17日の街頭演説で翁長氏は「現市政で市民サービスは低下した。子どもたちに夢と希望のある新しい環境を与えよう」、城間氏は「玉城デニー新知事とともに沖縄の未来に向かって歩む。那覇市を高みに押し上げるため大きな力を貸してほしい」と訴えた。 翁長氏は、2… 2018/10/18
特集 【日報の本棚】平和バカの壁 ケント・ギルバート、ロバート・D・エルドリッヂ著 米国カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏と、元在沖縄海兵隊政務外交部長のロバート・D・エルドリッヂ氏が「近い将来、日本を滅ぼしかねない諸問題」を真剣に語る「平和バカの壁」が産経新聞出版から刊行された。 両者の対談は「危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告」に続く第二弾。「戦争ができない国の致命的なデメリット」「アメリカ国民は戦争を支持する」「戦い続ける国と戦わなくなった国」「国のために戦え… 2018/10/16
特集 翁長、城間氏の一騎打ち 市長選告示、知事選の対決再現 那覇 任期満了に伴う那覇市長選挙が14日告示され、新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=と現職の城間幹子氏(67)の立候補を届け出た。安倍政権が支援する翁長氏と、玉城デニー知事や革新リベラル勢力を背景とする城間氏が対決。知事選と同様の構図が再現された。1期4年の城間市政の評価、経済振興、那覇軍港移設などが争点。21日に投開票される。 出陣式で翁長氏は「市の発展は沖縄の発展に繋… 2018/10/15
特集 【解説】辺野古反対の新市長誕生 辺野古反対の新市長誕生 豊見城市長選 豊見城市長選は、新人の山川仁氏が保守系2候補を破り、革新市政を奪還した。山川氏は「翁長雄志前知事の思いを豊見城市でもしっかりと受け継ぐ」と述べ、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する玉城デニー知事を側面支援する考えを改めて強調した。現在、県内11市中、9市に安倍政権に近い保守系市長が在任しているが、山川氏の当選で一角が崩れる。基地負担軽減策として辺野古移設をスムーズに進めたい安倍政権にとっては知… 2018/10/15
特集 「豊見城の新時代に」 山川氏、支持者と喜び爆発 豊見城市長選で勝利した山川仁氏は、当確のニュース速報が流れると笑顔を見せ、支持者らと喜びを分かち合った。興奮のるつぼと化した選対事務所では、玉城デニー知事や支持者らがうれしさと興奮のあまり乱舞。年齢が近い支持者らが山川氏を胴上げする場面もあった。 あいさつに立った山川氏は20年近く続いた保守市政を終わらせたと強調し「また新たな豊見城市が作れる。玉城デニー新知事と共に新時代の沖縄の玄関口になれる… 2018/10/15
特集 「一連の行動の結果」 現職の宜保晴毅氏 午後10時の開票速報で山川氏の当選が分かると、宜保晴毅氏(50)がいる会場は落胆の空気に包まれ、支援者らは肩を落とした。2期8年に渡って市長を務めた晴毅氏にとって、今回の選挙はこれまでとは異なり、政党の支援を受けない「市民党」として臨んだ。 晴毅氏は、支援者への感謝の気持ちを口にした後、「皆さまにご心配をかけた一連の行動がこういう結果になったと、本当に反省している。一市民として豊見城市発展のた… 2018/10/15
特集 「団結したが申し訳ない」 宜保安孝氏敗戦の弁 宜保安孝氏(41)の事務所は、午後10時ごろ、山川氏の当確情報が流れると重い空気に包まれた。安孝氏は支持者や関係者を前に「これだけ多くの市民の方々が豊見城市の将来のために一致団結したが、申し訳ない」と頭を下げた。また今後の市政について「山川陣営には、しっかりと良い豊見城市を作ってもらいたい」と語った。 選対本部長の島袋大県議は、今回の敗戦は先輩である自分の責任とした上で「選対を預かる者として、… 2018/10/15