進む大型化・重武装化 中国公船の航行長期化 尖閣周辺
尖閣諸島(石垣市)周辺海域で領海侵入を繰り返している中国海警局は近年、警備に当たる海上保安庁の巡視船を圧倒する勢いで船舶の大型化・重武装化と増強を続けている。2012年の尖閣国有化を契機に本格化した中国公船の航行について、笹川平和財団の竹田純一客員研究員は「中国にとって政治任務である以上、簡単には退かないだろう」とさらなる長期化を予測。双方の誤解による偶発的な衝突発生を懸念する。
2019/04/11
進む大型化・重武装化 中国公船の航行長期化 尖閣周辺
尖閣諸島(石垣市)周辺海域で領海侵入を繰り返している中国海警局は近年、警備に当たる海上保安庁の巡視船を圧倒する勢いで船舶の大型化・重武装化と増強を続けている。2012年の尖閣国有化を契機に本格化した中国公船の航行について、笹川平和財団の竹田純一客員研究員は「中国にとって政治任務である以上、簡単には退かないだろう」とさらなる長期化を予測。双方の誤解による偶発的な衝突発生を懸念する。
2019/04/11
【視点】基地負担軽減、空回りする玉城知事
米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止で功を焦る玉城デニー知事の「空回り」が目立つ。 普天間飛行場負担軽減推進会議が10日、官邸で開かれ、玉城知事は、辺野古移設工事の一時的な中断も念頭に、3~6カ月の期間を設定した協議の場を要求した。しかし会議終了後、報道陣の取材に応じた宜野湾市の松川正則市長は「3カ月、6カ月ということではなく、作業部会でしっかり詰めてほしい」と述べ、玉城知事に同調しなかった。菅義…
2019/04/11
辺野古「暴走建設だ」 野党、移設阻止へ来県
立憲民主など野党6党派の国対委員長らは10日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に関し、那覇市で防衛省沖縄防衛局から意見聴取した。立民の辻元清美国対委員長は「ブレーキの利かない暴走建設だ」と批判。衆院沖縄3区補選に辺野古移設反対で立候補した屋良朝博氏の陣営も激励に訪れた。 防衛局からの意見聴取では、出席者から、埋め立て予定海域にある軟弱地盤の調査や改良工事への質問が相次いだ。辻元氏…
2019/04/11
知事、辺野古反対に固執 宜野湾市長「運用停止期限を」 負担軽減推進会議
10日の普天間飛行場負担軽減推進会議で、玉城デニー知事は「普天間の運用停止は、辺野古の移設工事とは切り離した協議をすべきだ」と主張し、辺野古移設阻止に固執する姿勢に終始した。政府側は知事に対し、事実上の「ゼロ回答」で応じた。一方、辺野古移設も選択肢の一つとする松川正則宜野湾市長は、当初「5年以内」とされた普天間の運用停止期限について「2月で期限が過ぎたので、新たな期限の設定を目指して詰めてほしい…
2019/04/11
辺野古反対を前面に 屋良氏が総決起大会 衆院3区補選
21日に投開票される衆院沖縄3区補選に立候補したフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)=無所属=は10日、うるま市で総決起大会を開催した。「辺野古を認めるか、認めないか。民意を尊重するか、できないかの分かりやすい選挙だ」と述べ、辺野古移設反対を前面に掲げた。 屋良氏は同時刻に開かれた沖縄市の総決起大会で支持を訴えた後、うるま市の会場に到着。玉城デニー知事ともに登場した。 屋良氏は、国が県を…
2019/04/11
中国製越境ごみ急増 山口氏、微小プラの脅威語る
第7回南山舎やいま文化大賞(南山舎主催)に山口晴幸氏(70)=横浜市在=が選ばれ10日、石垣市立図書館で授賞式と記念講演が開かれた。同氏は「八重山美ら海の叫び 海洋越境廃棄物の脅威―忍び寄るマイクロプラスチック汚染―」と題した研究が評価された。講演では急増する中国製越境ごみや、マイクロプラスチック(微小プラ)の脅威を語った。
2019/04/11
屋良、島尻氏の一騎打ち 基地、沖縄振興など争点 衆院3区補選
衆院選沖縄3区補選が9日に告示された。いずれも新人でフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)=無所属=と、元沖縄担当大臣の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明、維新県総支部推薦=が立候補を届け出た。米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非、本島中北部の振興策、子どもの貧困対策などの社会保障政策が争点。補選は、玉城デニー氏が昨年の知事選に出馬し失職したことに伴い実施され、21日に投開票される。
2019/04/10
1人だけの入学式に 梅田ももさんを歓迎 大本小
八重山郡内の多くの小中学校で9日、入学式が開かれ、新1年生となった児童生徒らが新たな学び舎の門をくぐった。 この日、石垣市立大本小学校(知念克治校長)では1人だけの入学式が同校体育館で開かれ、新1年生の梅田ももさんの入学を、教職員をはじめ、保護者、地域住民、卒業生らが祝福した。小さいころから同校の行事にも参加しているというももさんは「学校のお兄さん、お姉さんといろんな遊びをしたい」と照れくさそ…
2019/04/10
【視点】衆院補選、争点は「辺野古」だけか
沖縄本島中北部を選挙区とする衆院沖縄3区補選が告示された。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する政党などが支援するフリージャーナリストの屋良朝博氏と、自民公認で公明、維新県総支部が推薦する島尻安伊子氏の一騎打ちだ。沖縄では基地や振興策などの関心が高いが、全国的には安倍政権対野党共闘のモデルケースとして注目されている。 沖縄市で開かれた出発式で、屋良氏は「辺野古の海には絶対に一本の指も触れさせな…
2019/04/10
石橋医師との別れ惜しむ 島民の意識改革に尽力
竹富町立竹富診療所で4年間の任期を終えた石橋興介医師(39)がこのほど、大勢の島民に見送られながら島を離れた。今後は福岡県で実家の病院を継ぐ。後任医師は5月に岩手医科大学から赴任する。石橋医師もしばらくの間、引き継ぎのため定期的に応援に入る。 石橋医師は2015年、医師が不在だった竹富診療所に赴任した。医療講話やウォーキング会など健康イベントを数多く開催するなど、島民からは「熱心なお医者さんが…
2019/04/10