飛沫感染防止策広がる ビニール使い手製で設置 離島ターミナル
中国を発生源とする新型コロナウイルス感染症の患者が八重山で初めて確認されたことを受け、ユーグレナ石垣港離島ターミナルの各店舗では、受付と客の間にビニールで仕切りを作るなど、それぞれの窓口で飛沫(ひまつ)感染防止策が広がっている。 特産品販売などを行う「とぅもーるショップ」ではレジ机の真上に設置した木板からビニール板を垂らし、店員と客との間に遮蔽(しゃへい)物を設置した。 同店を運営する㈱石垣…
2020/04/15
飛沫感染防止策広がる ビニール使い手製で設置 離島ターミナル
中国を発生源とする新型コロナウイルス感染症の患者が八重山で初めて確認されたことを受け、ユーグレナ石垣港離島ターミナルの各店舗では、受付と客の間にビニールで仕切りを作るなど、それぞれの窓口で飛沫(ひまつ)感染防止策が広がっている。 特産品販売などを行う「とぅもーるショップ」ではレジ机の真上に設置した木板からビニール板を垂らし、店員と客との間に遮蔽(しゃへい)物を設置した。 同店を運営する㈱石垣…
2020/04/15
【視点】感染初確認 拡大抑止に全力を
東京などの大都市圏や沖縄本島で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中「時間の問題」と言われていた八重山での感染者確認が現実のものになった。県は13日、石垣市の20代の飲食業男性と60代女性がPCR検査で陽性だったと発表した。 2人とも感染経路は特定されておらず、県は市中感染の可能性を指摘している。その場合、発症していない水面下の感染者が相当数いる可能性も覚悟する必要があり、今後とも八重山で感染が…
2020/04/15
豚熱の移動制限、全て解除 3カ月ぶり 全農場で陰性を確認
県は14日、豚熱(CSF)に感染した豚の養豚場から半径3キロ圏内の豚の移動を禁じる「移動制限区域」を解除した。県内での制限は、感染確認から約3カ月で全てなくなった。 玉城デニー知事は、この日の記者会見で「養豚は沖縄の重要な産業。関係機関と連携して振興を図る」と話した。 県によると、うるま市の養豚場で1月、沖縄では1986年10月以来の感染を確認した。その後、この養豚場も含めて計7例の感染が判…
2020/04/15
県内で小クラスター発生 新型コロナ、家庭で2次感染か 専門家会議
県が13日夜、県医師会館で開いた新型コロナウイルス感染症専門家会議(座長・藤田次郎琉大教授)の第3回会合で、小規模のクラスター(感染者集団)が発生しているとの認識が示されたことが分かった。会合後、県幹部が報道陣に明らかにした。 県幹部によると専門家会議の委員は、3月末から4月初旬に来県した旅行者から感染した県民が、家庭内でさらに感染を広げる「2次感染」が始まっていると見ている。今月に発症した患…
2020/04/15
肉牛セリ値下落続く 新型コロナで需要低迷 八重山家畜市場
八重山地方の黒毛和種子牛(生後8~10カ月)の今月のセリが13、14の両日、石垣市の八重山畜産市場で行われ、1頭当たり平均価格51.0万円(税抜き)で取引された。新型コロナウイルスの感染拡大で値崩れした3月の前回価格よりも値を落とし、下落傾向が続いている。 市場では両日で計660頭の子牛がセリに掛けられた。平均価格は53.3万円だった3月より2.3万円下がった。 3月は感染の広がりに伴う需要…
2020/04/15
コロナ「自分も症状」「患者だれ」 電話相次ぎ治療に支障 八重山病院
石垣市で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された2人が入院する県立八重山病院に、市民から電話による問い合わせが相次いでいる。自分も感染していないかどうかを確かめたり、感染者の個人情報を聞き出そうとしたりする内容。病院職員が対応に追われて医療行為に差し障りの出る可能性があり、県は電話を控えるよう市民に呼び掛けている。 「熱やせきの症状があるのだが、うつったのではないか」 石垣市での感染確認が…
2020/04/15
八重山で感染者初確認 石垣市の飲食業など2人 新型コロナ、県内合計72人
県は13日、新型コロナウイルス感染者が県内で新たに7人確認され、このうち男女2人が石垣市在住だと発表した。八重山地区で患者が確認されたのは初めて。沖縄本島以外でも初確認の事例となる。県内で確認された感染者数は計72人になった。新たな感染者はいずれも軽症。玉城デニー知事は「八重山地域の感染拡大防止に全力を尽くす」と表明した。 石垣市の感染者は飲食業の20代男性と職業確認中の60代女性とで、2人に…
2020/04/14
専門家会議で意見聴取 県、感染者急増を受け
県の新型コロナウイルス感染症専門家会議(座長・藤田次郎琉大教授)が13日夜、県医師会館で開かれた。約1週間で新たに約50人の患者が県内で確認され、県は局面が変わったと判断。専門家会議を招集した。 感染状況の評価や医療提供、入院体制の方針などがテーマ。軽症者を収容し療養する宿泊施設の運営や、離島医療体制についても議論を行った。 冒頭のあいさつで保健医療部の大城玲子部長は「病床の確保に課題がある…
2020/04/14
石垣2人は「移入例」 感染者搬送体制を整備へ
13日に石垣市で確認された新型コロナウイルス感染者について、県保健医療部の糸数公統括監は、観光客や島外に渡航した島民から感染した可能性が高い「移入例」との見方を示した。「地域内で広がることが心配される。離島の医療資源は限られる。拡大させないよう調査を行い、患者が広がった時の準備をする」と説明した。 県は、八重山病院が満床になった場合の本島への重症者移送について、自衛隊や海保と調整している。海保…
2020/04/14
観光業者「最悪の事態」 新型コロナ初確認で苦悩
八重山で13日、ついに新型コロナウイルスの感染者が初確認された。観光客の急減で苦境に陥っている観光業者にとっては、さらに追い打ちをかける事態。経済的な打撃はどこまで広がるのか―。業界の苦悩が続く。 石垣市観光交流協会の大松宏昭会長は「こういう時が来るとは思っていたが、最悪の事態になってしまった」と嘆息。「観光業界は、店舗を閉めたり営業時間を短縮したりと、どんどん疲弊している。一日も早い終息を願う…
2020/04/14