【視点】米艦船入港 16年前とは一変した
隔世の感がある。2009年に米海軍の掃海艇が初入港した石垣港には反対派が大挙して港に押しかけ、乗組員らの上陸を阻止するため「人間の壁」をつくって出入口を強行封鎖した。乗組員らは正面から反対派を突破し、現場は大混乱になった。 当時の大浜長照市長は非常事態を宣言し、港湾担当課に対し、米艦船への一切の協力を拒むよう指示した。 あれから16年。米海軍の揚陸艦が石垣港に入港したが、反対派の姿はまばらで…
2025/02/28
【視点】米艦船入港 16年前とは一変した
隔世の感がある。2009年に米海軍の掃海艇が初入港した石垣港には反対派が大挙して港に押しかけ、乗組員らの上陸を阻止するため「人間の壁」をつくって出入口を強行封鎖した。乗組員らは正面から反対派を突破し、現場は大混乱になった。 当時の大浜長照市長は非常事態を宣言し、港湾担当課に対し、米艦船への一切の協力を拒むよう指示した。 あれから16年。米海軍の揚陸艦が石垣港に入港したが、反対派の姿はまばらで…
2025/02/28
「日本政府に聞いたほうが早い」 米事務所の業務で大浜氏 県議会一般質問
県議会2月定例会では27日、石垣市区選出の大浜一郎氏(自民)が一般質問で登壇した。米国ワシントン駐在事務所の業務について溜政仁知事公室長は「米トランプ政権の情報収集を行っている」と説明したが、大浜氏は「政府レベルのインテリジェンスに地方自治体が関与できると思っているのか。日本政府に聞いたほうが早い」と一蹴した。
2025/02/28
全港湾、自宅待機を回避 協会の要請受けて判断
海上自衛隊訓練支援艦くろべと、米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)の石垣港入港を受け、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が県内全域の港湾で検討していた26日午後からの自宅待機を回避した。港運事業者でつくる沖縄港湾協会が県、石垣市などに労働者の安全確保と、自衛隊と米軍に対して緊急時以外の港湾利用を自粛するよう要請したことを受けて判断した。県内各港湾では通常の荷役業務が行われた。 …
2025/02/27
日米艦船が石垣入港 有事抑止へ存在感誇示
在日米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)と、海上自衛隊訓練支援艦くろべ(呉基地所属)が26日午前、石垣港に入港した。両艦は南ぬ浜町新港地区クルーズバース岸壁に接岸。28日まで同岸壁に停泊する。
2025/02/27
艦船入港で自宅待機検討 全港湾、県内物流ストップも 石垣市長「業務行って」
米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)と、海上自衛隊訓練支援艦くろべの石垣港入港を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部は、「業務に関係ない通常とは異なる船が入る。安全を確保できない」として、県内全域の港湾で組合員の自宅待機を検討している。25日、関係者が取材に応じた。実際に自宅待機が行われた場合、県内全域で港湾の物流がストップする可能性がある。
2025/02/26
「政治的思惑で拒否せず」 日米艦船寄港で石垣市長
米海軍の輸送揚陸艦サンディエゴ(佐世保基地所属)と、海上自衛隊訓練支援艦くろべが26日の石垣入港を申請している件で、石垣市の中山義隆市長は25日「安全性に問題なければ、政治的な思惑で拒否するのは良くない」と述べ、改めて入港を容認する考えを示した。記者懇談会で報道陣の質問に答えた。 入港の目的について中山市長は「通常入港で、休養や補給だと思う。安全性に問題がないので許可した」と説明した。市港湾課…
2025/02/26
陸域からサンゴ保全考える 本島在住者が石垣でツアー
「石垣島のサンゴ礁白化現象を一緒に止める!島の海~畑~山でサンゴにやさしい取り組みを応援するボランティアツアー」(主催・沖縄県)が23日から3日間の日程で開催されている。離島が抱える困りごとを沖縄本島在住者と一緒に解決に向けて取り組み、観光より一歩深い島民との交流や島の関係人口を創出することを目的とした取り組み。今回のツアーでは3日間で陸域からサンゴ礁保全を考えるプログラムが用意された。
2025/02/25
米軍艦、海自艦の寄港に抗議 新石垣「特定利用」も反対
米海軍艦と海自艦の石垣寄港計画を巡り、石垣島の平和と自然を守る市民連絡会(上原秀政、白玉敬子共同代表)と、平和憲法を守る八重山連絡協議会(大浜明彦、平地ますみ共同代表)は21日、市内で会見し抗議し中止を求める声明を連名で発表した。連絡会は単独で新石垣空港の特定利用空港指定に反対する声明を発表した。 日米の艦船寄港について、声明では「島を戦場にさせない強い決意を持って、石垣入港に断固抗議し、中止…
2025/02/22
台湾航路「経済振興に寄与」 新空港の特定利用指定要望 中山市長が施政方針
石垣市の中山義隆市長は市議会3月定例会初日の21日、議場で2025年度施政方針演説をした。同年度中に予定されている市が主導する石垣―台湾基隆定期フェリーの就航について「八重山圏域における経済の振興に大いに寄与する」と強調。新石垣空港の「特定利用空港」指定を国、県に要望し、大型機の離発着が可能となる滑走路の延長、エプロンの拡張などを進めたい考えを示した。
2025/02/22
【視点】「特定利用」なぜ3施設だけか
沖縄県が新石垣空港、宮古空港、中城湾港の「特定利用空港・港湾」指定に同意する方向で検討を始めた。地元自治体からも空港・港湾機能の強化を求める声が上がっており、県がようやく同意に前向きな姿勢を示したことは評価できる。 だが、台湾に近く有事への懸念が根強い与那国町の与那国空港などは同意の対象から外れている。県が指定に同意するとしても、なぜ3施設だけなのか。 政府が「特定利用空港・港湾」の指定を進…
2025/02/21