要配慮者、宮古・八重山7600人 武力攻撃想定し図上訓練 県庁
県は、他国からの武力攻撃が起こる事態を想定し、先島諸島の全住民を九州・山口各県に避難させるための国民保護共同図上訓練を30日、県庁で実施した。国、県、市町村や民間企業など約70団体から、オンラインも含め約400人が参加。県は病気や妊娠など、避難の際に行政の支援が必要とされる「要配慮者」の概数は宮古、八重山で7663人に上ると報告した。
2025/01/31
要配慮者、宮古・八重山7600人 武力攻撃想定し図上訓練 県庁
県は、他国からの武力攻撃が起こる事態を想定し、先島諸島の全住民を九州・山口各県に避難させるための国民保護共同図上訓練を30日、県庁で実施した。国、県、市町村や民間企業など約70団体から、オンラインも含め約400人が参加。県は病気や妊娠など、避難の際に行政の支援が必要とされる「要配慮者」の概数は宮古、八重山で7663人に上ると報告した。
2025/01/31
知事「県民の信頼を回復」 米事務所問題で県が検証委
沖縄県の米国ワシントン事務所が株式会社として設立され、地方自治法などに違反して運営されていた問題で、県は29日、有識者6人で構成する「ワシントン駐在に関する調査検証委員会」(委員長・竹下勇夫弁護士)の初会合を県庁で開いた。3月までにこの日を含め計5回の会合を開き、法人設立の適法性などに関する報告書を提出する。
2025/01/30
黒島で恒例の大綱引き 北が勝利、豊漁の年に
旧正月の29日、黒島東筋支会(又吉清眞支会長)が恒例の旧正月行事を黒島伝統芸能館前広場で開催し、多くの島民や郷友会メンバーらが五穀豊穣と無病息災を祈った。大綱引きでは北と南に分かれ、約70人が力いっぱいに綱を引き合った。 同行事は午後2時過ぎ、祭りの開始を知らせるドラを鳴らしてスタート。御嶽での祈願を終えた又吉恵美子神司の到着後、島民らは南北の道路沿いに分かれ、「正月ユンタ」を唄い、新年を祝っ…
2025/01/30
地域外交「成果にこだわって」 有識者5人が県に提言
沖縄県が「地域外交」の推進に向け、有識者からの提言を受ける「アドバイザリーボード会議」が28日、県庁で開かれ、玉城デニー知事らが出席した。5人の委員からは、外交で沖縄の県益につながる具体的な成果を出すよう求める声が上がった。玉城知事は「沖縄は平和の緩衝地帯を樹立したい」と述べ、今後の地域外交の展開に期待感を示した。
2025/01/29
「日本に滅ぼされた」史観に対抗 明治期の琉球処分でセミナー
日本沖縄政策研究フォーラム(仲村覚理事長)は27日「『琉球処分被害者史観』に対抗する」をテーマにしたセミナーを那覇市のともかぜ振興会館で開いた。仲村氏は明治時代の琉球処分によって「琉球は日本に滅ぼされた」という言説について「沖縄の人々のアイデンティティや精神衛生、そして日本の安全保障にも悪影響を及ぼす可能性がある」と批判した。 県内ではメディアが琉球史に言及する際、「日本が琉球を併合した」など…
2025/01/29
【視点】「オール沖縄」は存在意義失った
改めて「オール沖縄」は終焉(しゅうえん)に近づいているとの思いを強くする。26日投開票の沖縄市長選で、自民、公明が推薦した前県議の新人、花城大輔氏が、社民、共産、立民、社大推薦の「オール沖縄」の対立候補を破り、初当選した。今月の宮古島市長選でも、保守系新人で県知事公室長などを歴任した嘉数登氏が「オール沖縄」に支援された現職の再選を阻んだ。「オール沖縄」は今年に入り、2連敗となった。 沖縄市、宮…
2025/01/28
人間国宝認定祝う 新垣幸子氏たたえ230人来場
昨年10月に国の重要無形文化財「八重山上布」保持者(人間国宝)に認定された新垣幸子氏(79)を祝う記念祝賀会(同実行委員会主催)が26日夜、市内のホテルで開催された。230人が来場し、新垣氏の功績を振り返り、認定を祝った。
2025/01/28
防衛相搭乗ヘリにトラブル 新石垣に予防着陸、与那国駐機 陸自
与那国空港に着陸した陸上自衛隊第15旅団(那覇)のヘリ部隊・第15ヘリコプター隊に所属する大型ヘリ(CHー47JA)1機が23日、機体トラブルで離陸できず、同空港に駐機している。隊員が原因を調査中で、同日午後5時現在、飛行再開の時期は未定。同機は22日に与那国島を訪れた中谷元・防衛相が新石垣空港でいったん搭乗したヘリだった。
2025/01/24
【視点】防衛相来島 国境離島の現状把握を
日本の安全保障の最前線となっている国境離島の現状を確認した。中谷元防衛相が21日から2日間、八重山の3市町を視察した。 国境の防衛強化、有事の際の避難体制など、八重山が抱える課題に対し認識を新たにする機会になったはずだ。住民の不安を直接聞くことができたのも大きい。米軍基地問題を抱える沖縄本島とはまた違った国境離島の声を、今後の防衛政策に生かしてほしい。 台湾から約110㌔の与那国町で糸数健一…
2025/01/24
比川新港の整備要請 糸数町長、防衛相に
与那国町の糸数健一町長は22日、中谷元・防衛相との面談後、報道陣の取材に応じ、中谷氏に求めた比川新港(仮称)の整備について「厳しいかもしれないが、私の希望としては、それだ。島の発展のために、新しい港湾が必要だ」と強調した。町は比川新港と与那国空港の特定利用空港・港湾指定を求めている。 糸数氏は昨年末、取材に対し「国に意思があり、県も協力する場合、私が町長在任中なら『お願いします』と求める。説明…
2025/01/23