中国ヘリ発艦で引き返す 尖閣周辺で飛行の民間機 機長、当時の状況証言
3日に民間機で尖閣諸島(石垣市)上空に向かったとされるパイロットの男性が6日までに、八重山日報の取材に応じ、当時の状況を証言した。新石垣空港を出発し、尖閣諸島上空まで10数㌔の距離に達したが、海上保安庁から無線で「周辺を航行する中国船からヘリが飛び立ったため危険」と退避を促す警告を受け、引き返したという。尖閣周辺海域では中国艦船が日本漁船の操業を妨害しているが、民間人が上空から尖閣諸島に接近する…
2025/05/07
中国ヘリ発艦で引き返す 尖閣周辺で飛行の民間機 機長、当時の状況証言
3日に民間機で尖閣諸島(石垣市)上空に向かったとされるパイロットの男性が6日までに、八重山日報の取材に応じ、当時の状況を証言した。新石垣空港を出発し、尖閣諸島上空まで10数㌔の距離に達したが、海上保安庁から無線で「周辺を航行する中国船からヘリが飛び立ったため危険」と退避を促す警告を受け、引き返したという。尖閣周辺海域では中国艦船が日本漁船の操業を妨害しているが、民間人が上空から尖閣諸島に接近する…
2025/05/07
【視点】今年も前進しない改憲論議
米軍基地問題の根本的な問題は何か。そう問い直すと、日本の安全保障を事実上、米国に委ねているという国のあり方に行きつく。 日本がそのような国になっているのは、ほかならぬ憲法にこう書いてあるからだ。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」。 9条に定められた交戦権の否認、戦力の不保持もある。自国で軍隊を持てない以上、他国に守ってもらうほかない。 だ…
2025/05/04
「改憲は違憲だ」 市民団体が記念日に集会
平和憲法を守る八重山連絡協議会(平地ますみ共同代表ら)は「憲法記念日」の3日、新栄公園内の「九条の碑」前で集会を開いた。約60人が参加し、リレートークで、戦争放棄をつづる「憲法9条」の大切さや、平和の尊さを訴えた。 平地共同代表は「学校でも憲法を学ぶことが少なくなっていており、一人ひとりが学び合うことが必要だと思う。しかし抑止力が必要だといい、首相をはじめ政治家が憲法改正に動いている。私たちは…
2025/05/04
宿泊税「予定通り提案を」 知事の方針転換に猛反発 観光業界と5市町村要請
沖縄県が2026年度の導入を目指す観光目的税の宿泊税を巡り、観光関連団体でつくる沖縄ツーリズム産業団体協議会と石垣市など5市町村は1日、玉城デニー知事に対し、当初の予定通り県議会6月定例会に条例を提案するよう要請した。玉城知事は4月、宿泊税の制度設計を再構築するため、6月定例会への条例提案を見送る意向を表明していた。同協議会と5市町村は「これまで積み重ねてきた議論の趣旨に反する」と方針転換に猛反…
2025/05/02
「沖縄から国動かす」 奥間氏が出馬表明 参院選
今夏の参院選沖縄選挙区に立候補する元那覇市議の新人、奥間亮氏(38)=自民公認=が4月30日、那覇市内のホテルで正式な出馬表明会見を開き「沖縄から国を動かしていく」と決意を語った。「平和で豊かな島をつくる」「暮らしの『現場』から政治を変える」をスローガンに掲げた。 自らの政治姿勢について「この国を支えているのは地方自治体。住民に一番近い市町村の議員を12年間務めたことにプライドと誇りを持ってい…
2025/05/01
初夏の幕開けを彩る 西表島で初のパインフェス
西表島特産のパイナップルの魅力を発信する「西表島パイナップルフェスティバル」(主催・同実行委員会)が26日、西表上原のトゥドゥマリ浜で初めて開催され、島内外から訪れた多くの人々で賑わった。 「春のピーチパイン収穫祭」と銘打たれたこのフェスティバルは、旬を迎えたパイナップルの出荷開始を祝うとともに、そのおいしさを広くPRしようと企画。これまで個々に行われていた出荷式に代わり、西表島トロピカルフル…
2025/05/01
海自艦が事実上の拠点化 石垣港、台湾有事で抑止力
石垣港では近年、海上自衛隊の艦船や船舶の寄港が増加している。今年は4月までに訓練支援艦や護衛艦、掃海艇、水中処分母船などが寄港。昨年は海自最大の艦船「いずも」が石垣島の沖合に停泊した。在日米海軍も1年に1回のペースで艦艇を派遣している。台湾有事が危惧される中、抑止力を示す上で、石垣港は既に日米両艦船にとって事実上の拠点港として機能している。 台湾有事を想定し、政府は明言を避けながらも自衛隊によ…
2025/04/30
鳥居撤去「見直しを」 三重の塔改修で署名活動
三重県出身の戦没者を慰霊するため平和祈念公園(糸満市)に建立された「三重の塔」の改修計画を巡り、沖縄県出身の女性が、慰霊の思いを継承しようと計画の一部を見直すよう求める署名活動を始めた。改修計画では、神社を模した鳥居などが撤去されることになっている。署名活動している浦添市出身の会社員、高里智佳さん(32)は「鳥居は三重を象徴する施設。遠い南の島で亡くなった戦没者に、せめて故郷を感じてほしいという…
2025/04/30
【視点】「オール沖縄」存在意義失われた
「オール沖縄」勢力の連敗ドミノが止まらない。 うるま市長選は自公が推す現職、中村正人氏が玉城デニー知事に支援された元県議、照屋大河氏らを破って再選を決めた。県内11市で「オール沖縄」勢力の市長がゼロという状況は今後も続く。 「オール沖縄」勢力は県民の信を失っている。さらに言えば「オール沖縄」勢力の存在意義そのものが失われている。玉城県政はこの現状を真正面から受け止め、基地反対に偏重するのでは…
2025/04/29
男子カナミネ、女子大喜産業V マスターズ、2大会ぶり武南興業 日報杯バレー
第45回八重山日報杯バレーボール大会(主催・㈱八重山日報社、共催・八重山バレーボール協会)は27日、石垣市総合体育館メインアリーナで開催された。一般男子、一般女子、マスターズの3部門に14チームが参加した。 一般男子は、決勝でハウスクリーニングカナミネが前大会優勝の大喜産業に2―0とストレートで勝利し、2大会ぶりの優勝を果たした。一般女子は大喜産業が大会連覇を達成。マスターズは武南興業が2大会…
2025/04/29