【視点】首相退陣 世論が退路ふさぐ
岸田文雄首相は14日記者会見し、9月の自民党総裁選に出馬しない意向を示した。事実上の退陣表明となる。 自民党議員が政治資金パーティの収入を「裏金」化していた問題で政権不信が高まり、岸田首相の支持率は各種世論調査で20%台まで低下。次期衆院選での政権交代までささやかれる状況に陥った。党内では「岸田首相では戦えない」という雰囲気が広がりつつあった。 岸田政権は2021年10月の発足から約3年で幕…
2024/08/15
【視点】首相退陣 世論が退路ふさぐ
岸田文雄首相は14日記者会見し、9月の自民党総裁選に出馬しない意向を示した。事実上の退陣表明となる。 自民党議員が政治資金パーティの収入を「裏金」化していた問題で政権不信が高まり、岸田首相の支持率は各種世論調査で20%台まで低下。次期衆院選での政権交代までささやかれる状況に陥った。党内では「岸田首相では戦えない」という雰囲気が広がりつつあった。 岸田政権は2021年10月の発足から約3年で幕…
2024/08/15
「特定利用」指定阻止で一致 3氏、抑止力強化反対も オール沖縄
玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が衆院沖縄4区の候補者を一本化するための公開討論会(主催・オール沖縄衆院選沖縄4区選考委員会)が12日、大濱信泉記念館で開かれた。地域政党「沖縄うない」の比嘉京子氏(73)、れいわ新選組の山川仁氏(49)、立憲民主党の金城徹氏(70)が参加した。3氏とも南西諸島で政府が進めている抑止力の強化に反対。有事を見据え、自衛隊が利用しやすいよう公共施設のインフラ機…
2024/08/13
オール沖縄は「緩やかに消滅」 野党は是々非々で対峙を 翁長政俊氏インタビュー(下)
―「オール沖縄」の運動をどう総括するか。 「辺野古の反対闘争は、県政の喉に刺さったトゲのような政治問題になり、30年が経過してしまった。現在は埋め立て工事が進んでいるが、反対運動が普天間飛行場の危険性を放置させ、経済振興を遅滞させていることは事実だ。反対運動が移設を足踏みさせる時間だったことは間違いないが、歴史的な時間軸から言うと、移設が完成すれば『あの30年は何だったのか』ということになる」…
2024/08/11
「辺野古ワンイシュー」に矮小化 基地問題、オール沖縄 翁長政俊氏インタビュー(中)
―2013年1月、当時那覇市長だった翁長雄志氏が中心になり、県内41市町村の代表が安倍晋三首相に建白書を提出し、普天間飛行場の県内移設反対などを訴えた。翁長氏は建白書を安倍首相に渡したあと、銀座でデモをしたが、沖縄に対するヘイトスピーチに遭い、辺野古移設反対の闘争に突入する決意を固めたと自ら言っている。 「私は後付けの理由だと思う。翁長氏は那覇市議、県議、那覇市長をやったベテランの保守政治家だ…
2024/08/09
【視点】鎮魂の場 政治と切り離せ
鎮魂の場と政治は切り離すべきだ。長崎市は「原爆の日」の9日に開く平和祈念式典にイスラエルを招待しない方針を示し、日本を除く先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)が同市に懸念を表明。6カ国の駐日大使が式典欠席を発表する事態になっている。 長崎市の鈴木史朗市長は、イスラエルを招待しない理由について「政治的な理由ではなく、あくまで平穏かつ厳粛な雰囲気の下で式典を円滑に実施したいという思い」と説明した。…
2024/08/09
前知事、戦略で「革新」に軸足 自民重鎮「オール沖縄」誕生語る 翁長政俊氏インタビュー (上)
6月の県議選で、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が大敗し、沖縄の政治情勢は大きく変わろうとしている。自民党県連の重鎮で、現在は同顧問を務める翁長政俊元県議(75)=石垣市出身=が、7日までに八重山日報のインタビューに応じた。 ―玉城知事と対立する野党が48議席中28議席を占めた一方、与党は大敗した。 「自民県連は選挙情勢が厳しい選挙区を重点地区と定め、党組織と経済界の力を借りて集中的…
2024/08/08
中国船4隻が領海侵入 尖閣周辺、今年31日目
第十一管区海上保安本部によると、7日午後4時13分ごろから29分ごろにかけ、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船4隻が相次いで領海侵入し、午後5時45分ごろから6時ごろにかけ、いずれも領海を出た。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは7月16日以来で、今年31日目。 4隻は「海警2204」「海警2202」「海警2201」「海警2103」で、いずれも機関砲らしきものを搭載している。海保の巡視船が…
2024/08/08
住民避難に市民の声反映 意見交換終了、検討本格化 石垣市
石垣市は6日夜、国民保護に係る住民避難実施要領について、意見交換会を市役所で開催した。市はこれまで、市民会館や伊原間・川平両地区で意見交換会を開催しており、今回が4回目で最後の意見交換会となる。市は意見交換で出た声を今後の国や県との協議に生かし、避難計画の検討を本格化させる。 計画では、武力攻撃がない状態で新石垣空港から1日45便を出し、6日間で石垣や竹富、観光客も含めて全員を避難させる。 …
2024/08/07
【視点】有事の備え、防災と同様に
「有事」とは戦争または戦闘状態であり「有事に備える」と言うと眉をひそめる人も多い。だが現在の沖縄を取り巻く国際情勢を考えると、台風や地震といった災害対策と同様に、住民レベルでも有事への備えを進めておくべきだ。石垣市が1日から住民避難に関する意見交換会を各地で開いたのは、市民に対する啓発としても意義が大きい。 市は他国からの武力攻撃が予測される状況で、全住民や観光客を島外に避難させる案を提示した…
2024/08/07
新城幸也56位 パリ五輪自転車「感慨深い」
パリ五輪自転車競技は3日(現地時間)、トロカデロ広場を発着点に郊外を走る273㌔のコースで行われ、石垣市登野城出身の新城幸也(39)=バーレーン・ヴィクトリアス=が6時間28分31秒で完走した。先頭から8分57秒遅れの56位(90人中)で自身4度目の五輪を終えた。単騎出場ながら健闘した。
2024/08/06